大学中退後ひきこもりからアパレル店長に就職!?25歳女性の体験談
大学中退した私でも就職できた方法とは?
現在28歳。大学中退後、しばらくニート期間を過ごして短期バイトや派遣を続けていくが、25~26歳まで再度ニートになってしまう。合計2年のニート歴がある中、26歳で就活を始め、秘書の正社員として就職する。同じ悩みを持つ方に向けて役に立つ情報を配信中。
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こちらの方は、ツイッターで個別相談を頂き、最終的には希望職のアパレル業で正社員として就職して、短期間でアパレル店の店長に昇進した方です。
25歳女性、大学中退後1年間無職・4年間フリーター生活。ほぼ引きこもりでアクティブではない性格。趣味は海外ドラマ鑑賞。
大学中退後はひきこもり生活から25歳でアパレル店の女性店長!?私の友達はお布団からお洋服へ
私は25歳女性、人を楽しませる仕事をしています。今ではアパレル店の店長に昇進し、想像以上に充実した日々を送っています。そんな私は1年間無職・4年間フリーター生活をしていました。ほぼ引きこもりでアクティブではない私はお布団とお友達。楽だけど素敵な日々とは言えませんでした。
親の反対よりも大学中退を決意…単位が取れず下級生と馴染めず引きこもりに
大学のこと、嫌いだった訳じゃありません。
先生も優しくて、周りの人達も普通。別に通うにしても遠いわけではない。でも3ヶ月ほど経った時くらいからです。楽しみと期待でとてもワクワクしていた授業は中学生レベル…周りのクラスメイトとの交流までもがつまらなく感じてしまい、段々と足が向かなくなってしまいました。
もちろんのこと、授業に参加しない日々が続くと単位も取れず、学年は上がれても、遅れて入ってきた年下の「1年生」と同じクラスで授業を受けることになりました。
最初は挽回しようと授業に行き、単位を取ることに必死でした。しかし案の定、私はクラスに馴染めず、また足が向かなくなりそのままフェードアウトして引きこもりに…そして大学を中退することにしました。
両親からは反対されました。私も内心は申し訳ないと思っていましたが、両親への罪悪感より行きたくないという気持ちが強く、両親とはそのまま音信不通になってしまいました。今考えれば本当に情けなく思います。でもその時はそれが私に出来る精一杯のことだったのです。
大学中退して、女性でしかも引きこもり…当時の心境を思い返すと、今でも辛くなってしまうほどです。
大学中退後は後悔の連続…自由な生活と思いきや将来への不安が付きまとう
それからというもの、大学中退を決めて実行した後は、今までの人生の中で一番というくらいに落ちていきました。中退直後は自由になれたことに対する開放感がありました。しかし、その後は「ちゃんと卒業することができなかった自分」に対しての憤り、情けなさが全身に付いて回り、かなり精神的に自分自身を責め続けました。
それでも、金銭面では貯めていたお金と在学中から勤めていたバイト先のおかげで生き延びることができ、それだけは本当に幸いでした。ただ自分の中にはずっと将来への不安がつきまとっていました。
そんな生活をしていると、親や友人、大家さんから心配しているという連絡が何度もあり、家に来てくれたりもしてくれました。それでも私は反応を返す余裕もありませんでした。
大学中退前のバイト先で正社員への就職も検討するも断念
しばらく私はバイト以外、外に出ることもせず、それ以外はずっと海外ドラマを観ていました。完全な現実逃避。現実を直視できないあまり、外の社会と自分を切り離して生きていました。
しかし、そんな私にもきっかけがあり、「やはりちゃんと仕事しなきゃ」「社会の中に戻らなきゃ」と思い始めました。バイト先での正社員も考えましたが、私はこのままここに居続けることは得策ではないと考えました。そこで、携帯やパソコンで様々なサイトを巡りました。
ハローワークは怖くて合わず…大学中退専門のエージェントへ
ハローワークや就職訓練所など私のような人を支援してくれたり、勉強できる場所もありましたが、私は何だか怖くて足がいっこうに向きませんでした。その中でも唯一足が向いたのは、大学中退専門の就職エージェントでした。
なぜ大学中退専門の所を選んで行ったのかは覚えていませんが、恐らく何か明るいものを感じたかもしれません。未経験でも、努力をすれば復帰できるかもしれないという希望のようなものでしょうか。そこで出会った担当の方はとても真摯に対応してくれ、無事、正社員になることができました。
大学中退後はアパレル業の正社員に就職「踏み出して良かった」と今でも思う
その後、私は初めて正社員という立場の中でアパレル業の接客に励みました。確かにアルバイトとは違い、責任感は大きくなりました。たまにこれ以上抱えきれないと感じてしまう日もありました。
そんな時は自分を鼓舞したり職場の同僚と沢山話をして乗り越えました。そのおかげで仕事により一層打ち込み、金銭的にも安定して心も落ち着きました。それに加え、自分に少しずつではありますが自信もつき、周りの友人や家族にも、顔を見せ話せるようにもなりました。
このような変化の中で感じたことは、人々の生活には心の余裕が必要だということです。お金や仕事があればただ生きていくことはできます。
しかし私は、その2つだけでは明るく・笑顔になれる生活は手に入れられませんでした。私にとって必要だったのは周りで支え合える人たちでした。言葉にすると綺麗ごとにしか聞こえないかも知れません。
それでもやはり、人間は一人では生きられないのです。私は今でもあの時、踏み出して良かったと本当に思います。あの時の一歩のおかげで「今」があると思えます。
大学中退した引きこもり25歳女性でも就職できた体験談を一人でも多くの方に伝えたい
仕事をし始めて時間も経ち、様々な新しい経験をしていくと思うこともいろいろあります。
例えば、私のような経験をしていてそれでも踏み出せない人が、たくさんいるということを知りました。私は私自身の経験のうちでしかお話しは出来ません。
でもその中でも伝えられることがあるとすれば、一度止まってしまうと何をするにしても、しないにしても、「辛い」ということです。しょうがないことだと思います。
もちろんそんな経験進んでする人はいません。それでも、誰しもが1度や2度立ち止まってしまう、そんな時があって当たり前なのです。しかし、そこから少しでも、ちょっとだけでも動き出すことさえ出来れば、自分の中に沈殿している罪悪感は少しずつ浄化されていきます。
動き出した人は感じることが出来るはずです。進む方向が分からなくなってしまったのならしばらく止まっていていいと思います。何か分かった、何か感じた時に動き出せばいいのです。
1人が怖いのであれば誰かに相談してみてください。第三者なら客観的な意見をくれるはずです。私もあの時に近くに居てくれた人のおかげで動き出せました。今ではあの時の経験は、沢山の人に迷惑をかけたけど良い経験が出来たと思い、加えて周りへの感謝も含めて胸に刻んで毎日を過ごしています。
大学中退専門の就職エージェントとは?
A.Kさんは、これまで相談させていただいた方の中でも、とても素直で真面目な方で、大学の環境が合わず、中退という選択を取りました。私も大学中退の経験があるので、中退後の悩みはよく分かりますが、自分自身が嫌いになって、中退したことへの後悔、親に対しての申し訳なさなど、辛いことだらけです。
A.Kさんが実際に利用したのは、就職ShopとDYM就職の2つで、DYM就職ではその時期にアパレル関係の求人がなくて、就職Shopの方にはアパレル求人がたまたまあって、そのまま就職まで結び付けることができたそうです。
大学中退からの就職を確実に決めたい場合は、妥協せずに、最低でも2つ利用した方が上手くいきやすいですよ。
