東京しごとセンターのヤングコーナーにニートが行ってみた|口コミ評判には載っていない本音の体験談
既卒で空白期間があったり、職歴が薄かったりすると正社員への就職活動は難航します。東京で正社員を目指す場合、東京都が公的に運営している「東京しごとセンター」を利用する方法も考えられますが、2ch/5chなどの口コミや評判を見てみると、何が嘘で何が本当の情報なのかわからず、なかなか就活も前に進まないと悩んでしまいます。
東京しごとセンターには、「ヤングコーナー」といって29歳以下の若者を専門とした就職支援をしてくれるコーナーがあります。
実は、私自身19歳で大学中退して、中退後に既卒ニートとして1年を過ごし、その後は短期バイトや派遣などを転々とするフリーター生活を経て、正社員への就職活動を始めましたが、やはりブランクがあると就活は難航してしまって、結局約1年間の無職期間を過ごしてしまいました。
26歳になって、ようやく就活のコツをつかみ始め、これまで難航していた就活が嘘のように、内定をポンポン取れるようになっていきました。
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就活が上手くいかなかったのは、ブランクがある場合の就活方法を理解していなかったから。しかし、私のようなボロボロの経歴でも「ブランクがある場合の就活法」を実践することで、正社員への就職はかなりしやすくなります。
内定を取れ始めた一つのきっかけは、東京しごとセンターを利用し始めたことも大きな要因です。この記事の後でも触れますが、私のようにニート経験があったり、職歴がなかったり、正社員経験がなかったり、短期退職していたりと、人それぞれ悩みがあると思いますが、ブランクがある状態から正社員を狙うのであれば、東京しごとセンターと就職エージェントの利用は必須です。
東京しごとセンターのヤングコーナーに行ってみた!評判・口コミには載っていないこととは?
東京しごとセンターに行く前に、ネットの口コミや評判を検索してみると、特に2ch/5chで東京しごとセンターの口コミ・評判のまとめがありました。東京しごとセンターの悪評の口コミや評判は以下のような感じ。
応募した翌日に不採用の連絡が来る。アドバイザーか或いはこの施設自体が企業から相手にされてないんじゃなかろうか・・・
スレッドが上がるとしごとセンターを擁護するレスがつく。やはり関係者が張り付いてんのかな
初回利用の感想としては、相談員の当たり外れが明らかにあり、ババをひくとこれが初回の説明?初回のカウンセリング?偉そうなうえ、説明下手くそすぎ。
どの情報も、実際に東京しごとセンターを利用した人の体験談ではないと感じたので、ネットの情報はあまり気にせず、不安はありましたが、実際に東京しごとセンターのヤングコーナーに行ってみることにしました。
東京しごとセンター(ヤングコーナー)の雰囲気は?
東京しごとセンターは、東京都が運営している就職支援機関とあるだけ、かなり立派な建物でした。
東京しごとセンターの入り口は円形の自動ドアで、
中に入ると、左手に総合案内所があります。施設内全体のことを聞くことができます。
ヤングコーナーは3階にありました。
エレベーターで3階に上がると、右手側にヤングコーナーの受付や、相談部屋、情報検索用のパソコン、求人閲覧コーナーなど、ヤングコーナーにある全てのサービスを同じフロア(3階)で受けることができます。
ちなみにヤングコーナーの雰囲気はこんな感じ。
東京しごとセンターヤングコーナーを利用する人はどんな人?
パッと周りを見渡すと、確かに10代後半~20代の若い人達が利用しています。人はざっと見た感じ、15人ほど。なかなか人気がある感じがしました。ほとんどの人が私服で、スーツ姿で就活している人は一人もいません。
和気あいあいという雰囲気ではなく、個々が調べ物をしていたり、違う部屋で個別相談をやっていたりと、騒がしい感じではなかったので、個人的には雰囲気は良かったです。
東京しごとセンターとは?ハローワークとの違いは?
東京しごとセンターでの体験談をご紹介する前に、
「ハローワークと何が違うのか?」
について説明していきたいと思います。
東京しごとセンターとは?
