GEEK JOBキャンプ後の感想を暴露|2chの評判/口コミにはない就職先やギークジョブの裏情報を元ニートの私が徹底レビュー
19歳で大学中退後、ニート期間を経て短期のバイトや派遣を転々としてきた経歴があったため、正社員の就活は上手くいかず。そんな時に未経験からでも将来性があって、給与や待遇面も他の業種と比較すると高めのIT業界に興味を持ち始め、GEEK JOBにたどり着きました。
IT系でプログラマなどを目指す場合、普通に全くの未経験で就活するよりも、短期間だけ少しでも勉強した方が優良企業への就職率が高くなるということを知り、私は未経験対応のプログラミングスクール(就職エージェント)を探すことになりました。
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その中でも、GEEK JOBは無料で利用できるスクールの中では良質の方でした。ただ、GEEK JOBのキャンプに参加してみて、悪い点やGEEK JOBのデメリットもありました。
GEEK JOBを利用する前は、ネットの口コミサイトや2ch/5chの評判などを参考にしていましたが、どれもGEEK JOBキャンプに参加したことのない人の書き込みだったり、推測による書き込みなどがほとんどで、信頼できる情報を得られず不安な思いをしました。
GEEK JOBの4つの特徴|未経験からIT系正社員に就職するための無料スクール
GEEK JOBを利用する前、リクナビやマイナビ、リクナビNEXT、マイナビ転職、DODA、リクルートエージェント、他既卒専門の就職エージェント、ハローワーク、ジョブカフェと、本当にたくさんの就職サポートを受けてきましたが、IT業界未経験の私がIT求人に応募しても、ほぼ書類選考落ちで、運よく面接まで残っても待遇のよくないブラック企業だけ。
実際に、未経験OKのIT求人の面接を受けてみて感じたことですが、面接で志望動機を「御社の〇〇に興味があり応募させていただきました」と答えても「興味があるんなら、少しでもいいから何か勉強したことはある?」と聞かれることが多く、
「………」
独学でプログラミングを勉強したこともありましたが、最初の段階で躓いてしまい、誰にも質問できずに挫折してしまいました。こういった紆余曲折を経てGEEK JOBにたどり着き、実際に利用してみることにしました。
【GEEK JOBの特徴1】フリーター・第二新卒向け転職コースで最短1ヵ月で就職
GEEK JOBを利用する前、一番心配だった点が、「ブランクがある私でも正社員に就職できるの?」という点。GEEK JOBの公式サイトには、「フリーター・第二新卒でも最短で1ヵ月で正社員に就職できる」と書いてありますが、企業のホームページは誇大広告も多いので、あまり信頼はしていませんでした。
ただ、こちらの心境としては、就活も上手くいってなくて、ただただブランクが長くなってしまうばかりで、「早くこの辛い就活を終わらせたい…」というのが正直な本音でした。
GEEK JOBのコースは大きく分けて2種類、「プログラマコース」と「インフラエンジニアコース」があります。コース内容については後述しますが、プログラマコースでは、Java/PHP/Rubyと言われる超王道のプログラミング言語を学ぶことができ、インフラエンジニアコースでは、Apache/MySQL/Linuxと呼ばれる、こちらも超需要のある基礎を学ぶことができます。
どちらのコースも無料で受講できて、更に就職支援のサポートもあります。しかも現在は新型コロナ感染症予防のため、受講は全てオンライン講座に切り替わっています。通学不要で、無料のオンライン転職コースを受けられるのは、実質今だけかもしれません。
私が参加したコースは、インフラエンジニアコースですが、流れとしては、学習期間が1~3か月で、コース修了後にGEEK JOBから紹介される求人に応募して就職先が決まっていく流れになります。
学習期間が1~3か月と幅があるのは、学習スタイルが最初から最後まで個別で進めていくスタイルなので、早い人は1ヵ月で内定、遅い人でも3か月以内で内定というイメージです。
コースの進め方が、自分のマイページ(ネット上で)の中に動画や学習マニュアルがあって基本的には、それを見ながら課題を1つ1つ終わらせていく感じになります。学習マニュアルをみてわからない所があれば、動画をみて、動画をみても分からなければ、ネットで検索して調べて、それでも理解できなければ、アドバイザーにチャット等で聞くという進め方です。
ただ、ITエンジニアになる場合、働き方的に自分で調べて解決するというスキルが当たり前になります。受講形式じゃないと勉強できないというタイプだと、そもそもITエンジニアには向いていません。
一応、二人三脚でメンターがついてくれるTECH::EXPERTやDMM WebCampなどの通学形式のスクールもありますが、50~60万ほど受講料がかかるので、私的にはこういった有料で高いスクールは、経済的な問題で通うことができませんでした。
GEEK JOBの場合、受講料は基本的に無料で、しかも現在は24時間自宅からプログラミング学習ができるので、経済的な面でも利用しやすいスクールだと感じました。
なので、在職中の方でも空き時間に自分の時間をみつけて、オンライン上で勉強できます。
【GEEK JOBの特徴2】未経験からのプログラマへの転職率が97.8%
GEEK JOBはプログラミングスクールというよりも、就職エージェントで就職準備としてプログラミングを勉強できるサービスと言った方がより正しい表現です。GEEK JOBでは、未経験に特化したプログラマへの就職支援が専門で、転職率が97.8%とかなり高い実績があります。
では、「実際の所どうなの?」という目線でお伝えすると、GEEK JOBでできた私の友人もキャンプ修了後は就職はできていました。
【GEEK JOBの特徴3】ブラック企業を排除、優良企業だけ紹介
一度、就職サイトから派遣社員として働いたことがありますが、そこは残業が夜遅くまで、パワハラは当たり前の超ブラック企業だったので、就活の際に慎重にならざるを得なくて、就職することがとても怖かったことを覚えています。
GEEK JOBキャンプに参加して社員さんと話していると、どうやらGEEK JOBでは、就職先の環境がブラックだと元受講生から報告があったり、長く働けない環境だったりした場合、その企業との提携を切るそうです。つまり、新しい提携先ができても評判が悪ければ提携しないので、GEEK JOBで長年提携している企業はホワイトな環境の優良企業揃いということになります。

後で詳しく説明していますが、上に挙げているような大手有名企業に就職できる人はほとんどいません。正直、これらの大手企業に就職できるのはIT経験者や元々有能な方、高学歴な方などで、未経験からだとほぼ厳しいと考えた方が無難です。
普通に考えてみても分かりますが、高学歴で新卒での入社も厳しいような大手企業はただでさえも倍率が高いのに、私のような未経験でしかもブランクがあるような人材を採用するのは現実離れしています。
ただ、これらの大手企業を狙うのは難しいですが、中小企業である程度給与が高く、働きやすいIT企業であれば未経験でも狙えるのは嘘ではありません。
【GEEK JOBの特徴4】プログラミングスクール受講料がすべて無料
「タダほど怖いものはない…」
GEEK JOBを利用する前の私は、かなり疑心暗鬼で、無料なのは嬉しいのですが、「無料だから、質が低かったり、まともな企業を紹介していないんじゃないか」そう考えていました。しかし、GEEK JOBキャンプに参加してみてわかったことですが、GEEK JOBは就職エージェントとしての事業で、企業側から人材紹介費用という形で収益を上げているので、利用者側が授業料を支払う必要がないということ。
企業側からすると、GEEK JOBでエンジニアの基礎を勉強して入社してくれるので、最初の2~3か月分の研修費用を支払うよりも、GEEK JOBに必要最低限の研修(勉強)を積んだ人材が来てくれる方が安上がりということです。
また、GEEK JOBは「株式会社Sun Asterisk」というIT業界では有名な企業と業務提携していて、そこでの事業で儲けているそうです。
有料と無料のプログラミングスクールの違いとは?
