娯楽が役にたつ!?ニートのお陰で出逢った【産業翻訳】という英語を使ったお仕事
ニートの私でも就職できた方法とは?
32歳女性のフリーランス翻訳者です。24歳から27歳までの4年間、ニート状態にありました。
眠れない、人がにがてだなぁ、気づけばニート生活に突入(´゚ω゚)
大学卒業後からすぐにニートになりました。大学在学中に精神的落ち込んでしまったことがきっかけです。最初は睡眠の障害から始まりましたが、それがやがて社会不安障害につながり、人間集団のなかにいることができなくなってしまったのです。
教室に入っていくこともできず、授業を受けられない状態でした。そのため1年間休学し、大学はどうにかこうにか卒業までたどり着いたものの、就職をする自分の姿はまったくイメージできませんでした。
あきらめの境地にあったので、就職活動などもまったくしていません。結局それから4年間、完全なニート状態で過ごしました。
大学期よりは、ニート期の方がマシ?焦りでなく、あきらめ
主観的にみると、ニート期間中の精神状態はそれほど悪くなかった気がします。頑張って学校に通っていたころのほうがよっぽど辛かったです。しかし客観的にみると、やはり大きなプレッシャーを絶えず感じていたのかもしれません。胃腸などに障害が出るようになったからです。
家族との関係は最初のうちは良好でした。しかし時間が経つうちにだんだんと疎遠になっていきます。仲の良かった親戚ともまったく会わなくなってしまいました。
やはりどこかで気まずさを感じていたからでしょう。しかし私の場合、将来に向けた焦りというものはほとんどなく、あきらめの境地で過ごしていたと思います。
趣味で好きだった英語が、ネットのバイト探しで好転
この状態のままでいられなくなったのは、父親の仕事が上手くいかなくなってからです。転職を繰り返すようになり、収入が減ってしまいました。
また祖父がガンになり、寝たきりの状態になってしまったこともあります。そこで私にもさすがに危機感が生まれ、自分にできる仕事はないかと模索するようになりました。
社会に出て人といっしょに仕事をする自信はまったくありませんでした。ですからまずはパソコンを使ってこなせるバイトを探すことからはじめ、産業翻訳の分野で働くことにしました。
学生時代から英語は得意でしたし、ニート期間中も娯楽として洋書をよく読んでいたため、英語力は落ちていなかったのです。そして結局、その働き方のままここまで来ることになりました。
仕事の内容でみると、日本語でのライティングやプログラミングなどにも関わるようになりましたが、働き方は変わっていません。
仕事のあり方は無限大。あなたの可能性はそれ以上
ニート状態から脱出するには、考えかたの柔軟性が大事だと思います。自分はこういうふうに生きるべきだとか、仕事はこういうものであるべきだとか、固定的な考えで自分を縛るのはよくないです。
現代は多様な生きかたや働きかたが存在する時代ですし、よく見まわしてみれば、色々な可能性があることに気づくはずです。
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