大学中退率が10.6%(約1割)は間違い!退学率の高い大学と中退理由をガチで検証
大学中退した私でも就職できた方法とは?
「大学を中退する人の割合ってどれくらい?」「どんな理由でみんな中退していくんだろう?」と疑問に思っているのであれば、この記事はお役に立てるはず。
実は、こんな私も大学中退者の1人で、退学後に正社員就職に向けて就活している時、「大学中退歴は面接で不利になるんじゃ…」「もしかして、中退しているのって私だけ?」「中退しているのが私だけだったら、もうまともな企業には就職できないんじゃ…」など、ずっと不安に思っていました。
現在28歳。大学中退後、しばらくニート期間を過ごして短期バイトや派遣を続けていくが、25~26歳まで再度ニートになってしまう。合計2年のニート歴がある中、26歳で就活を始め、秘書の正社員として就職する。同じ悩みを持つ方に向けて役に立つ情報を配信中。
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「大学中退率」とネットで調べてみると、「大学中退率は10.6%で、10人に1人は大学を中退している」と書かれてあって、「まぁまぁ多いんだ。」という印象を持ちましたが、最近になって退学率について自分なりに調べてみると、この数字は間違いということがわかりました。
調べていくうちに退学率以外にも、興味深いことがわかってきて、大学によっては3人に1人が辞めている大学や、国立・公立・私立別でも全然退学率が違うということも分かってきました。
このページでは、退学率が高い大学や有名大学(東大・早慶・日東駒専・関関同立など)の退学率は実際どうなのか、そして退学率の高い要注意の大学はどこなのかなどの情報をまとめてみました。
情報の根拠としては、2014年の文部科学省の「学生の中途退学や休学等の状況について」という調査だけでなく、下の3つの本(大学の実力2019・大学の真の実力2020・大学ランキング2020)も徹底的に調べてみました。
ただ、調べていく内に、この中で正確で、しかも信頼性の高い情報を載せている、尚且つ、大学中退率についてしっかり調べているのは下の本の「大学の実力2019(中央公論新社)」だけ。
他の2冊は、大学側がスポンサーとなって情報を掲載しているので、大学4年次の退学率を載せることで退学率を低く見せるなど、大学側の不都合な情報をできるだけ見せないようにする感じだったので、私から言わせるとダメダメ本。
では、大学中退率や中退理由、退学率が高い大学ランキングなど、私が調べてみてわかったことをわかりやすく解説していきます。
大学中退率が10.6%(約1割)は間違い!!本当は7%が正しい!?
そもそもネットによく出てくる「大学中退率は10.6%、10人に1人が大学を辞めている」という情報はどこから出てきたのでしょうか?
ある就活ブログで情報発信している方が中退率は10.6%!という情報を出してしまったため、この情報をコピペ・コピペでいろんな人がマネしている内に大学中退率が10.6%という間違った情報が出回ってしまったことが原因なのです。
この間違って情報発信してしまった方の記事をみてみると、「文部科学省が平成26年に行った調査によると、全学生数は299万1,573人で、大学中退者の人数は1年間に7万9,311人。1年間の大学中退率は2.65%です。1年間の大学中退率である2.65%を4倍して、4年間の大学中退率を求めてみると、【2.65×4=10.6】となり、大学に通う4年間の大学中退率は10.6%(約1割)になります。」
という風に紹介しており、数学が詳しい人であれば「うん?」と思うはずです。
簡単に言うと、文部科学省が調査したのは全ての学年の中退率を調べているので、1年間の調査だからといって、単純に2.65%の中退率を4倍するという考え方は、数学的に間違ってます。
文部科学省も大学中退率が10.6%とは言っていない
文部科学省の「学生の中途退学や休学等の状況について」のデータをしっかり読み解いていくと、文部科学省は一言も「大学中退率は10.6%です」と言っていません。
文部科学省が調査で言っていることはただの事実で、「中途退学者の総数は、全学生数(中途退学者、休学者を含む)2,991,573人のうち2.65%(平成19年度比0.24ポイント増)に当たる79,311 人。」と数字だけを公表しているだけです。
この調査自体、平成24年度の学生(大学生、専門学生短大生、高専学生)の実態を調査しただけなので、大学1年に入学して4年後の卒業時までの追跡調査をしたわけではないので、文部科学省も大学中退率を調べるために行った調査ではないと考えられます。
では、私が先ほどから「大学中退率は約7%」と言っている情報の根拠としては、「大学の実力2019」からの情報です。
私が色んな本や研究調査を調べていく中で、唯一「大学退学率」について4年間の追跡調査をしているのはこの本だけでした。
大学中退率の平均は【約7%】|国立・公立・私立別の退学率は?