調べてみるとわかりますが、プログラミングをしっかり学べて無料というスクールはほとんどありません。普通、他のスクールでGEEK JOBと同じように受講して就職支援まで受けるとなると、30~40万は払わないといけません。高いスクールだと50~60万かかります。
上の表をみてもわかりますが、GEEK JOBでは受講料が無料で、自分の作品も作ることができるので、就職面接の際にもアピールできて就職しやすくなるというメリットがあります。
ここで疑問に思うことは、「無料スクールよりも有料の方が授業の質は高いんじゃない?」という点。この疑問は、実際に足を運んで有料のスクールの授業を見学して比較した私だから言えることですが、授業の質なんてどこもほとんど変わりません。
意外に思うかもしれませんが、プログラミング言語は世界共通語で、教える内容やカリキュラムにスクール毎で差があるわけではありません。では、なぜ有料のスクールが存在するかというと、それは「プログラミングを教える事業しかしていないから」です。一応有料スクールの良い点は、1人の利用者に対してメンターやアドバイザー、キャリアアドバイザなど複数でサポートしてくれる点は良い点です。
ただ、忘れてはいけないことは、「良い企業に就職できるかどうか」という点が一番重要です。
そういった面では、GEEK JOBはホワイトな就職先を中心に紹介してくれて、尚且つ就職率が97.8%とかなり高い確率で就職できることを考えると、私のように正社員未経験からIT系の正社員を目指す上では理想的な場所だと言えます。
(2) 未経験からのプログラマへの転職率が97.8%
(3) ブラック企業を排除、優良企業だけ紹介
(4) プログラミングスクール受講料がすべて無料
GEEK JOBで就職しないと違約金(12万円)が…【注意点を解説】
GEEK JOBに申し込む際の利用規約を写したものですが、この点は確実に理解しておいた方がいいです。
赤い四角で囲っている部分を要約すると、
(2) GEEK JOBからの紹介企業ではなく、自分で見つけた求人、又は他エージェントから紹介された企業への就職となった場合、違約金として12万円(税抜)がかかる
(3) GEEK JOBからの紹介企業で内定を取れたけど、内定辞退した場合、違約金として12万円(税抜)がかかる
授業やプログラミングが自分には合わないと感じた場合、2週間以内に辞めてしまえば問題はありませんが、2週間を越えてのキャンセルは違約金がかかってしまいます。ただ、逆を言うと、受講開始から2週間以内であれば違約金なしで辞めることが可能です。大抵は、2週間以内で合う合わないの判断はできるので、受講前はあまり違約金について気にする必要はありません。
ただ、一番気になるのは「GEEK JOBに参加しても就職できなかったらどうするの?」という点、、、
一応確認してみると、コース修了後に内定を1社ももらえず就職できなかった場合は、「GEEK JOB側の就職支援の力不足ということなので、違約金はいただきません」ということだったので、その点は安心できます。
他には、自分で就職先を見つけてきた場合には違約金がかかってしまいます。この点は納得できますが、GEEK JOBから紹介された企業で1社でも内定が取れて、内定が取れた会社を辞退してしまうと違約金がかかってしまいます。なので、GEEK JOBで1社だけ内定が決まって、その会社が気に入らずに内定辞退して、他の会社からは内定がもらえなかった場合、この場合は違約金が発生するということでした。
なので、裏を返すと「自分が気に入らない求人には応募しない」という方針を取り、もしGEEK JOBを受講するのであれば「この企業であれば入社しても良い!」と感じた企業にだけ絞って就活することを強くオススメします。
もし、第一希望の内定結果待ちで、二次希望以下の求人で先に内定が出た場合は、他社であれば「内定が取り消される可能性があるから、今出ている内定で承諾しておいた方がいいですよ」と企業の利益優先で、内定受諾を焦らせる所も多いですが、GEEK JOBの場合は内定受諾をちゃんと待ってくれます。
「でも違約金のリスクは負いたくない…GEEK JOB以外に良質なプログラミングスクールは無いの?」と疑問に思うかもしれませんが、実はあります 笑
私は、最終的にはプロエンジニアというスクールに落ち着きましたが(違約金が怖かったので、2週間以内にGEEK JOBは辞めました)、プロエンジニアであればコース内容・求人の質ともにかなり良かったですし、違約金が完全に発生しないというスクール。自身が無いと「完全に無料」は打ち出せないので、プロエンジニアも選択肢の一つに入れるのもアリです。
ただ、GEEK JOBの転職コース(キャンプ)に参加する前に無料で説明会/プログラミング体験会ができるので、一度自分の目で見て、聞いて、体験してから判断した方がいいです。合う合わないというのはその場でほとんど感じるものです。
また、GEEK JOBから紹介してもらえる就職先については後述しますが、もちろん微妙な求人もありました。ただ、全体としては、私がハロワやエージェントで見た求人の中では、限りなく良い方でした。
GEEK JOBの元受講生で私の友人が数人いますが、平均で内定は2~3社取れます。1社しか内定をもらえず、「違約金のせいで内定辞退できない」というケースは私の周りではほとんど聞きません。
繰り返しになりますが、「気に入らない求人だったら応募しない」というスタンスを取れば、内定辞退することもないので、違約金を支払うこともなくなります。この裏技を知っておくだけでも、自己防衛ができるので、少しでもお役に立てると幸いです。
また、GEEK JOBで受講可能なプログラミング言語の種類として、JavaやPHP、Rubyなどがメイン言語ですが(←何言っているかわからないと思いますが、現時点で言語の種類はわからなくてOKです)、難易度が高い言語(Java)から易しい言語(PHP、Ruby)まで幅があるので、この点はGEEK JOBの良い点だと感じます。
また、数あるプログラミングスクールの中で、Javaの無料体験ができるのはGEEK JOBだけです。無料体験後にしつこい勧誘は一切ありませんでしたし、2週間以内で辞めたとしても、一切辞める理由は問われません。
GEEK JOBはニートでも就職できる?キャンプに参加した本音の体験談
GEEK JOBは第二新卒やフリーター向けのスクール(エージェント)ですが、私自身、大学中退後にニート歴があったり、派遣期間終了後にニート期間があったりと、とにかくブランクがあったので、「ニートの私でも就職できるのか?」という点が気がかりでした。
ここでは、GEEK JOBのキャンプに参加してみて、実際に周りの友人やスタッフさんから集めた情報、そして私の実体験を中心に、体験談として本音でご紹介していきます。
GEEK JOBキャンプの他の参加者はどんな人?
