履歴書書きたくない?短期退職した職歴を書かずに転職する20代限定の裏技
短期退職した私でも就職できた方法とは?
履歴書に書きたくない職歴や経歴は誰にでもあるはずです。短期で退職した職歴を履歴書に書くと面接官に突っ込まれそうだし、前の会社を辞めてできた無職の空白期間を履歴書に書くと、書類選考に通るさえ難しい。
ハローワークで求人に応募するたびに履歴書を何度も書き直すけど、いくら頑張っても不採用通知しかこない。もし、書きたくない職歴や経歴のせいで履歴書が上手くかけず、書類選考にも通らない状況が続いているのであれば、履歴書を書かずに就活する方法を検討する必要があります。
私も過去に無職期間があり、何度もバイトや派遣などを転々としていたため、職歴・経歴共にボロボロでした。
このページでは、私の経験も踏まえ、履歴書に書きたくない職歴や経歴があった場合どのように対処すればいいのか、また、履歴書を書かなくても就職できる裏技もご紹介していきます。
履歴書を書きたくない理由トップ5
履歴書を書きたくない原因はシンプルで「面接官に突っ込まれたくない歴史があるから」ですが、履歴書を書きたくない理由は一般的にどういったことが多いのでしょうか?
【履歴書を書きたくない理由1位】前職の正社員を短期(1年未満)で辞めてしまったため
新卒で入社した会社の在職期間が2か月。職場の働き方に慣れない中で人間関係のトラブルもあり、耐えられずに短期で退職。正社員を短期で辞めた経験があると、面接官の印象は「忍耐力がない」「何か欠陥があるのでは」「ウチで雇ってもすぐに辞めてしまいそう」となってしまいそう。
正社員の経験と言えど、短期で辞めたことは履歴書に書かずに隠しておきたい。そう考えるのも当然です。
【履歴書を書きたくない理由2位】正社員の転職回数が多いため
新卒で正社員として入社した会社を1ヵ月で辞め、その次の就職先でも3か月と続かず退職。転職回数が多いと就職しにくくなるため、履歴書にどちらの職歴も書きたくないケース。
短期で2つ以上の会社を転々としていると「ウチの会社でもどうで続かないだろう」とみられてしまいます。
【履歴書を書きたくない理由3位】書類選考で何度も落とされるため
ハローワークや就職サイトで求人に何度応募しても、書類選考で落とされると、そのたびに履歴書や職務経歴書を書き直さなくてはいけません。特に手書きで書いていて、何度も書き間違いがあって書き直しがあると、「履歴書なんて二度と書きたくない」と考えてしまいます。これは私の実体験でもあります。
【履歴書を書きたくない理由4位】バイトや派遣の転職回数が多いため
卒業後、正社員未経験のままバイトや派遣を続けていると「責任感がない」「1つの職場に定着するのが難しい」「忍耐力がなさそう」というイメージを持たれてしまいます。
複数のバイト先を転々としていると、履歴書を書きたくなくなるのも理解できます。
【履歴書を書きたくない理由5位】無職の空白期間があるため
在職中に転職活動を行わず、前の会社を辞めてから転職活動を始めた場合は、就活期間が長引くほど無職の空白期間も長くなってしまいます。
就活が上手くいかずに気づけば無職期間が3か月目。履歴書に空白期間を書きたくないと困っている人も多く存在します。やはり、空白期間があると面接官から突っ込まれることは確実なので、空白期間の答え方は準備しておく必要があります。
履歴書に書きたくない職歴がある場合は書かなくても良い?
そもそも、書きたくない職歴も含めて、これまでの職歴全て(バイト含む)履歴書に書かないといけないという法的義務はあるかご存知でしょうか?
実は、民間企業への就職・転職であれば、履歴書は「私文書」という扱いになるので、職歴を書く書かないは個人の自由という側面が大きいです。ただ、経歴を偽ってやってもない仕事をやったことにする場合は経歴詐称になるので注意が必要です。
書きたくない職歴がある場合は書かなくても法的にはOKです。例外として、公務員採用や公務員が取り扱う文書などは「公文書」という取り扱いになるので、公文書を偽装した場合は法的に罪になります。
履歴書に短期退職した職歴を書くよりも空白にした方がいい?
短期退職した職歴を履歴書に書かないとどうなるのでしょうか?考え方によっては、短期退職の職歴を書くよりも書かないで空白にした方がマシと考える人も少なくありません。
確かに、履歴書の職歴欄を空白にすれば短期退職について面接官から突っ込まれる可能性はなくなりますが、「この空白期間は何をしていたの?」という質問は必ずされます。
短期退職であったとしても、そこから得たものはあるはずです。何もしてなかった期間と説明するよりも、短期で辞めた理由を簡潔に話して、「短期で辞めてしまったことは反省している」という前提で、「それでも〇〇〇のような良い経験ができたので、この経験を糧に御社でも頑張っていきたい」という前向きな姿勢を示せば、職歴を空白にするよりもマシだと言えます。
短期退職したとしても、それがマイナスだけに働くわけではなく、プラスの部分も見つけられると面接が有利に動くこともあります。
履歴書の職歴の嘘は次の会社でどうバレる?
