東京にあるニートの就職支援で最も就職成功率が高い場所とは?
ニートの私でも就職できた方法とは?
現在28歳。大学中退後、しばらくニート期間を過ごして短期バイトや派遣を続けていくが、25~26歳まで再度ニートになってしまう。合計2年のニート歴がある中、26歳で就活を始め、秘書の正社員として就職する。同じ悩みを持つ方に向けて役に立つ情報を配信中。
→東京都内でニートの就職成功率が高い就職支援場所に実際に行ってきました!
ニートになってしまう理由も人それぞれですが、例を挙げると、
生活費を稼ぐために短期のバイトや派遣を続けるものの、現実的には体力を使う仕事が多い。将来的にこのまま体力を使う仕事を続けられそうにないと就職活動しようとするけど「また、前と同じように自分に合わないブラックな会社だったらどうしよう」と一歩前に踏み出せずに、気づけば無職のニート期間が1年を超えてしまう。
ニート歴がある場合、就職活動にコツが必要なので、私の失敗談も踏まえながら、東京都内のどういった就職支援施設を利用すれば正社員になりやすいのかをランキング形式でご紹介していきます。
【東京の就職支援成功率1位】就職エージェント
就職エージェントは民間が運営しています。就職エージェントも個別の担当制で就職相談、応募書類添削、面接対策などを支援してくれますが、就職エージェントの一番大きなメリットがマッチングサービスがあるところです。
ハローワークなどは公的機関なので、就職支援員が「あなたにはこの会社が合っていると思いますよ」といった助言が公平性を保つためにできないことになっています。そのため求人探しは自分で進めるしか方法はありません。
私も就職エージェントを利用したことはあります。正直、利用する前は「エージェントに頼りたくない、なんかブラック企業をおすすめされそうで怖い」と思っていました。しかし、実際に使ってみると、意外なことに、ブランクがあってもしっかりした企業を紹介していることに驚きました。
就職エージェントを利用するメリット
最近では、エージェントを利用して人材確保する企業も増えてきています。そのため、エージェントしか持っていない優良な非公開求人が多くなってきているため、就職エージェントを利用しないのは損です。
就職エージェントのメリットは、
☑ エージェントを利用した方が長く働ける会社に就職しやすい
☑ ブラック企業を排除してくれている
☑ 書類選考なしで面接を受けれる
☑ 就職までのスピードが断トツで早い
など他にもありますが、全て無料で利用できるのも嬉しい点です。
就職エージェントを利用するデメリット
☑ 自分で求人を選べない
☑ 質の悪いエージェントに当たると適当に求人を紹介される
☑ 就職先が早めに決まるので時間をかけて就職先を選べない
ニート歴がある場合に選ぶべき就職エージェントとは?
就職エージェント毎に、それぞれの強みや専門性が違います。エージェントの種類としては、例えば、
☑ 外資系に強い
☑ 看護師に強い
☑ 新卒専門
☑ 中途転職専門
といった感じで、一言にエージェントといってもそれぞれに特色があります。
ニート期間がある場合は、特に慎重に選ぶ必要があります。私はこれまで数多くのエージェントを利用してきました。東京だと5つだけ、良いエージェントがあります。選んだ基準としては、ほぼ書類選考なしで面接が受けられることと、経営基盤がしっかりしているところ、就職後の定着率がいいところ、就職率が高いところです。
東京のエージェントは他にも「ハタラクティブ」や「ウズキャリ既卒」、「DODA」などありますが、今回は以下5つに絞りました。以前は「DYM就職」も良かったのですが、コロナが流行って以降、第二新卒やITエンジニア経験者にしか求人紹介しなくなったので、現時点ではオススメしていません。
本気でニートから良い会社に就職したい場合は、これから最低でも2つ以上のエージェントを利用すると、格段に就職成功率は上がります。
【1位】就職Shop
就職Shopの特徴的な点が、提携先の企業数と利用者数が就職エージェントの中でも多いです。提携先の企業数は8500社。
また、就職Shopの凄いところは提携先の企業を100%取材しているので、エージェント一人一人が紹介する企業の社風や社内の雰囲気、どんな人材を企業側が求めているのかということを把握しています。企業を100%取材していることの何がいいかというと、取材を濃くしていればしているほどミスマッチの確率が減ります。
