【フランチャイズオーナーに転身】倒産で父子ともにニート、母が支えた涙の結晶
ニートの私でも就職できた方法とは?
私は現在26歳、親とフランチャイズのカフェレストランを経営しています。
不登校気味の私の進学先は専門学校、会社の倒産がここにまで
ニートになった原因となるのは、まず引きこもり予備軍のような高校生活からでした。高校に進学し、友達関係には自信のあった私でしたが、恋愛関係のもつれで友達を作ることが困難な状況に陥り、1年の時は気を紛らわせるように部活に励みました。
しかし、途中でその部活もやめ、独りでいることが苦痛になると勉強も徐々にしなくなり結果3年生になるころには半月学校を不登校になったこともあります。どうにか卒業をし、大してやりたいこともなかったけれどプログラミング関係の専門学校へ入学しました。
高校とは一変、とても楽しい生活でしたがそれも長くは続きませんでした。父は自営業をしていたのですがその仕事が傾き、専門学校を辞めざるを得なくなったのです。そしてとうとう父の会社は破産しました。私と父は無職になったのです。
父子ともに自信喪失。母の優しい声掛けに涙。
それから約10か月の間私はニートでした。母はそんな家計を支えるために知り合いのツテでカフェレストランへ夕方に出かけ、朝方に帰ってくる日々。私はそのカフェレストランのフランチャイズ店でバイトをしましたが3日続きませんでした。何が嫌であったのかもう覚えていませんが、ただただバイトが苦痛だったのは覚えています。
母だけに苦労させてしまう日々に私はとても申し訳なくなり居ても立っても居られない、しかしハローワークに通うだけであって、何か行動できているわけでもない。
そんな母が私に「あんまり気に病まないで」と言った言葉を今でも覚えています。高校の頃に友達関係で自信をなくして、外に出るのも嫌になっていました。妹はまだ高校生であったし、父は昼からお酒を飲んでは荒れていく一方でした。
棚からぼた餅。美容室就職の先に待つ大きな変化とは?
ハローワークに通っていたある日、私はとある美容院に応募したのです。すんなり面接にきてほしいと言われ、すぐに採用されました。資格を持たない私でも採用してくれて、これから資格をとっていけるようにしてくれたらいいという話で私はその美容院で働くことになりました。
ようやく就職が決まり、周りの方々も厳しいけれどいい人ばかりでまた段々と自分を取り戻せいっていたのですが、また環境を変える大きなことが起こりました。
それは母がパートをしていたカフェレストランのフランチャイズ店を家族でしないかというそのカフェレストランのマスターからの報せでした。家族でやりくりしなければやっていけない田舎のお店。けれど生活に困窮していた母は喜んでその案を受け入れました。
無理をして頑張らない事が大切。あなたのタイミングで大丈夫
それから約7年。今も私はこのカフェレストランで両親と数人のバイト、パートさんと共に働いています。最初は朝の6時に起きて、帰ると夜の9時の生活に鬱になり、まともに働くことも出来ませんでしたが、今は営業時間も変え、客層も変わり理解してくれる方々に囲まれてやりがいを感じることすらできています。
私の場合は回りの環境がとても大きく、たしかにいろんな葛藤はありましたが幸せだと思っています。自分に自信がなかったのも、今では自分を受け入れることができ、徐々に前に進めています。
私が大切だと思うのは、自分を責めないこと。無理をして頑張らないこと。勿論頑張るのも大切ですが、その人のタイミングというものがあります。そういうものに委ねるのもいいのではないでしょうか。
きっと自分に自信のない方が多いと思います。自分を受け入れられる時期がやってきます。どうか自分を責めないで自分を大切にしてください。
ニートから正社員になる就職成功率が最も高い方法とは?