25歳ニート職歴なしから即就職!5つの選択肢を元ニート経験者で現正社員が検証します
ニートの私でも就職できた方法とは?
「25歳でニートって、もしかして、、やばい?」「もう正社員で就職するなんて無理なのかな。。」と悩んでいませんか?空白期間が長くなればなるほど、「このままじゃいけない」という気持ちが強くなって、焦ってしまうお気持ちはよくわかります。
特に25歳という年齢は、周りが仕事にも慣れてキャリアアップで転職したりするような時期。それに引き換え、自分は大した職歴もなく、今まで何をやってきたのだろうと絶望する毎日。。過去の私はそんな状態でした。
実は私も「大学中退の高卒」「2ヵ月で短期離職(職歴なしより言いづらい職歴。。)」「ニート期間2年ほど」というボロボロの経歴のため、人生が思うようにいかず、半ば引きこもりで数か月過ごしたこともあります。
現在28歳。大学中退後、しばらくニート期間を過ごして短期バイトや派遣を続けていくが、25~26歳まで再度ニートになってしまう。合計2年のニート歴がある中、26歳で就活を始め、秘書の正社員として就職する。同じ悩みを持つ方に向けて役に立つ情報を配信中。
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でも、こんな私でも、26歳の時に正社員就職できました。事務系の仕事に就いて、今安定した生活を送っています。特に才能があるわけでも特技があるわけでもないです。間違った就活さえしなければ、きっといい結果が出ます。
今回は、「25歳・ニート経験者・職歴なし」の状況から正社員就職するために、5つの就活の選択肢を検証していきます。
職歴なしニート…これでも正社員就職はできるの?25歳は正直もう若くない!?
「もう25歳。今からでは遅いのではないか。。」と思っている方もいるかもしれません。卒業してから数年経ってしまっているし、今更もうダメなんじゃないか、、と不安になる気持ちはよくわかります。
でも、25歳は若いです。以下は、「未経験者を採用するなら何歳までか」という調査ですが、75%の企業が25歳までは未経験でも採用する意欲があるという結果になっています。
ただ、表を見てもわかるように、正社員への就活は、ニートとして年齢を重ねるごとに厳しくなっていきます。より若い方が、就職しやすい傾向にあるのです。
では、ここから「25歳ニートが就職するにはどうしたらいいの?」「就活って、まず何からするべきなの?」と悩んでしまう方のために、5つの選択肢を検証していきます。
私も色々な方法を試しましたが、なかなか就活が思うようにいかなかった時期がありました。今回はその体験もふまえて、お伝えしていけたらと思います。
25歳ニート・職歴なしからの正社員就職~選択肢その1・アルバイトか派遣社員~
一つ目は、アルバイトや派遣社員としてひとまず働いてから、正社員として就職するという選択肢です。正社員就職は視野に入れているけれど、やはり責任が重くなるし、いきなりはちょっと、、と気負ってしまう方は、考えたことがある方法ではないでしょうか?
正社員就職よりもハードルが低いので気軽に始められますし、何かやらないといけないと焦っていると余計に応募したくなります。ここでは、正社員として就職する前に、ワンクッション入れてから就職する選択について考えてみます。
アルバイトからステップアップする
「最初は自信がないからアルバイトからがいいのかも?」「アルバイトをして経験を積む方が先なのかな、、?」と悩んでいませんか?上手くいけば、アルバイトから正社員になれるかもしれない、と期待している方もいるかもしれません。
ただ、アルバイトから正社員へ移行する確率は、正社員登用制度(バイトから正社員になれる制度)がない企業の場合だと、男性だと平均9.2%、女性は平均3.4%とかなり低いのが現状です。アルバイト先からステップアップして正社員雇用にたどり着くのはかなり難しいといえます。
例えば、今現在アルバイトをしている職場で正社員を募集していて、かつその仕事に興味があるのであれば、応募してみるのも一つの方法です。初めて働く職場に比べると、雰囲気を知っている分、働くイメージがつきやすいのもメリットといえます。
ただ、募集していても本当に採用する気があるかどうかは確認する必要があります。責任者であるオーナーに「バイトからでも正社員になれるのか」「実績はあるのか」「いつ頃正社員として働けるのか」など、具体的な質問をしてみるべきです。
本当に採用する気があれば、具体的な答えが返ってくるはずなので、曖昧にされる場合は要注意です。
また、「ニート期間は家で何もしていなかったから働くのが怖い」「まずは自信をつけたい」など、働くことに慣れるためのステップとしてひとまずアルバイトをするのはアリです。アルバイトは気軽に始められるので、その期間で心身のリズムを整えて、社会生活に適応する準備期間と捉えるのも一つの手段です。
