就職浪人の就活のやり方|24歳女性が東京で正社員OLになる方法
ニートの私でも就職できた方法とは?
大学在学中に内定がもらえず、そのまま卒業して就職浪人になってすぐにアルバイトやパートの仕事を始める方は多いです。
就職浪人になってフリーターとして働いていても、安定して生活するのは厳しく、転職して正社員になりたいと考えても、既卒からの就活のやり方がわからないと悩んでいませんか?
特に地方在住であれば、正社員求人も少なく、人気のある求人にも限りがあるため思うように就活に取り組めないことも多いです。地味な仕事をやっていると、どうしても東京に出てドラマに出てくるような華やかな会社のOLに憧れることはないでしょうか。
東京・丸の内のOLに憧れを持っていて(ドラマの見過ぎですね…)、地方から東京に出て就活をして、職歴がほとんどなく、ブランクも長い中で、秘書の正社員として就職することができました。
このページでは、東京で就活して、就職浪人の既卒でも最短で正社員のOLになれる方法をご紹介します。
就職浪人後フリーターを1年続けているけど正社員になれる?
就職浪人の期間中、フリーター期間が長くなってくると正社員として就職できるのか不安になってくるものです。就職浪人中に1年ほどのフリーター期間があっても正社員になれるのでしょうか?
実は、大学卒業後、フリーターとしての期間が長くなればなるほど就職が不利になることがわかっています。下の図は、厚生労働省が行った「フリーターから正社員への移行率」の調査によるものですが、フリーター期間が長いほど、正社員になれる確率が下がっているのが分かります。
フリーター期間が1年あると就職成功率は約5割です。普通に就活すれば5割ほどですが、下で紹介する就活方法を利用すれば就職率を8割台に持ってくることも可能です。
就職浪人は就活と資格取得どっちが大事?
就職浪人中に、就活で少しでも就職しやすくなるように資格所得を考えたことはあるかと思います。では、すぐにでも就活するのと資格取得はどちらが大事なのでしょうか?
特に目標や興味のあるものがない場合、資格取得はオススメできません。なぜなら、応募する求人によって必要とされる資格は異なり、逆に応募する求人にまったく関係のないような資格を取っても、「ただ資格取得しただけ」と見抜かれ、面接官の印象を悪くしてしまいます。
例えば、今興味のある職種がないと言っても、働くOL像は持っているはず。OLと言えば、事務職や販売接客業などが挙げられます。販売接客業では特に資格などは求められませんが、事務職であれば秘書検定やMOS(マイクロ・オフィス・ソフト)の資格があれば採用が有利に働くこともあります。とはいえ、これらの資格は必須ではありません。実際に、私が秘書として就職した際は、これらの資格なしで採用してもらえました。
しかし、これから就活していく上で、最も重要なことは「年齢」です。若ければ若いほど、フリーター期間が短ければ短いほど、正社員への就職はしやすいのです。就職浪人の既卒から就職するためには、資格取得に時間をかけるよりも就活を多くこなした方が、採用される確率は高いと言えます。
就職浪人が就活サイトを使うと受からない
就職浪人の就活は、新卒時の就活の仕方と全くやり方が異なってきます。大学在学時は、リクナビやマイナビのような就活サイトに登録して、気になる求人があればWEB応募してというやり方でしたが、リクナビやマイナビなどの就活サイトは主に新卒者用なので、就職浪人の既卒が利用すると、書類選考に落とされやすく、運よく面接まで行けても受かりにくいです。
既卒3年以内の就職浪人であれば、新卒扱いとして応募できる求人もありますが、応募可能なだけで内定が取れるかどうかは別の話です。
2011年から政府が「既卒3年以内は新卒扱いとする」という方針を打ち出したために、2012年の春採用から、徐々に既卒3年以内でも新卒枠で応募できる求人は増えてきましたが、応募はできても内定が取れていないのが実情です。2015年に厚生労働省が、既卒3年以内で新卒枠で応募した就職浪人生がどれだけ内定が取れているか調査したろころ、8割以上の企業が内定を出していないという結果が明らかになりました。