GEEK JOBの他のキャンプ生についてですが、私以外にも前職を辞めてしばらく無職の方、短期大学を中退した方、正社員未経験の方など、それぞれバックグラウンドが違う感じだったので、「私だけじゃなくて、よかった…」と感じたのが、正直な所です。
話を聞いてみると、インターネットを見たり、パソコンで少し検索するくらいのスキルの方も多く、プログラミング未経験者の方が多かったです。途中で1人辞めてしまう人もいましたが、ほとんどの参加者が内定を2~3社取れていたので、未経験でもプログラマへの就職率が高いというのは信憑性は高い方だと感じました。
私が利用した場所は九段下キャンパスでしたが、席は下の写真のようにいつもびっしりで、GEEK JOBの人気具合がわかります。ただ、参加者の4割くらいが女性だったので、その点は安心できました。
GEEK JOBの就職先は実際どんな所?ブラックじゃない?【ほぼ客先常駐、自社開発は無し】
GEEK JOBの公式サイトをみても、
と、「就職先は優良企業ばかりで、安心ですよ~」と、全く信用できません。
結論からお伝えすると、上のような超有名IT企業に就職できた人は、私の周りの友人でも一人もいません。未経験から上のような大手企業に就職するのは、前職でIT経験がある方でないと現状は難しいです。
そして、GEEK JOBから紹介されるほとんどの求人が客先常駐型企業(SES)が多数を占めます。IT業界についてあまり詳しくないと思うので、少し詳しく解説していくと、IT業界では主に2種類の企業、「客先常駐型」と、IT業界の花形と言われている「自社サービス開発企業」の2つがあります。

IT業界は、ほとんど上の図のようなピラミッド構造で仕事が成り立ちます。プロジェクト毎に、提携先(客先)の企業に常駐して働くので、富士通や日立、NTTデータなどの大手トップ企業の中で働くことが可能です。
自分の会社の中で働くのではなく、提携先(客先)の企業に常駐する働き方がIT業界の9割方の求人を占めているので、決して珍しい働き方ではありませんが、ホワイト企業に就くポイントは、2次請け~3次請け企業に就職することです。4次請け~5次請け企業以降になるとブラック企業で、給料も低いのに残業もたくさんという企業も珍しくありません。
客先常駐型企業で働くメリットとしては、待遇面はある程度よくて、尚且つ、残業時間がほとんどないという点です。常駐させている企業としても、パートナー企業から派遣してもらっている社員さんを残業させることは、契約上しずらいというのが現状だからです。
あと、IT業界ではよく知られたことですが、常駐先で働いている時に、スキルが認められるとその企業からヘッドハンティングで引き抜かれることもあります。

上の図のように、例えば、お客さんの企業から「〇〇のようなアプリを開発してほしいんですが作れますか?」という発注を受けて開発したり、自社のアプリを独自に開発したりという働き方で、基本的には自分の会社の中で働くことがメインになります。
自分の会社の中で働けるので、移動が少ないというメリットがあります。しかし自社開発の企業だと、身につくスキルが偏って転職がしにくくなったり、一番の問題は自社開発企業は人気度が高く倍率も高いので、未経験から狙うとなると就職率が低くなってしまうという点が挙げられます。
自社サービス開発企業で働く場合、注意点があって、即戦力が求められる企業がほとんどなので新人研修がほとんどなく、自分の力でバリバリ考えてできる人でないと、自社開発企業は向いていません。
能動的に考えることができて、「自分の会社で商品開発に携わりたい!」と意欲的な方にとっては、客先常駐型企業での働き方は物足りないかもしれませんが、未経験からIT業界に就職する場合は、まずは常駐型派遣企業に就職して、経験を2~3年積んだ後に、自社サービス開発企業に転職というキャリアアップを狙う人がほとんどです。
ただ、どうしても最初から「SIerや自社サービス開発企業を狙いたい!」という方にはGEEK JOBはオススメできません。
このコロナショックの影響で、有効求人倍率も急速に低下している現状と、新卒採用でさえ見送りにする企業が増えているという現状を現実的に考えると、今後はSIerや自社開発企業を狙うのは得策ではありません。
ただし、どうしてもSIerや自社開発企業への就職が厳しいとしても、「ダメ元で構わないから、SIer・自社開発企業の選択肢は残しておきたい!」ということであれば、プロエンジニアを選んでください。プロエンジニアはGEEK JOBよりも実際に動いている求人数が多いですし、未経験からでもかなり努力すれば就職できる可能性もあります。その点は、現在の就職事情も含めて、プロエンジニアの説明会で聞いてみるといいですよ。
話が少しそれてしまいましたが、GEEK JOBが紹介する就職先のほとんどは客先常駐型企業です。就職先は、客先常駐型企業の中でも2次請け~3次請け企業のホワイト企業を厳選してくれているので、求人の質の面では、下手にハローワークや就職サイトで応募するよりも、良質だったというのが私の正直な感想です。
また、友人の就職先もそうだったのですが、仕事内容として多いのが、コーディングメインの仕事が中心なので、保守・運用系の誰でもできる仕事というよりは、GEEK JOBで学んだプログラミングを直接生かせるような仕事なので、やりがいがある仕事が多いように感じました。
GEEK JOBのオフィスの雰囲気と他受講生の様子
現時点(※2020年5月17日)では、新型コロナ感染症(COVID-19)予防のため、通学形式ではなく、全てオンライン講座となりますが、一応、GEEK JOBの通常時のオフィスの雰囲気や周りの受講生の様子をお伝えできたらと思います。
2階に上がるとGEEK JOBの貸し切りフロアになります。
ちなみに、キャンプの様子はこんな感じです。各々自分のパソコンに向かって自分のペースでプログラミングの課題をしています。
私が参加した九段下キャンプでは、「男性:女性=6:4」と、他のスクールと比べると女性が多めな印象を持ちました。