(※引用:中央公論新社・読売新聞教育ネットワーク事務局『大学の実力2019』14ページ)
「大学の実力2019」によると、2014年4月に入学して2018年3月に卒業する大学生(国立・公立・私立含む)を4年間追跡調査した結果、男女別の退学率では、男性が8%、女性が5%という結果になりました。
また、国立・公立・私立別でみてみると、大学中退率には大きな差がありました。
【公立】4.2%
【私立】8.0%
国立大学の学生数は89,481人、公立は27,330人、私立は421,337人なので、私立学生の数が圧倒的に多く、私立大学の退学率が高いことが原因で、退学率が引き上げられていると分析できます。
大学中退する理由とは?
(※引用:中央公論新社・読売新聞教育ネットワーク事務局『大学の実力2019』19ページ)
「大学の実力」の調査によると、大学中退の理由で多い順に「進路変更(就職、専門学校)」「経済的理由」「成績不足、単位不足」「他大学への進学」「健康上の理由」ということがわかっています。
この中退理由の中で最も多い「進路変更(就職、専門学校)」に焦点を当ててみると、進路変更には明るい退学と暗い退学の2種類に分けられますが、明るい退学が「やりたいことが見つかった、興味のあることができた」という理由で中退するのに対して、暗い退学は、「この大学が合わなかった、こんな大学だとは思わなかった」とネガティブな理由で辞めています。
私も実は「暗い退学」の部類に入りますが、暗い退学をした人に共通するのは「高校の先生や親が勧めたから」「友達が行くから」「なんとなく」という動機が弱い状態で進学しているケースが多いです。
大学中退は誰の責任?本人?大学?高校?親?社会?
大学を中退する時は、「何でここで踏みとどまれないの!」「もうちょっと努力すればよかったのに!」みたいな感じで、全ての責任が本人にあるような言い方をされますが、過去に遡ってみるとその責任がどこにあるのか見えてきます。
例えば、高校の進路指導の際に「この偏差値なら、この大学が合格圏内じゃないか」と担任から言われたことはないでしょうか?特に進学校であれば上からの圧力もあって、「今年の進学率は90%以上!」という学校目標を立てて、この目標を達成するために、担任の先生が「入りたい大学」ではなく「入れる大学」を推してくることは日常茶飯事です。
これは、高校の先生だけが悪いというわけではなく、「浪人させたら就職が不利になる」などの、一度レールから外れると就職が困難になってしまうという日本の社会事情も関係していて、それよりは入れる大学にストレートで行った方がいいという考えも含まれていると言えます。
他にも、親からの期待で「医学部に入れば将来安泰」のような感じで、自分の意志とは関係なく進学して、やりたい勉強ではなく、成績不良になって単位が取れずに留年、休学、中退という流れで辞める人もいます。
これまで周りから言われるがままに進路を進んでしまうと、大学で行き詰まって中退という道を「選ばざるを得ない」ことになってしまって、辞めていくのかなと、私はそう分析しています。
ここで私が何を言いたいかと言うと、「大学中退は全部自分の責任、と思う必要はない」ということです。あまり自分を責め過ぎず、これからどうしていくか前向きに考えていくことが大切です。
大学中退率が高い大学ランキング|退学率の高い大学【TOP10】
「大学の実力2019」の出している情報を基に、大学中退率が高い大学をピックアップして、ランキングにしてみました。
【2位】福岡第一薬科(28.8%)
【3位】苫小牧駒沢(27.7%)
【4位】大阪羽衣国際(27.2%)
【5位】愛知文教(27.1%)
【6位】愛知修文(27.0%)