東京しごとセンターとは、東京都が運営する総合就職支援施設で、東京の飯田橋にあります。東京しごとセンターの中には、10代~20代の若年層に特化した就職支援や、30歳~54歳までのミドル層の就職支援、54歳以上のシニア層の就職支援、女性に特化した就職支援など、ライフステージに合わせた就職支援を総合的に行っている公的のセンターです。
特に、29歳以下の就職支援コーナーに関しては、東京都が最も力を入れている「ヤングコーナー」という、29歳以下であれば誰でも利用できる就職支援サービスがあります。
最も特徴的な点が、東京都が運営しているので利用料がすべて無料で、営利企業(お金儲けのための企業)ではないので、ある程度信頼できる情報を得られるという点は、利用する大きなメリットと言えます。
東京しごとセンターのヤングコーナーでは、求人検索や個別の就職相談はもちろん、応募書類の添削や面接練習、企業合同説明会や就職セミナー、些細な相談からかなり専門的な相談まで、「就職・転職」に関する情報やサービスがすべてそろっています。
東京しごとセンターはニートでも大丈夫?職歴がなくても就職支援してくれる?
東京しごとセンターに行く前、「既卒ニートで大した職歴がないボロボロの経歴を持った私でも就職支援してくれるのか?」という点が一番不安でした。
しかし、実際に東京しごとセンターに行ってみて感じたことは、
「むしろ、ニート経験やブランクがあるなら絶対に利用した方が良い」
ということ。後で詳しく説明しますが、初回面談や個別の就職相談等も含めて、カウンセラーの方がかなり親身に相談にのってくれて、専門的な求人の話だけではなく、今困っていることや悩んでいることまでしっかり相談できる点はかなり良かったです。
新卒者も東京しごとセンターに相談に来ることもあるそうですが、私のような既卒ニートでも全然専門的な相談ができて、他にも学校中退者や、短期離職者、フリーター、公務員から民間就職への切替え、仕事未経験者などで相談に来る人も多いそうです。
IT系エンジニアであれば東京しごとセンターよりもプロエンジニアがベスト
もし未経験からIT系エンジニアを目指すということであれば、東京しごとセンターよりも就職Shopよりも、「プロエンジニア」が就職率96.2%と高く、最も就職の近道です。
東京しごとセンター(ヤングコーナー)のイベント・セミナーの種類【絶対に参加すべきのは?】
東京しごとセンターのヤングコーナーでは就活に関するイベントやセミナーが年間300件以上開催されている実績があります。
【東京しごとセンターのイベント/セミナー(1)】未経験者向けプログラム「若者正社員チャレンジ事業」
東京都の若者正社員チャレンジ事業に関しては全国的にも珍しい試みで、東京都が民間の人材紹介会社に事業運営を任せていて、ニート・フリーター・派遣で正社員経験が少ない若者を正社員就職につなげるサポートをしています。他の都道府県では、これだけ大規模にやっている就職支援事業はありません。
さて、東京都の若者正社員チャレンジ事業はどんな事業かというと、100社以上の優良企業から興味のある企業を選んで、そこで20日間の職場体験を行うことができます。20日間の職場体験では1日5,000円(10日で10万円)のお金をもらえますが、実習終了後に、実習先の企業と実習者がお互いに合意すれば、正社員として就職できます。
未経験からの就職率が73%と比較的高いので、希望する企業が見つかればかなり有利に就職に結びつけることができます。
【東京しごとセンターのイベント/セミナー(2)】とうきょうJOBフェスタ
「とうきょうJOBフェスタ」は月に1回、大体月の半ば辺りに毎月開催されている「企業合同説明会+人事担当者との相談会・交流会」です。
とうきょうJOBフェスタについての説明を受けて、なぜこれだけオススメされるのか納得できました。
