大学中退は正社員就職できない?就活に失敗する人の特徴と成功する就活のやり方
大学中退した私でも就職できた方法とは?
大学中退歴があると、「まともな会社に正社員として雇ってもらえるのか…」「もう就職できないんじゃないか…」と悩んでしまいます。履歴書上に中退経験があると、書類選考で落とされたり、面接官から中退した理由を突っ込まれたりと、就活しても上手くいくイメージが持てないもの。
現在28歳。大学中退後、しばらくニート期間を過ごして短期バイトや派遣を続けていくが、25~26歳まで再度ニートになってしまう。合計2年のニート歴がある中、26歳で就活を始め、秘書の正社員として就職する。同じ悩みを持つ方に向けて役に立つ情報を配信中。
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私自身、大学中退後、しばらくニート・フリーター歴がある中で正社員への就職を成功させた特殊な経歴があるので、最近では私の質問箱から、同じような悩みを持つ方からのご相談も、お陰様で多くいただくようになり、以下のような質問も多くなってきました。
とうことでこのページでは、大学中退を考えている方、大学中退後に就活のやり方がわからず困っている方に向けて、以下の疑問点について、私の実体験を踏まえて、わかりやすく解説していきたいと思います。
☑ 正社員に就職できない人とできる人の特徴
☑ 面接での中退理由の答え方
☑ 大学中退者におすすめの就職先
☑ ブラックではなくホワイト企業に就く方法
☑ 大学中退向けの就職率の高い就活方法
このページの結論から言うと、大学を中退していても正社員になれますし、ブラックではなく、ちゃんとまともな企業への就職も可能です。
大学中退は正社員で就職できないって本当?
ネットの書き込みを見ると、「大学中退すると人生終わり」「もう、正社員に就職できない」「就職先は介護しか選べない」などと書いていて、不安が募って将来が怖くなってしまいます。
特に、大学中退後にただなんとなくフリーターを続けていて、高校卒業からしばらく期間が経ってしまっていると「私のような人間でも正社員として雇ってくれるのか…」と心境的にも辛い状況だと思います。
確かに、大学中退をしてしまうと、中退した時点で最終学歴は「高卒」となってしまい、既卒として就活していかないといけません。既卒といっても正社員経験もないし、また、新卒扱いではなくなるため、就活は不利になるのは言うまでもありません。
しかし、ネットで言われているほど、本当に大学中退歴があると正社員への就職は無理なのでしょうか?
また、これまでツイッターや質問箱を通して、中退歴があっても正社員への就職に成功された方も多く知っているので、失敗しない就活方法を実践すれば、ちゃんと就職できます。
正社員に就職できないと思われている理由
私の親もそうでしたが、「大学中退すると就職できるわけがない」と周りの人は、中退するとキズモノになると否定的な意見を言う人がほとんど。
そもそも、一般的に「大学中退すると正社員に就職できない」と言われている理由は何なのでしょうか?
・最終学歴が高卒になってしまうから
・最終学歴は高卒だから応募できる求人がないから
・既卒となってしまって、新卒扱いの求人に応募できないから
・職歴なしの状態から就職するのは難しいから
・途中で辞め癖があると面接で嫌われてしまいそうだから
・まともな企業への就職はできないイメージがあるから
しかし、周りの人はほとんど、全て推測で話していることが多いです。だって、中退したことがないので、推測で話すしかありません。
確かに、これらのことはほぼ事実ですが、大学中退していても、応募できない求人は「大卒以上応募可能」という求人だけですし、高卒以上で応募できる求人も結構多いです。また、既卒3年以内であれば高卒の新卒扱いとして、応募できる求人もありますし、大学中退者でも就職できる大企業も存在します。
「正社員は無理!」という意見は基本無視でOK
これだけ「正社員は無理!」と言われると、「実際の所どうなの?」と思い、大学中退後の正社員就職率について、ちゃんとしている機関が出しているデータ結果を調べてみることにしました。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によると、大学中退者が中退直後に正社員として就職した人の割合を調べていて、その割合はたったの10.2%…中退して3か月以内に就職できた人の割合に関しても、3割に満たないという結果が出てきました。