キャンプ全体の雰囲気は、全く息苦しくなく、静かでカジュアルに作業ができる感じです。すべて個別の作業になるので、チームやグループで作品を仕上げたりということが一切ありません。
GEEK JOBのメンターの印象
GEEK JOBのキャンプでは、パソコンで動画やマニュアルを見ながら課題を個別で進めていくスタイルです。わからない所があれば、近くにいるメンターに質問できます。
オンライン講座でも、上の受講スタイルは同じで、基本的にはパソコン上で課題を進めて、わからない所があれば、メンターにチャットなどで質問して、即レスが返ってくるという感じなので、結構オンライン講座の方が場所も時間も選ばず進められるので、今の方がGEEK JOBのサービスは向上しているのかなと感じます。
GEEK JOBのメンターは、どちらかというと、「動画をみても、ネットで検索してもわからない」という場合の最終手段として質問するという感じなので、「何からなんでも質問する」というキャンプ生はほとんどいません。
この点は、最初で説明を受けますが、これからITエンジニアとして働く上で、職業的に、わからない所は自分で調べて仕事をすることが必須になります。なので、それほどメンターにお世話になりませんでしたが、その中でも何度か質問して丁寧に教えてもらったことがあります。
GEEK JOBのメンターは、エンジニア経験が10年以上ある方もいたり、元GEEK JOBの卒業生で社員になった方もいたりと、バラバラです。
GEEK JOBのインフラエンジニアコースがコロナ禍では就職に直結しやすい
GEEK JOBのインフラエンジニアコースの説明をする前に、「コロナ禍の就職事情ってどうなってるの?」「このコロナ禍でも就職しやすい職種は何か?」「また、就職しにくくなった職種は何か?」という点についてお伝えできたらと思います。
「就職が厳しくなっている」という根拠ですが、2020年5月16日に共同通信社がまとめた「主要111社を対象とした2021年度入社の新卒採用に関するアンケート」によると、21年度新卒採用数を20年度実績(見込み)より26%減らすことを検討しているということがわかりました。
また、最近の有効求人倍率をみても、2018~2019年辺りは平均有効求人倍率が1.6倍前後あったものが、2020年3月時点の有効求人倍率が1.39倍と急激に落ちてしまっています。
リーマンショックは2008年9月15日に起きましたが、それから有効求人倍率も下がってきて、一番底をついたのが約1年後の2009年8月の0.42倍でした。
なので、2020年3月時点の有効求人倍率が1.39倍というのはまだまだ序の口で、リーマンショックから学ぶとするなら、コロナショックの影響で2021年春頃に有効求人倍率が1番底をつくのでは?と個人的には予測しています。
ただ、ここでは「新卒生でさえ就職難になっているのだから、私のようなブランクのある状況からの就職は今後もっと厳しくなります」ということをお伝えしたいわけではありません。
それが「インフラエンジニア」というITエンジニアの職種です。インフラエンジニアとは、サーバーやインターネット環境を保守・運用するスペシャリストのことを指します。
「…え?」
と、ここで理解できなくても大丈夫。インフラエンジニアのお仕事を例を挙げて例えると、車を組み立てて開発する人が「プログラマ」だとすると、インフラエンジニアは、その開発された車を定期的に整備したり点検して直すような役割です。車は作って終わりではなくて、車を買ってくれた人が安全に長く使ってくれるように、常に整備・点検するエンジニアも必要です。
GEEK JOBのインフラエンジニアコースは2018年1月に開設されたので、比較的新しいコースではあります。当時は言語数もあまりなかったですが、現在はApache/MySQL/Linuxという3つのインフラ言語を扱っているので、コースの幅が広くなったなという印象を持ちます。
インフラエンジニアの平均年収は約450万ほどで、将来的には700~800万も目指せる職種です。プログラマは理系で数学が得意、常に好奇心を持って学び続ける人が向いているとされていますが、インフラエンジニアは文系向きで、安定した働き方を求める人、コツコツ積み重ねて学んでいける人が向いています。
インフラエンジニアの仕事内容としては、下のようなサーバと呼ばれる機械に異常がないかを点検して、異常があれば直すようなお仕事です。
やる作業が決まっていて、あまり人と関わる仕事ではありません。マニュアルに沿って作業を進めていけば誰でもできる仕事ですが、資格を取得すれば簡単に昇給ができて、転職もしやすいという面では大きなメリットがあります。
GEEK JOBのインフラエンジニアコースは、未経験からであればコースは1ヶ月ほどで、その後就活して内定という流れです。最短で3週間ちょっとで内定をもらった方も受講者の中にはいるそうです。
インフラエンジニアであれば、未経験でも30歳までであれば就職もしやすく、内定も比較的取りやすいです。初任給の平均年収は250~300万が多く、経験を積むと年収400~600万、多い人で700~800万という仕事です。
そうすると、正直に現在の就職事情について教えてくださいました。コロナショックの影響で、未経験から応募可能なプログラマーの求人は激減したそうで、
と赤裸々に、プログラマーの就職事情を教えてくださいました。
一方で、インフラエンジニアの就職事情についてGEEK JOBの担当者に聞いてみると、
ということでした。まとめると、大卒で正社員経験が無い限りは、インフラエンジニアコースで就職を目指した方が、コロナ禍では就職しやすいというのが、現在の最新の就職事情です。
GEEK JOBの無料体験会は、全国どこからでもオンライン(インターネット上)での参加ができて、しかも、簡単なITエンジニア未経験であっても、簡単なプログラミング体験ができるので、一度参加してみてインフラエンジニアを目指すかどうか判断してみるといいですよ。
プログラマコースはどう?
