大学中退ニートの就職は手遅れ?28歳女性でも8割正社員になる方法
ニートの私でも就職できた方法とは?
あなたは今のニート生活をいち早く脱出して人生をやり直したいと思っていませんか?大学中退してから水商売や飲食店、コンビニでのバイト経験はあるけど、正社員経験はなしで気づけば27歳。28歳を迎える前に仕事に就きたいと思うけど、年齢も年齢で不安に。
学歴や職歴のせいで悩んでいるだけだと、本当にニート期を抜け出すことはできません。大学中退ニートでも、正社員を目指すのだとすれば28歳はギリギリで、30歳を過ぎると厳しいです。
私も過去にニート歴が2年間ありましたが、28歳で正社員の秘書として就職できました。
現在28歳。大学中退後、しばらくニート期間を過ごして短期バイトや派遣を続けていくが、25~26歳まで再度ニートになってしまう。合計2年のニート歴がある中、26歳で就活を始め、秘書の正社員として就職する。同じ悩みを持つ方に向けて役に立つ情報を配信中。
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私も大学中退者なので、大学中退ニートから就職する一番良い方法を経験済です。失敗もたくさんしました。
このページを最後まで読んでいただけたら、あなたでもニート生活から脱出できて、就職までの道のりが明確になります。大学中退ニートから就職できた私だからお伝えできる正社員就職率8割超えの方法もご紹介します。もしこれから人生をやり直したいと心から思っているのであればあなたのお役に立てると思います。
ニートから社会復帰するには何かしらの仕事に就くことがポイント
現在のニート生活から脱出するためには、まず働くことが現状を変えるカギです。今、実家暮らしで親に頼っていても、親もいつかは退職して年金暮らしになります。いつか親孝行して両親を安心させたいという思いはあると思いますが、これから自立して社会復帰するにはまず働くことが大前提です。
大学中退ニートだとバイト・派遣と就職どっちから?
働くといっても、例えば今あなたが28歳を目前にしているのであれば、年齢も年齢。バイトや派遣から始めた方がいいのか、正社員として就職するのを目指すべきか悩んでしまうと思います。
それはあなたの働くことに対する不安度で決める必要があります。働くことに対して恐怖を感じたり、人と関わることが怖いのであれば、パートや単発のバイト・派遣で短時間でもいいので働くことに慣れる必要があります。
しかし、これまでに水商売や飲食店、コンビニなどでのバイト経験があるのなら、これから目指すのはバイトや派遣から始めるのではなく、正社員としての就職を目指すべきです。バイトや派遣を始めたとしても生活は安定しないので、結局は親に頼った生活になります。
バイトや派遣だと、今のあなたにとっては比較的簡単に仕事に就けると思います。しかし、これではあなたの人生を変えることはできず、ただ問題を先に延ばすだけです。28歳であればまだ正社員就職は可能ですが、30歳を過ぎると正社員への就職は手遅れだと考えるべきです。
もし、ほんの少しでも正社員への就職希望があるのであれば、大学中退ニートであってもすぐに挑戦するべきです。結果は必ず後からついてくるものです。
大学中退したニートでも正社員になれる?
私の場合、大学中退してニート期を経て、苦労して正社員へ就職できましたが、一般的には大学中退してニート歴がある場合、大卒者と比べて就職率はどう変わるのでしょうか?調べてみました。
大学中退者の就職率(大卒者と比べた時)
独立行政法人労働政策研究・研修機構が行った調査によると、大卒者で正社員に就職した人の割合が女性の場合66%だったのに対して、大学中退者は23%しか正社員へ就職していないという結果があります。
つまり、大卒者は100人中66人は正社員になっているけど、大卒者は100人中23人しか正社員になれていません。大卒者と比べて大学中退者は約3倍も就職率に差があるという結果です。大学中退者のほとんどがバイトや派遣などの非正規の仕事に就いていることになります。
しかも、大学中退者から既卒3年以上で正社員になれた人は、正社員になった人の中のたったの11.7%。そろそろ28歳になるのであれば、正社員に向けた就活はある程度厳しくなるということを覚悟しなくてはいけません。
ニートの就活方法!大学中退者で8割以上就職できる方法
年齢もそろそろ28歳、大学中退していてニート経験があれば、就活に失敗は許されません。年齢が一番重要だからです。30歳になってしまうと、30歳を機に一気に就職率が激減します。
ホンキで正社員を目指すのであれば、できる限り就職率の高い就活を実践する必要があります。ニートの就職支援施設として、サポステやジョブカフェも挙げられますが、就職率がそれほど高くないことから、今回この記事ではご紹介しません。では、大学中退者でも8割以上就職できる方法をご紹介します。
【はじめに】就職サイトだけは使うな!
