20卒でNNT(無い内定)のまま卒業…コロナ禍で就職する2つの就活法とは?
既卒の私でも就職できた方法とは?
20卒でNNT(無い内定)の未就職のまま卒業してしまい、周りの友人が既に社会人として働いていることに焦りを感じながらも、就活のやり方がわからず悩んでいませんか?
NNTのまま卒業してしまう理由も人それぞれですが、
早くに就活を切り上げてしまっていたため、内定企業は一社のみ。でもこの先ずっと、ブラック企業で働くことは嫌なので、内定を辞退。無い内定状態で卒業…
⇒ニートちゃんのプロフィール
私も経験がありますが、内定が無いまま卒業して既卒となってしまうと、自分だけ就職できていない劣等感と羞恥心で、周りに合わせる顔もなく、せっかく高いお金を出してもらった親に対しては、顔向けもできません。
大学の就職課は卒業してしまっているので使えるわけもなく、その間親からの心配の電話…しかも、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、就活どころではないし、将来が不安に…
ただ、私自身、既卒の身となって無職期間のブランクもありましたが、就活方法を変えてから、秘書の正社員として就職することができました。
就職相談させていただいている中でも、20卒で、無い内定のまま卒業してしまい、既卒から就活を成功させた方もかなりの数いらっしゃるので、これからご紹介する就活方法は誰にでも再現性があると実感しています。
このページでは、コロナ禍で、更にNNT(無い内定)で大学を卒業してしまった20卒の既卒の方でも就職しやすい就活方法をご紹介しています。
NNTとは?
NNTとは、2chで使われ始めた用語ですが、「内々定」と「無い内定(Nai Nai Tei)」の対称語として作られた造語です。
NNTになってしまう理由も先ほど挙げたように、内定をもらった会社がブラック企業で内定辞退して、NNTのまま卒業してしまう方や、入社前の研修がハードで付いていけず、卒業前に内定辞退をしてしまうケース、そして最近では新型コロナウイルスの影響で会社側から内定取り消しを言い渡されたケースなども含まれます。
厚生労働省が出している最新の「平成31年度大学等卒業者の就職状況調査」によると、20卒の就職率は全体で97.6%と高いので、無い内定で未就職のまま卒業してしまう方の割合は低いと言えます。
しかし、この就職率、2020年以降からは新型コロナウイルス感染症の影響で、著しく下がっていくことが容易に想像できます。
コロナ以前でも、卒業後の空白期間が長くなればなるほど、就職は困難になるといわれていましたが、コロナ禍では、更に既卒からの就職は難しくなるといえます。
NNT(無い内定)の末路はどうなる?
就職率を調べてみると一目瞭然ですが、新卒生の卒業時の就職率が約98%であるのに対して、NNT(無い内定)で既卒の就職率は、卒業から6か月以内であれば、男性で64%、女性だと56.5%ということが、厚生労働省の「フリーターから正社員への就職率」の調査結果でも明らかになっています。
上の表でも明らかですが、卒業後の既卒期間が長くなるほど、就職率はどんどん低下していくことがわかります。
一度、新卒のレールから外れてしまうと、正社員就職の成功率は低くなる一方で、20代後半から絶望的な状態になります。30歳を超えると正社員への就職は本当に厳しくなるので、無い内定の状況をすぐにでも改善しないと、末路は一生、短期バイトや派遣を転々とする不安定な生活になる可能性が高いです/strong>。
NNT(無い内定)のまま卒業してしまった20卒の就職は難しい?
NNT(無い内定)のまま卒業して、既卒として就活を続けていても、書類選考や面接で上手くいかないことがほとんどです。
更に、最近ではコロナショックの影響で新卒生の就活でさえも難しい状況に陥ってしまい、ウェブ面接やウェブ説明会等の「リモート就活」などの慣れない就活をしている状況です。
でも、「20卒の既卒だから、もう就職は難しい」という訳ではありません。ちゃんと、20卒で卒業して以降、一度も内定を取ったことが無い方であったとしても、ホワイト企業の正社員として就職することは可能です。
卒業後、中途採用枠を狙うのが就職成功のコツ
卒業後、NNT(無い内定)から就職を成功させるコツは、既卒3年以内の新卒枠だけを狙わずに、中途採用枠を狙う方が意外と簡単です。
「中途採用枠は、社会人経験がないと厳しいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、中途採用枠とは、あくまでも新卒採用枠と区別して使われているだけなので、卒業後に職歴がなくても、面接官に人柄が認められれば採用されるケースも多いのです。
逆に、既卒3年以内だから新卒枠だけを狙っていると、痛い目に合います。もちろん、卒業後も新卒枠で採用してもらえる就活生もいますが、留学に行っていたり、病気で就活できる状態ではなかったという「例外の20卒」であるケースが多く、面接官が「やむを得ない事情で就活できなかった」と納得した場合だけ、20卒の新卒枠での採用を認めることもあります。
コロナ禍の就活では職種選びが重要