とうきょうJOBフェスタには、毎回10社ほどの企業が合同説明会に来てくれます。とうきょうJOBフェスタに参加すると、この10社の企業説明を受けます。その後相談・交流時間が設けられるので、気になった企業の人事担当者がいるブース(円卓)でより詳しい話や、ぶっちゃけた質問や相談など、かなりフランクに聞くことができます。
実は、ここで人事担当者と面識を持っておくと、いざこの企業で面接を受けるとなったとき、かなり有利に選考が進むことが多いそうです。
とうきょうJOBフェスタに参加した人のみ、数日後に行われる「JOBトラベル」と呼ばれる企業見学に優先的に行けて、その企業に実際に訪問したり、そこで働く人の様子を実際にみることができます。
つまり、企業のホームページには載っていない裏の情報まで感覚的に感じることができるので、企業選びの大きな材料になります。もちろん「JOBトラベル」に参加するしないは自由なので、気になる企業にだけ企業訪問・見学することができます。
更に、この「JOBトラベル」まで参加した人は、その企業と書類選考なしで面接を受けることができるので、仕事未経験であったとしても、就職成功率をグンと上げることができます。
「とうきょうJOBフェスタ」や「JOBトラベル」に参加するには、必ず「東京しごとセンターの利用申し込み(無料)」と初回面談が必要なので、貴重な合同企業説明会を逃さないため・損しないためにも、早めに登録した方が得。
東京しごとセンター(ヤングコーナー)の公式サイトから、「とうきょうJOBフェスタ」に参加する企業一覧を確認できるので、参加者人数の締め切りになる前に確認しておいた方がいいです。
【東京しごとセンターのイベント/セミナー(3)】早期就職プログラム 「就よび!(就活予備校)」
「就よび!(就活予備校)」は10人程の少人数クラスで、グループワークと個別相談がセットになったプログラムです。担任制でクラスに担当の就職カウンセラーがついて、クラスの仲間と一緒に就職を目指せます。
「就よび!」は週に2回・全12日間(毎週火・金)なので、全体的に1か月半の期間がかかります。カウンセラーさんからの話によると、12回目までにはクラスの半分以上の参加者が就職を決めているそうです。
クラスでワイワイ・ガヤガヤ就活スキルを身につけていくので、「就よび!」は一人で就活しても続かなかったり、就活に対して不安があったり、気落ちしてしまいやすい性格だったりした場合に最適なプログラムと言えます。逆に、人と関わることが苦手やコミュニケーションが得意でない場合はあまり合いません。
毎週2回、午前中にグループワークがあって、午後は個別カウンセリングという流れなので、私のような既卒ニートやフリーターで不規則な生活を送っている場合に、就職前に規則正しい習慣が身につけることができます。
【東京しごとセンターのイベント/セミナー(4)】働く不安と向き合う 「ワークスタート」
「ワークスタート」は、働くことに大きな不安やトラウマがあったり、引きこもりがちの生活を送っていてすぐに就職することが難しい方に向けたプログラムです。
専門のスタッフのもとで、7週間(月~金)、クラスの仲間15人程度と一緒に就職に必要な社会人スキルやビジネスマナー、職業体験などを無理なく進めていくプログラムです。まずは人とコミュニケ―ションを無理なくとれるようなグループワークや発声練習など、徐々に自信と意欲を高めて、職業体験を経験して就職に結びつけていきます。
【東京しごとセンターのイベント/セミナー(5)】就職力up!
「就職力up!」は、初歩的なビジネスマナーなど、社会人として必要なスキルを身につけるセミナーや、パソコン実習を含む職種別セミナー、職場見学がセットになった10日間のプログラムです。
短期集中で実践的な就活スキルや職場見学までができるので、人気度も高いですが、年に4回しか開催されないのでタイミングが合わなければ参加は難しいです。また、アルバイトなどをしている場合は参加が難しいので、現在働いていない人に向けたプログラムです。
絶対に参加すべきイベント・セミナーとは?