ハローワークは公的機関なので、個別に会社の訪問や取材等は公平性を保つためにできません。そのため「どの会社が良いと思いますか?」という質問も、求人票に書いてある情報からしか読み取ってしかアドバイスはできません。その面就職Shopのエージェントは利用者の希望や性格を把握した時点で、取材してきた経験を基に、かなり適格にマッチングしてくれる点は利用する価値はあると思います。
また、就職Shopの母体は、リクルートグループなので、経営基盤もしっかりしていますし、求人情報面ではノウハウを持っているので、就職エージェントの質的にも質は高いです。東京都内の就職Shopは多く、銀座、新宿、北千住、立川の4か所にあります。
北千住はまだオープンしたばかりなので、他の事業所と比べると求人数は少ないですが、北千住の近くで件をまたいでいる地域、例えば茨城の守屋なども紹介できる求人はあるそうです。
※土日祝日休み
【銀座】
所在地:東京都中央区銀座7-3-5(ヒューリック銀座7丁目ビル 2F)
電話:03-3575-7111
【新宿】
所在地:東京都新宿区西新宿1-6-1(新宿エルタワー3F)
電話:03-6835-2250
【北千住】
所在地:東京都足立区千住2丁目3(吾妻ビル4F)
電話:03-6835-1370
【立川】
所在地:立川市曙町2-34-7(ファーレイーストビル7階)
電話:042-548-4717
【2位】プログラマカレッジ
もし、未経験からIT系への就職に興味があれば、プログラマカレッジを検討してみてください。プログラマカレッジは、無料のプログラミングスクール兼 就職エージェントで、1~3ヶ月のコース受講後に、優良なIT企業を紹介してくれます。
実際に利用してみた感想として、無料なのにコースの質がかなり良くて、提携先の求人先も業界ではNo.1、尚且つ、就職成功率も96.2%と内定にも結び付きやすいという点は、利用する大きなメリットだと感じました。
店舗があるのは東京になりますが、現在は、コロナ予防でオンライン受講も可能です。東京都内の求人も数は多くありませんが、紹介してくれます。実際にプログラマカレッジに行ってきた体験談も参考にしてみてください。
【3位】第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoの強みは、提携先の優良企業数の数が5000社以上(未経験OK)と、就職エージェントの中ではかなり多い方です。また、他エージェントと比べて、平均サポート時間が一番長いので、職務経歴なしで就活未経験でも、スムーズに内定獲得できる点が特徴的です。
提携先の企業数が多いので、職種や業界も自分に合ったところから選びやすいです。例えば、職種は営業系はもちろん、事務系やサービス販売、IT系、コンサル系、法人営業などもあります。
第二新卒エージェントneoの特徴的な点としては、提携先の企業数は多いのですが、これら全ての企業を100%訪問取材しているというところです。取材をしっかりしているということは、マッチングの質が高くなり、結果として就職後の定着率も高くなります。
また、私のような正社員未経験者がよく悩んでしまう職務経歴書や自己PR、志望動機の書き方も、第二新卒エージェントneoの担当者は一緒になって考えてくれたり、推薦書や職務経歴書もプロの視点で代わりに書いてくれたりします。
こういった密なサービスをしてくれるので、書類選考通過率はかなり高く、ほぼ書類選考なしで面接することができのは最大のメリットかもしれません。社会人未経験歓迎の求人が中心で、経歴よりも人柄重視の面接をしてくれる企業を集めています。
・厚生労働省(平成28年度職業紹介事業報告書の集計結果)
・厚生労働省委託事業(職業紹介優良事業者認定制度ホームページより)
・厚生労働省(新規学卒就職者の離職状況 平成26年3月卒業者の状況)
【4位】ジェイック(JAIC)
ジェイック(JAIC)の最も特徴的な点が、就職エージェントの中でも、就職後の定着率・満足度が94.3%と断トツで高いところです。ジェイックは厚生労働省委託が決める「職業紹介優良事業者」に認定されていて、これは全国で2万社ある人材紹介会社の中でたったの43社しか認定されていない質の高い証です。(平成30年3月30日時点)