例えば、前回の職歴が正社員歴2か月で退職。2か月の職歴を履歴書に書かずに次の会社から採用された場合、職場にバレる可能性はあるのでしょうか?
履歴書で職歴の嘘がバレるタイミングは4つあります。
◆雇用保険被保険者証◆
次の会社に入社すると、社会保険の手続きがあるので「雇用保険被保険者証」の提出を求められます。雇用保険被保険者証には前職の社名や退職年月日が記載されているので、前職の職歴に嘘をついていたとしてもバレます。
ハローワークに行けば、前々職の履歴まで調べることも可能なので、履歴書の職歴の嘘は入社時の社会保険手続きの際にバレてしまいます。
◆年金手帳◆
雇用保険被保険者証と同じく、社会保険の手続きとして「年金手帳」の提出も求められます。年金手帳には基礎年金番号が記載されていて、基礎年金番号を用いて厚生年金や年金に関わる手続きを進めていきます。
会社によっては年金の加入状況も記載する所もあります。年金の加入状況を確認されると、前職の会社で年金を支払っていたかの記録までたどる事ができるので、加入状況を確認された時点で履歴書の嘘がバレることになります。
◆年末調整時の源泉徴収票◆
年末時にどの会社でも「年末調整」という払いすぎた税金を国から返してもらう事務手続きを行います。年末調整に必要な書類としては、前の職場から「源泉徴収票」を取り寄せる必要があります。
前の職場で働いてもいないのに、源泉徴収票を取り寄せることができなければ、その時点で会社に「働いていなかった」とバレることになります。
◆住民税の天引き◆
平成29年6月から住民税の支払いに関する法律が変わりました。これまで個人で住民税を支払ってもOKでしたが、法律が変わったことによって、会社が従業員の代わりに住民税を支払う義務ができました。
住民税は前年度の収入によって今年の支払うべき住民税が変わるので、仮に前年度無職の期間があるにも関わらず、働いたと嘘をついていると、前年度の収入合計が合わず、会社が住民税を支払う際に「前年度働いているのであれば、今年の住民税がこんなに安くなるはずがない」とバレてしまいます。
(2) 年金手帳
(3) 年末調整の源泉徴収票
(4) 住民税
履歴書の職歴に「正社員」を「契約社員」にしてもバレない?
正社員を短期で辞めた場合、「契約社員で任期満了に伴って退職しました」という理由をつけるために、職歴を「正社員」から「契約社員」に変更する人もいます。
理論上、正社員や契約社員などは雇用形態なので、雇用保険被保険者証や年金手帳、源泉徴収票などに記載されることはありません。雇用形態を変えて書くことも可能ではありますが、契約社員は1年や2年、3年といったキリの良い期間の場合がほとんどです。
キリが良く辞めている場合の方が少ないので、この方法はオススメできません。
履歴書の職歴を書きたくない?書かなくても転職できる方法
履歴書に書きたくない過去があると、なかなか思い通りに就活が進まないことも多いはずです。実際に私も「無職の空白期間をどう書けばいいか」「前職を短期で辞めた説明をどうするか」「転職回数が多いのはどうしよう」など、悩む時間の方が多く、そのせいで空白期間が長くなってしまいました。
「履歴書の職歴だけじゃなくて、履歴書なしで就活できればどんなに楽なんだろう」
これは就活を進めるうちにわかってきたのですが、就職エージェントの中には一部、履歴書や職務経歴書などの書類選考なしで面接できる求人を紹介してくれるエージェントもあります。
私も実際に利用しましたが、ほぼ書類選考なしで就職できるエージェントは「就職Shop」「第二新卒エージェントneo」「ジェイック」「DYM就職」の4つだけです。この4つのエージェントであれば、前の職場を短期退職していて無職の期間があっても問題なく利用できます。
また、短期離職に強いとされている「ハタラクティブ」などのエージェントに関しては、2度利用してみた経験がありますが、求人の質・サービスの質的にあまりよくなかったので、ハタラクティブもおすすめしません。
短期退職していたり、無職の期間があると利用できないエージェントも多いですが、「就職Shop」「第二新卒エージェントneo」「ジェイック」の3つであれば職歴・経歴を気にしない人物重視の面接採用をしてくれる企業を紹介してくれるので、履歴書を書きたくない就活生にとっては必要不可欠なエージェントと言えます。
書類選考なしで面接できる求人とはいえ、求人の質はかなり高いです。履歴書や職務経歴書を書かずに、優良企業と”サクッ”と面接して内定をもらいたいという場合は最適です。