一方デメリットとしては、ニートの期間が長くなってしまうことです。ニート期間が長くなればなるほど、正社員就職は厳しくなっていきます。本当にアルバイトをする時間が25歳の自分に必要かどうか、よく考えてみてください。必要でないなら、アルバイトに応募せずに正社員就職をめざすべきです。
派遣社員からステップアップする
「給与や社会保障の面でも待遇は正社員に似ているし、派遣社員は融通が利きそう」「アルバイトよりも良いはずだから、このままでも大丈夫だったりするのかな」と考えていませんか?確かに、正社員に比べて、勤務地や勤務時間・期間など融通をきかせて仕事を選びやすいというメリットはあります。
ただ、派遣社員の働き方は無期雇用ではなく期限があるので、いつ契約を止められるかわかりません。不景気になった時にシワ寄せがくるのは、契約を更新して働いている派遣など非正規雇用の層なのです。
また、よっぽどの実力や確約がない場合、派遣社員がそのまま正社員に移行するのはかなり難しいです。
紹介予定派遣(※注1)の場合は、待遇も良く正社員への移行率もいいのですが、その分人気があるので競争率が高くなります。派遣会社は、まず内部で、紹介予定派遣に応募してきた人の書類選考をして、派遣する人を決定しています。その内部での書類選考の時点で、経歴なしのニート期間がある人は不利になり、選ばれるのは厳しくなるのです。
やはり、事情がない限りは、すぐに正社員就職をめざして就活をした方が良いといえます。アルバイトや派遣社員としてのキャリアが長引くと、このままでもいいかな?と考えたりもします。でも、私が短期バイトをしている時に見た40代、50代、60代の人達は、とても辛そうでした。
「非正規雇用には、雇用が不安定、賃金が低い、能力開発機会が乏しい等の課題」がある、と厚生労働省が明記しているように、「リスクがある働き方なんだ」ということは忘れずにいたいところです。
25歳ニート・職歴なしからの正社員就職~選択肢その2・資格取得と公務員就職~
二つ目は、ある期間勉強をして、正社員就職をめざす、という選択肢です。ただ、これには「やりたい職業がもう決まっている」ことが大前提といえます。
資格取得をめざす
「何か資格があった方が就職に有利なのではないか」「25歳だけど自分には何もないから、資格をとってアピールしないと就職できないんじゃないか」と考えている方もいるかもしれません。確かに、専門職だと働くのに資格が必要な職種もあります。その場合、専門学校やスクールに通って勉強するのもアリです。
ハローワークが主催している職業訓練(手に職をつけるための支援)を利用する方法もあります。無料で受講でき、スキルや知識を身につけることができるのはメリットといえます。介護系・不動産系・保育系・プログラミング系などは、比較的、就職に結びつきやすいです。
デメリットとしては、資格取得にはお金と労力と時間がかかる点です。なので、絶対この仕事をしたい!という覚悟をもってスタートしなければなりません。勉強のためにまとまったお金も必要ですし、働いていれば得られたであろう収入やキャリアを費やしたとしても時間をかける必要があるのか、考えてみるべきです。
専門のスキルや資格を持って働きたいのではなく、「何をめざしたいかわからないけれど、資格を先にとってみよう」という程度の意識であれば、すぐに正社員就職をめざすべきといえます。
職業訓練も、ただ「就職を有利に進めたいから」という理由で通うのは、おすすめできません。職業訓練に通ったからといって、就職できる保証はどこにもないです。高卒でまだ既卒3年以内であれば、職業訓練ではなく、すぐに就職活動をした方が断然就職率は高くなります。
もし働く上で資格が必要になったら、その時に取得すればいいのです。業務に絡むことであれば、勉強も実感をもちながらできますし、会社がバックアップしてくれる場合もあります。
公務員就職をめざす
どうせ勉強するなら、一般企業よりも更に安定した生活ができる公務員への就職をめざしたい、という方もいると思います。「あれ?25歳で職歴なしのニート経験者でも公務員になれるの?」という疑問が浮かんだ方もいるかもしれません。
公務員試験は、履歴書にブランクがあっても合否にほとんど影響がないのがメリットといえます。倍率の高い試験や地域の場合は、試験に集中するために定職やアルバイトに就かずに、予備校などで試験対策に集中する人も多いので、面接官もこれまでの経歴を重視しないのです。
ただ、公務員試験は並大抵の努力では合格できません。皆本気で挑んでくるので、予備校で集中して対策する人がほとんどです。合格した人は1日10時間以上の勉強を、毎日継続しています。さらに教材費や予備校費用などのお金も必要になってきます。