この新型コロナウイルス感染症の影響で、これまでも多くの企業が新卒の内定取り消しを既に行っていて、今期の採用を縮小させる動きが既に出ています。就活もWeb面談やweb説明会などが主流となってきている中で、やはり内定の兆しが無い…と悩んでいる方がほとんどです。
2019年までであれば、人材市場は超売り手市場で就職率も高かったので、ある程度、職種を選り好みしても、内定はもらえていました。しかし、2020年以降はコロナの影響で就職難が予測されるので、リーマンショック後の雇用不安を想定した就活の動き方をするべきです。
「じゃぁ、どんな職種だと就職しやすいの?」と思われるかもしれませんが、こんな中でもまだまだ堅調な職種は存在します。
ITエンジニア業界はそもそも過度の人材不足が続いていて、こういった事態であっても採用を続けています。経済産業省の調査によると、2030年までに日本では79万人のIT人材が不足すると統計も出ているため、恐らくこの傾向はしばらく続きます。
現在志望している業界に加えて、IT業界も加えて考えることで、更に現状からの就職率を上げることができます。「IT系は、プログラミングも全くできないし、未経験でも採用される余地はあるの?」と思われるかもしれませんが、一応、未経験でも入社時の研修でしっかり勉強させてくれる会社や資格を取らせてくれる会社も多いので、未経験だとしても可能性は全然あります。
ただ、既卒からの就職だと、中途採用の方が有利だったりするので、春入社を狙うのではなく、現時点で、プログラミングスクールや独学等で1~3ヶ月ほど勉強して、それから中途採用入社を狙うのも一つの手です。東京であれば、プログラマカレッジのようなプログラミングスクール(就職あっせんサービス付き)が無料で受講できて、実際に私も利用しましたが、かなり良質だと感じました。受講後の就職率は96.2%とかなり高いのも特徴的です。
【就活時の注意点】無い内定者のリクナビ・マイナビを使った就活はNG!?
当時の私は、ず~~っっと、就活が上手くいきませんでした。
就活が上手くいかなかった理由は、「就職サイトに頼った就活をしていたから」です。
無い内定からの就活で、特に気を付けなければいけない点が、リクナビやマイナビなどの就職サイトに頼りすぎないという点です。一応、リクナビやマイナビの求人サイトには、新卒3年以内であれば応募できる求人数も少なくないですが、ただ、登録している大多数は21卒の新卒生なので、書類選考や面接では新卒生と比較されて、落とされることが多いです。
また、新卒生ではない既卒だからといって、マイナビ転職やリクナビNEXT、DODAなどの転職サイトを利用しても、登録している大多数は、正社員の社会人経験のある転職希望者がライバルになるので、卒業後、職歴のない無い内定組は、相手にされることはありません。
就活はどうする?無い内定期間が長くても就職しやすい方法とは?【20卒向け】
☑ リクナビ・マイナビも使えない…
☑ 転職サイトも使えない…
☑ 新卒枠も狙いにくい…
☑ コロナ禍で就活しづらい…
卒業後、無い内定の期間が長くなっていても、正社員に就職しやすい方法とは、「就職エージェントと新卒応援ハローワークを併用すること」です。
【無い内定の就職活動1】新卒応援ハローワーク
新卒応援ハローワークとは、普通のハローワークの就職サービスとは違って、在学中の大学4年生~既卒3年以内の既卒生に特化した就職サポートを行っています。特徴的な点が、個別の専任相談員がついてくれて、マンツーマンで自己分析や応募書類の添削、面接対策等のサポートをしてくれて、尚且つ、既卒でも応募しやすい新卒枠の求人も教えてくれます。
ただ、新卒応援ハローワークのデメリットとしては、向こうから「あなたに合った求人はコレです」というような紹介はしていなくて、求人探しはあくまでも自主的に進めていかなくてはいけません。
更に言えば、ハローワークの求人は、どんな企業でも無料で求人掲載できるため、求人票に記載してある内容の虚偽が多く、ブラック求人も結構な割合で紛れている可能性が高いです。
【無い内定の就職活動2】就職エージェント
ただ、どのエージェントでも使っていいというわけではありません。就職サイトと同じように、新卒向けや転職者向けのエージェントを使ってしまうと、逆に効率が悪くなるだけで、就活に失敗してしまう可能性があるからです。
これまで私は数多くの既卒向けのエージェントを利用してきましたが、その中でも質の高かったエージェントはごく一部です。
私はこれらのエージェント全てを利用した経験がありますが、20卒の無い内定向けのエージェントは、就職ShopとDYM就職が最適だと感じます。実際に、これまで就職相談させていただいた20卒既卒の方でも、この2つのエージェントを利用して、就活を成功させているので、とても相性は良く、どちらも未経験OKのIT系求人も多く紹介してくれます。
DYM就職も利用しましたが、紹介される求人数自体は他のエージェントと比べても多い方ではありませんが、就職成功率が96%とかなり高いので、就職Shopと併用して利用した方がいいと感じました。
就活が上手くいかないと、精神的にも辛くて、心が折れそうになる気持ちは、私も経験しているのでよくわかりますが、就活はこれから長い間働く大事なイベントでもあるので、妥協せずに、これら2つのエージェントと新卒応援ハローワークを上手く併用しながら進めていくようにしましょう。