平成31年度の大学生の就職率が97.6%、高校性の就職率が98.2%ということを考えると、新卒生と大学中退者を比べると、就職率に大差があります。
と、ここまで堅苦しいことを数字的に見てきましたが、このデータは全く気にすることはありません。いろんな就活サイトでもこのデータを出して「中退するとヤバイよ!」と不安にさせるわけですが、実際の所は、ほとんどの大学中退者が、「中退すると正社員に就職できるはずがない…」と思い込んで、就職を諦める人が多いのが実態です。
「私なんて雇ってくれる会社は無い…」と諦めてしまっているので、結果として、比較的働きやすいバイトや派遣の非正規の仕事を選んでしまっているのが、中退者の本音と言えます。
このページを見つけた際も、「中退すると就職できないんじゃないの?」と悩みながら検索していたかと思います。
後述しますが、大学中退者に合った就活法を理解できれば、就職率を80%以上に引き上げることも可能です。なので、中退したからといって正社員への就職を絶対に諦めてはいけません。
・文部科学省「平成30年度大学等卒業者の就職状況調査(4月1日現在)」(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/05/1416816.htm)
・独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究(2015年5月)」(https://www.jil.go.jp/institute/research/2015/documents/0138.pdf)
大学中退後に就職できない人の【10の特徴】
大学中退していても就職できない訳ではありませんが、就活しても上手くいく人・上手くいかない人に分かれるのも事実です。私の経験上、就職できない人には共通点があって、以下の10の特徴に当てはまる人が「就職できない人」ということになります。
【就職できない中退者の特徴1】正社員は無理だと諦めている
まず、就職できない人の1番の特徴が「正社員は無理だ、中退してしまったから就職できるはずがない」と、就活前からマインドが「正社員は無理、まともな会社はもう選べない」と諦めてしまっています。
このマインドから脱しない限り、面接でも自信が無いような表情になって、声の張りもなくなり、就職できるものも、できなくなってしまいます。
【就職できない中退者の特徴2】応募する求人数がそもそも少ない
よく、私の質問箱を通して、「就活が上手くいきません。やはり大学を中退したことが原因なのでしょうか?」というご相談が寄せられます。
ここで私から「これまでにどれくらい応募しましたか?」と質問すると、
「これまで5社ほど応募して、1社面接を受けましたが、落とされてしまっている状態です…」という返答が。
こういった相談を寄せられる方は、「中退歴が原因で上手くいかない」と考えがちですが、実はそうではなく、ただ単純に応募数が足りていません。
就職率が98%を超える新卒生でも、平均的な応募数(書類)は30社、面接数は10社以上と言われています。それでようやく2~3社から内定をもらうイメージ。つまり、10社に応募して、やっと1社から内定をもらえるレベルなので、5社応募して上手くいかなくてもそれは当たり前です。
書類選考で落とされるのが嫌であれば、書類選考なしで面接に進める企業を紹介してくれる「就職Shop」などのエージェントを利用した方が就職率は高いです。実際に私の就職先が決まったのも、最終的には就職ショップでした。
【就職できない中退者の特徴3】競争率の高い求人に絞りすぎている
大学中退者で就職できない人の特徴として、事務系などの競争率の高い求人に絞りすぎて就活している点が挙げられます。
東京や大阪などの都心部であればまだ事務系の正社員求人は多いですが、地方などで事務系などの競争率も高く求人数も少ないような求人に応募しようとなると、内定をもらうのは至難の業です。そもそも数も少ない中で、実務経験のある人を優遇するような求人に応募しても、就職率ははるかに低いです。
就職希望している地域が東京や大阪などでない限り(最近では大阪でも事務求人は少なくなっています)、競争率の高い求人だけでなく、IT系や営業系などの未経験OKな求人にも視野を広げることをオススメします。
【就職できない中退者の特徴4】誰にも頼らず1人で就活している
これは一番の問題点とも言えますが、就職できていない人のほとんどが、誰にも頼らずにインターネット上の求人サイトだけを使って就活しています。