【7位】神戸国際(26.5%)
【8位】大阪四條畷学園(25.8%)
【9位】兵庫大手前(25.4%)
【10位】東京神学大学(25.0%)
【10位】三洋小野田市立山口東京理科大学(25.0%)
大学中退率が高い学部ランキング
【2位】薬学 男子(14.1%)
【3位】芸術 男子(13.2%)
【4位】保健・看護男子(9.9%)
【5位】人文学 男子(9.8%)
【6位】芸術 女子(9.7%)
【7位】社会科学 男子(8.5%)
【7位】薬学 女子(8.5%)
【9位】工学 男子(8.4%)
【10位】理学男子・歯学女子(7.4%)
【注意】大学中退率が高い可能性のある大学
というのも、今回の「大学の実力」の調査は、読売新聞の教育ネットワーク事務局が編集者となっていますが、全国にある各大学(755校)に調査依頼をして、国立大学は全て協力してくれましたが、以下の63校の公立・私立大学は「無回答」だったそうです。
【公立】山形県立保健医療、沖縄県立看護
【私立】秋田看護福祉、ノースアジア、奥羽、郡山女子、福島学院、作新学院、育英、関東学園、埼玉医科、埼玉学園、西武文理、東京国際、日本保健医療、愛国学園、亀田医療、秀明、千葉科学、桐朋学園、日本歯科、明治薬科、松陰、高岡法科、岐阜医療科学、東海学院、愛知学泉、一宮研伸、岡崎女子、名古屋芸術、名古屋産業、名古屋造形、京都華頂、種智院、明治国際医療、大阪国際、大阪成蹊、大阪行岡医療、東大阪、桃山学院教育、芦屋、神戸医療福祉、宝塚医療、天理医療、高野山、川崎医科、広島都市学園、至誠館、四国、四国学院、高松、聖カタリナ、九州情報、聖マリア学院、西日本工業、日本経済、日本赤十字九州国際看護、九州看護福祉、尚絅、平成音楽、第一工業、沖縄
また、調査には協力したけど、退学率などの大学側に都合の悪い情報だけ「非公開」とした大学もいくつかありました。
【公立】札幌市立、首都東京、愛知県立芸術、福知山公立、沖縄県立芸術
【私立】日本赤十字北海道看護、北海道情報、稚内北星学園、岩手医科、石巻専修、仙台白百合女子、東日本国際、日本薬科、敬愛、帝京平成、テンプル、東京医療保健、東京造形、神奈川歯科、横浜薬科、新潟リハビリテーション、清泉女学院、松本歯科、名古屋商科、人間環境、鈴鹿、鈴鹿医療科学、四日市、大阪学院、大阪芸術、大阪人間科学、大阪物療、相愛、神戸山手、姫路独協、東亜、徳島文理
今回の調査で、「無回答」「非公開」とした大学の意図は、各大学に確認しないと本音の部分はわからない点ですが、ただ、「大学の実力」検討委員会の座長、清成忠男氏・元法政大学総長は、
「都合の悪い情報を隠すのは、しょせんその程度の大学だと見た方がいい」(※引用:「大学の実力2019」23ページ)
と言っています。
大学中退率が10%超えの大学一覧【要注意な大学】
ここで思い出していただきたいのが、全国の大学退学率の平均値は7%ということ。私立の平均値が8%と高く、国公立の平均値は約3~4%。しかし、大学中退率は10%を超えると要注意と言われています。
「大学の実力」検討委員会の沢田進さん(大学基準協会元参与)に言わせると、
「1年次退学率が5%超、4年間退学率が10%超の学部は要注意です。」
(※引用:中央公論新社・読売新聞教育ネットワーク事務局『大学の実力2019』19ページ)
と言っています。
ちなみに、このページでは、「4年間退学率」のみを取り上げています。(各学部、1年次退学率を載せると膨大の量になるので 汗)。
「大学の実力」では、各大学の各学部毎の4年間退学率や1年次退学率をそれぞれ算出しているので、気になる方は本屋に行かれて確認してみてください。
大学中退率が10%越えの大学 | ||||||