就活浪人生で就活する場合は、新卒者と同じ所で就活をすると失敗しやすいです。大学を卒業してしまうと新卒ではなく「既卒」となり、どうしても「就活生として何か問題があったから新卒採用されずに就職浪人している」と偏見の目でみられてしまうのが日本社会の就活事情といえます。
特に、就活サイトを使った就活は、新卒と比べられやすい傾向が強いので、別のやり方で就活に取り組んでいく必要があります。
就職浪人の就活のやり方|転職エージェントとハロ―ワークを使い倒す
就職浪人の就活のやり方を失敗すると、どこにも就職できない可能性があります。逆にやり方さえしっかりしておけば、就職成功率を大幅に上げることができます。
就職浪人の最適な就活のやり方は、転職エージェントとハローワークを使い倒すことです。私の経験上この2つの就活支援を利用したやり方が一番就職成功率が高いです。
具体的にどういったやり方で転職エージェントとハローワークを利用すればいいのかを解説していきます。
【就職浪人の就活のやり方】転職エージェントの活用法
特にやりたい仕事や興味のある職種も分からない場合、何を相談していいのかもわからないので就活が止まってしまうことがよくありますが、就職浪人で足が止まってしまうのが一番よくありません。
悩むよりも相談した方が物事は上手く進みます。特に転職エージェントは就職のプロです。今の自分の好きなことやなりたい自分などを伝えることで、一緒に何に向いているのか、どんな仕事ができそうなのか考えていくことができます。
私の経験上、質の高いエージェントを選べば、下手にハローワークで就職相談を受けるよりも、自分が進むべき指針がハッキリできます。正直、職業適性検査などを重ねてもやりたい仕事を見つけることは困難です。
自分でどの職種や求人に興味があるのかわからない場合は、客観的に指摘してもらった方が確実にいいです。実は、統計的にも、自分で求人を選んで就職するよりも、プロのエージェントにマッチングしてもらった方が長く働けるというデータもあります。
転職エージェントの活用法としては、最初に就職相談して、どんな求人が自分に向いているのかを客観的に指摘してもらうことが最初のステップと言えます。
例えば、「東京でOLになりたい!」と漠然な理想があるなら、
「事務系の仕事にはどんな種類がありますか?」
「販売接客の仕事内容は具体的にどんなことをしますか?」
などの質問をした方が、相談内容も濃くなります。会話の中から目指すべき求人が見つかることもあります。逆にこの段階で、応募したい求人が見つかれば、就職はかなり目の前にあると言えます。
なぜなら、転職エージェントの就職成功率は就活サイトやハローワークと比べても倍近く就職しやすく、就職成功率8割以上のエージェントも珍しくありません。
ただ、就職浪人の既卒者や第二新卒を専門にした転職エージェントでないと就活に失敗することもあるので、エージェント選びが最も重要と言えます。
【就職浪人の就活のやり方】ハローワークの活用法
就職浪人の就活のやり方として、ハローワークの活用も必須と言えます。ハローワークの活用方法としては、履歴書や職務経歴書などの応募書類の添削や面接対策を個別でサポートしてもらうやり方です。
既卒3年以内であれば「新卒応援ハローワーク」という個別の担当者がつくサービスを利用できて、新卒枠で応募できる求人も紹介してくれます。転職エージェントでも個別に面接対策や書類の添削をやってくれますが、応募する求人が決まったときに利用すると効果的です。
ハローワークはどちらかというと、基礎やノウハウを固める場所です。またハローワークは求人数も多いので、タイミングが合えば、良い事務系や販売接客系の正社員求人も出てくることがあります。その都度チャンスがあれば応募する就活のやり方が理想的といえます。
就職浪人の就活方法4選|東京で正社員を目指すためにやるべきこと
具体的に、東京で正社員のOLを目指すためにどのような就活方法があるのか、転職エージェントや就職支援機関を合わせてご紹介します。
【就職浪人の就活方法1】就職Shopを活用する