新卒生であれば、まだ売り手市場なので求人サイトだけでの就活でも内定を取ることが可能ですが、「大学中退」という経歴がある以上、新卒生と同じように就活しても失敗します。
ハローワークやエージェントなどの就職のプロに一度は相談した方が、ノウハウも無料で教えてくれるので、本気で正社員になりたいと考えているのであれば、まずは相談した方が近道と断言できます。
【就職できない中退者の特徴5】行動量が少ない
実は、大学中退者にとってこの「行動量」というのはとても大切です。中退歴がある以上、履歴書上ではどうしても選考で落とされやすくなります。ということは、お家でネットの求人サイトで足を動かさずに応募だけしていても上手くいかないことが多いということになります。
それよりも、ハローワークやエージェントなどに足を運んで、合同企業説明会や、職種説明会、人事担当者に直接質問できるような交流イベントを通して顔を合わせた行動をとった方が、言うまでもなく就職率は高くなります。
ネット上にある情報は多いように思いますが、実際は自分の足を運んで選られる情報の方が良質で、就職率は断然高くなります。
【就職できない中退者の特徴6】志望動機が弱い
よく就活サイト等で、「就職できないのは企業研究が足りていないから!」と書いてあることが多いですが、私はそうは思いません。
大学中退者のほとんどの人は大企業ではなく、中小企業狙いの人が多いと思います。大企業への就活であれば企業研究を細かい所までやらないと受かりませんが、中小企業であれば、そこまで企業研究の必要はないと考えています。なぜなら、受ける中小企業のホームページ等を見ても、そこまで事業内容を細かく書いていないことも多いですし、企業側も求職者に対してそこまで企業研究をしていることを求めていないことが多いからです。
企業研究は時間もかかるので、ハローワークやエージェントに「この企業の特徴は?どんな仕事内容?他の企業と違う所は?」と聞いてしまった方が早いです。
それよりも大事なのが「志望動機」です。企業研究に関しては、チャチャッと聞いちゃって、志望動機を自分の言葉で練り上げた方が、面接での印象は良くなります。
【就職できない中退者の特徴7】求人の条件や希望が多い
「残業が少ない」「年間休日が多い」「給与ができるだけ高い」「将来性のある」「福利厚生がしっかり」「退職金がある」…
求人に対する条件や希望を持つことはとても大切なことですが、全ての条件がマッチする求人はなかなか見つからないものです。自分の条件に全てマッチした求人だけを選んでしまうと、応募数は2~3社ほどになってしまいます。また、自分が良いと思う求人程、ライバルも必然的に増えるので、倍率も高くなります。
こういった求人の選び方をしていると、本当に就職できません。求人選びの際は自分の希望が7割程度マッチしていれば応募するというスタンスの方が良いです。
第一希望の面接に向けて、他の求人は踏み台にしても大丈夫なので、7割方OKの求人で面接練習をして、第一希望の面接で絶対に内定を取りにいくという流れの方が、最も脂ののった状態で勝負できるので、とにかく応募する数は意識するように心がけましょう。
【就職できない中退者の特徴8】面接練習をしてない
面接では確実に緊張しますし、言いたいことや準備してきたことがあっても、面接の場になると頭が真っ白になって、言葉に詰まるという感じでした。「面接の数をこなせばその内慣れるから」と言われたこともありますが、最後まで面接で慣れることはありませんでした。
ただ、一つ言えることは、私のように面接が苦手で口下手なのに面接練習をしていないと、確実に落とされます。面接練習したからといっても、面接本番で緊張が消えることはありませんが、受ける企業毎で予想される質問に対して答える練習をしておけば、大分マシになります。企業側も緊張していることは問題視していませんが、何も話せないとなると確実に落としてきます。
就職Shop等のエージェントであれば、各企業毎で想定される質問を用意して面接対策してくれますし、最も面接練習が効果的にできました。一応、ハローワークでも個別で面接練習はしてくれるので、面接練習は緊張する性格であれば必須だと言えます。
【就職できない中退者の特徴9】大学中退後の空白期間が長い
ブランクが長くなる前に、いち早く就活することが大切です。
【就職できない中退者の特徴10】大学中退理由を面接で上手く答えられてない
中には、事実であっても絶対に言ってはいけない中退理由もあります。しっかり対策していくようにしましょう。
大学の中退理由は面接でどう答えるべき?
