短期退職の再就職は難しい?2回繰り返し転職しても1ヵ月で就職する方法
短期退職した私でも就職できた方法とは?
新卒で入社した会社を半年で短期退職し、2回目の就職先もまさかのブラック企業。3か月目で限界に感じて短期退職を考えるも、2回繰り返して短期退職すると次の再就職は苦労するのではと悩んでしまいます。
結論から言うと、短期退職を2回繰り返してしまうと、再就職は厳しくなってしまいます。とはいえ、このままずっと同じ会社で働き続けることは無理なので、どうにかしたい気持ちはあるはず。実は、短期退職を2回繰り返しても、就活のやり方次第では、再就職も難しくありません。
こういう私は、過去に何度も短期退職した経験がありますが、それでも秘書の正社員として就職することができています。
このページでは、短期退職しても再就職がしやすくなる方法をご紹介します。
短期退職を体調不良がきっかけで考えるように…無理してはダメ!
私の場合、派遣先の激務がきっかけで体調不良になることが多くなり、それがきっかけで短期退職を考えるようになりました。入社3日目にして日々の残業が2時間。それから毎日13時間以上の仕事をすることになり、休憩時間も10分程度の起きる休憩のみ。
お弁当もまともに食べることはなく、そのままお弁当のフタを開けずに持ち帰ることが日常でした。また、1ヵ月に2回は必ず早朝からの土日出勤があって、18時までの勤務も珍しくありませんでした。
入社当時から仕事量が多く、煩雑な仕事のため、仕事の効率化もできず、社員が少ないので、休むことも許されない状況です。給与明細の基本給を計算したところ、残業時間が半分もついていないこともありました。
こんな状況が続き、周りの社員も病気や退職は日常茶飯事で、私自身、体調不良で身体を壊し始めていました。この状況を長く続けるのは、精神的にもきつかったですし、何せ体調が悪化すると今後働けなくなる可能性もあると考えたので、短期退職を本気で考えるように。こういった経緯があって、短期退職することを決めました。
今振り返ると、あの時の判断は正しかったと思っています。無理して過酷な環境で働き続けても、会社に利益は出るかもしれませんが、自分自身の体を壊してしまっては、今後の人生が台無しになることもあるのです。無理してはいけません。
短期退職と見なされる期間は?
短期退職と見なされる期間はご存知でしょうか?一般的に、一つの会社を3年未満で辞めると短期退職と見なされますが、最近では、新卒者の3人に1人が3年以内に短期退職しているそうです。転職が当たり前になってきていることから、3年未満で辞めることも珍しくなくなっています。
短期退職が不利になってくるのは1年未満の場合です。2年未満でも短期退職と見なされ再就職が不利になるケースもありますが、勤務期間が1年未満だと、中途採用を行ってるどの企業でも短いと感じて再就職は困難になってきます。
短期退職を隠すことはできる?正社員じゃなくても社会保険に加入していれば職歴になる
例えば、短期退職の期間が3か月未満だと必ず転職の面接で突っ込まれて、再就職は不利になってしまいます。それよりも、職務経歴書や履歴書に短期退職の期間を書かずに隠し通すことはできるのでしょうか?
それは現時点で社会保険に加入していれば隠し通すことはできず、面接での嘘が発覚してしまいます。社会保険とは、厚生年金や健康保険のことで、給与明細で厚生年金や健康保険費用が会社から天引きされていれば、年金手帳や雇用保険関係の書類に記録として残ります。
これらの記録は、次の職場の経理担当者が必ず目にする書類なので、短期退職の記録を隠して転職活動をすることは難しいのが現状です。
短期退職を隠すために契約社員だったと嘘をつくのは問題?
職務経歴書や履歴書には短期退職の職歴は残すけど、退職理由は言いずらいもの。退職理由を言いやすくするために、「契約社員のため任期満了になるから」と説明すれば短期退職ではなく、任期満了によるやむを得ない退職という扱いになるのでしょうか?
契約社員とは、通常任期が1年の場合が多く、3か月の契約期間があまり存在しないため、「契約社員だったので」という説明ではバレてしまいます。ちょうど1年で退職するということであれば、この理由は使えます。理論上、年金手帳や雇用保険関係の書類には「正社員」や「契約社員」といった雇用形態は記載されません。
短期退職から再就職は難しい?
