ニートから警備員に正社員就職する方法【職歴なしOK】
ニートの私でも就職できた方法とは?
職歴なしで空白期間があると警備員に採用されないと思っていませんか?ニート歴があると警備員への就職は厳しいと。最初はバイトなんて楽勝と思っていたけど、実際働いてみると現実は厳しく、職場の人間関係は良かったけど、簡単な仕事でも要領が悪くずっと怒られっぱなしで辞めることに。簡単な倉庫バイトでさえ1週間でクビに。
コミュニケーションはできなくはないけど、とにかく働くことが怖く不安で、バイトに応募することもできずに困っているのであれば、バイトでも正社員に就職するのでも人とあまり接しない仕事の方が向いています。警備員はその中でもあなたにとって向いてる仕事の可能性が高いです。高卒からニート歴5年目であれば、もう動き出さないと身体が動かなくなっていくので、これを機に就職への糸口をつかみましょう。
現在28歳。大学中退後、しばらくニート期間を過ごして短期バイトや派遣を続けていくが、25~26歳まで再度ニートになってしまう。合計2年のニート歴がある中、26歳で就活を始め、秘書の正社員として就職する。同じ悩みを持つ方に向けて役に立つ情報を配信中。
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ニート期を乗り越えて、警備員や工場の仕事も経験したことがあります。ニート歴が長くても職歴がなくても警備員のバイトでも正社員でも就職することは可能です。警備員の仕事はちゃんと選べば楽で、コミュニケーションが苦手でも問題なく働ける点が魅力的でした。
このページでは、警備員の仕事の種類や仕事内容、面接はどうすればいいのか、警備員のバイトと正社員の違い、そしてブランクが長くても警備員の正社員に高確率で就職する方法を含めてご紹介します。
ニート歴があると警備員への就職は厳しい?
ニート歴があると警備員への就職は厳しいと思われがちですが、全くの勘違いです。警備業は人手不足が深刻でいつでも人手を欲しています。そのため、仕事未経験・職歴なしでも警備員になりやすいです。警備員になりやすい根拠として、厚生労働省の「職業安定業務統計」によると、令和2年7月の有効求人倍率の全職種の平均が1.63倍なのに対して、警備業界は6.26倍なので、他の職種よりも警備員の仕事は約4倍近くなりやすいのです。
一般事務の仕事が0.27倍なので、事務系の仕事と比べると警備員の仕事は23倍あるという計算です。実際ニート歴が5年あっても20代であれば正社員として採用されやすい業界でもあります。実際に現場に入ってみればわかりますが、警備業の年齢層は本当に新卒の20代から上は60代までいて、70代でも続けている人がいます。平均すると40~50代が多く、30代でも若い方だと言われます。
私が担当した職場でも私の親と同じ62歳の方もいましたし、20代で1人、30代は3人、40~50代は6人前後いました。無職のニート期間が長くて40~50代だと正社員からではなく契約社員やパートという形が多いですが、20代だと面接さえしっかり対策しておけばニート歴があっても正社員就職は難しくありません。
プチ知識ではありますが、東京都の警備業界の有効求人倍率は12.10倍なので、東京は他の地域のよりも約2倍ほど多い警備員の求人があります。絶対に警備員で働きたいというのであれば、東京で求人を探した方が確実です。
ちなみに、私のようにニート期間があって、警備関係に就きたいということであれば、経験上、ハローワークや求人サイトを活用するよりも、既卒専門の就職エージェントを活用した方が就職の近道です。
これまで数多くのエージェントを利用した経験がありますが、その中で一番良いと感じたエージェントは「就職Shop」です。実際に私が就職Shopに行ってきた体験談も参考にしてみてください。
空白期間があると警備員の面接で落とされる!?