GEEK JOBのプログラマコースで学べる言語は、Java/PHP/Rubyの3種類で、他のスクールと比較すると、PHPやRubyの人気言語も扱っている点は、GEEK JOBに通うメリットかなと感じます。とはいえ、プログラミング初心者が欲張って「全部の言語を習得しよう!」というのは全くオススメできません。プログラミング言語は1種類を極めるのもかなりの時間を要しますし、少なくとも3ヶ月以内という期間で学ぶのであれば、1つに絞るべきです。
言語の説明はメンターさんからありますが、一応Javaの方が求人数は多いです。Web系を極めたい!ということであれば、Rubyという言語が初心者には易しく、「フルスタックエンジニア」と呼ばれる1人で何役もこなせるスーパーエンジニアを目指すことも可能です。
現時点では、「どの言語を選ぼうか…」と難しく考えすぎず、まずはプログラミング体験してみて判断する、という考え方の方が、私の経験上迷わないかなと思います。
プログラミングコースについては、結構人気があり、私も最初はプログラミングコースの受講から始めましたが、どうしてもJava言語のオブジェクト指向という分野で思考停止してしまい、途中でインフラコースに転向させてもらいました。そのせいで、十分にインフラコースも受けることができずに、気づけば違約金タイムリミットの2週間が来てしまった…という背景があります。
最近はコロナの影響で未経験OKのプログラマ求人が減ったということを聞いたばかりですが、「どうしてもプログラマーを目指したい!」ということであれば、プロエンジニアの方が、現時点では最適な選択肢かなと感じます。プロエンジニアであれば現時点でも未経験OKのプログラマ案件を紹介してくれます。
GEEK JOBの就職先は実際どうなの?評判とは違う裏情報
GEEK JOBの就職先は、客先常駐の企業がほとんどで、自社開発の企業があまり無いとお伝えしてきました。仕事内容としてもコーディングやテスターを兼務するような仕事が多いのですが、就職後どんな感じで働いているのか、実際に私の友人(元GEEK JOBキャンプ生)に「就職後は、ぶっちゃけどう?」と聞いてみました。
私の友人が就職した先は、客先常駐企業で2次請け企業にあたります。就職後の感想は、「結構ヒマ」ということで、バリバリ働くつもりが、1週間でやるべき仕事が大体決まっていて、自分の役割の仕事が終われば就業時間まで暇になるそうです。
就職前に提示されていた給与などの待遇面や、残業時間については結構しっかりやってくれているので、その面は満足していました。ただ、就職後の研修については、ほとんどなくて、わからない所があれば自分で調べて仕事をすることも多いそうですが、現場のスーパーバイザーが仕事をチェックしてくれたりアドバイスをくれるので、その点では働きやすいそうです。
GEEK JOBの就職先はどうやって決まる?評判には載っていないこと
私の友人と話していてわかったことなのですが、GEEK JOBの口コミや評判サイトでは「就職先はコースを卒業してからしか紹介されない」と書いてありましたが、決してそんなことはないようです。
GEEK JOBのキャンプ(転職コース)では、プログラミングの課題を個別に進めていくので、「ここまでコースを終わらせたら卒業ね!」という基準がないそうです。結構多いのが、大体1ヵ月くらい課題に打ち込んだ所で応募できる企業があって、早い段階で応募できる企業は、GEEK JOBのお得意先ということが多いそうです。
お得意先というのは、GEEK JOBの卒業生が多く就職先として選んでいる企業のことを指しますが、お得意先の企業はGEEK JOBのカリキュラムをよく理解しているので、カリキュラムの途中に面接した場合、現在の学んでいる部分の理解度を重視して合否を決めることが多いようです。
もちろん、コースをある程度修了させないと応募できない企業もありますが、それはそれぞれの企業で違いがあるそうです。
なので、GEEK JOBの就職先の決まる流れというのは、コースを大体1ヵ月打ち込めば、応募できる企業が出てくるので、学習段階に応じて一応応募するという感じで進んで、内定が取れても1~2か月保留してくれる企業が多いので、焦って内定を受諾する必要もないということでした。
GEEK JOBキャンプの評判/口コミを集めてみた【悪評あり】
GEEK JOBキャンプの評判が書かれた口コミサイトも見ましたが、どれも1日無料体験の感想や、実際に行ったことのない人が推測で評判を書き込んでいるサイトが多く見受けられました。
GEEK JOBのプログラミングキャンプ参加者の良い評判
女性(25歳)
GEEK JOBキャンプに通った感想ですが、とにかく課題を終わらせるのが大変でした。私は無職の期間が長くなってきていたので、「キャンプ修了後に就職できなかった、では困る!」という点が不安で、応募する企業数も多めに出した方がだと思います。
就職先は客先常駐の求人がほとんどで、最終的には3社から内定を頂くことができました。私はまったくの未経験からプログラミングを学んで就職しましたが、未経験からであれば客先常駐から始めることを強くお勧めします。自社系だと、とにかくスキルがないと無理です。
就職後に研修があまりなかった点は不満点ですが(GEEK JOBさんに対しての不満ではないですが…)、それ以外はコース内容もサポートもとても良くしていただいて満足しています。
男性(23歳)
私は大学が文系で、中退してしまったため、これといった長所がなくて、専門学校に通い直そうと思いましたが、プログラマとして早くから就職した方が給与も高くなりやすくて、大学中退でもスキルが身につけばキャリアアップしやすいということを知って、GEEK JOBのプログラミングキャンプに参加しました。