最初に注意点としてお伝えすべきことが。リクナビやマイナビ、リクナビNEXTやマイナビ転職などの就職サイトに登録して、スカウト機能を使ったり、ネット上で求人に応募したりする就活方法は絶対にやってはいけません。
私も失敗経験があるので言えることですが、基本的にこれらの就職サイトは新卒者や中途転職者向けに作られたサイトなので、サイトに登録したとしても書類選考でバンバン落とされて、運よく面接までいけたとしても、採用されない可能性が高いです。
あなたの時間は限られています。就職サイトで足を使わない就活は楽ですが、就職に結びつくことはほとんどありません。他の就職サイトやブログで「ニートならこの就職サイトがオススメ」などよく見かけますが、ほとんどの場合、その記事を書いている人自身が利用したことのないサイトを紹介していて、利用してみて失敗する人が多いので注意してください。
ハローワークの「わかものハローワーク」
最初にご紹介するのは、ハローワークの「わかものハローワーク」という就職支援サービスです。「わかものハローワーク」は既卒3年以上であれば利用できますが、未就職から正社員を目指す若者に特化した就職支援を行っています。
具体的には、個別の担当制で就職アドバイザーがマンツーマンでついてくれて履歴書作成や面接対策を手伝ってくれるので、普通にハローワークを利用するよりも就活の効率性は高いです。既卒3年以内であれば「新卒応援ハローワーク」の利用となりますが、27歳だの場合は「わかものハローワーク」になります。
「わかものハローワーク」の就職率に関しては、就職率を公表していないので、正式にどれくらい就職しやすいのか測定することはできませんが、ハローワークのサービスを普通に使うよりは断然高いです。ただ、8割は超えないので、8割以上の就職率があるサービスを期待するなら以下の「トライアル雇用制度」を利用しましょう。
ハローワークのトライアル雇用制度
ハローワークの「新卒応援ハローワーク」か「わかものハローワーク」を利用するメリットとしては「トライアル雇用制度」を利用することができます。
トライアル雇用制度とは、仕事未経験の若者を、試用期間3か月(賃金も出ます)を設けて、実際に企業で働いてみて、働く人が「この会社であれば正社員として働きたい」という希望があって、企業側も「この人なら正社員として雇ってもいい」と、お互いの合意があれば、試用期間3か月後に晴れて正社員となれる制度です。
トライアル雇用はとても良い制度で、求職者としてもいきなり正社員として働くのは不安で怖いので、試用期間を設けてお試しで働くことで最初のハードルを下げることができます。また、企業側にとってもいきなり正社員未経験の人を正社員として採用するのはリスクが高く、またトライアル雇用をすることで国から助成金も入るので、企業にとっても魅力的な制度と言えます。
しかし、残念なことに、トライアル雇用の求人は数少ないので、希望する職種ややりたい仕事を選ぶことができないというのが難点です。だけど正社員への移行率はなんと8割超え。就職率で考えると検討する価値はあります。
若者正社員チャレンジ事業(東京都在住者のみ)
もしあなたが東京都在住であれば、東京都が公共事業として実施している「若者正社員チャレンジ事業」という制度があります。トライアル雇用に近いですが、20日間の職場体験の後、求職者側と企業側がお互いに合意すれば正社員として採用されます。
若者正社員チャレンジ事業の良い点が、この20日間の職場体験中は1日5,000円の奨励金がでるので、無給ではないことと、一番魅力的な点が、100社以上の企業から選べる所(選考会や説明会はあります)です。
就職率は73%ほどで、就職率8割は超えませんが、就職後の定着率が7割で、就職までのスピードも1~2か月で正社員就職が決まるので、一度職場で働いてみて正社員になりたいという希望があれば選択肢として持っていてもいいかもしれません。
転職エージェント
これまで就職率8割を超えている就活方法はトライアル雇用のみですが、トラアイル雇用だと数が少ないので仕事を選ぶことができない点ではデメリットでした。しかし、転職エージェントはトライアル雇用や若者正社員チャレンジ事業よりもはるかに良いメリットがあります。
転職エージェントとは?