「面接対策さえすれば正社員就職は難しくない」とお伝えしましたが、ニート歴があっても就職は難しくありませんが、その空白期間についてしっかり面接で説明してこれからどう頑張っていくのかをアピールできないと採用はされません。ニート歴がある場合、やはり面接は越えなくてはいけない壁であることは間違いありません。
警備員だけに限った話ではなく、どんなに倍率の低い就職が簡単と言われている職種でも、面接で上手く答えきれなければ就職は難しいです。やはり面接対策は必須条件です。
警備員に就職するためには、土日が休みではないこと、夜勤があることは覚悟しなくてはいけません。面接で空白期間も聞かれますが、面接官が一番気になるのはちゃんと働いてくれるかです。シフト制で夜勤が入っても体調を崩さずに無遅刻無欠勤を続けられることをアピールすれば面接はクリアできます。
バイトから始める場合は「ニートがバイト面接でよく聞かれる空白期間のベストな答え方」、正社員から始める場合は「ニートが就職の面接で即内定をもらうための方法をご紹介」を参考にして、空白期間に対しての面接対策をした上で求人に申し込むようにしましょう。
警備員の仕事の種類と仕事内容
警備員の仕事といってもいろんな仕事の種類があって、仕事内容もそれぞれ違ってきます。それでは具体的に警備員の仕事とは何なのか、詳しく説明していきます。
警備員の働き方もそれぞれあり、仕事の種類も多いです。立ちっぱなしの警備が多いですが、警備室で座ってモニターを監視するような仕事もあります。例えば以下の6つの仕事が挙げられます。
- 1) オフィスビルの警備員(施設警備)
- 2) 商業用施設の警備員(施設警備)
- 3) ビルの外や入口での立哨警備員(立ちっぱなし警備)
- 4) 道路工事の警備員
- 5) 空港の警備員
- 6) ALSOKなどの総合警備
1) オフィスビルの警備員(施設警備)
オフィスビルや雑居ビルなどの施設内でやる警備で、警備員の仕事の中でも最も楽で暇な仕事です。私はオフィスビルの警備員の仕事をしました。オフィスビルの警備の仕事は、主に、「防災センター」と呼ばれる警備室の中からビル内に不審なものや不審な人が入っていないか、けが人や急病人がいないかをモニターで監視する仕事がメインです。
他にも入館者の受付業務や、簡単な電話対応(営業時間や開閉時間は何時か、落とし物はないかの質問など)、決められた時間の施設内巡回などがあります。私が働いたビルは夜間も警備員が必要なビルだったので、夜勤勤務もありました。オフィスビルの警備員の仕事は、警備の仕事で一番歩く距離が少ないので、体力に自信がなくても問題ありません。
2) 商業用施設の警備員(施設警備)
大型モールやショッピングセンター、アミューズメントパークなどの商業用施設の警備員の仕事もあります。仕事内容としては、鍵の施錠や門の開閉、施設内に不審なものや不審な人はいないか、迷子はいないか、落とし物がないかなどをチェックするための施設内巡回がメインの仕事です。
じっと立って仕事をする場合もありますが、歩き仕事、立ちっぱなし仕事なので体力が必要です。ただ、60代の方も続けていますが、慣れないと最初は足がパンパンになって辛いです。巡回業務以外にも、お客さんから道を尋ねられたり、「ATMはどこですか?」などの施設内についての質問が多いので、接客対応スキルも求められます。
3) ビルの外や入口での立哨警備員(立ちっぱなし警備)
立哨(りっしょう)警備は、文字通り、立ちっぱなしの警備の仕事です。ビルの外や入口で立っている警備員を見かけたことはあるかと思いますが、本当にずっと立っているだけの仕事です。私にとっては一番辛い仕事でした。立っているだけって、暇なこともそうですが、体力的にもキツイですし、時間が長く感じます。「いつ終わるかな」といつも時計を見てしまいます。
立つだけが仕事ではなく、警備場所によっては、車の車庫入れを手伝ったり誘導したりもします。通りがかりの人に道を尋ねられることもありました。人と接することの少ない仕事ということもできます。
4) 道路工事の警備員
道路工事の警備員の求人が警備業界の大部分の数を締めます。交通誘導員の約4割が60代以上の高齢者。なぜこれだけ道路工事の警備員が必要かというと、公道を使用する工事には交通誘導員を配置する義務があります。そのため、道路工事や沿道での補修工事などを行うときは、必ず交通整理をする警備員が必要なので、人手が足りていない状態です。
夏場や寒さの厳しい冬場などは、立ちっぱなしの仕事の上に厚さや寒さに耐えないといけないので過酷な仕事とも言えます。
5) 空港の警備員
求人募集がたまにありますが、空港の警備員の仕事もあります。空港に行ったことがあれば想像しやすいと思いますが、保安検査場や手荷物検査場で荷物検査や持ち物チェックをしている仕事が空港警備員の仕事です。
