専門学校中退の理由をどう答える?面接官を納得させる方法と注意点
中退した私でも就職できた方法とは?
専門学校中退しているとバイトや正社員の面接で中退理由をどう説明していいのか迷うもの。中退理由に嘘をつくのも嫌なので正直に答えようか考えてもマイナスな印象を持たれてしまわないか不安になってしまいます。
専門学校の中退経験がある場合、馬鹿正直に中退理由を面接で伝えても失敗する可能性があります。採用面接を有利に進めるためには、面接官を納得させることが最重要です。
このページでは、専門学校の中退理由をどのように面接で答えると採用確立を上げることができるのかを、私の経験を基にご紹介していきます。
専門学校中退の印象ってどうなの?
一般的に、学校を中退していると「え、なんで中退なんかしたの!?」と聞かれることが多いです。では、就職面接において専門学校中退という経歴があるとどんな印象を持たれるのでしょうか。
私の経験上、中退歴があると面接では必ずその理由を聞かれます。中には嫌な顔をする面接官もいましたが、ほとんどは「何で中退したの?」という素直な疑問を持って中退理由を聞かれた感じが強かったです。
人事担当者としては「中退経験があるならこの会社も途中で辞めてしまう可能性はないか」という点が最大の関心事項です。
ただ、専門学校中退者の中には経済的な理由で学費が払えなくなったり、親の介護などの家庭内の事情で辞めざるを得なかったなど、「やむを得ない事情」があることも理解しているので、中退した理由を聞くまではマイナスな印象を持たないケースが多いです。
専門学校中退者の面接時の自己紹介の入り方
専門学校中退者は既卒枠(中途採用枠)での採用になることが多いです。中退していると高卒の新卒カードも使えないですし、専門卒のカードも使えません。この点は新卒者と比べると就職に不利と言えます。
⇒専門学校中退は就職できない?高卒から正社員への就職率が最も高い方法
「自己紹介をお願いします」と聞かれた時、一般的な流れとしては「高校卒業後、〇〇に興味があったので△△専門学校に進学し、~~を学んできました」と答える場合が多いですが、専門学校中退していると自己紹介にどう入っていいのか難しい所です。
私のオススメは、自己紹介では中退理由について自ら言わないことが賢明です。
自己紹介は、
という感じで簡単に自己紹介を済ませてしまいましょう。自分から中退理由を言ってしまうと、中退歴を強調してしまいます。面接官から中退歴を聞かれた後に落ち着いて答えれば大丈夫です。
専門学校中退した理由をバイトや正社員の面接で嘘言っても良い?
専門学校中退理由は人それぞれで違います。例えば、
・進路が変わった
・勉強内容に興味がなくなった
・やる気がなくなった
・人間関係が悪くなった
・学費を払うのが厳しくなった
・浪人が確定した
など様々。本当はやる気がなくなって自分の弱さから逃げるように中退したけど、このまま中退理由として面接で答えていいのか、それとも経済的な理由や健康的な理由にして嘘をついた方がいいのか、どちらが上手くいきやすいのでしょうか?
答えは、面接官の立場になってみればわかります。面接官が見るポイントは
☑ やる気がなくなって辞めてしまわないか
☑ 職場の社員と上手くやっていけるか
☑ 計画性がなく怠ける人間ではないか
など、「会社の人と強調しながら長くしっかり働いてくれるか」という点を重視します。
つまり、中退理由を「やる気がなくなったから」「人間関係が悪くなったから」「単位を落としたから」「留年が確定した」と答えてしまうと、それこそ面接官の印象は最悪なものになってしまいます。
こういった場合は、正直に中退理由を伝えるよりも、多少嘘をついて経済的な理由や家庭内の事情のせいで「やむを得ないことだった」と伝えた方が良いです。
中退理由については、事実を調べようがないですし、経歴詐称にもなり得ません。場合によっては、専門学校中退したことを履歴書に書かずに、高卒として就活する場合も考えられます。下の記事も参考にしてみてください。
⇒専門学校中退を履歴書に書かないと学歴詐称になる?印象が良くなる書き方とは?
