【世界一ポジティブなニート】伯父が誘ったゴルフの打ちっぱなしで、天職を見つける!?
ニートの私でも就職できた方法とは?
私が引きこもっていたのは23歳の時なので、今からちょうど10年前になります。結婚して自由気ままに主婦として子育てしている今は、思い出すのもつらいのですが、私の社会人デビューは悲惨なものでした。今、働くことができずに悩んでいるあなたのお役にたてればと思い、当時を振り返ってみたいと思います。
保険会社でストレスは限界に。祖父の家にイソウロウ
私は真面目で成績もよかったので、高校卒業後に保険会社に採用していただきました。しかし、ノルマや時間外勤務に苦しみました。営業にどうしても慣れることができずに、いつも上司から怒られてばかりでした。
そのうちにストレスで過敏性大腸炎とひどい肌荒れ、抜け毛が起きてしまい、会社を辞めて、派遣社員になりました。しかし、そこでも人間関係がうまくいかずに、結局1年と少し勤めて辞めてしまい、祖父の家に身を寄せました。
そして、約2年間の間、まったく収入が無い状態が続きました。人と会うのがおっくうで、来客があっても祖父の代わりに出迎えることは無く居留守を使っていましたし、めったに外出しませんでした。
おばあちゃん、おじいちゃんと楽しく会話。お手伝いも喜んで(・ω・ゞ
祖父の家には伯父が住んでいて、たまにお小遣いをくれましたので、貯金を切り崩しながら、毎日ネットゲームやアプリなどで時間をつぶしていました。
社会人として働いていた間に、友人もできましたが、連絡するのは恥ずかしくてできませんでした。たまに連絡が来ると、派遣で働いていて忙しい、などと嘘をつき、会わないようにしていました。
祖父と祖母は、働かない私を責めませんでした。私が両親の離婚で大変な思いをしてきたことを知っているからかもしれません。それに静かな人達なので、私のおしゃべりを楽しんでくれました。
庭仕事の手伝いや、料理や洗濯の手伝いなどもしましたし、毎日何かしらすることがあって、明るい引きこもり、という感じでした。ですが、いわゆる負け組であるという暗い自覚はいつもあって、生きていてもしかたがない、と思うこともありました。
ゴルフの打ちっぱなしが正社員へのカギだった!?
新しい洋服も買わず、住まわせてもらっている部屋はがらんとしていて、空虚な気持ちをいつも抱えていました。そんな私が引きこもり生活から抜け出せたのは、伯父がゴルフ好きで打ちっぱなしに誘ってくれたことがきっかけでした。
最初は断っていたのですが、お小遣いをもらっている手前、だんだん断れなくなっていき、ほぼ強引に連れて行かれたゴルフ練習場でマネージャーと親しくなり、働かせてもらえることになったのです。
時給は低かったですが、お客さんがあまりいなかったので疲れず、定時に帰れる仕事で急なお休みがあっても許してもらえたので、なんとか続けることができました。そして、そのうち正社員になることができて、お客さんとゴルフに行ったりするアクティブな日常になっていきました。
自分を否定しないで。あなたの存在は宝物です
私が引きこもりから抜け出すことができたのは、家族がいてくれたおかげです。働けなくなった私を叱らず、かといって腫れ物にさわるように扱うこともなく、普通に接してくれました。そして私も、ただ遊んで暮らすだけではなく、祖父と祖母の話し相手になったり家の手伝いをしたりして、役に立つことが幸せなことだと再発見していきました。
今、ニートだったり引きこもりだったりして、無気力な日々を送っている人にとって、働こうと決断するのは難しいことだと思います。もし実家に暮らしているのなら、一度、両親の実家や親戚の家に住んでみるのもいいかもしれません。
身内ではあるけれど依存してはいない、そんな関係性がある人と生活することで、嫌でもコミュニケーションをとることになります。どこかに勤められないからといって、自分を過度に否定しないでください。今は自宅でもパソコン一つでできる仕事もあるので、そこから少しずつ、始めてみてもいいと思います。
ニートから正社員になる就職成功率が最も高い方法とは?