空港を利用する人からの質問に答えたり、施設の場所を聞かれたりするので接客や受け答えの対応も必須な仕事です。外国人から英語で質問されたりすることも多いので、英語が使えると重宝されて採用されやすい傾向にあります。コミュニケーションが苦手であれば向かない仕事です。
6) ALSOKなどの総合警備
ALSOKは誰でも聞いたことのある大手の総合警備会社です。ALSOKは新卒でも入社するほどの会社で、これまでご紹介してきた警備の仕事はもちろん、現金輸送車などを警護する警備輸送業務や、ホームセキュリティーなどALSOKを利用している一般家庭で警報が鳴ったときにすぐに駆け付ける仕事などが含まれます。
大手企業というだけあって、社会保障はや給与面、ボーナスなどはしっかりしていて、チームで協力して仕事をしていくことが多いです。未経験でも研修制度がしっかりしているので、資格を取ったりスキルも身に付きやすいのはメリットです。
以上、警備員の仕事の種類と仕事内容を説明してきましたが、警備員に求められるスキルとして、最低限のコミュニケーション力は必要です。例えば、出勤時に挨拶をしたり、退勤するときは状況確認や報告などです。コミュニケーションが苦手でも、これらの決まり事はルーティン化しやすいので、慣れれば問題ありません。
警備員の平均収入
警備員の正社員になったときの平均月給は20万ほどで、全職種の平均月給が30万ほどなので、警備員の収入は平均収入と比べると3分の2程度です。年収も平均で280万ほどで、ボーナスの有無も会社によって変わります。警備員の人手不足の原因が平均年収が低いことが挙げられます。また、昇給があまりありません。
しかし、警備の資格も多数あって、会社によっては資格を取得すれば昇給していく制度もあります。かといって警備員として就職したいから前もって資格を取る必要はありません。働いてからどの資格を取っておけばいいのか確認してから入社して決めても大丈夫です。入社後求められる資格を頑張って取っていけば、教育係として昇格して年収もそれなりに上がります(年収400万ほど)。
警備員のバイトと正社員の違いとは?
警備員になる前に、バイトか正社員どっちで求人を探そうか迷っていませんか?警備員のバイトと正社員の違いを抑えた上で決めていくといいですよ。警備員の場合、慣れてしまえばバイトよりも正社員の方が楽なので、正社員への就職をお勧めします。もし対人関係が苦手な場合は、大手ではなく、中小企業で警備員をやるのも一つの手です。
給与の違い
バイトの場合、日給が7,000~8,000円が一般的ですが、夜勤などが入ると1万円以上になることも珍しくありません。時給制の場合は1時間1,000円前後が多いです。正社員の場合だと、固定給になるので、初任給が平均18万ほどで年収が250~280万といったところです。ALSOLなどの大手になると20代前半でも320~350万ほどの年収があります。またALSOKの平均年収が約530万ほどなので会社の規模によっても給与は違ってきます。
バイトの場合、昇給や昇格が基本ないですが、正社員だと資格や経験で昇給や昇格があります。バイトと比べて正社員の方が少しずつでも給与が上がっていくので生活面でも安定はしやすいです。
職務内容や勤務体制の違い
警備員の仕事は基本的に、正社員であってもバイトであっても派遣型で働くことが多いです。例えば正社員として警備会社に就職しても、この警備会社内で働くのではなく、別のビル施設などに派遣されて、そこで警備を担当するというイメージです。
バイトと正社員の違いは、バイトの警備員の方が決まった場所ではなく、毎回違う場所への配属となるため、仕事に慣れる前に移動するということがほとんどです。一方で、正社員の場合、同じ場所での勤務が多く、仕事にも慣れやすいです。慣れれば正社員の方が楽な可能性が高いのです。私の勤務先にいた正社員の60過ぎのおじいちゃんは、就職してから20年以上同じ場所で勤務してきたと言っていました。
30代40代でも正社員になれる?50代60代でも就職可能
若手ほど警備員の正社員就職は容易という話をしてきましたが、30代や40代はどうでしょうか。実は、警備業界の中では30代でも若い層に入ります。ニート歴があってブランクがあったとしても面接対策さえしっかりしておけば30代でも比較的簡単に就職できてしまいます。40代からは正社員の就職が段々厳しくなってきますが、資格などを積極的にとっていけば、会社に認められて正社員にステップアップするケースも少なくありません。
では、50代や60代はどうでしょうか。実は、60歳で会社を退職して、60代から警備の仕事を始める人がかなり多いです。警備の仕事をしていると、60代の男性が多いことに気づきます。50代や60代でも非正規でなければ就職は可能です。
仕事の探し方は、主にハローワークや地域の求人フリーペーパーがオススメです。求人自体は多くあるので、給与面はもちろん、警備員の仕事の種類や内容もしっかり吟味して決めるようにしましょう。
警備業界に女性もいるの?
