留学で新卒じゃない既卒生はどうやって就職活動するの?ワーホリから帰国後にやるべきこと
既卒の私でも就職できた方法とは?
大学卒業後すぐに1年間のワーホリ留学でいろんな経験をして日本に帰国。楽しかった留学生活から一転、「就活」と真正面に向き合った時、「新卒じゃない」と気づきます。新卒じゃないとまともな就職先があるのか、どうやって就活すればいいのか悩んでいないでしょうか。
海外の大学に2~4年正規留学で学士や単位を持っているのであれば留学生向けの就活ルートは用意されていますが、1年前後のワーホリや語学留学だと、新卒じゃない「既卒生」としての就活になってしまいます。これから本格的に就職活動を始めて、良い会社に就職したいと考えているのであれば、留学経験の強みを生かした就活を進めていく必要があります。
実は、私も既卒で就活をして正社員の秘書として優良企業に就職することができました。
このページでは、留学後、新卒じゃない既卒生でも優良企業に就職できる就活方法をご紹介していきます。
留学で新卒じゃないと就職は不利になる?
ワーホリや語学留学などで英語を勉強したり視野を広くしたり色々な経験を積んでいれば、就活に有利に働くイメージがありますが、実は日本社会の場合、新卒者採用の文化がまだ根強く残っているため、新卒じゃないと就職は新卒者と比べると不利になります。
価値観を広く持つということは大事なことですが、留学に行ったことのない人事担当者からみると「どうせ留学で遊んできたんでしょ」と考える人も少なくありません。
留学が理由で新卒じゃないとしても、ニートやフリーターと同じ「既卒者」として就活していく必要があります。既卒3年以内であれば、新卒扱いとして企業に応募することもできます。
しかし、2015年の厚生労働省の調査によると、既卒3年以内の就活生の応募を受け入れている企業は全体の3割ほどで、その内既卒者に内定を出している企業は2割にも満たないという事実がわかりました。
このことから、既卒3年以内で新卒枠で応募できたとしても、新卒じゃないだけで就職には不利であることがわかります。
新卒じゃないとまともな会社に就職できない?
では、新卒じゃないと、もうまともな企業には就職できないのでしょうか?結論は、新卒じゃなくてもまともな会社に就職できるというのが答えです。
ただ、普通の既卒の就活生と同じようにハローワークや就職サイトを使って就活するだけでは、ブラック企業に応募してしまう可能性も高く、就職エージェントなどを合わせて活用した方が優良企業には就職しやすいと言われています。
新卒じゃないと外資系企業を狙うのは難しい?
留学で培った英語を生かして、外資系企業に就職したいと考える留学生は数多く存在します。外資系企業は特に新卒に人気の求人です。では新卒じゃないと外資系企業に就職するのは難しいのでしょうか。
新卒じゃなくても外資系企業に応募することができて、尚且つ、英語力や経験値が重視されることも多いので、新卒じゃなくても外資系企業を狙うことは可能です。
しかし、外資系だと難易度が高いことは覚えておきましょう。外資系企業の書類選考は、基本的に英語のレジュメ(履歴書)が必要です。そして、留学でどういう経験をしてきたかが重視されます。
外資系企業が人材を選ぶポイントとして重要なのは、
☑ 留学中にボランティア経験をしているか
☑ 留学中に高いコミュニケーション力を身につけているか
☑ 留学中に高い英語力を身につけているか
英語ができるのは必須だとして、奉仕的精神(ボランティア精神)をもってどんなことに取り組んでいたのか、ビジネスに通用する経験を踏んできているかなどが重要視されます。
ワーホリや語学留学で、「英語を勉強しただけ」「日本人の多い飲食店やお土産屋さんで働いた」「多国籍の人と触れ合った」だけでは、採用されるのは難しいと考えた方がいいです。
外資系に応募するライバルは「英語を日常的に使って大学を卒業した」「インターンシップをしっかり積んできた」などのガチな留学経験のある人ばかりです。その中で外資系企業に応募するには、それなりの経験が必要になります。
留学の英語を生かして就職する時に必要な英語力はどれくらい?