また、大体30歳までが年齢の上限ですが、もしそこまでに受かることができなかった場合のリスクは高いです。30歳で職歴なしの状態で一から正社員就職をめざすのは、かなり大変です。。勉強したもののどこにも就職できなかった、ということも大いにあり得ることはデメリットといえるでしょう。
資格取得や公務員就職をめざすのであれば、まず「その職業に本当に就きたいのか」をよく考えることが大事です。時間やお金を惜しまず努力できるのか、その仕事を継続してやっていけるのか、見極めた上で行動すべきです。
25歳ニート・職歴なしからの正社員就職~選択肢その3・求人サイト~
「とりあえず求人サイトに登録すれば、相手から何かアクションが来るかも」「25歳でも未経験歓迎と書かれている求人もあるし、なんとかなる?」と、考えている方もいるかもしれません。求人サイトについてのメリットは、どんな仕事があるのか家でチェックでき、気軽に応募できるところではないでしょうか。
ただ、ほとんどの求人サイトは、新卒者用(リクナビやマイナビ)や、転職者用(DODA、リクナビNEXT、マイナビ転職など)に作られているので、これらのサイトは、あなたにはおすすめできません。
求人サイトは仕組み上、これまでの学歴や職歴で判断されてしまうので、高卒やニート経験者、職歴なしの方には不利な就活の方法です。私も登録してみましたが、書類選考落ちは当たり前。運よく面接にたどり着いても、経歴的に他のライバルに負けてしまい、求人サイトで就活が進展するということはなかったです。
25歳ニート・職歴なしからの正社員就職~選択肢その4・ハローワーク~
ハローワークとは、就職を支援するための公的な機関です。各都道府県にあり、誰でも利用できます。その中でも「新卒応援ハローワーク」と「わかものハローワーク・わかもの支援コーナー」は、若年層を対象にしており、25歳であればより丁寧なサポートを受けることができます。
国も若年層の就職支援を大きな課題として捉えているので、バックアップは手厚くなっています。国が運営しているので「この求人を進めないといけない」ということがなく、フラットな視点で支援してもらえるのも良かった点です。
新卒応援ハローワーク
新卒応援ハローワークは、新卒3年以内の若者を対象に就職支援する機関です。例えばあなたが現在25歳で、22歳で大学を卒業している場合は、ギリギリ対象に入ります。高卒の場合は、卒業から7年経っているので、次に紹介する「わかものハローワーク・わかもの支援コーナー」を利用してみてください。
ここではジョブサポーター(新卒専門の相談員。企業の人事労務の管理経験者などを採用している)が担当制で個別にサポートしてくれるので、就活は何から始めたらいいのかわからない、という方は一から教えてもらえます。
【新卒応援ハローワークの支援メニュー】
・全国ネットワークによる豊富な求人情報の提供・職業紹介・中小企業とのマッチング
・職業適性検査や求職活動に役立つ各種ガイダンス・セミナーなどの実施
・担当制の個別支援(定期的な求人情報の提供、応募先の選定や就職活動の進め方の相談、エントリーシートや履歴書などの作成相談、面接指導など)
・臨床心理士による心理的サポート
・求職者の希望を踏まえた個別求人開拓 など
地域の中小企業と連携しているので、地元に密着した求人がたくさん集まってきます。また、地元企業だけでなく全国の求人も見られるので、地元・地方での就職に関する希望や悩みを相談できるのもメリットです。
全国56箇所にあるので、自分の住んでいる地域や就職したい地域にある新卒応援ハローワークを探してみてください。
わかものハローワーク・わかもの支援コーナー
「わかものハローワーク」「わかもの支援コーナー」は、おおむね45歳未満であれば、正社員を目指す若者として、就活をバックアップしてくれる就職支援の機関です。
【わかものハローワーク・わかもの支援コーナーの主な支援メニュー】
・初回利用時のプレ相談の実施、担当者制によるマンツーマンでの個別支援
・正社員就職に向けた就職プランの作成、職業相談・職業紹介
・正社員就職に向けたセミナー、グループワーク等の実施
・就職後の定着支援の実施
「就職するにあたって、ビジネスに必要なコミュニケーション力や常識がわからない」「どうやって覚えたらいいのかな?」と悩んでいる方には、職業適性検査や自己分析、コミュニケーションスキルなど、就職に役立つ各種セミナーなどが無料で受講できるのもメリットです。
サポートステーション
サポートステーションはハローワークではないのですが、厚生労働省から委託されて運営している就職支援機関なので、こちらで少し紹介します。