「学習意欲の低下で…」
「家庭の事情で…」
「経済的な事情で…」
例えば、上のように中退理由を答えようと考えているのであれば要注意です。ましてや、「うつ病で…」「ストレスが原因で不眠症になって…」などと答えると、致命的です。
中退理由の正しい考え方は、「面接官が中退理由に対して納得してくれるかどうか」「就職後も長く働ける人材だとアピールできるか」が最重要です。
面接は中退理由だけでなく、志望動機も応募する企業に合わせて考えていかないと就職できません。中退理由も含めてどう面接対策するかは、エージェントやハロワの相談員などに頼った方が効果的だと、経験上そう感じます。
大学中退の履歴書の書き方【書かないと学歴詐称になる?】
(2) 「〇〇大学 中途退学」と書くのが基本
(3) 中退理由は「〇〇大学 中途退学」の横に書き込む
<学歴>
平成27年3月 〇〇中学校 卒業
平成27年4月 △△高等学校 入学
平成30年3月 △△高等学校 卒業
平成30年4月 ◆◆大学 △△学部 入学
令和1年12月 ◆◆大学 △△学部 中途退学「経済的な事情のため退学」
※「中退」と書くのは略語なので正しくありません。履歴書には「中途退学」と略せずに書くようにしましょう。
と、履歴書の書き方についてはネット上でどこでも拾ってこれますが、恐らく、現時点で一番気になる点は「履歴書で嘘を述べるのはアリかどうか」という部分だと思います。
「大学に入学して数か月で辞めたので、通ってなかったことにしたい…」
私も同じように困ったことがあるので、ここで「履歴書は全部正直に書かないと、学歴詐称になるから書くべき!」とオススメするつもりは一切ありません。
確かに、大学中退したことを履歴書に書かないと学歴詐称になる可能性がありますが、ハローワークの相談員の方でも、書かないことを推奨してくる人もいるほど、この部分はグレーゾーンです。
履歴書の書き方については、このページで詳しく書くと長くなってしまうので、「大学中退したことを履歴書に書きたくない!」という方は、下の記事を参考にしてみるといいですよ。
大学中退後フリーター歴が長くなると正社員就職は厳しくなる
先ほども、大学中退者で就職できない人の特徴の1つに「大学中退後に空白期間が長い人」と挙げましたが、例えば、中退後に単発バイトや派遣などを転々としているフリーター生活を2年続けている場合などはどうでしょうか?
実は、厚生労働省が「フリーターからの正社員の就職率」について調査しており、下の図のようにフリーター期間が長くなるほど就職率は著しく下がっていくということがわかっています。
フリーター歴が2年だと、就職率は男性で52.2%、女性で42.9%と、新卒生の約98%という数字に比べると、大学中退者の就職は厳しいと言えます。
フリーター歴が3年以上になると、就職率は38.3%と1年違うだけでも激減してしまうので、将来的に正社員を目指しているのであれば、フリーター期間を最小限に抑えて、できるだけ早めに就活した方が就職しやすいと言えます。
就職先や仕事は?大学中退者におすすめの正社員職【3選】
大学中退していても正社員になれることがわかった所で、例えばどんな仕事や就職先があるのか気になる所かと思います。
大学を中退していると、最終学歴は「高卒」となるので、大卒以上の求人に応募することはできません。基本的には「高卒以上可」「未経験OK」「学歴不問」「既卒3年以内可」のような条件から応募していくことになります。
就職先の職種としては、中退していても思っていた以上に選べる幅は広く、私の経験上、営業職や販売職はもちろん、ITエンジニア、事務、イベント系、施工管理、マーケティング系なども数多くありました。「流石に大手企業は無理かな」と思っていましたが、大規模な企業も一部応募は可能だったのは正直驚きました。
(2) プログラマー/システムエンジニア
(3) インフラエンジニア/ネットワークエンジニア
【大学中退者におすすめの就職先1】事務職
「え?事務職って将来性が無いイメージが…」と考えるのはごもっともですが、普通に事務職として働くことはオススメしません。最近は、システム化やAI化によって、事務の仕事は不要となることが多くなってきています。
それなのに、なんで就職先のオススメが事務職かというと、専門分野を持てばそれは強みになるからです。「事務職+専門分野を持つ」という観点で仕事に取り組めば、どの会社でも重宝されます。事務にも色々種類があって、どの会社でも労務関係や経理関係の知識を持っている人は重宝されますし、この分野を極めれば、会社全体の節税や節約につながります。
未経験からいきなり経理や労務を任されることはほとんどありませんが、まずは事務員として雑用や書類整理を行いながら、経理や労務などの専門知識を勉強しながら、資格を取ると、キャリアアップもしやすいです。
事務系の仕事は最初は給与も低いですが、経理部長や労務部長まで行くと、かなり年収も跳ね上がるので、将来性も高いと言えます。ただ、勉強するのは必須なので、もちろん自分の努力は必要不可欠だと言えます。
【大学中退者におすすめの就職先2】プログラマー/システムエンジニア