外資系企業に応募できなくても、少なくとも英語を使える仕事に携わりたいと考える留学経験者も多いです。英語を生かせる会社に就職する場合、最低でもどれくらいの英語力が必要とされるのか知っておく必要があります。
どれだけスピーキングが達者であっても、就活においては、英語力をはかるためにTOEICやTOFLE、IELTSなどのテストスコアが必要になります。英語を話せなくてもTOEICのスコアが高い人もいますが、日本の就活事情はそこまでまだ把握してません。
英語が話せても、テストの点数を取れなければ「英語ができない」「留学中に英語を勉強してこなかった」という評価になるのが現状です。
日本の就活ではTOEICやTOFLE、IELTSの中で最も評価されているのがTOEICです。TOFLEやIELTSの方が実用的な英語で、英語力も細かく測定しやすいですが、日本社会の場合はまだTOEICが主流です。
もし、英語を生かした仕事を検討しているのであれば、留学後、英語を忘れない内にTOEICを勉強してスコアを伸ばすことをお勧めします。
そして、一番大事なこと。最低限、TOEICのスコアはどれくらいあるべきか。
最低基準は、「TOEIC800点以上」持っていることが大切です。最低基準で800点です。
留学で新卒じゃない既卒者用の就活方法ってある?
留学経験者はどのように就活しているのか気になる所です。実は日本の場合、留学経験者だからといって特別な就活方法や就活イベントがあるわけではありません。留学をしているしていない関係なく、既卒者と同じように就活しなければいけません。
では、新卒じゃない既卒者はどうやって就活しているのでしょうか?既卒者の就活方法は、主に3つです。
(2) 就職サイト
(3) 就職エージェント
留学後の就職活動はどこでするのがベストか?
留学後に既卒として就職活動する場合、リクナビやdodaなどの就職サイトはオススメできません。新卒じゃない以上、中途採用という扱いになり、更に、職歴なしのニート・フリーターとみられてしまうので、就職サイトを利用しても書類選考で落とされる確率が高くなります。
私も既卒で就活しましたが、就職サイトを使った就活はかなり厳しかったのでお勧めしません。
既卒で就職活動するのであれば、ハローワークと就職エージェントを併用して就活を進めた方が一番効率的には良いです。ハローワークは、既卒3年以内であれば「新卒応援ハローワーク」という個別の担当者がついた就職支援サービスを受けることができます。普通にハローワークを利用するよりも断然効率性は高いです。
留学後にベストな就職エージェントはどこ?
また、就職エージェントに関しては、しっかり選ぶ必要があります。「留学 就職エージェント」と検索しても「リクナビ就職エージェント」や「リクルートエージェント」、「dodaエージェント」などが上がってきます。
しかし、これらのエージェントは海外からの留学生を対象にしたエージェントや、海外の大学を卒業した留学生を対象にしたエージェントなので、ワーホリや語学留学経験で利用するとライバルが強すぎて、逆に非効率な就活になってしまいます。
1年前後の留学経験をフルに生かした就活をしたい場合は、「既卒者専用の就職エージェント」を利用した方が最も相性がいいです。
確実に良い企業に就職したいのであれば、就職エージェントを少なくとも2~3は最低でも利用した方が就職成功率は高くなります。実際、ハローワークや就職サイトの求人よりも就職エージェントの方がブラック企業も少なく、また待遇や給与が良い場合も多いです。
1年以内の留学後に利用する就職エージェントは以下の4つがオススメです。
【1位】就職Shop
(4.8)
特徴 | ★求人の質・量ともに満点★ ☑ 提携企業数8,370社 ☑ 提携企業を100%訪問取材 ☑ 利用者数10万人以上 ☑ 書類選考なし ☑ 未経験歓迎求人が中心 | ||
メリット | ☑ 希望により近い求人を紹介 ☑ 就職までのスピードが早い ☑ 求人の質が良い ☑ カウンセラーの質が高い | ||