「長年引きこもりだったので外に出るのが怖い」、「社会に出て働いていく自信がない」など、何らかの理由で働くことに恐怖や不安がある方を対象にしています。臨床心理士やキャリアコンサルタントなどの専門家が時間をかけてサポートしてくれるので、一歩を踏み出せない方はこちらで相談してみてください。
【サポートステーションの主な支援内容】
人と関わるのが苦手なあなたに…コミュニケーション講座
向いている仕事が分からないあなたに…ジョブトレ(就業体験)
社会人として必要なマナーを学びたいあなたに…ビジネスマナー講座
踏み出すまであと一歩のあなたに…就活セミナー(面接・履歴書指導等)
何から始めればいいか分からないあなたに…集中訓練プログラム
その他の支援も知りたいあなたに…パソコン講座・ホンキの就職・アウトリーチ支援
ハローワークを利用するデメリットとしては、ブラック企業も紛れ込んでいることもあることです。ハローワークは全国の求人を探すことができるので、求人数としては一番多い就職支援機関なのですが、その分すべてにきめ細やかなチェックを入れることは難しいのです。
これは私の体験ですが、ハローワークで紹介してもらい内定まで至った2つの求人は、ブラック企業でした。。
また、相談員の方は実際に求人元の会社と話をしている訳ではありません。求職者の条件で集まっている求人に検索をかけ、ヒットした求人を求職者に紹介する、という流れになるので、求人票に書いてあること以外は教えてもらえません。最終的には自己責任で数ある求人から企業を選び、書類を出し、面接を受け、採用までたどり着く必要があります。
25歳ニート・職歴なしからの正社員就職~選択肢その5・就職エージェント~
最後の選択肢は、就職エージェントを利用する方法です。就職エージェントは、カウンセラーの方と面談をした上で、自分に合った求人を紹介してくれます。学歴や経歴ではわからない自分の良さを質問によって引き出してもらい、そのエージェントが持っている求人の中から、マッチしそうな会社を紹介してもらえます。
就職エージェントが事前に企業を訪問し取材しているので、会社の社風、上司の性格など、細かく把握しています。その段階で、紹介できないようなブラック企業は除外されていることが多いですし、取材した上で希望に近い求人を紹介してくれるので、ミスマッチが起こりにくいのがメリットです。
また、書類選考なしで面接を設定してもらえるのもポイント。「25歳まで経歴なし」という点で苦労しているニート経験者には相性の良い方法といえます。
ただ、職種によって適正なエージェントが違ったり、職歴や経歴によって利用するエージェントが違います。
そこで、「既卒」「第二新卒」「ニート」「高卒」「中退」「フリーター」向けの就職エージェントを調べたものがこちらです。
これらのエージェントの中でも、私が実際に利用して「ここは良い!」と感じたところをランキングにまとめたのが、以下です。
その中からトップ2を少しご紹介します。
私が使ってよかったエージェント1位「就職shop」
私が正社員として就職したのは、就職shopに紹介してもらった企業です。学歴関係なく18歳以上であれば誰でも利用でき、利用者のほとんどが20代。しかも、就職を決めた利用者の4人に3人は正社員未経験者です。
持っている求人数は8500社を突破していて、就職エージェントの中でも驚異的な数字です。しかも、全ての提携先の企業に就職shopの担当者が出向いて、100%訪問して取材をしています。これはハローワークや他のエージェントでも真似できない徹底ぶりです。
初回のカウンセリングではとても丁寧に、私の強みを引き出してもらいました。また、就職Shopで紹介する求人は、学歴や職歴を重視する企業ではなく、人物重視で採用してくれる企業。書類選考なしで、面接を設定してもらえるところもよかったです。
私が使ってよかったエージェント2位「プロエンジニア(プログラマカレッジ)」
プログラマカレッジはプロエンジニア(ProEngineer)というIT専門の就職・転職エージェントが運営するスクールです。
特にIT業界は関東での求人が多いため、エンジニアに興味がある方は挑戦しやすい環境にあります。
「IT業界なんて、理系じゃないと無理なのでは?」と思う方もいるかと思いますが、エンジニアには
理系の人で数学や理系科目が得意な人が向いている【プログラマ】と、
文系でマニュアルに沿ってコツコツ仕事をしたい人に向いている【インフラエンジニア】
この2種類があるので、文系・理系どちらの方でも選べるのです。
エンジニアは専門性の高い職種なので、本来なら未経験では正社員としての採用は厳しく、プログラミングスクールなどに短期間通ってから就職する流れが通常です。