転職エージェントとは、利用者の希望を聞いた上で、利用者の希望に沿った一番最適な求人をいくつかエージェントが選んでくれて、紹介してくれます。このサービスをマッチングと呼びますが、通常の自分で求人を選んで応募するという就活方法ではなく、プロの目で自分に合った求人を選んでもらって、その中から面接する企業を自分で決めるという就活方法です。
ハローワークに行ったことある人は経験済みだと思いますが、数多くの求人から自分に合った求人を探そうとすると、ほとんどの人が選ぶことができません。なぜなら求人票がすべて同じに見えて、いいことしか書いていないからです。
ハローワークのスタッフに不明な点を聞いても、求人票に書いてあることを読み上げるだけで、わからない点は企業に電話して聞くだけ。これでは「実際の所どうなの?」という目線でブラック企業か、ホワイト企業かの判断もつきません。
転職エージェントは、提携先の企業はほとんどの場合、エージェントが企業に訪問して人事担当者と話したり、会社で働いている人を見たり、雰囲気を実際に感じて提携しているので、ミスマッチな企業を紹介することの方が珍しいくらいです。
転職エージェントのメリット・デメリット
実際、転職エージェントを利用して就職できた場合、自分で求人に応募して就職するのと比べると圧倒的にエージェントを利用した方が離職率は低いです。エージェントを利用した場合、3年以内の離職率は10%以下の所が多く、自分で応募した場合、33%を超えるので、軽く3倍以上離職率に差があります。良い会社選びをする場合、自分で選ぶよりエージェントに選んでもらった方が効率的というのはなんか複雑な気もしますが・・
エージェントを利用した場合の就職率に関して驚くと思いますが、就職率8割超えのエージェントは珍しくありません。中には96%という就職率の高いエージェントも存在します。就職スピードも早く、早い所で1週間、平均でも3週間~1ヵ月では就職先が決まることが多いです。
提携先企業も多いエージェントで8370社という所もあるので、職種選びも幅広くできるのはメリットです。デメリットとしては、自分で求人を選びたいという性格であればエージェントの利用はおすすめしません。しかし、エージェントに求人選びを手伝ってもらった方がより良い会社選びができて長く働けるという事実もあります。
就職率も高く、就職先が決まるまでのスピードも早い。良い会社も選べる。「年内に就職できればいいや」と考えているなら要注意です。これから28歳に差し掛かろうとしているのであれば、時間もありません。
私の場合、多くのエージェントを利用してきましたが、既卒で大学中退専門のエージェントは全国で8社のみ。
これら8社、全て利用してきた中で就職Shopが群を抜いて良かったです。私の就職先が決まったのも就職Shopでした。
就職Shopを運営しているのはリクルートキャリア。リクナビにどこの就職サイトも勝てないように、リクルート系列の就職Shopの質は、私が利用してみた中でも断トツで良かったです。
私が実際に就職Shopに行ってきた本音の体験談をまとめています。続きが気になる方はこちらから。
→就職Shopに行ってきた体験談を全て本音で、良い所も悪い所もお伝えします。
大学中退後にニートになってしまう女性は多い?
大学中退してしまった時は、親に対して罪悪感を感じてしまいますよね。周りからも大学中退したことを冷ややかな目で見られたと思います。でも、大学中退してニートになってしまう女性はどれくらいいるのでしょうか。
先ほどの調査によると、大学中退する人の割合は2.65%ということなので、100人中2~3人は大学中退しているという結果になります。その中で、全体のうち、38.1%が女性で他の割合が男性なので、4割女性、6割男性となります。専門学校では女性が半数以上、短大・高専 では女性が8割程度ということです。
中途退学者は平成26年度で79,311人と約8万人。その中でニートになった人の割合が12%前後なので、全国には大学中退ニートは約1万人いる計算になります。意外に多いですよね。女性の大学退学ニートで困っている人は、全国に約5,000人ほどいます。
大学中退した理由は?