結果、内定を4社から頂くことができました。ただ、内定を取れるのは簡単ではありません。未経験であれば、家に戻っても復習したり、自習の時間を長くとらないと、面接の理解力を試される質問で答えることができず、結局は内定には結び付かないと感じます。
なので、「GEEK JOBのキャンプに参加すれば就職できる」と考えている人にはおススメしません。本当に自分の遊ぶ時間を割いてでも勉強して就職したいという思いが強い人でないと、途中で挫折することもあると思います。
ただ、一生懸命な人に対しては、GEEK JOBのスタッフさんは一生懸命になってサポートしてくれますし、近くにいる仲間も励ましてくれながら、良い雰囲気で学べて、就活もできるので、そういう人にはぜひおすすめしたいです。
GEEK JOBのプログラミングキャンプ参加者の悪い評判【悪評2件】
女性(27歳)
GEEK JOBで教えているメンターの人の年齢が若く、卒業生が多く、エンジニアとして働いた経験があまりない人もいたので、全体として若い会社という印象を持ちました。ただ、専門的に教えてくれる講師の方は、しっかり経験もあってわかりやすかったので良かったです。
GEEK JOBのクラスの雰囲気ですが、最初から最後まで個別学習なので、周りの方とあまり接する機会がなかった点は残念でした。個別の作品(ポートフォリオ)を完成させて終わりなので、チームでプロジェクトを終わらせるような経験のないまま、就職するのも少し怖かったです。
結果的には、私の年齢でも内定を3社頂けたので、その点は良かったと思います。
個別課題でも十分面接でアピールできて内定に繋がりますが、実際の現場(就職先)ではチームで役割分担して仕事をすることも多いので、スクールの中でチームで協力して進めていくような課題(研修)も経験したいということであれば、ProEngineerの方が最適だと言えます。
男性(27歳)
昨年にGEEK JOBを利用してプログラミングコースに参加しました。当時私は27歳でしたが、入校してしばらく経ったころに、GEEK JOBのスタッフの方に「27歳という年齢だと応募できる求人数が少ない」という話を聞かされました。
勉強不足の私もいけなかったのですが、「それなら早くいってほしかった…」と思いながら一応インフラコースへの変更も大丈夫ですと言ってもらえましたが、同じコースを続けました。インフラコースの方がある程度年齢が高くても内定率は高いそうです。
全体的な感想としては、コース内容やスタッフさんの雰囲気などは良かったのですが、それぞれのコースの就職率など、もっと詳細な説明が前段階でほしかったと感じました。
ただ、2020年4月からGEEK JOBのオンライン講座(インフラエンジニアコース)を受けた方(ツイッターで個別相談を頂いた方)のお話を聞くと、GEEK JOBのオンライン講座のコース内容は、オンラインといっても質も担保されていて、意外と好評でした。
GEEK JOBキャンプの2ch/5ch評判を30秒で解説
その評判というのも、「GEEK JOBは無料の詐欺サイト」「地方からだと無料でできない、就職支援はやっていないでしょ」など、GEEK JOBキャンプに参加したことのない人が、推測で評判を書き込んだだけの口コミに過ぎません。
GEEK JOBのツイッター上での良い評判
云うてよく考えていたらすでにウェブ上でスクール名出したあれこれとかありましたね()
7月からgeek jobというスクールで、九段下に一応構えていて通う形だったんですが、ここに関してはぶっちゃけ割と良かったです。ステップごとにプログラミングの本質を理解しつつ、最終的にはrackを使って
— たく@ケモノ&ポケモン界のプログラマー (@taku_narikiri_b) 2019年5月2日
GeekJob良かった #GeekJob
— 侑 (@fortuNate913) 2017年12月26日
プログラマカレッジさんとGeekJobさんに問い合わせ完了!
GeekJobさんは30過ぎてたら12万くらいかかるみたいだけどぜんぜん安いし就職決まったら返金されるらしい。しゅごい。大阪でもいけるのかなー。はやく返信来ますように。— ともみん@転職する! (@tomominmin7) 2018年6月4日
今日からGEEKJOBに通う( ´∀`)
インフラコースを受講するぞー(*≧∀≦*)
これから通学するのが楽しみ(๑>◡<๑)#GEEKJOB #プログラミング #インフラ— 赤井姫香 (@ennsinohara) 2018年1月10日
GEEK JOBのツイッター上での悪い評判
ギークジョブさんの1日体験の個別相談時に、うちのグループの正社員でプログラマーどうですか?と聞かれたのだけど、どうなのだろう🤔
— ユキ (@OhQym) 2018年5月9日
そうゆう大きいとこ行けたらかっこいいのですが、
経験が浅いもので(´・ω・`)geekjobさんにいってきたんですが、ruby未経験の求人少なかったです/(^o^)\
— りょう (@rei_stck) 2019年3月28日
GEEKJOB調べておおむねよさそうだったけど研修終了後もし提携?紹介のところ就職しなかったら授業料払う必要があった😔
— みぞれ@勉強中 (@mzr3o3) 2017年12月22日
もし、どうしても違約金のリスクを負いたくないというのであれば、プロエンジニアの方が、「途中キャンセル」したり「ProEngineer以外で就職」したりしても違約金が一切かからないので、そちらを選ぶといいですよ。
ギークジョブで就職できない人の3つの特徴とは?