ただ、普通プログラミングスクールは有料で20万~30万かかります。
その点、プログラマカレッジは無料で受講できますし、途中で利用を辞めても一切のキャンセル費用や違約金は請求されません。
また、学歴や経歴を結構見られるので、高卒・職歴なし・ニート期間ありの私だと普通はかなり就職に苦労するところなのですが、私でも2社内定をいただきました。プロエンジニアはIT未経験でも正社員への就職成功率96.2%と高いです。
保有求人数は3500社以上と断トツなのに、求人の質にもかなりこだわってブラック企業を徹底的に排除。優良企業を紹介してくれます。
東京にあり、無料で通えて就職サポートもしてくれるかなり質の高いエージェント。もしエンジニアに興味があり、未経験からIT系の正社員を目指したい場合、利用する価値ありです。
就職エージェントのデメリットは、自分で就職エージェントが持っている求人を検索できない点です。
就職エージェントのシステムは、あなたの希望を聞いたエージェントが、あなたにマッチすると判断した求人をいくつかピックアップしてくれるので、その中から選ぶのが基本です。質の悪い就職エージェントだと、持っている求人数が少ないので、その中から無理に選ばせようと誘導してきます。
また、就職エージェントは地方に少ないので、地方に住んでいる方は利用しづらい面もありますので、利用する際には近くに希望のエージェントがあるか確認する必要があります。
ニートで職歴なしの面接&履歴書&職務経歴書対策とは?空白期間の答え方
ニート期間があると「面接が怖い」「どんな答え方をすると正解なのかわからない」という方もいると思います。空白期間のことを考えると、就活も上手くいかない気がして、前に進めない。。苦しいお気持ちもよくわかります。
空白期間の書き方を変えて履歴書を作成したところ、あくまで私個人の結果ですが、書類の通過率が変わることがわかりました。ただ、本当に大切なのは志望理由と自己PRの書き方です。空白期間を埋めることばかりに気をとられて、自己分析や企業研究を怠っていると書類は通過できません。
書類選考を通過した後の面接においては、空白期間に何をしていたのか、どうしてそうなったのか、を説明できる必要があります。その上で、空白期間ができてしまったことの反省と、今後どうしていきたいかを伝えます。あとは、更に重要な志望動機や自己PRを面接官にアピールできれば、採用される確率は大きく上がります。
実は25歳だと、職務経歴書を求められることがほとんどです。ただ、職歴なしで職務経歴書を書くとなると、無理がでてくるので、コツが必要です。もしよければ、こちらも参考にしてみてください。
わかものハローワークや新卒応援ハローワークでは、面接対策や履歴書の書き方の無料セミナーも開催されています。細かい部分は相談員の方に個別で添削してもらえるので、自信がつくまで利用することができます。
また、就職エージェントを利用すると、書類選考なしで面接を受けられるため、履歴書の作成が不要です。また、面接対策もしっかりやってもらえます。そもそも、ニート経験者でも一から育てる意欲のある企業と提携しているはずなので、エージェントから紹介された求人の場合は、空白期間について過剰な心配はいらないでしょう。
ニートで未経験でも就職しやすい職種はあるの?~ITエンジニア系という選択肢~
自分はどんな仕事をしたいのだろう?と考える前に、やはり「未経験でも歓迎してくれる職種の方が、狭き門を通るよりはいい」と思われる方も多いのではないでしょうか?もちろん職種によって、人気の差はあります。やはり、人手が足りていない業界は、未経験でも就職しやすい傾向にあるでしょう。
未経験でも歓迎してくれる職種って?
求人サイトなどで「未経験歓迎」と書かれている求人は、携帯電話の販売員や、不動産販売・中古車販売などの営業職、女性の場合だとエステ・サロン系なども多いです。ただ、「ノルマがあり、数字をガッツリ取りに行くのが苦手」「対面で話すのは緊張してしまって辛い」という方もいると思います。
実際に営業の方に話を聞いてみると、「理不尽に怒られることも多いし、上手く受け流せる人でないと難しい。あと、自分のリズムで仕事したい人は、臨機応変な対応が求められるから向いてない」と言っていました。もちろん業種によって違いはありますが、向き不向きがある職種といえます。
また、倉庫・工場系、清掃系・介護系の仕事も求人がたくさんあるので採用されやすいですが、「これから先、一生立ち仕事や力仕事は体力的に向いていないかも」「潔癖なところがあるので、難しいかもしれない」と悩む方もいると思います。
人手不足で求人が多くある業界の方が、未経験でも就職しやすいです。でも、「高望みかもしれないけれど、できればオフィスワークがいい」と思われる人が多いのではないでしょうか?
