高卒の新卒じゃない既卒からホワイト企業の正社員に就職する方法
既卒の私でも就職できた方法とは?
高卒後、新卒として入社した会社が長続きせず短期退職し、その後ずっとアルバイト。しかし正社員になれる年齢の不安もあり、本格的に就活を始めようとするけど、高卒で新卒じゃない状況からまともな会社に就職できるか悩んでいませんか?
高卒で短期間での転職をしており、今はアルバイトでフリーター。新卒と比べると正社員への就職は不利ですが、就活の方法次第では、今からでもホワイト企業の正社員として就職することは可能です。
ニート期間や、フリーターの短期の職歴しかありませんでしたが、ホワイト企業の正社員として就職することができました。
このページでは、私の経験も踏まえて、高卒の新卒じゃない既卒生でも優良企業の正社員として就職する方法をご紹介します。
高卒で新卒じゃないと正社員になるのは難しい?
文部科学省の平成30年3月末に行った調査によると、高卒の新卒者の就職率は98.1%と過去最高を更新しています。高卒でも新卒であれば正社員への就職はそれほど難しくありませんが、新卒じゃない既卒からだとどうなのでしょうか?
結論からお伝えすると、高卒で新卒じゃなくても正社員になることは可能です。しかし、新卒生よりは正社員になることは不利だと言えます。
新卒じゃなくても高卒後の期間が短いほど正社員になりやすい
高卒後に入社した会社を短期退職していようが、フリーター経験しかなかろうが、新卒じゃなくても高校卒業から期間が短いほど、正社員にはなりやすいです。
一番問題なのは、既卒3年以上を超えてくると一気に正社員への就職率が下がります。厚生労働省が行った「フリーターから正社員への就職率」を調査したところ、下のような結果になりました。
例えば、高校を卒業してからフリーター期間が6か月以内だと、男性の就職率は64%ですが、フリーター期間が3年以上になると就職率は48.9%と2人に1人しか就職できないことになります。
つまり、新卒から正社員未経験の期間が長くなるほど、就職は不利になっていくので、正社員就職を本気で考えているのであれば、できるだけ早く就活した方が良いといえます。
新卒じゃない既卒が履歴書の書き方で気を付けることとは?
高卒で新卒の場合だと、ほとんどが職歴欄が空白になりますが、新卒じゃない場合、「高校を卒業してから何をしていたの?」と面接官から聞かれることが多いため、新卒じゃないと履歴書の書き方が少し変わってきます。
もし、新卒で入社した会社を1年未満の短期で辞めていた場合、履歴書の職歴欄にどう書くべきか悩む所です。短期退職した職歴でも誤魔化さずにキチンと書くべきか。
短期で退職してる場合は、面接で必ず退職理由を聞かれます。辞めた理由が例えば、「毎日のように飛び交う怒号やトラブルに耐えられず辞めた」という場合、正直に答えるのも面接官に「忍耐力がない」というイメージを与えかねないので、少し改良を加えた方がいいでしょう。
高卒で就職する人のほとんどが、自分のやりたい仕事がわからないまま就職しているという現状を面接官も把握してます。面接で退職理由を聞かれても上のように答えれば問題はありません。
履歴書の職歴欄には正直に仕事経験を書き込むようにしましょう。職歴が全くない場合でも同様です。職歴がない場合は空白で問題ありません。
高卒で新卒じゃないけど面接はスーツを着るべき?それとも学生服?
これから本格的に就活を進めていくにあたって、高卒で新卒じゃないけど面接はスーツで挑むべきか悩むところだと思います。高校在学中に就活する場合は、学生服やセーラー服で面接を受けていたと思いますが、新卒じゃない既卒はスーツを着て面接することになります。
今後も成人式や結婚式などでスーツが必要になる機会が多いので、今のうちにリクルートスーツは購入しておきましょう。スーツも新卒者用のリクルートスーツで問題ありません。
高卒で新卒じゃない既卒が就職活動する前に知っておきたい3つのコト
新卒の場合はそれほど就職活動は難しくありませんが、新卒じゃない既卒が就活する場合は、注意点がいくつかあります。これを知っておくのといないのでは、就職率や効率も大幅に変わってくるので、高卒で新卒じゃない場合の就活の注意点を3つ覚えておきましょう。
高卒で新卒じゃない既卒だとリクナビはオススメできない
新卒の場合は、リクナビやマイナビなどの就職サイトを利用して就活することが多いですが、新卒じゃない既卒の場合、リクナビなどの就職サイトはオススメできません。
既卒だと、履歴書の職歴欄で空白期間や短期の職歴があることが多いため、職歴がピカピカな新卒者と比べられて、書類選考で落とされやすくなります。私の経験上、書類選考の通過率は5%以下です。リクナビのみならず、他の就職サイトも上手くいきにくいので、就職サイトには頼らないようにしましょう。
高卒で新卒じゃないと大企業はハードルが高い
できれば好待遇で高収入の大企業を狙っていきたいという気持ちは誰にでもあるはずです。しかし、大企業に応募できるのは、ほとんどが大卒者。高卒でも応募可能な大企業は多くはありませんが存在します。
しかし、新卒じゃないという時点で、確実に書類選考で落とされます。高校総体や甲子園で活躍していたなどの輝かしい経歴があれば可能性もありますが、高卒で新卒じゃない場合は大企業に受かる確率は限りなくゼロに近いです。それよりも堅実に就職できる企業に応募していきましょう。
新卒じゃない既卒就活の軸は「新卒応援ハローワーク」に置くこと
就活の仕方や、進め方、求人を探す場所と言えばハローワークが思い当たると思いますが、既卒3年以内であれば「新卒応援ハローワーク」の就職支援サービスを利用しましょう。
新卒応援ハローワークでは、個別の担当者がついて、就活のすべて(応募書類の添削、面接対策、求人探し等)を個別にサポートしてくれます。就活の軸は「新卒応援ハローワーク」に置いた方が動きやすいですし、情報量も多い中就活を進めることができます。
また、新卒枠で応募できる求人も教えてくれますし、定期的に企業説明会や合同面接会の情報も流してくれるので、定期的に「新卒応援ハローワーク」は利用した方が就職率を上げることができます。
新卒じゃないけど高卒でもホワイト企業に簡単に就職する方法とは?
ハローワーク以外で就職活動をサポートしてくれる所もあります。新卒じゃない既卒者は就職エージェントを利用した方がいいです。
最近では新卒者でも就職エージェントを利用して就職活動する人も増えてきていますが、既卒だと就職エージェントを利用した方がホワイト企業に就職する確率を大幅に上げることができます。
既卒者用の就職エージェントを利用すれば、書類選考なしで優良企業と面接ができるので書類選考に落とされる心配もありませんし、履歴書や職務経歴書をどう書けばいいのか悩む必要もありません。
また、就職エージェントの就職成功率は8割を超える所がほとんどなので、利用しない方が損だと言えます。
一番気になるのが、「まともな求人を紹介してもらえるのか」という部分だと思いますが、それはエージェントによります。私は10社以上の就職エージェントを利用してきましたが、「就職Shop」「DYM就職」「ジェイック」「いい就職」の4つのエージェントであれば、離職率が低く・残業時間の少ないホワイト求人を紹介してくれました。
この4つのエージェントの中で、高卒で新卒じゃなくてもホワイト企業に就職しやすいエージェントは「就職Shop」です。
・文部科学省「平成31年3月高等学校卒業者の就職状況(平成31年3月末現在)に関する調査について」