大学中退した理由もそれぞれありますが、「勉強に興味・関心が持てなかったから」が中退理由として一番多かったです。以下が調査の結果です。
- 1位「勉強に興味・関心が持てなかったから」(49.5%)
- 2位「単位が不足したから」(41.7%)
- 3位「経済的に苦しかったから」(27.3%)
- 4位「仕事をしたいと思ったから」(20.4%)
- 5位「友だちとうまく関われなかったから」(20.3%)
・独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究」(2015年5月)
・文部科学省「学生の中途退学や休学等の状況について」(平成26年9月)
大学中退ニートだと資格・免許は取った方が良い?
大学中退ニートだと正社員への就職が厳しそうなので、就職を有利にするためにも資格や免許を取った方がいいのでしょうか?結論から言うと就職を有利にするために資格や免許を取るのはオススメできません。
これまでバイト経験しかないのであれば尚更、今28歳手前ということを考えると資格や免許より大切なのは「年齢」です。資格や免許が必須な仕事にどうしても応募したいという場合であれば別ですが、特にやりたい仕事もなく、例えば「事務職がいい!」などと考えているのであれば、まずは就活を始めた方が最善です。
なぜ、年齢がそれほど大切かというと、リクナビNEXTが企業に対して行った「未経験なら何歳まで採用するか」という調査で、年齢が1歳違うだけでも、採用される確率というのは全く違ってきます。資格や免許は今は必要ありません。
では、他に考えられる就職しやすそうな方法はどんなところがあるでしょうか?
ハロワの職業訓練校は?
職歴がなくて、バイト未経験ならまずはハロワで職業訓練に行った方がいいというネットの書き込みをよく見ますが、信じてはいけません。上の図をみてもわかるように、大学中退ニートの場合は、年齢が最重要事項です。若さが命です。ハロワの職業訓練に通っている暇はありません。
専門学校に通うのは?
資格取得なら専門学校に通って、資格を取ったあとに専門学校から職業斡旋を受けることも考えられますが、そもそも資格を取って就職できてしまう所であれば、今の時点でも十分就職は可能な所が多いです。専門学校はお金もかかりますし、時間もかかります。今最善な方法とは言えません。
ニートから公務員を目指すのは?
ニート期間が長くなってくると、公務員への就職も考えたに違いありません。実は、ニートから公務員を目指す人は多くいます。大学中退でも、公務員は目指せます。しかし、半数以上の自治体では公務員試験を受けるのに年齢制限があって、年齢の上限を30歳までとしている自治体も少なくありません。
公務員試験対策は1年ほどかけて、1日10時間以上を毎日勉強しないと合格することは難しいです。28歳から予備校に通って試験対策をして合格できなかったとき、民間企業への就職は諦めざるを得ません。公務員を目指すのも悪くありませんが、リスクも考えるようにしましょう。
大学中退ニートの就職先
では、これから正社員を目指すとして、大学中退ニートはどんな就職先を選べるのでしょうか?28歳だとどのような仕事の選択肢があるのか、私の経験を基にして、28歳の女性で現実的にどんな就職先があるのかをご紹介します。
基本的に、大企業への就職は難しいです。就職先として挙げられるのが中小企業やチップベンチャー企業などになります。大学中退していてニートで職歴がなくても採用してもらえる業界はIT系や営業系がメインです。他にも不動産系や建築系、飲食業界など人材不足の業界もたくさんありますが、離職率が高い業界でもあるので就職先の候補には入れていません。
就職先としては、ある程度、IT系か営業系と絞っておくと動きやすいかと思います。特にやりたい仕事がない人でも、女性の多くは事務系の仕事に就きたいと思うはずです。しかし最近では事務系の仕事はAIやシステムが入ってから、事務に必要な仕事がなくなってきています。
いつかは事務員が必要なくなる時代が来ることを考えると、やっぱ就職先はIT系か営業系に絞るのも悪くありません。
大学中退ニート職歴なし未経験でもできる仕事