ITエンジニア系の職種でオフィスワークを実現する
「ニート期間中はパソコンをよく触っていた」「力仕事や営業職よりも、パソコンに向かってコツコツと仕事をこなす方が自分には向いていると思う」という方は、事務系の仕事を希望したいと考える方も多いと思います。
ただ、事務系の仕事は元々人気が高いのですが、更に厳しくなると予想されます。今後、AIやシステムが発達し、事務系の仕事はどんどん奪われていくからです。そこで、近年注目されているのがIT業界です。
エンジニアには、理系の人で数学や理系科目が得意な人が向いている「プログラマ」だけでなく、文系で常に応用力が求められるよりもマニュアルに沿ってコツコツ仕事をしたい人に向いている「インフラエンジニア」という種類もあるので、一度検討してみる価値はあります。
エンジニアの業界は、未経験では正社員としての採用は厳しいので、プログラミングスクールなどに短期間通ってから就職するのが良いです。東京であれば、先ほどご紹介した無料で通えて就職サポートもしてくれるプログラマカレッジというスクールがあります。
プログラマカレッジはプロエンジニア(ProEngineer)というIT専門の就職・転職エージェントが運営するスクールです。ITエンジニア業界では、学歴や経歴を結構見られるので、高卒で職歴なし・ニート期間ありだと普通はかなり就職に苦労するところですが、プログラマカレッジは就職率が96.2%ととても高い数字です。
普通、プログラミングスクールと言えば有料で20万~30万かかるのですが、ここは無料で受講できますし、途中で利用を辞めても一切のキャンセル費用や違約金は請求されません。また、保有求人数は3500社以上と多く、求人の質にもかなりこだわって優良企業を紹介してくれます。
ただ、「まだどんな仕事がいいのか決まっていない」「自分に向いている仕事がわからない」という人は、就職エージェントやハローワーク等で相談に乗ってもらうのが良い方法といえます。自分を客観的に見てもらうことで、ひとりで悩んでいるだけでは気づかなかった魅力や良さが発見できるかもしれません。
25歳ニートが就活する上で、一番重視されること
これまでいくつか就活の選択肢を紹介してきました。自分に合う手段を選び、もしくは併用しながら進めていただけたらと思うのですが、「いやいや、本当にこのままの自分で大丈夫なのかな。。」と不安が残る方もまだいるかもしれません。
そこで、最後に「企業がニート経験者を採用するときに重視するものは何か」ということをみておきます。
こちらはフリーターを対象としたものですが、「フリーターを正社員として採用する際に重視した点」という厚生労働省の調査(複数回答あり)があります。以下の項目のうち、15~34 歳の年齢層に対して、企業が重視したとされる項目はどれでしょうか?
職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神
柔軟な発想
マナー・社会常識 組織への適応性
業務に役立つ専門知識や技能(資格・免許や語学力)
業務に役立つ職業経験・訓練経験
コミュニケーション能力
従順さ・会社への忠誠心
体力・ストレス耐性
結果は、「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」が最も高く、全体の68.7%の企業が重視する項目となりました。ついで「マナー・社会常識」(59.8%)、「コミュニケーション能力」(52.5%)の順となっています。
そう、企業側は「業務に役立つ専門知識や技能」や「業務に役立つ職業経験・訓練経験」のような、高度なスキルや知識を求めている訳ではないということです。もちろん、「マナーや社会常識」「コミュニケーション能力」については、ハローワークのセミナーを受けたりなど、今できることはやっておくにこしたことはないですが、特別なことを期待されているのではないのです。
「労働意欲」、、働きたいという気持ちが、一番大切なのです。今「正社員として就職したい」というその気持ちを持ち続けている限り、あなたにマッチする企業と出会うことができれば、きっといい結果が生まれるはずです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。私もたくさん就活の失敗をしてきましたが、高卒・ニート経験者・ほぼ職歴なしのボロボロの私でも、幸せに正社員として働いています。皆さんの就活がうまくいくように、陰ながら応援しています。