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【国立】 | ||||||
なし | ||||||
【公立】 | ||||||
長野 | 公立諏訪東京理科(23.7%) | |||||
岐阜 | 岐阜薬科(12.0%) | |||||
山口 | 山陽小野田市立山口東京理科(25.0%) | |||||
【私立】 | ||||||
北海道 | 札幌学院(13.3%)、札幌国際(15.0%)、聖槎道都(14.3%)、千歳科学技術(18.9%)、苫小牧駒沢(27.7%)、函館(15.7%)、北翔(11.8%)、北海学園(10.8%)、北海道科学(11.0%) | |||||
青森 | 青森(12.1%)、八戸工業(11.3%) | |||||
岩手 | 富士(13.2%) | |||||
宮城 | 東北医科薬科(17.9%)、東北工業(12.5%)、東北文化学園(12.6%) | |||||
山形 | 東北芸術工科(14.4%)、東北公益文化(14.9%) | |||||
茨城 | 筑波学院(18.3%)、つくば国際(14.2%) | |||||
栃木 | 足利(15.8%)、宇都宮共和(20.8%)、文星芸術(17.2%) | |||||
群馬 | 桐生(12.1%)、上武(13.2%)、高崎商科(19.2%)、東京福祉(14.4%) | |||||
埼玉 | 浦和(12.9%)、共栄(10.6%)、埼玉工業(15.1%)、城西(13.4%)、駿河台(18.1%)、聖学院(18.3%)、日本医療科学(11.8%)、人間総合科学(11.9%)、平成国際(13.8%)、武蔵野学院(15.9%)、ものつくり(23.6%) | |||||
千葉 | 江戸川(18.2%)、国際武道(12.0%)、淑徳(12.7%)、城西国際(15.9%)、聖徳(11.0%)、清和(11.9%)、千葉経済(16.7%)、千葉工業(10.8%)、千葉商科(14.2%)、中央学院(20.0%)、東京基督教(13.0%)、東京情報(18.9%)、明海(21.3%)、流通経済(15.2%)、了徳寺(12.1%)、麗沢(14.1%) | |||||
東京 | 上野学園(12.3%)、嘉悦(19.4%)、恵泉女学園(15.4%)、こども教育宝仙(10.2%)、昭和薬科(13.6%)、女子美術(10.5%)、杉野服飾(20.9%)、高千穂(18.5%)、拓殖(11.2%)、多摩(23.2%)、玉川(11.6%)、帝京(12.6%)、帝京科学(15.1%)、デジタルハリウッド(16.8%)、東京有明医療(19.4%)、東京医療学院(17.4%)、東京工科(10.7%)、東京工芸(18.5%)、東京純心(18.5%)、東京神学(25.0%)、東京成徳(13.5%)、東京富士(22.0%)、東京未来(10.4%)、東洋学園(24.9%)、文化学園(16.9%)、文京学院(10.0%)、明星(13.3%)、目白(14.7%)、ヤマザキ動物看護(10.4%)、ルーテル学院(16.7%)、和光(22.7%)、神奈川工科(17.2%)、関東学院(14.3%)、相模女子(10.5%)、湘南工科(14.5%)、昭和音楽(15.3%)、洗足学園音楽(14.2%)、鶴見(22.9%)、田園調布学園(10.1%)、桐蔭横浜(11.8%)、日本映画(33.1%) | |||||
神奈川 | 神奈川工科(17.2%)、関東学院(14.3%)、相模女子(10.5%)、湘南工科(14.5%)、昭和音楽(15.3%)、洗足学園音楽(14.2%)、鶴見(22.9%)、田園調布学園(10.1%)、桐蔭横浜(11.8%)、日本映画(33.1%)、横浜商科(21.7%)、横浜創英(12.6%)、横浜美術(12.5%) | |||||