女性もいますが、全体の1割ほどです。私の周りは、40~50代の主婦層の方が多く、主に日中で勤務を終えていました。警備員の職場では、男女の出会いの場はあまりありません。
警備員として働くデメリットは?
警備員として働くメリットは、楽な仕事で職歴がなくて、ニート歴があっても就職しやすい所でしたが、デメリットはどうでしょうか。警備員の仕事のデメリットは、もし立ちっぱなし仕事に当たったときは体力的にしんどいです。あとは、土日休みなどは関係なく、夜勤があることを覚悟しなくてはいけません。
シフト制な所が多いので、夜勤で体調を崩したりすることも考えられます。警備員の仕事は今後しばらくはなくならない仕事だと思いますが、スキルを伸ばすという面では成長が少ないです。自分の意思で積極的に資格を取る必要があります。
20代ニートから警備員の正社員になるベストな方法
20代で警備員として正社員を目指すのであれば、仕事の探し方が最も重要です。仕事の探し方としては、30代以降の方のようにハローワークや求人フリーペーパーで探してもいいのですが、最も効率的で就職率の良い就活方法が就職エージェントを利用することです。
警備員の就職はそれほど難しくはないのですが、やはりネックになるのはニート歴があるので空白期間をどう説明するかが重要です。ハローワークやフリーペーパーから求人の応募をして面接しても、履歴書に空白期間があると書類選考で落とされる可能性もありますし、面接官も空白期間があるとやはり気にしてしまう所はあります。
就職エージェントには、ニート・フリーター・既卒を専門としたエージェントがあって、その専門のエージェントであれば、書類選考なしで面接のみの求人を紹介してくれるので、就職できる確率もかなり高いです。専門のエージェントと提携している企業も、求職者に空白期間があることを把握しているので、面接のハードルは低く、「これからどう頑張っていくか」をしっかりアピールできれば採用されます。
就職エージェントの就職率は平均8割以上が当たり前で、正社員に就職するまでのスピードも早い所で1週間、平均しても1ヵ月以内には決まります。私が利用してきた10社以上のエージェントの中でも、もしあなたが警備員としての就職を希望しているのであれば、1つだけ紹介できるエージェントがあります。就職Shopです。
実は、私も警備員の正社員求人がないか聞いたことがあるのでよくわかりますが、就職Shopは警備員の正社員求人もありました。就職Shopはエージェントの中でも提携先の企業数が断トツに多く、就職後の離職率も低いのでブラック企業も徹底的に排除してくれています。
ネットの情報で、警備員に就職するためには「○○エージェントがオススメ」など書かれていますが、私が知る限りでほとんど嘘ばっかりの内容でした。ニート歴OKで、警備員の正社員求人を本当に持っている求人はごくわずか。
実際に私は就職Shopを利用して、ニート歴があっても内定を取ることができました。もし、警備員に就職したいけど就活の仕方がわからない、手間なく良い会社に就職したい、ブラック企業だけは絶対嫌だ、そう考えているのであれば、一度就職Shopに相談してみてください。
私が実際に就職Shopに行ってきた本音の体験談です。体験談の続きが気になる方はこちらから。
まとめ
- ニート歴があると警備員への就職は厳しい?
- 空白期間があると警備員の面接で落とされない?
- 警備員の仕事の種類と仕事内容
- 警備員の平均収入
- 警備員のバイトと正社員の違いとは?
- 30代40代でも正社員になれる?50代60代でも就職可能
- 警備業界に女性もいるの?
- 警備員として働くデメリットは?
- 20代ニートから警備員の正社員になるベストな方法
ニート歴が長くなってしまうと、将来が不安で毎日が辛いです。この状態からできるだけ早く脱出するためにも、働く前にまずは相談することが大事です。相談すればあなたが思っているほど、正社員就職は難しくないと感じるはずです。特に警備員の仕事は「できてしまう人」がほとんど。ネットには「立ちっぱなしで辛い」と書かれることがありますが、慣れます。気にしないように。
今、ここまでこのページを読んでくださっているということは、働く意欲が高いということです。このエネルギーが出るのはほんの一瞬なので、この瞬間を大事にしてください。ここからのあなたの小さなアクションで今後の人生も変わります。最初は誰でも怖いです。失敗しても大丈夫。完璧でなくてもいいです。今のあなたなら大丈夫。応援しています。