東京しごとセンターで、どのイベントやセミナーに参加しようか迷うと思いますが、今決める必要は全くありません。初回面談時に担当のカウンセラーから必ずそれぞれのイベントやセミナーの説明があって、話した感じであなたに一番合ったプログラムを紹介してくれます。
ただ、私が東京しごとセンターを利用した上で、「絶対に参加した方がいい!」と感じたイベント・セミナーは「とうきょうJOBフェスタ」と「若者正社員チャレンジ事業」です。
「とうきょうJOBフェスタ」は月に1回しか開催されませんが、10社の合同企業説明会があって人事担当者に直接相談したり質問したりできるので、かなり内定に近いイベントということができます。
気になった企業があれば実際にその企業に訪問して見学できるのと、見学まで参加すれば書類選考なしで面接の確約ができるので(見学後に面接を受けても受けなくてもOK)、企業の雰囲気を感じた上で応募できる点は「とうきょうJOBフェスタ」の利点です。
「とうきょうJOBフェスタ」の参加には必ず東京しごとセンターの登録が必要なので、早めに初回面談を済ませておくと就職に役立つ情報をいち早く得ることができていいですよ。
また、「若者正社員チャレンジ事業」に関しては、3~4週間の職場体験実習後に正社員就職に繋げるプログラムですが、毎回10社ほどの企業から選ぶことができます。希望する職種や業種の企業が参加していない場合は、無駄足に終わる可能性もありますが、事前に参加企業を「若者正社員チャレンジ事業の公式サイト」から確認することができます。
「若者正社員チャレンジ事業」の就職成功率が73%と高い方なので、もし希望する職種や業種の企業があれば、実際に職場体験して会社の雰囲気を知った上で就職することができるのでミスマッチが少ないのは利用するメリットです。
東京しごとセンターヤングコーナーの合同企業説明会【とうきょうJOBフェスタ】は行かないと損
東京しごとセンターのヤングコーナーを利用する場合、先ほど挙げたイベントの「とうきょうJOBフェスタ」だけは参加した方がいいです。
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(2) 気になった企業への訪問・見学会
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(3) 書類選考なしで面接確約
この流れは、人事担当者とも直接気軽に話せる点も利用するメリットですが、気になった企業にだけ訪問・見学できるので、自分の目で確かめられる分、就職後に「こんなはずじゃなかった!」というミスマッチを最小限にすることができます。
とうきょうJOBフェスタは毎月1回だけの開催で、大体月の半ばに行われます。東京JOBフェスタの日程は「⇒東京しごとセンターヤングコーナー公式サイト」から確認できるので、早めに確認しておかないと損です。とうきょうJOBフェスタの参加は東京都の公共事業なのですべて無料です。
※「とうきょうJOBフェスタ」の参加申し込みは、東京しごとセンターに利用申し込み(無料)をした後に、東京しごとセンターに行って「とうきょうJOBフェスタ」の参加申請をする必要があります。
東京しごとセンターの「業界職種・企業ラボ」を絶対に使うべき3つの理由
東京しごとセンターには、イベント・セミナー以外にも、絶対に利用した方が良い「サービス」があります。
それは、「業界職種・企業ラボ」。
東京しごとセンターのヤングコーナーのフロア内に「業界職種・企業ラボ」のコーナーはありますが、簡単に言えば、「求人の裏側まで教えてくれるプロに相談できるコーナー」です。
私も「業界職種・企業ラボ」をかなり多用しましたが、専任カウンセラーのアドバイスがかなり的確で、とても高い専門性を感じました。
【業界職種・企業ラボを利用するべき理由1】 東京しごとセンターで紹介している求人(企業)全てに訪問して取材している人から情報がもらえる
東京しごとセンター(ヤングコーナー)に行くと、求人閲覧が自由にできるテーブルがあって、そこに分厚い(15cmぐらい)青いフォルダーに職種・業種別に大量の求人票がつづられています。
東京都内にあるすべての求人がこの青いフォルダーの中につづられているといっても過言ではないほどの求人数がありますが、実は、この求人票を一つ一つ作成しているのが、「業界職種・企業ラボ」の相談員です。
求人票を作成する際に、企業のホームページから情報を集めて作成しているわけではなく、相談員が企業に実際に足を運んで情報をまとめ求人票にしているので、「業界職種・企業ラボ」に行けば求人票には載っていない情報などを直接聞くことができます。