新潟 | 敬和学園(10.3%)、長岡(14.9%)、新潟経営(13.0%)、新潟工科(10.6%)、新潟産業(23.1%)、新潟薬科(13.6%) | |||||
石川 | 金沢学院(10.0%)、金沢工業(12.9%) | |||||
福井 | 福井工業(12.5%) | |||||
山梨 | 健康科学(12.1%)、山梨学院(11.2%) | |||||
岐阜 | 岐阜経済(18.0%)、中京学院(18.7%)、中部学院(17.0%) | |||||
静岡 | 静岡英和学院(13.7%)、静岡産業(12.6%)、静岡福祉(10.2%)、静岡理工科(18.4%) | |||||
愛知 | 愛知工科(15.4%)、愛知産業(22.4%)、愛知東邦(20.2%)、愛知文教(27.1%)、愛知みずほ(21.4%)、修文(27.0%)、星城(14.5%)、大同(13.1%)、中部(11.1%)、同朋(15.9%)、豊田工業(10.6%)、名古屋音楽(11.7%)、名古屋経済(13.6%)、名古屋文理(10.4%) | |||||
滋賀 | 成安造形(19.0%)、聖泉(13.9%)、びわこ成蹊スポーツ(11.7%) | |||||
京都 | 大谷(15.4%)、京都医療科学(11.0%)、京都外国語(14.0%)、京都精華(13.8%)、京都造形芸術(14.8%)、京都ノートルダム女子(12.0%)、京都美術工芸(17.6%)、嵯峨美術(13.0%)、花園(18.3%) | |||||
大阪 | 藍野(10.5%)、追手門学院(13.9%)、大阪青山(18.2%)、大阪音楽(10.3%)、大阪河崎リハビリテーション(17.4%)、大阪観光(24.6%)、大阪経済法科(18.9%)、大阪産業(20.2%)、大阪商業(11.4%)、大阪女学院(13.0%)、大阪電気通信(16.2%)、大阪保健医療(21.6%)、関西医療(13.3%)、関西外国語(10.4%)、関西福祉科学(14.6%)、四條畷学園(25.8%)、四天王寺(14.3%)、摂南(11.2%)、太成学院(21.3%)、帝塚山学院、常盤会学園(10.9%)、梅花女子(13.7%)、羽衣国際(27.2%)、阪南(16.0%)、桃山学院(16.2%) | |||||
兵庫 | 大手前(25.4%)、関西国際(11.2%)、甲子園(10.2%)、神戸海星女子学院(15.7%)、神戸国際(26.5%)、宝塚(10.3%)、姫路(10.7%)、兵庫(14.6%)、流通科学(20.9%) | |||||
奈良 | 帝塚山(13.3%)、奈良(14.1%) | |||||
岡山 | 岡山商科(21.9%)、岡山理科(13.2%)、環太平洋(11.8%)、吉備国際(13.1%)、倉敷芸術科学(18.3%)、山陽学園(13.9%)、中国学園(10.3%) | |||||
広島 | エリザベト音楽(10.0%)、比治山(11.4%)、広島経済(14.8%)、広島工業(13.3%)、福山(10.1%) | |||||
山口 | 徳山(21.5%)、梅光学院(11.3%) | |||||
福岡 | 九州共立(15.4%)、九州国際(15.6%)、九州産業(12.9%)、久留米工業(14.5%)、第一薬科(28.8%)、福岡工業(11.0%)、福岡歯科(13.7%)、保健医療経営(17.8%) | |||||
長崎 | 長崎ウエスレヤン(24.2%)、長崎外国語(14.5%)、長崎総合科学(19.0%) | |||||
熊本 | 熊本学園(10.5%) | |||||