専門学校中退の理由って何がある?
中退理由は主に以下の5種類に分けられます。
(2) 健康上の理由
(3) 家庭内の事情
(4) 進路変更
(5) マイナスな理由
【専門学校中退理由1】経済的な事情
経済的な事情は、例えば、学費の支払いが厳しくなったり、親の会社が倒産して学費を払い続けられなくなったりなどが挙げられます。中退理由としては最も多い理由として使われていて、面接でもやむを得ない事情として受け入れられることが多いです。
【専門学校中退理由2】健康上の理由
健康上の理由は、例えば、病気や怪我で通学が難しくなったケースが挙げられます。「休学という選択肢はなかったの?」と聞かれる場合が多いので、「休学期間が長引いてしまうと学費の支払いや生活費等で厳しくなるため…」と経済的な事情と合わせて説明した方がいいでしょう。
注意点としては、「入社してから病気や怪我が再発したりしないか」という人事の不安要素を取り除いてあげるためにも「現在は完治してます」と履歴書にも面接時にも伝えた方がベストです。
【専門学校中退理由3】家庭内の事情
家庭内の事情の例としては、「親の介護」や「家業を手伝わなくてはいけなくなった」などが挙げられます。また、親の収入の悪化などで弟や妹の学費の捻出をするために中退を余儀なくされたなども考えられます。家庭内の事情も、やむを得ない事情として受け入れられやすいので、中退理由としては多く使われています。
注意点としては、健康上の理由同様、「親の介護が再度必要になったらどうするの?」「家業の手伝いが再度必要になったらそうするの?」など、再発防止案を準備しなければいけません。
「親戚が手伝ってくれることになったので、私が手伝う必要がなくなりました」などの理由付けをするといいでしょう。
【専門学校中退理由4】進路変更
「心の底からやりたいと思える進路をみつけたので、通学するよりも就職したいと考えて中退しました」などの進路変更で中退するのは悪い中退理由ではありません。どちらかといえば前向きな理由です。
しかし、面接官の性格によっては、「気が変わりやすい」「考えが甘い」と捉えられてしまうことも考えられます。
【専門学校中退理由5】 マイナスな理由
「やる気がなくなった」「方向性が合わなくなった」「人間関係で…」などの理由はすべてマイナスな印象になります。間違ってもマイナスな理由は事実であったとしても、言い方を変える事をお勧めします。
専門学校中退理由のベストな答え方
専門学校の中退理由を面接でどう答えるべきかについて例を出しながら解説してきましたが、中退理由は時間をかけて説明するよりもサラッと説明して流した方が中退理由の印象も残らないのでお勧めです。
中退理由のベストな答え方は、専門学校中退したことが「やむを得なない状況だった」と答えた方が私の経験上一番上手くいきました。経済的な事情や家庭内の事情などが最も使いやすく、そしてツッコまれにくいです。
【注意点】うつ病で専門学校中退した場合など正直に理由を言わない方がいい時もある
一番注意しなければならない点としては、健康上の理由で、うつ病などの精神的なものによって中退した場合。完治した病気や怪我であれば健康上の理由として答えても問題ないのですが、うつ病などは精神的なもで再発の恐れがあると考えられることが多いです。
実際、私が就職エージェントを利用して就活していた時も、エージェントさんも「うつ病とかメンタル的なものを持っていると職場復帰してもすぐ再発して短期退職することが多いので、就職も難しい傾向がある」と話していたのをよく覚えています。
うつ病で完治したとしても、就活では表に出さない方が採用はされやすいです。ただ、うつ病などまだ完治していない場合は、しっかり休んで、元気になってから無理しない状態で働き始めた方が体のためです。無理はしないように心がけましょう。
専門学校中退から最も就職成功率の高い方法とは?
中退歴があると、ハローワークや就職サイトでの就活は経験上難航します。書類選考落ちは当たり前で、運よく受かった面接では人事担当者の採用意欲がないこともあって、しばらく就職できない時期が続きました。
もし、現時点で就職活動が上手くいっていなくて、「できるだけ早く、中退歴があっても関係なく、最も就職成功率が高い所で就活したい!」
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