【業界職種・企業ラボを利用するべき理由2】エージェントや就職サイトなどで紹介された求人票の裏情報も教えてくれる
通常、ハローワーク等ではハローワーク以外の求人票に関するアドバイス等はもらえませんが、「業界職種・企業ラボ」では東京しごとセンター外から持ってきた(エージェントや就職サイトなど)求人票を見てくれます。
「業界職種・企業ラボ」の相談員は50~60代くらいのベテランカウンセラーで、求人票を少し見ると、ある程度この会社がどんな会社で、どんな仕事をするのか、会社の雰囲気は実際どんな感じなのか、ブラック傾向はないか、などの求人票の裏情報まで教えてくれます。
実は、求人票の精査をしてくれるのは私の知る限り、東京しごとセンターの「業界職種・企業ラボ」のみ。エージェントなどを利用しても、最終的には、
「この企業で本当に大丈夫かな…」
「ネットの口コミには悪評ばかり載っているけど応募してもいいのかな…」
と悩んでしまいますが、「業界職種・企業ラボ」の相談員に求人票をみせるだけで、客観的にプロの意見がもらえて、応募する求人選びの参考にすることができます。
既卒や短期離職を含む第二新卒、ニート・フリーター・大学中退など、少しでもブランクがある場合は就職Shopなどのエージェントを使いながら東京しごとセンターの「業界職種・企業ラボ」の相談員に求人票をみてもらう方法が最も良い就活方法だと感じます。
「業界職種・企業ラボ」を利用するためには、東京しごとセンターに登録していれば誰でも利用できますが、1回30分で予約なしで相談できます。注意点としては、電話相談は受け付けていないので、「業界職種・企業ラボ」で相談したい場合は、東京しごとセンターのヤングコーナーまで足を運ぶ必要があります。
【業界職種・企業ラボを利用するべき理由3】企業選びや求人選びの専門的なアドバイスがもらえる
特にやりたい仕事や職種・業種が決まっていない場合や、希望の職種はあるけど、どうやって企業選びや求人を選んでいいのかわからない場合は、「どういう観点で企業・求人選びをすればいいのか」というアドバイスが必要不可欠です。
例えば、
など、就活をしていれば必ずぶつかる壁ですが、こういった悩みに関しても「業界職種・企業ラボ」の相談員は的確に答えてくれます。これは、IT系だけでなく、事務系や営業系、販売系などすべての職種・業種に関して専門的なアドバイスをしてくれるので、東京しごとセンターを利用するのであれば絶対に「業界職種・企業ラボ」は使わないと損です。
東京しごとセンターヤングコーナーにある求人の質は?ブラックはないの?
東京しごとセンターのヤングコーナーにある求人は大量です。私もハローワークなどにあった求人でブラック企業が多かったので、正直求人にブラックが多くないかは注意していたポイントでした。
実際に求人票をみてみると、やはり求人票が大量にある分、ブラック企業も含まれていました。それもそのはず、東京しごとセンターは東京都が運営している公共の就職支援施設なので、東京都内の企業からの求人掲載の申請があれば、一定の条件を満たしていれば無料で求人掲載ができることになっています。
なので、東京しごとセンターのヤングコーナーで求人を探す際は、求人票の見方のスキルはある程度身につけておく必要があります。とはいえ、「業界職種・企業ラボ」の相談を活用すれば、求人選びの際に求人票の裏側まで情報を教えてくれるので、ブラック企業が紛れていたとしてもそれほどデメリットにはなりません。
【裏技】東京しごとセンターで面接練習・履歴書添削が無料で何度でもできる
東京しごとセンターを利用する上で、知っておいた方が得する裏技があります。
東京しごとセンターでは面接練習や履歴書・職務経歴書・エントリーシートなどの応募書類を無料で添削してくれます。ここまでであれば普通のハローワークと違いはありませんが、全て担当のカウンセラーがすべて個別でサポートしてくれます。
それだけではなく、東京しごとセンター外で紹介された企業(エージェントや就職サイトなどから紹介された企業)の面接対策や書類添削をやってくれます。普通ハローワークなどであれば、ハローワーク外から持ってきた求人の面接対策や書類添削などは受け付けていない場合が多いので、その点、東京しごとセンターは融通が利く就職支援機関だと言えます。
履歴書・職務経歴書の印刷もすべて無料でできる
東京しごとセンターでは履歴書や職務経歴書の印刷も何枚でもすべて無料でできます。ヤングコーナーのパソコンコーナーで、書類を作成している人や紙を印刷している人は結構多かったです。
パソコンの利用も1時間無料