まず最初に行くべき所は、就職Shopという転職エージェントです。実際に私自身、東京で10社以上の転職エージェントを利用してきましたが、就職Shopのカウンセラーが最も質がよく、そして高倍率で少ない事務系の求人を紹介してもらえました。
他のエージェントだと、事務系の求人は紹介されず、別の職種や興味のない求人を押し付けてくる感じがしたので、就職Shopが一番感じが良かったです。実際に就職Shopが持っている職種や紹介してくれる求人数も一番多かったです。就職Shopは書類選考なしで面接できる企業を紹介してもらえるので、就職までのスピードも早いのが特徴的です。
私の場合は、1ヵ月ほどで内定が出ましたが、早い人で1週間で決まる人もいるようです。
他にも、いい就職プラザという転職エージェントがありますが、そこでも1件だけ事務求人を紹介してもらえました。ただ、いい就職プラザの場合、書類選考があって、就職成功率も10~20%と低めです。一応就職浪人向けのエージェントなので、登録だけしておくといいですよ。
→私が実際にいい就職プラザに行ってきた体験談はこちら
【就職浪人の就活方法2】DYM就職を活用する
就職Shopの相談時間は通常1時間ほどで、長くても2時間です。同じ日にDYM就職の就職相談も受けた方が効率的にいいです。
DYM就職は、紹介してくれる求人数は少なく、事務系の求人も多くはないのでタイミングが合った時にしか事務系求人は紹介してもらえません。ただDYM就職の就職成功率は96%と転職エージェントの中でも断トツで高いです。
希望に合う求人が見つかれば、高い確率で就職できる可能性があるので、求人数が少なくても就職できる可能性が高いのであれば、DYM就職を活用する価値は十分にあります。販売接客系の求人は多く紹介してくれるので、OL系を目指すのであれば最適と言えます。
→私が実際にDYM就職に行ってきた体験談はこちら
【就職浪人の就活方法3】東京しごとセンターを活用する
東京しごとセンターは、東京都のジョブカフェに当たる就職支援機関で、東京都の飯田橋にあります。就職浪人の就活方法としてハローワークをおすすめしていましたが、東京都の場合は、ハローワークよりも東京しごとセンターの方が質が高く、カウンセラーもベテラン勢が揃っているので、転職エージェントと合わせて東京しごとセンターを活用した方が就活が上手くいきやすいです。
東京しごとセンターは全国的にも就職支援制度が一番整った就職支援機関です。29歳以下であればヤングコーナーといって、未経験の若者に特化した就職相談をすることができます。
【就職浪人の就活方法4】東京都の若者正社員チャレンジ事業に参加する
東京都の若者正社員チャレンジ事業といって、東京都の公的な若者就労支援事業があります。若者正社員チャレンジ事業に関しては、東京しごとセンターで紹介してもらえるので、東京しごとセンターを活用していればこの事業も紹介してもらえるはず。
若者正社員チャレンジ事業とは、100社以上の企業から気になる企業を選んで、その企業で20日間の職場体験を行い、あなたと職場体験先の企業がお互いに合意すれば正社員として就職できるという制度です。
20日間の職場体験があるので、簡単に参加を決意することはしにくいと思いますが、1~2ヵ月集中的に就活してみて、上手く就職先が見つからないようであれば、若者正社員チャレンジ事業も検討する方がいい活用に仕方と言えます。
若者正社員チャレンジ事業の正社員移行率は73%と高い方です。就職ShopやDYM就職、東京しごとセンターを利用して、正社員になるのが難しいと感じた場合に申し込む使い方がオススメです。
まとめ
以上、東京都で正社員になるための就活のやり方をご紹介しましたが、ポイントは1つだけの就活に偏らないことが大切です。転職エージェントも2~3合わせて活用した方が就職成功率を高める秘訣です。特に事務系の求人を狙っている場合は、高倍率で数的にも少ないので、少しでも確率があるのであれば、チャレンジする積極性がないと就職は難しいと言えます。
これまでご紹介してきた方法を実践すれば、必ず就職率を大幅に上げることができます。まず最初の就活のステップとして就職Shopに行くと、道が開けてきますよ。