ギークジョブを利用してみて気づいたことですが、ギークジョブの公式サイトには「就職率97.8%」と書かれていますが、就職率が高い中でも就職できない人もいます。私が気づいた就職できない人の特徴を下にまとめてみます。
(2) 通学しない人
(3) ギークジョブキャンプに参加すれば自動的に就職できると思っている人
【就職できない人の特徴1】コースを途中で辞める人
これは当たり前の話ですが、転職コース(キャンプ)を途中で辞めてしまうと、求人の紹介もされないまま終わってしまうので、就職はできません。でも、意外にもコースを辞める人は存在します。途中で辞めてしまう理由は、「プログラミングが思ったよりも難しかった、合わなかった」などの理由が多く、プログラミング体験会に参加せずにそのまま申し込んだ人に多い気がします。
ギークジョブの申し込みは、説明会や体験会に参加しなくても直接申し込むことは可能です。ただし、これを言ってしまってはギークジョブ側から怒られてしまうかもしれませんが、利用申し込みを焦ってはいけません。
コースを途中で辞めてしまうと、2週間以内であれば違約金等は発生しませんが、それ以上にあなたのブランクが長くなってしまうだけです。なので、未経験であるのであれば特に、少なくともプログラミング体験は必ず経験して、ギークジョブキャンプのコース内容や雰囲気を自分の目で見た上で申し込むかどうかを決めた方がミスマッチは起きません。
【就職できない人の特徴2】通学しない人
ギークジョブの規約にもありますが、コースに無料で参加するには、週に3回以上は通学しなければいけません。決められた通学頻度を下回ってくると注意がありますが、通学しないと辞めさせられることもあります。
ただし、現時点(※2020年5月17日)では、新型コロナ感染症予防のため、基本的に通学形式がオンラインでの受講となっています。「週に3回以上通学しないといけない」というルールは、この状況下では当てはまらないので、自宅での学習がメインの勉強法となります。
現在の環境下では、週に30時間は受講しないといけないという規則が新設されたようですが、私の経験上未経験からITエンジニアを目指すのであれば、週30時間では全然足りません。もし本気で就職まで視野に入れているのであれば、必要最低限の時間を受講するのではなく、+αの努力は必要不可欠なのかなというのが私の感想。
就職できない人は、わからない事をそのままにしてしまい、周りがどんどん課題をこなしていくのを横目に、通学しづらくなっているのかなと感じます。ただ、オンライン受講となった今では、周りの人の進捗具合も気にならなくなるので、本当の意味で「自分のペースでコースを進めることができる」のは大きなメリットだと思います。
本気で、未経験からITエンジニアを目指すのであれば、わからないことがあればその都度必ずメンターや講師に質問して理解していかないと、就職は難しいです。オンライン受講中は、いつでもチャットで気軽にメンターに質問できるので、意外と今の方が効率的にコースを進められるのかなと感じます。
【就職できない人の特徴3】ギークジョブキャンプに参加すれば自動的に就職できると思っている人
ギークジョブの就職率はかなり高い方ですが、就職率が高いから安心して「ただコースを受講するだけ」の人は理解も遅く、就職は厳しいです。未経験から勉強するということは、それなりに覚悟をもって勉強しないと、就職できません。
なので、ギークジョブに参加すれば自動的に就職できるだろうと、努力する気がない人には、残念ですがGEEK JOBをオススメできません。
しかし、「将来的にゲームのプログラマになりたい」「役に立つスマホアプリを開発したい」「ショッピングサイトを作りたい」など、目的を持って勉強するのであれば、ギークジョブは力強い味方になってくれます。
キャンプ参加者は未経験者がほとんどで、パソコンをあまり触ったことのない人も参加しています。IT初心者でも就職率が高いのは、それぞれが努力しているからです。
(2) 通学しない人
(3) キャンプに参加すれば就職できると思っている人
GEEK JOBとプログラマカレッジはどっちがいいの?両方利用してみた本音の感想
無料で通える質の良いプログラミングスクールで、よく比較対象となるのは「GEEK JOB」と「プログラマカレッジ」の2つです。
GEEK JOB | プログラマカレッジ | |||
---|---|---|---|---|
料金 | 就職希望なら無料 | 完全無料 | ||
違約金 | 12万円(税抜) ※入校から2週間以内のキャンセルは無料 | 途中キャンセルでも無料 | ||
年齢 | 18歳~29歳 ※18歳でも、高校3年の在学中だと不可 | 18歳~30歳 ※18歳でも、高校3年の在学中だと不可 | ||
授業方法 | 自主学習+個別指導 ※現在はオンライン受講+個別指導(チャットで質問) | 通学形式+個別指導 ※個別コースは完全個別指導 ※現在はオンライン受講 | ||
開発 | 個別で開発 | チームで開発 ※チームが苦手であれば個別開発も可能 | ||
就職率 | 97.8% | 96.2% | ||
求人数 | 500件 | 3,500件 | ||
学習期間 | 10日~3か月 ※経験による | 2週間~3か月 ※経験による | ||
学習内容 | ・Java ・PHP ・Ruby ・Linux ・Apache ・MySQL | ・Java ・PHP ・Linux ・ネットワーク ・セキュリティ ・クラウド ・Postgre SQL | ||
場所 | 東京(四ツ谷・九段下) ※現在は全国からのオンライン受講が可 | 東京(半蔵門・池尻) ※現在は全国からのオンライン受講が可 |
私にとって、GEEK JOBとプログラマカレッジの大きな違いは、やはり「違約金があるかどうか」でした。一応、GEEK JOBの就職先は他のスクールと比べても良い方ではあったので、就職先の面では安心していましたが、「GEEK JOB以外で就職が決まった場合は違約金を払わないといけない」というのは、少しプレッシャーに感じたというのが正直な気持ちです。
そして、もう一つ大きな違いは、受講方法です。GEEK JOBはスクールが空いている時間にいつでも通ってOKで、自由に課題を進めていって、わからないことがあればメンターに質問する「自主学習+個別指導型」ですが、プログラマカレッジの平日5日間コース(10~18時)は、決められた時間に通学して、その時間帯内(10~18時)に「自主学習+個別指導型」という感じで授業を進めていきます。日中働いている方は、夜間コース(19~22時)になります。
他のプログラマカレッジを紹介するブログ(恐らく実際には行ったことのない方が書いた体験談)では、「通学して授業を受けるスタイル」と書いてありますが、プログラマカレッジもGEEK JOBと同じように自主学習で個別で課題を進めていくのは変わりありません。
ただ、どちらもコースの最終段階に、これまで学んだプログラミングスキルを応用して、実際に作品を作る(開発)ような実践研修があります。GEEK JOBは個別で開発、プログラマカレッジはチームで開発していきますが、一応、就職後にチームで働くことが多いことを考えるとプログラマカレッジの方がより実践的です。ただ、「人と関わらずにコースを終わらせたい」という場合は、GEEK JOBの方が向いていると言えます。