では、具体的に大学中退ニートでスキル・資格・免許・職歴なしで正社員未経験の場合、どんな仕事があるのでしょうか。いくつか職歴なしの未経験でもできる仕事の具体例を出してみます。コミュニケーションの得意・不得意で選んでいくといいですよ。
【コミュニケーションが得意な場合】
営業系(反響営業、既存営業、ルート営業)
これまで、お水の仕事や飲食店、コンビニなどで働いた経験があるのなら、恐らく、どのキャリアアドバイザーからも営業系を勧められると思います。営業系の仕事といっても色々種類があります。
営業系の仕事は2種類に大きく分けられます。新規開拓の営業と既存客に対する営業です。注意すべき点は新規開拓の営業です。大学中退ニートで職歴なしの場合、ほとんどが新規営業を紹介されることが多いです。もし紹介された仕事が飛込の訪問営業やテレアポ営業であればおススメできません。
訪問営業やテレアポ営業は離職率が高い仕事です。コールセンターの仕事も含めて、簡単に就職できますが、簡単だからという安易な理由で就職してはいけません。就職後、すぐに辞めてしまったら元も子もありません。
新規営業の中でも割と良い仕事が反響営業です。これは、お客さんが会社のホームページや広告を見て「このサービスに興味があるんですが、この商品を買いたいんですが」などといった問い合わせ客に対して営業する仕事なので、訪問営業やテレアポ営業と比べると比較的良い仕事内容と言えます。
また、既存客に対しての営業は新人に任されることはあまりありませんが、稀に既存営業やルート営業の求人が出ている場合もあります。既存営業やルート営業であれば、新規営業と比べると残業時間が少なくライフワークのバランスを取りたいのであればオススメの仕事です。
サービス販売系
携帯電話やWifi、中古車販売などの店頭の中でフロントに立ってサービス販売する仕事も人材不足の分野なので大学中退ニートで職歴なしでも就職は割と簡単にできます。そういった接客業が好きであればオススメの仕事ですが、サービス販売業も離職率高めの仕事です。興味があれば挑戦しましょう。
【コミュニケーションが苦手な場合】
IT職のインフラエンジニア(ネットワークの保守・運用)
IT系の仕事といっても仕事の種類はいろいろ。IT職は主にインフラエンジニアとシステムエンジニアの仕事に分かれます。まずはインフラエンジニアの紹介から。インフラエンジニアの仕事内容は、仕事未経験でコミュニケーションが超絶ヘタでも採用してくれる企業は多く、研修制度も整っている場合がほとんどです。
インフラエンジニアの仕事は、巨大なサーバーやメモリーが入った倉庫のような部屋の中で24時間常に異常がないか点検したり見守るお仕事です。何もない時の方が多いのですが、異常や不具合が発生すれば、マニュアル通りに対応して、対応できないものに関しては、技術者に報告して直してもらうのが仕事になります。
暇な時間も多いので、人と関わりたい仕事をしたいのであればあまり向かない仕事です。しかし、資格や免許なども後々取得できるので、スキルを身につけたいのであればオススメです。
IT職のSE(システムエンジニア)
IT職のもう一つの仕事がSE(システムエンジニア)の仕事です。インフラエンジニアの方が求人数も多く、就職しやすい傾向にありますが、SEの仕事はプログラマーと言った方がわかりやすいかもしれませんね。
パソコンでひたすらプログラミング言語を打ち込んでエラーがないか確認したり、開発に関する会議や打ち合わせをしながらプロジェクトを進行させていきます。プログラマーの仕事から始めて、企画・開発に関わるシステムエンジニアになるというステップが一般的です。
メーカーの製造工場(もの作りの設計)
製造工場で働くと聞くと、重労働や体力を使う仕事をイメージするかもしれませんが、最近では重労働などは機会が自動的にやってくれるようになっているので、検品や見守り、機械の設定や調整などの体力を必要としない仕事もあります。
会社によっては女性の比率が多めの工場もあるほどなので、コミュニケーションが苦手な場合は最適です。ただ、黙々と同じ作業を繰り返すのが苦手であればオススメできません。
以上の仕事が大学中退ニートで職歴なしの未経験でもできる仕事になります。
大学中退理由は履歴書の志望動機でどう書けばいい?