プログラミングは、今後ますますIT化、AI化が進んでいく社会の中では、仕事がなくなることはありません。2030年までには約79万人のITエンジニアが不足すると言われているほど、プログラマーの人材は不足していて、多くのIT企業は、「未経験でも良いから、ウチで研修するから働きにきてくれ~」というのが本音です。
プログラマー系の仕事は、学歴不問の会社も多いので、適性があって、プログラミングに興味があれば就職できる可能性があります。給与も年収800~1000万もらう人もいるほどなので、待遇面は他の職種よりはずば抜けて良いです。
注意点としては、プログラマの求人は、東京に集中していて、もしプログラマを目指すのであれば、東京で就活することを強くオススメします。プログラマを目指すとしても、まずはプログラミングの体験をして決めることをオススメします。やってみて、全く興味が持てないのであれば適性があるとは言えません。
Javaなどのプログラミングが無料体験できるプログラミングスクール(就職先の斡旋付き)は、東京だとGEEK JOBというスクールが行っているので、東京在住であれば、無料体験会に参加してみるといいですよ。
【大学中退者におすすめの就職先3】インフラエンジニア/ネットワークエンジニア
インフラエンジニアの仕事は、簡単に説明すると、インターネット環境を整備する仕事です。例えば、自動車業界に例えると、エンジニア(プログラマ)が車(アプリ)を作って(開発して)、整備工場の人(インフラエンジニア)が車の点検や整備を行います。つまり、インフラエンジニアは、プログラマが作ったアプリやシステムが、ちゃんと正常に動作しているかを、常に監視するような、保守運用の仕事がメインです。
仕事内容としては地味ですが、なくてはならない仕事で、どちらかというと誰にでもできて、難しい仕事ではありません。仕事内容的にも暇な仕事ですが、経験年数や取得した資格によって昇給があるので、コツコツ勉強するのが得意な方は向いています。特に文系の方が向いている仕事ともいわれています。また、コミュニケーションもそれほど必要がなくても大丈夫と言われている仕事の1つです。
インフラエンジニアの求人も、適性はあるので、興味の持てる仕事かどうかは、エンジニアカレッジなどのスクールで、インフラエンジニアの無料体験ができるので、受講自体無料ですし、一度説明会に参加してみるのもおススメです。
大学中退者の就活のやり方【最も就職率の高い方法とは?】
ある程度、できそうな職種や業種を選べたとしても、中退していると、大学のキャリアセンターも頼ることはできないし、どうやって就活していいのかやり方がわからなくて困ってしまいます。また、普通に就職活動するよりも、正社員登用有りのバイトやパートから始めた方がいいのか、迷ってしまう部分もあるかと思います。
冒頭でもお伝えしましたが、大学中退していても、その後フリーター経験があってブランクが空いていたとしても、正社員として就職することは可能です。将来的に正社員を考えているのであれば、確約されていない正社員登用有のバイトから始めるよりも、最初から正社員を狙った方が確実です。
バイトも正社員も雇用契約の仕方が異なるだけで、働き方は変わらないことの方がほとんど。非正規雇用で仕事を始めるよりも、正社員として安定的に働いた方が心も落ち着きます。
(2) ハローワークで就活
(3) 就職エージェントで就活
【大学中退者の就活のやり方1】求人サイト
中退歴がある以上、履歴書的に言うと不利です。求人サイトを使った就活は、便利で楽なのはメリットですが、書類選考で落とされることが多くなります。また、新卒用の求人サイト(リクナビやマイナビなど)や、転職者用の求人サイト(リクナビNEXTや、DODAなど)は、大学中退者の場合、どちらにも当てはまらず、利用しても新卒生や転職者に負けてしまうので、運よく面接まで行けても、ライバルと比べられて落とされることが多いというのが、私が利用してみての感想です。
【大学中退者の就活のやり方2】ハローワーク
しかし、普通にハローワークの就職支援サービスを利用しても、待ち時間が長かったり、相談する度に相談員が変わるので、あまりオススメできません。ただ、既卒3年以内であれば「新卒応援ハローワーク」という専任のカウンセラーが付いて、個別で書類対策や面接対策をしてくれるので、予約制で相談もしやすいので、中退していても力強い味方になってくれます。
高校を卒業して3年以上経っている場合は、新卒応援ハローワークではなく「わかものハローワーク」というサービスになるので、その点だけ注意してください。
【大学中退者の就活のやり方3】就職エージェント
就職エージェントとは、専任のキャリアカウンセラーがついてくれて、就職に関する相談はもちろん、求人紹介から面接対策、書類選考対策が全て無料でできる就活方法があります。
大学中退者専門の就職エージェントを利用することになりますが、書類選考なしで面接を受けることのできるエージェントもあって、平均で3週間~1ヵ月ほどで内定が決まり、就職率も80%以上の所が多いです。
大学中退者にとって最も就職率の高い就活方法とは?