GEEK JOBとプログラマカレッジの違いは色々ありますが、良い就職先を見つけるためにはスクール選びが最重要です。雰囲気やコース内容の質も含めて、一度どちらも無料体験してみて決めた方が、ミスマッチがなくて、途中で辞めるということもなくなります。
ギークジョブを利用して感じた4つのデメリット
ギークジョブを実際に利用してみて感じたデメリットは4つあります。
【ギークジョブのデメリット1】授業料(違約金)が発生することがある
これまでも何度か触れましたが、ギークジョブに入校して2週間を経過して途中で辞めた場合、キャンセル費用の違約金として12万円(税抜)がかかってきます。ただ、途中キャンセルする人は実際は少なく、そのままGEEK JOBを通して就職すれば、違約金もかからず実質授業料は無料のまま受講を修了させることができます。
一番は途中キャンセルしないことが重要です。途中キャンセルを防ぐには、ギークジョブのプログラミング無料体験会に参加して合う・合わないを事前に判断するしかありません。初回で、「これだったらできそう」と感じることができれば、入校後も続けられる可能性が高いです。
どうしても、「違約金は嫌だ!」という場合は、プログラマカレッジの方が完全無料なので最適だと言えます。
また、オンライン受講できるプログラミングスクールの料金の相場が20~60万辺りなので、他社の受講料と比較すると、12万の違約金が取られたとしても、12万円は料金的にも破格な安さではあります。
【ギークジョブのデメリット2】就職先は客先常駐・開発系が多い
ギークジョブの就職先として紹介される求人は、ほとんど客先常駐の仕事です。仕事内容は開発系(コーディング)やテスター、保守運用などの仕事が多いですが、自社開発系の求人はほとんどありません。
未経験からIT業界で働く場合、最初は客先常駐として働いて、2~3年でSIerや自社開発企業に転職するキャリアが王道とされていますが、「最初から苦労が多くても、自社開発に挑戦したい!」と考えている方には、ギークジョブの就職先は物足りないかもしれません。SIer/自社開発企業に挑戦したい、という場合は、プロエンジニアの方が現時点では最良の選択肢かなと感じます。
【ギークジョブのデメリット3】メンターが卒業生で若い
公式サイトにはギークジョブの講師陣は、ベテラン勢でエンジニアとしての経験がある方が紹介されています。
こういったベテラン勢にも教えてもらえますが、メンターとして気軽に質問できる方は、GEEK JOBの元キャンプ生で卒業した方がそのまま就職して教えている感じなので、メンターの平均年齢が若いかなと感じます。
もしかすると、28、29歳で参加する方にとっては、「年下に教えられるのは、ちょっとな…」と抵抗感がある方にはギークジョブはオススメできません。
【ギークジョブのデメリット4】就職先が関東圏のみ
ギークジョブの最大のデメリットと言っても過言ではありませんが、受講後に紹介してくれる就職先は関東圏の求人のみで、特に東京が多いです。神奈川・千葉・埼玉の求人は数は少ないですが一応ちゃんと用意されていて、ただどれも都心部にある求人が主でした。
ただ、コロナショック前までは「一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)在住でないと、ギークジョブは利用できない」という規則がありますが、オンライン講座に切り替えた現在は、全国どこからでも受講可能となっているので、受講の条件面ではかなり緩和されています。
ギークジョブの他の利用条件は、年齢が18歳~29歳(高校3年生で在学中は不可)であれば利用できます。
コロナ禍でも未経験のITエンジニアに最も就職しやすい地域はどこ?
当時の私がそうでしたが、「地方でこのまま就職するのと、都心部に出て就活するのと、県外に出て就活するのとでは、どちらの方が良いんだろう?」と就活場所について、長い時間悩んでいました。
私は地方出身ですが、ブランクがあったため就活にはかなり苦戦しました。地方だと正社員求人が少なく、実務経験者を優遇するような求人が多く、私のようなボロボロな経歴だと、書類選考にさえ通るのは難しかったです。
今振り返ると、東京に出て就活するという決断が本当に正しかったと感じています。というのも、全国的に求人数が最も多く、有効求人倍率も全国的に上位なのが東京です。
特にITエンジニア系の職種に関しては、全国の中でも関東圏(特に東京)に求人が密集していて(←就活していると、どれだけのIT求人が東京に集まっているかがわかるはずです)、就職エージェントの方もハローワークの方も、プログラミングスクールの方も、全員口を揃えて言うのが「IT系を目指すのであれば、東京の方が就職しやすい」ということでした。
しかし、このコロナの影響で、GEEK JOBではオンライン講座が解禁になったので地元から出る必要はありませんし、大半の企業が「3密」を避けるためにと、Web説明会・Web面接が主流になっている現状から考えると、内定が出るまで自宅から出る必要がありません。
つまり、「地方在住でこれまで東京での就職に興味があったけど、経済的な面で就活できなかった…」という場合でも、内定が決まった後に東京に出れば良いだけの話なので、移動の面・経済的な面ではかなりハードルが下がったといえます。
GEEK JOBオンラインキャンプ申し込みの流れ
一応、GEEK JOBのオンラインキャンプに参加したいと考えていても、すぐに申し込むことはオススメしません。こういうことを言うとGEEK JOB側に怒られてしまうかもしれませんが、まずはインターネット上のオンライン説明会・体験会に参加してみて、「これならできそう」と判断できて、周りの雰囲気も含めて良いと感じた時にだけ、申し込みを決めましょう。
オンライン説明会/体験会は毎週3~4日行っていて、参加者は10~15人とかなり人気があります。説明会が1時間ほどで体験会は2~3時間ほどですがいつ抜けても良いなので、拘束時間はほぼないと考えて大丈夫です。
説明会だけとか、体験会だけに参加するという方法もできますが、体験会だけは参加した方がミスマッチも減るので、その方がオススメです。ちなみに、私が参加した説明会の様子の写真はこんな感じです。この日は、空いている席が後で全部埋まっていたので15人くらい参加していました。
ウェブ説明会/体験会の途中、もしくは後に、希望者だけ個別で相談することも可能です。参加を検討しているのであれば個別相談もするといいですよ。
GEEK JOBオンラインキャンプの参加の流れですが、スタッフさんと個別相談した後に入校したいという意思を伝えればOKです。オンラインキャンプのスタート日は毎週月曜日になります。
注意点として、GEEK JOBのオンライン講座はいつ終了するかわかりません。オンライン説明会・体験会に参加した人は、自動的にオンライン受講となるので、オンライン講座が終わる前に、できるだけ早めに登録だけでもした方が得策です。
また、質問できるメンターの数も限られるので、GEEK JOBオンラインキャンプに参加できる人数の定員にも限りがあるので、少しでも興味があるのであれば、早めに席だけでも確保しておいた方が空白期間を最小限に抑えることができます。
オンライン説明会・体験会の予約や申し込みは公式サイトからできますが、登録自体は1分ほどで完了します。登録後はGEEK JOBから予約日と時間の確認で電話がかかってくるので(経歴については聞かれません)、その電話を無視すると、利用はできません。