東京しごとセンターのヤングコーナーにはパソコンコーナーがあって、数台パソコンがありますが、誰でも1時間パソコンを無料で利用できます。もちろん就活に関する調べものや求人検索、書類作成がメインになります。
東京しごとセンターのカウンセリングの評判・口コミは本当?実際に利用してみての体験談
東京しごとセンターに行く前は、「カウンセリングは時間の無駄だった」「カウンセラーのハズレを引いたら終わり」などのネットの評判や口コミを見ていたので、少し不安でしたが、実際に利用してみての体験談をお伝えできたらと思います。
私のカウンセリングや初回面談を担当してくれたのは安達さんという40代くらいのベテラン女性カウンセラーでした。お話しを伺うと、かなり長年キャリアカウンセリングをされているということで、就職相談のスキルはとても高く感じました。
カウンセリングの中で、私の性格やこれまでの経緯を丁寧に聞いてくださって、かなり気楽に相談できたので、「東京しごとセンターのカウンセリングをもっと早く利用すればよかった」というのが私の本音の感想です。
カウンセラーの安達さんは、私のこれまでの経歴や無職のニート期間についても決して否定することなく、今の就活事情や可能性などをわかりやすく説明してくれたので、就職相談できる人がいなかった私としてはとても心強かったです。
東京しごとセンターで知り合った別の就活生とも話す機会があり、その方のカウンセラーについて聞いてみましたが、結構印象が良い感じでした。
カウンセリングの部屋はパーテーションのようなもので区切られているだけで、完全な防音はできていないので、少しだけ周りの相談の声が聞こえました。
完全なプライベート空間で完全防音環境で相談したいという性格であれば東京しごとセンターでの個別相談は向かないと思いますが、それほど気にならないのであれば、東京しごとセンターでのカウンセリングはオススメです。
東京しごとセンターの口コミや評判は良いもの悪いもの両方ありますが、私はネットの口コミ評判以上に利用するメリットは高いと感じました。特に、東京しごとセンターのサービスをしっかり理解して【損しない使い方】ができれば、私のようなニート経験者でもまともな会社の正社員に就職しやすくなると、強く実感しました。
東京しごとセンターに行ってみた本音の感想【損しない利用の仕方】
結論からお伝えすると、私は東京しごとセンターは、東京で正社員の就職を目指すのであれば絶対に利用するべき就職支援施設だと考えてます。
その理由として、これまで挙げてきたような「とうきょうJOBフェスタ」などのイベントやセミナーが充実している点と、カウンセリングの質が高く、更に「業界職種・企業ラボ」を活用すれば求人選びで迷わなくなるからです。
ブランクがあって就活する場合、東京しごとセンターと就職エージェントを上手く活用することが、最速最短でまともな就職先を見つけるコツです。
私はこれまでハローワークや就職サイトなどを活用して、長い間内定をもらえず悩んでいましたが、就職エージェントを利用し始めてから徐々に内定を連発できるようになっていきました。
就職エージェントといっても何十社も利用してきましたが、実際に既卒ニート、短期退職してしまった第二新卒、学校中退者、フリーター(でも利用できる)を専門とした就職エージェントは全国でも下の8社がメインです。
私はこれらすべてのエージェントを利用してきましたが、この中でも「就職Shop」が質も高く、実際に内定ももらえたので、これから就活するのであれば、「就職Shop」などから求人紹介してもらって、その求人票をもって東京しごとセンターの「業界職種・企業ラボ」で求人の助言をもらうのが一番良い方法でした。
エージェントで紹介された求人票を東京しごとセンターの「業界職種・企業ラボ」でみてもらって、その後、「とうきょうJOBフェスタ」にタイミングが合えば参加するのが最も効率的な就活です。もし、それでもピンと来なければ「若者正社員チャレンジ事業」に参加するという流れが最適です。
ここまで説明してきたように東京しごとセンターのサービスとエージェントを使いこなせれば、就職成功率は間違いなく上がります。
※東京しごとセンターの利用申し込みは、公式サイトからできます。
東京しごとセンターの公式サイト
東京しごとセンターはおすすめ?利用する上で考えられるデメリット
東京しごとセンターを利用する上では、これまで挙げてきたように利用するメリットが多いので、個人的には利用してよかったと感じていますが、東京しごとセンターを活用する上で考えられるデメリットは以下の3つです。
(1) 求人を探す作業は自分で進めないといけない