デメリット | ☑ 拠点が関東と関西に偏ってる ☑ 研修やセミナーがない | ||
向ている人 | ☑ 幅広く求人を紹介してもらいたい ☑ できるだけ希望に合わせて欲しい ☑ 早く良質な会社で働きたい | ||
拠点 | 東京(銀座、新宿、北千住、立川)、神奈川、千葉、埼玉の大宮、大阪、兵庫、京都 | ||
【2位】第二新卒エージェントneo
特徴 | ★「サポート力」が強み★ ☑ 一人平均8時間のサポート量 ☑ 就職成功者15,000人以上 ☑ 未経験OK求人5,000件以上 | ||
メリット | ☑ 紹介される求人数が多い ☑ 初回面談にがしっかり ☑ 応募書類や面接対策に強い ☑ カウンセラーの質が高い | ||
デメリット | ☑ 拠点が少ない ☑ 担当によって質が異なる ☑ 残業時間の多い求人も混ざっている | ||
向ている人 | ☑ 就活が初めてで不安 ☑ とにかく手厚いサポートが欲しい ☑ 未経験OKな求人を探している | ||
拠点 | 東京、大阪、愛知(三重と岐阜もサポート) | ||
【3位】ジェイック
特徴 | ★安心感のあるサポートNo.1★ ☑ 入社後定着率・満足度が94.3% ☑ 就職支援実績14,000人以上 ☑ 国に認められた優良人事会社 ☑ 集団面接で20~30社から選べる ☑ 就職率80.3% | ||
メリット | ☑ 質の高い研修を無料で受けられる ☑ 研修でスキルアップができる ☑ 離職率の低い会社を選べる ☑ 集団面接の中から企業を選べる ☑ 往復分の交通費と1ヵ月分の宿泊費が支給※地方から研修に参加する場合 | ||
デメリット | ☑ 求人が営業職に偏っている ☑ 研修が長いので時間を取りにくい ☑ 研修がキツイ | ||
向ている人 | ☑ やりたい仕事が決まっていない ☑ 就活をやったことがない ☑ 働くことが不安で怖い ☑ 手厚いサポートが必要 | ||
拠点 | 全国 ※地域によって期間限定になります | ||
【4位】いい就職ドットコム
特徴 | ★最もハイクラスな求人を紹介★ ☑ 離職率の高い職種・求人を排除 ☑ 入社後の定着率が高い ☑ 提携企業2,000社以上 ☑ 就職成功者5,000人以上 ☑ 自社で就職サイトも持っている | ||
メリット | ☑ ハイクラスな求人を紹介してもらえる ☑ 希望に合った求人を紹介してもらえる ☑ 質の高いカウンセリングを受けられる ☑ 離職率の低い会社を選べる ☑ 就活初心者・仕事未経験でもOK | ||
デメリット | ☑ 就職成功率が低い ☑ 就職までに1~2か月かかる ☑ 書類選考が厳しい | ||
向ている人 | ☑ 可能な限りハイクラスな会社に就職したい ☑ 就活をやったことがない ☑ チャレンジ精神がある ☑ 公務員から民間への切替え | ||
拠点 | 東京、大阪、愛知(岐阜・三重もサポート)、神奈川 | ||
特に就職Shopは、リクルートが運営しているので、リクナビに掲載されているような新卒用の求人を紹介してもらえます。新卒と同等の求人を紹介してもらえるという面では、第二新卒エージェントneoも同様です。
留学経験を生かして英語を使う求人や、他の職種を幅広く紹介してもらいたい時は、既卒だと応募できなかった求人も、就職エージェントであれば紹介されることも多くあります。
まとめ
・新卒じゃないと外資系企業を狙うことはできるが、就職できる難易度は高い
・留学の英語を生かして就職する時に必要な英語力は「最低TOEIC800点」
・既卒者用の就活方法は「新卒応援ハローワーク」「就職サイト」「就職エージェント」の3つ
・留学後の就職活動は「就職Shop」「第二新卒エージェントneo」「ジェイック」「いい就職」の4つ
新卒じゃないと就職は不利になりますが、ハローワークと就職エージェントを併用すれば、既卒から優良企業に就職するのは難しくありません。一生の中でも就職先を決める大事な就活です。
必ず2つ以上の就職エージェントを利用しながら、近くの新卒応援ハローワークの就職支援を併用して就活を進めるようにしていきましょう。