この「職業紹介優良事業者」に認定されるためには、かなりの厳しい条件をクリアしていないと認定されません。例えば、ブラック企業を紹介してクレームがあまりないということや、入社前と入社後のサポートをしっかりしているかとか、ミスマッチが少ないことなど、人材紹介会社として本物でないともらえません。
また、ジェイックは「無料の就活講座」があって7日間で受講できます。この講座は、仕事未経験やフリーター、既卒専門の講座なので、例えば「ニートの空白期間をどう説明する」や「以前勤めていた就職先で短期退職していてもプラスに変える方法」など、短期間で実践力を付けることが可能です。
東京都内にジェイックの店舗拠点は多く、神保町と新宿、池袋に3拠点あります。期間限定キャラバンで、立川や町田など、他の地域に拠点を出すことがあります。
【神保町】
所在地:東京都千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル6階
電話:0120-417-604
【新宿】
所在地:東京都新宿区西新宿3-2-4 新和ビルディング8階
電話:0120-417-604
【池袋】
所在地:東京都豊島区南池袋2-28-13 KHK池袋ビル5階
電話:03-5956-7601
※【立川】【町田】にも期間限定で店舗があります(2018年7月時点)
・厚生労働省(平成28年度職業紹介事業報告書の集計結果)
・厚生労働省委託事業(職業紹介優良事業者認定制度ホームページより)
【5位】いい就職ドットコム(いい就職プラザ)
いい就職ドットコムの最大の魅力は、エージェントの中で最も質の高い求人を紹介してもらえる点です。離職率の高い会社や職種を排除していることはもちろん、仕事未経験者でもしっかり定着しやすい求人のみに絞って紹介してくれるので、会社の労働環境を心配する必要がありません。また、いい就職のアドバイザーが親切丁寧に対応してくれますし、特にやりたい仕事がみつからない場合でも職種の説明からしてくれる点はかなり良かったです。給与面や待遇面も他のエージェントよりは平均的にも高め。
ただ、紹介される求人の質が高い分、就職成功率が10~20%程度と低いです。できるだけ良い求人にチャレンジしたいという場合は最適です。書類選考があるので、少し就職までにかかる時間も1~2か月ほどかかります。就職成功率が低いので、他のエージェントと合わせて利用した方が良いです。
TEL:03-5206-1369
営業時間:月~金(10時~18時)
以上、就職エージェントを紹介してきましたが、大事なことは、就職支援してくれる担当の支援員と相性が合うかどうかが大切です。こればかりはどこのエージェントが良いというよりはめぐり逢わせという面が大きいので、最低でも2つ以上は利用した方が比較できてより良い企業が見つかりやすいです。
大事な就職先を選ぶ機会です。妥協せずに、しっかり比較しながら良い企業に就職しましょう。
【番外編】IT系だとプロエンジニアが断トツ
私もプロエンジニアに通ったことがありますが、未経験からでも就職率が96.2%という実績があるので、IT系への就職であれば、ここがベストです。
【東京の就職支援場所2位】東京しごとセンター
都道府県が主体となって運営する「ジョブカフェ」という若者のための就職支援施設がありますが、東京都の場合は「東京しごとセンター」と呼ばれています。
ジョブカフェは都道府県が主体となって運営しているので、普通は求人検索の際、県の求人情報しか取り出せないこともありますが、東京しごとセンターは「ハローワーク飯田橋」と同じビル内にあるので、ハローワークが保有する求人探索機(全国版)を利用できるので、ジョブカフェとしての弱みも完全に克服しています。
東京しごとセンターを利用する場合、「ヤングコーナー」の利用がオススメです。ヤングコーナーでは、20代の就職に特化したアドバイザーが在中していて、個別で就職支援をしてくれます。
29歳以下であればヤングコーナーを利用でき、東京都内在住でなくても、東京都で働く予定のある人であれば東京しごとセンターを使えます。
若者正社員チャレンジ事業とは?