東京しごとセンターは東京都が運営する公的機関というだけあって、カウンセラーから「この企業がおすすめ」や「この求人の方があなたに合っていると思う」といった、特定の企業や求人を紹介してくれません。
「業界職種・企業ラボ」で専門的なアドバイスもしてくれますが、やはり、最終的に自分に合った求人を探し出すのは、自分自身の努力という面が大きいです。東京しごとセンターには良くも悪くも大量の求人票が存在します。ここから、自分に合った企業を見つけ出すのは困難です。実は、この作業が一番時間がかかるもの。
客観的なプロの意見や求人紹介をしてもらうのであれば、就職Shopなどの就職エージェントを利用するのが一番効率的です。実際にボロボロの経歴の私でも就職Shopで就職先が決まったので、こういったエージェントを利用することで、求人探しという作業を効率化しました。
(2) パソコンコーナーが混んでいることがある
ヤングコーナーのパソコンコーナーでは、履歴書や職務経歴書の作成や求人検索で、多くの利用者が既にパソコンを使っていることが多くありました。気軽にパソコンを使いたい時も混んでいることがあるので、パソコン利用の利便性でいうとデメリットだと言えます。
(3) イベント・セミナーが平日に開催されることが多い
東京しごとセンターで行われるイベントやセミナーは結構魅力的なものが多いのですが、イベント・セミナーが平日に行われることが多いです。アルバイトや在職中の人にとっては、そういったイベントやセミナーに参加しずらいというデメリットがあります。
東京しごとセンターは都民以外も使える?
東京しごとセンターは東京都民以外も利用できます。私自身地方出身で、東京都に住んでいるわけではありませんでしたが、東京都内で就職を目指しているのであれば、都民以外でも誰でも利用できるということです。
また、東京都で就職を目指していなくても、就職や転職に関する相談であれば、電話相談で東京しごとセンターのカウンセラーが受け答えしてくれます。また、東京しごとセンターの初回相談を済ませておけば、その後同じ担当者と電話で継続した相談が可能です。
東京しごとセンターへの服装はスーツ?私服?
東京しごとセンターへの相談やセミナー・イベントの参加はスーツではなく、私服の参加でOKです。というより、東京しごとセンターのヤングコーナーを見回すと、全ての利用者が私服で、スーツは一人もいませんでした。
東京しごとセンター飯田橋までのアクセス
東京しごとセンター飯田橋の最寄り駅は「飯田橋駅」「水道橋駅」「九段下駅」の3か所です。駐車場は有料で割高で、駐輪場は建物内にないので公共交通機関で行くのがオススメです。
⇒東京しごとセンター(飯田橋)からのアクセスをわかりやすく解説
東京しごとセンターの登録から利用までの流れ
※登録はこちらから
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(2) 登録完了後に登録したメールアドレスに「W」から始まる7桁の数字の入った「仮登録番号」が発行される
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(3) 東京しごとセンターに行って1階左側にある「総合相談」で「仮登録番号」を伝えると本登録が完了して、「しごとセンターカード」が発行される
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(4) 「しごとセンターカード」をもらえれば、ヤングコーナーや他サービス全てを利用できます
ポイントとしては、東京しごとセンターに行く際に、ヤングコーナーでの初回面談の予約をしておいた方がオススメです。初回面談は予約なしでもできますが、予約なしだと待ち時間が長いので、事前に電話で予約しておくとスムーズです。電話で予約をする場合は、「W」から始まる7桁の数字の入った「仮登録番号」を伝えて予約という流れになります。
ちなみに1階の「総合相談」はこんな感じです。こちらで本登録を済ませます。
「しごとセンターカード」を総合相談でもらったら、3階のヤングコーナーに上がって、受付を済ませると初回面談を受けることができます。
東京しごとセンターの利用の仕方がイマイチわからなくても、この初回面談であなたに合ったイベントやセミナー、プログラムを紹介してくれるので、困ることはありません。
初回相談で、下のようなパンフレットや東京しごとセンターで受けられるサービスなどわかりやすい冊子を渡されるので、自分でイベントやセミナーを選ぶこともできます。
東京しごとセンターの公式サイト
利用はすべて無料でできるので、早めに初回面談を済ませておくといいですよ。