短期退職すると再就職は難しいのでしょうか。人材派遣会社のdodaが行った「転職回数と転職成功率の関係」調査によると、短期退職してしまうと、再就職の成功率は低くなり、更に、2度3度繰り返して転職を繰り返す毎に、再就職の成功率は低くなるという結果が出ています。
上の図は、初めての会社の就職率を100%とすると、24歳以下(大卒で2年未満で退職した人)で再就職率が58%前後になっています。更に2回目の会社も短期退職して、3社目の再就職成功率は約30%にまで落ちていることが分かります。
25~29歳の再就職率が高くなっているのは、一つの会社を3年以上続けているため、転職活動しても再就職しやすいと分析できます。
これだけ再就職の成功率が低くなってしまう理由は、「最初の会社も短期で退職して、2社目も短期で退職した経歴があれば、ウチの会社でもどうせすぐ辞めるだろう」という判断になってしまうから。
こういった事情もあって、短期退職を考えているほとんどの方が、「この会社も短期で退職してしまうと、私の状況を理解してくれて採用してくれる企業があるのか、再就職できなかったら困るから、もう少し今の仕事を続けるべきか…」と悩んでいるはずです。
とはいえ、無理して今の会社を続けても身体が先に壊れてしまう可能性もあります。であれば、再就職ができないというリスクを最小限に抑えて、尚且つ、再就職しやすい方法を考えることが最重要と言えます。
短期退職のリスクを最小限に抑えて再就職を成功させる方法
短期退職のリスクというのは、「再就職できない」ことです。短期退職のリスクを最小限に抑える方法というのは、シンプルに考えると退職前に転職活動をして再就職先を確保しておくことが最重要。
少なくとも、今の現状で、応募できる企業はどれだけあるのか、書類選考はどれくらい通るのかは退職前に知っておいた方がいいでしょう。
現時点で「再就職は難しいから退職しない方がいいのか」「退職して再就職できる会社を探すべきか」と2択で考える必要はありません。今から転職活動を始めれば、短期退職のリスクを最小限に抑えることができるのです。
転職者の8割が在職中に転職活動を始め、70%以上の人が3か月以内に再就職先を見つけているというのが最近の転職事情です。ほとんどの中途転職者が1~2か月以内で再就職先を見つけていますが、逆にいうと2か月前後は最低でも期間がかかるということです。
しかし、短期退職する人のほとんどが、現状に耐えられず、転職活動をしないまま退職してしまっています。そうなると、退職してから転職活動を始めることになり、就活しているとはいえ無職の空白期間が長くなってしまいます。短期退職は再就職に不利なので、就職先が上手く見つからないと、無職期間が余計長くなってしまい、更に再就職が難しくなるという悪循環が生まれます。
それよりも、今すぐ転職活動を始めた方が、確実に短期退職するリスクを抑えることができますし、再就職できる確率も上がります。
短期退職歴があると書類選考で落とされることが多いので要注意
ただ、これから転職活動を始めるといっても、就職活動のコツを知っておかないと無駄足を踏む回数が増えて、私のように心が折れてしまいます。冒頭でもお伝えしたように、短期退職歴があると「この人はすぐに辞める可能性が高いな」と書類選考の時点で判断されて落とされる確率が高くなります。
なので、短期退職経験があって就職活動する場合は、できるだけ書類選考なしで面談してもらうのが内定は取りやすいです。逆に求人サイトなどは、職歴的に書類落ちするケースが多いのであまりお勧めできません。
ハローワークにも通ったことがありますが、求人数が多すぎてどの求人に応募したらいいのかわからず転職活動が止まってしまのはデメリットだと感じました。また、ブラック企業の求人の見分けがつきにくいのも、私が苦戦した原因だといえます。
一応、最終的に私の転職先が決まったのは、「就職Shop」というエージェントで、就職Shopであれば、書類選考なしで優良企業と面談できて、尚且つ、ブラック企業は徹底的に排除している点では、求人選びではとても助かりました。
短期退職前にエージェントを利用して就職活動するのがベスト
転職活動する上で、一番早く就職先を確保できる就職活動は、転職エージェントを利用することです。ハローワークやジョブカフェなどは、就活の時間がかかりすぎるので転職活動には向いていません。
但し、ほとんどの転職エージェントが短期退職していると書類選考で落とされる確率が高く、また運よく面接までいけても、短期の退職理由を聞かれて落とされてしまいます。
転職系のエージェントだと、リクルートエージェントやリクナビ就職エージェント、dodaエージェントなどがありますが、これらは短期退職経験があると就職成功率は低いです。
短期退職経験がある場合に最も適したエージェントは、「就職Shop」「第二新卒エージェントneo」「ジェイック」の3つです。どちらかを選ぶというより、どちらも利用した方が早く再就職先を見つけることができます。
ちなみに、私はどちらも利用しましたが、就職先が決まったのは「就職Shop」の方でした。
もし、未経験からIT系企業に興味があって、尚且つ、東京での就職を希望しているのであれば、「プログラマカレッジ」が一番最適かなと感じます。私も利用しましたが、無料で利用できて、就職成功率も96.2%とかなり高いので、検討してみてください。
どちらも良い面はあるので、併用した方が確実に良い会社に出会えると言えます。
どちらも、書類選考なしで企業と面接できるので、就職までのスピードは他のエージェントと比べても早いです。就職相談してから再就職できるまでの平均期間が3週間ほど。短期退職から再就職を確実に狙うのであれば、就職Shopに相談してみるのが解決方法と言えます。