大学中退という経歴がある場合、最も就職率の高い就活方法は、ハローワークと就職エージェントを併用して就活を進めることです。
「就職率が高くても、いわゆるブラック企業に就職するのは嫌…」「体や精神を壊してしまって本末転倒」というのが本音だと思いますが、確かにハローワークの求人にはブラック求人も多く混ざっていたり、エージェントも営利企業なので、売上を上げるためにどこでもかしこも企業を紹介して、「はい終わり~」という感じだったら怖い…と当時の私もそう感じていました。
ハローワークでは、新卒応援ハローワークのような個別のサポートを受けつつ、合同企業説明会や就活セミナーなどのイベントに参加して、人事担当者との直接的な交流を積極的に行ったり、就職エージェントでは、質の良いエージェントだけを選んで求人を紹介してもらえば、逆に、ブラック企業を訪問取材などで徹底的に排除してくれているエージェントもあるので、そういった利用の仕方ができれば、鬼に金棒な就活方法だと言えます。
就職エージェントの中でも、最も就職率の高いエージェントは「DYM就職」というエージェントで就職率は96%とずば抜けて高いです。紹介される求人数自体は多くないので、希望する求人が無い可能性もありますが、私が行ってみて利用した感じは、良質な求人も数は少なかったですが、ちゃんとありました。
私が利用してきたエージェントの中で、求人の質も良くて、ある程度求人数も多く、最もバランスが良いと感じたエージェントは「就職Shop」というエージェントです。運営元もリクルートなので、会社的な信頼性も高いエージェントと言えます。
就活はとても疲れますし、早く終わらせたい気持ちも痛い程よくわかりますが、就職先を選ぶというのは、人生の中でもとても大切な転換期ですし、決して妥協してはいけません。ハローワークと併用しながら、就活を進めるように心がけましょう。
大学中退者の給与や年間休日はどのくらい望めるの?
就活する際には、大学中退・未経験の場合、どれくらいの給与や年間休日などを望んでいいのか、基準がわからず、求人を選べない人も多いですが、初任給の給与は、東京であれば18~20万、大阪であれば17~19万、地方都市だと16~18万ほどを目安に動くといいですよ。
年間休日は、100日を下回ったらブラックで、120日以上だとかなり良い方です。東京であれば、年間休日の平均は110日ほどで、地方の方が平均105日ほどと、実際に就活してみて、東京の方が働きやすく、地方の方が結構ブラックな求人が多い印象を持ちました。
残業時間については、月45時間を超えると、法律的にもアウトですし、40時間でも多い印象です。ただ、東京の方が残業時間は少なく、結構月5時間~20時間の求人も多かったです。逆に他の地域だと月30~40時間という求人も多いので、働き方改革的には東京の方が最先端かなと感じます。
大学中退後に就職成功させる人の特徴
色んな就活サイトに、就職成功をさせる人は「キャリアプランがはっきりしてる人」「大学中退理由をポジティブに伝えられる人」「企業選びの選択肢が広い人」などなど、書かれていますが、私から言わせてもらうと、これらの要素は2の次。
就職成功に1番大切なこと、それは「これからすぐ行動できるかどうか」です。
就活のやり方がわかった所で、実際に行動に移せる人はごくわずかです。新卒応援ハローワークに相談に行ったり、就職Shopなどのエージェントに相談に行ったりと、何かしらアクションを起こせば、必ず次につながります。何もしなければ、これ以上の変化はありません。
「中退理由はどうしよう…」「志望動機はどうしよう…」「履歴書の準備をしないと…」など、何かしらの理由をつけて、行動するのは後回しにすると、本当にチャンスを逃してしまいます。
それよりも、まずは身近な所に足を運んで、相談するのが一番の解決策だと言えます。一歩踏み出すのはとても怖いことですが、最初の一歩さえ間違えずに踏むことができれば、後は自然と道は拓けますよ。ここまでこのページを読んでいただけたあなたであれば、とても熱心で行動力のある方です。今後の就活もきっとうまくいきますよ。