ある程度、正社員就職に向けての方向性が決まってきたのであれば、書類選考に必須な履歴書をどう書くのかが気になりますよね。履歴書の志望動機の欄で、大学の中退理由をどう書けばいいのか悩むと思います。
大学中退ということを隠すために「高校卒業」「大学卒業」と嘘をつくことも考えますよね。しかし、「高校卒業」「大学卒業」と書けば学歴詐称になり、最悪就職できても辞めさせられる可能性もあります。また、面接官は百戦錬磨なので、嘘は見破られると考えておいた方がいいです。
基本的には、履歴書に「中途退学」と書く必要があります。では、大学中退の理由も書くべきなのでしょうか?
大学中退理由の書き方
結論からお伝えすると、大学を中退した理由がポジティブであれば書いた方がよくて、ネガティブであれば書かない方がいいとされています。では、大学中退のポジティブな理由とネガティブな理由の例を挙げてみます。
【ポジティブな理由】
- 海外留学を検討したため退学
- 親の介護が必要になったため退学
- 家庭の収入事情でやむを得ず退学
- 健康上の理由により退学(現在は完治しており仕事に支障はありません)
【ネガティブな理由】
- 単位が足りなかったため
- 学業に打ち込むことができなかったため
- 人間関係のトラブルのため
※ネガティブな理由がメインの場合は、履歴書には「一身上の都合により」と記入することをお勧めします。
以上の大学中退理由がポジティブ・ネガティブの例になりますが、要は、やむを得ない事情がある時(金銭面・健康面)は人事担当者を納得させるためにも書いた方がいい場合はポジティブ。忍耐力がない・計画性がない・人間関係に弱いなどと判断されてしまう理由はネガティブと分けるといいです。
大学中退後にニートになった理由を面接でどう答える?
「一身上の都合」と履歴書に書いた場合は、面接で必ず突っ込まれるので、面接対策は必須になります。面接で「一身上の都合」について聞かれた場合は、例えば中退した理由が「勉強に興味・関心が持てなかったから」であれば、正直に答えた上で「計画性なく大学の学部を選んでしまったことは大変反省しています」と反省している点を強調すれば、面接官の印象も悪くないでしょう。
大学中退の理由として、先ほどの調査にもあったように、中退した一番の要因が「勉強に興味・関心が持てなかったから」と約半分の大学中退者がそう感じています。人事担当者であれば大学中退の理由として、勉強に興味を持てなくなったのが理由として多いことくらいは把握しているはず。正直に、でも反省しているという軸をもって臨めば問題ありません。
では、ニートだった空白期間については面接でどう答えるべきでしょうか。ニートの空白期間についても、大学中退の理由を説明するのと一緒で、基本的には正直に答えて、反省している旨を伝えるのが基本になります。
それにプラスして、反省していることを伝えた上で、今後どう活躍していきたいか、何をこの会社で頑張っていきたいのかを明確に答えることができれば面接は問題ありません。
この面接対策は一人で進めることはできません。就職のプロに相談しながら対策することが良い会社に就職する上では必須になります。
まとめ
- 社会復帰するには何かしらの仕事に就くことがポイント
- 大学中退ニートだと年齢を軸にバイトが就職かを選ぶのがベスト
- 大学中退したニートでも20代であれば正社員になりやすい
- 大学中退後にニートになってしまう女性は全国で5,000人ほど
- 大学中退ニートの場合、資格・免許は取らずに即就活すべき
- 大学中退ニートの就職先はIT系や営業系が多い
- 大学中退ニート職歴なし未経験でもできる仕事はIT職・営業職・工場・販売サービスの4つ
- 履歴書の志望動機で大学中退理由はポジティブ・ネガティブな理由に分けて書くこと
- 大学中退とニートになった理由を面接で正直に答えることが合格の秘訣
- 大学中退者で8割以上就職できる就活法はトライアル雇用と転職エージェント
大学中退、更にはニート期間を経験すると自信を無くしてしまうことの方が多いと思います。それでも、今のニート生活も一時的なものです。あなたの行動次第でいくらでも良い人生に変えることは可能です。すぐにでも可能なのです。
今の生活を変えたくありませんか?両親を安心させたくありませんか?周りの友達に堂々と就職先の話をしたくありませんか?すぐに就職してスキルを身につけたいと思いませんか?
本当に手遅れになる前に、ホンキで就活しようと思ったのであれば、すぐに行動しましょう。

・独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究」(2015年3月)
・独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究」(2015年5月)
・文部科学省「学生の中途退学や休学等の状況について」(平成26年9月)