「若者正社員チャレンジ事業」は、直近2年以内に正社員としての職歴がなければ参加できますが、100社以上の会社からインターンシップ先を就職支援相談員と一緒に選んで、合同企業説明会でマッチングを行います。
受け入れの企業先が問題なければ、実際に20日前後の職場実習に入ります。企業内での職場実習になるので、働く前に職場の環境や仕事内容がわかるので、就職後に「イメージと違った」と離職する確率が減ります。
採用を約束するものではありませんが、実習後に企業側に選考されたら正社員として就職できるという流れです。受け入れ先の企業は従業員300人以下の中小企業がメインになります。
「ブランクやニート期間があってもしっかり働いてくれれば大丈夫」と理解のある会社が「若者正社員チャレンジ事業」の受け入れ先になっているのがポイントです。そのため、ブランクがあってもあまり気にしないという会社が多いと言えます。
「若者正社員チャレンジ事業」に参加して最短で2か月ほどで正社員就職が決まる人もいます。就職が決まるまでの平均が3か月ほど。条件が合えば、実習1日あたり5千円の「キャリア習得奨励金」が実習終了後に支払われます。
・100社以上の会社から職場体験先を選べる
・20日間の職場実習がある
・職場実習があるのでミスマッチが少ない
・実習先に企業に認められれば正社員になれる
・就職が決まるまでに約2~3か月かかる
・ブランクがある人に対して理解がある会社が受け入れ先
・実習1日当たり5,000円のお金がもらえる
「若者正社員チャレンジ事業」にはデメリットもあります。100社以上のインターンシップ先があると言っても、自分で実習先を決めることはできません。定員があるのもそうですが、相談員の判断で実習先は決まっていくので、それほど自由が利かないという点はデメリットです。
また、職場実習の期間が20日間と長く、準備期間なども含めると1ヵ月以上かかってしまいます。実習に参加して仕事の経験が得られるのは良い点ですが、実習後に正社員になれるとは限りません。正社員として内定をもらえなかった場合は、ブランクが更に伸びることにもなりますし、また最初から就活を始めないといけない点がデメリットです。
職場実習の期間がしっかりとられているため、就職までのスピードも約3か月ほどかかります。「若者正社員チャレンジ事業」は就職までの時間がかかるので、できるだけ早く就職先を見つけたいという方には向きません。
就職力upプログラムとは?
「就職力up!」とは、10日間の短期集中型就活プログラムで、ビジネスマナーなどの社会人基礎力セミナー、パソコン実習を含む職種別セミナー、そして企業見学がセットになっている総合型の就活プログラムです。
職種別セミナーも、例えば事務系の職種に興味があれば、事務の仕事の種類や働き方、事務職に必要なスキルや資格、カスタマーサービスについてなどを学ぶことができます。「就職力up!」プログラムは年に4回しか開催されないのでタイミングが合えば魅力的なプログラムです。
・ビジネスマナーやパソコンスキルが身につく
・職種別のセミナーが開催される
・企業見学ができる
・プログラムは年に4回開催
「就職力up!」は就活スキルが身について、企業の見学もできるため、社会人経験がなくても働くまでのイメージがしやすいのは良い点です。しかし、どちらかというと知識詰込み型の就職セミナーといった要素が強いので、就職に結びつくというわけではありません。
正社員に就職するためには、知識も大事ですが、それ以上に面接ができるかどうかが最重要です。「就職力up!」では就活スキルを上げて履歴書や書類選考で受かる方法なども教えてくれますが、ニートに特化した就活のコツは教えてくれません。
就活スキルを身につけるという目的であれば参加はオススメできますが、正社員への就職には向いていないと言えるでしょう。
所在地:東京都千代田区飯田橋3丁目10番3号
電話:03-5211-1571
営業時間:月~金(9時~20時)、土曜(9時~17時)
※日曜休み
【東京の就職支援場所3位】新卒応援ハローワーク・わかものハローワーク