大分 | 日本文理(11.0%)、別府(10.5%)、立命館アジア太平洋(10.7%) | |||||
宮崎 | 九州保健福祉(13.7%)、宮崎産業経営(11.9%) | |||||
鹿児島 | 鹿児島国際(10.5%) |
偏差値高めの大学退学率はどう?旧帝大・早慶上理ICU・GMARCH・関関同立・日東駒専など
偏差値が高めの頭のいい大学だと退学率は高いのかも気になる所です。旧帝大・早慶上理ICU・GMARCH・関関同立・日東駒専などの有名大学の退学率についても調べてみました。
ちなみに、偏差値の高い大学グループ順にいうと、「旧帝大>早慶上理ICU>GMARCH=関関同立>日東駒専」という感じです。日東駒専以下の偏差値の大学は「Fラン大学(Fランク大学)」と言われることもあるそうです。
・北海道大学(1.5%)
・東北大学(1.5%)
・東京大学(0.5%)
・名古屋大学(1.2%)
・京都大学(1.2%)
・大阪大学(2.1%)
・九州大学(1.9%)
【早慶上理ICU】
・早稲田(2.8%)
・慶応(2.6%)
・上智大学(2.9%)
・東京理科大学(6.2%)
・ICU国際基督教大学(3.8%)
【GMARCH】
・(G)学習院大学(2.7%)
・(M)明治大学(3.3%)
・(A)青山学院大学(2.9%)
・(R)立教大学(1.8%)
・(C)中央大学(3.2%)
・(H)法政大学(3.2%)
【関関同立】
・関西大学(3.6%)
・関西学院大学(3.6%)
・同志社大学(3.3%)
・立命館大学(4.5%)
【日東駒専】
・日本大学(7.1%)
・東洋大学(6.1%)
・駒澤大学(6.7%)
・専修大学(5.7%)
最難関と言われている東京大学に関しては、退学率が0.5%と、東大生はほとんど大学を辞めていません。
アメリカの大学中退率は日本の4.7倍!?国際的な退学事情とは?
OECDという国際的な教育事情について数字化する組織がありますが、各国の退学率について調査を行ったのが上の表です。この調査では、文部科学省の調査と同じく、大学だけではなく、短大や専門学校、高専も含んでいるので、日本の大学中退率は「10%」と表記されています。
アメリカの大学等中退率(短大、専門、高専含む)をみてみると、「47%」と書かれてありますが、この数字は見間違いでもなんでもなくて、アメリカでは約半分の学生が退学しているということが事実です。
実は、国際的にみて、日本の大学は入学するのが難しく卒業するのが簡単と言われていて、他の先進国では入学が簡単だけど卒業が難しいと言われています。
まとめ
日本の大学の中退率について、徹底的に調べてわかったことは、高校の進路の段階で「入りたい大学」よりも「入れる大学」を勧められて、流されるように入学。その後、勉強する意義を見出せずに大学に行かなくなる、という感じの人が多いのかなと感じます。中退するのは、決してあなただけの責任ではなく、親、高校、大学、社会制度など全てが関連して起こるものなのです。
ただ、この数値はあくまでも平均値なので、自分が通っていた大学の学部の退学率をしっかり見る必要があります。
大学を中退してしまうと、「まともな企業に就職できない」「正社員への就職は難しい」と言われますが、私の経験上、決してそんなことはなく、ちゃんとした方法で就活すればホワイト企業への就職は可能です。
私のように大学中退している場合、就活方法としては主に、ハローワーク、ジョブカフェ、求人サイト、就職エージェントの4つが挙げられますが、私の経験上、この4つの中で最も就職成功率が高くて、求人の質や待遇面が良かったのは大学中退向けの「就職エージェント」でした。