ニート期間がある場合、就職をしっかり支援してもらえるサービスが「新卒応援ハローワーク」と「わかものハローワーク」の2つ。2つの違いは年齢で利用できるサービスが違うということです。「新卒応援ハローワーク」は既卒3年以内、「わかものハローワーク」は既卒3年以上であれば利用できます。
東京の「新卒応援ハローワーク」について
「新卒応援ハローワーク」を利用するメリットは、ハローワークの就職相談、応募書類添削、面接対策、全国の求人検索、就職セミナーへの参加ができることに加えて、個別で就職支援員が担当制でついてくれます。
また、東京には「新卒応援ハローワーク」の就職支援を受ける場所が2か所、新宿と八王子にあります。新宿にある「東京新卒応援ハローワーク」の方が、合同企業説明会・面接会などが大規模で開催されているので、八王子の「八王子新卒応援ハローワーク」よりはおすすめです。
新宿の「東京新卒応援ハローワーク」であれば、複数の企業が集まる合同就職説明会が年間10回以上、1社だけの小規模なミニ面接会は年間50回以上開催されています。しかも、これらの面接会では、書類選考なしというところが最大のポイントです。
・新卒枠の求人を紹介してくれる
・合同就職説明会や面接会が開催される
・新宿の方が八王子のハローワークよりもおすすめ
・面接会は書類選考なしで受けれる
しかし、ハローワークの就職支援において全般的に言えることは、ニートの就活にはあまり向いていません。なぜなら求人票一つ一つに対する理解が薄く、実際にその求人の企業に訪問したり人事担当者と話したことがないことがほとんど。
ハローワークの相談員が個別でついたとしても、担当者が業界に精通しているわけではないので、専門的なアドバイスは期待できないでしょう。実際、私もハローワークの就職支援サービスを受けましたが、調べればわかる表面的なことは教えてもらえますが、一番大切な求人票について聞くと、求人票を読み上げることしかしてくれません。
求人票に書いてある表面的なことを聞きたいわけではなく、「その会社の内部は実際の所どうなの?」という視点で聞いても、会社を訪問しているわけではないので、相談員自身も求人票についてわかっていないことがほとんどなのです。
ハローワークは厚生労働省が管轄している公的な機関なので、基本的にはどの企業でも求人を掲載してもらうことができます。そのためブラック企業も多く混ざっていて、その中から自分に合った企業を探すということは困難なのです。
ハローワークでは基本的に、自分で求人検索機で求人を探さなければいけません。相談員に求人票について聞いても書いてあることしか教えてくれません。結局は自分自身が一番頑張らないといけない。その点、
のです。
所在地:東京都新宿区西新宿2-7-1(小田急第一生命ビル21階)
電話:03-5339-8609
営業時間:平日(10時~18時)、第1・3土曜(10時~17時)
※日曜、第2・4・5土曜休み
【八王子新卒応援ハローワーク】
所在地:東京都八王子市旭町10-2(八王子TCビル6階)
電話:042-631-9505
営業時間:平日(10時~18時)
※土日・祝日休み
東京の「わかものハローワーク」について
「新卒応援ハローワーク」と違って、「わかものハローワーク」では新卒枠の求人を受けることができません。そして、合同説明会・面接会などの機会もありません。
個別の就職支援員が担当制でついてくれる点は嬉しいですが、これまでの流れを考えると、「わかものハローワーク」を利用するよりは、「東京しごとセンター」の方が「若者正社員チャレンジ事業」や「就職力up!」のプログラムもあるので、質が高いです。
「わかものハローワーク」では4日間の「ジョブクラブ」という短期集中の就活セミナーがありますが、正直「東京しごとセンター」の「就職力up」プログラムの方が内容的にはおすすめです。「就職力up!」プログラムは年に4回しか開催されないので、タイミングが合わなければ「わかものハローワーク」の「ジョブクラブ」を活用するという方法が効率的です。
東京にある「わかものハローワーク」は以下の3か所にあります。
所在地:東京都渋谷区渋谷2-15-1(渋谷クロスタワー8階)
電話:03-3409-0328
営業時間:平日(10時~18時)
※土日・祝日お休み
【新宿わかものハローワーク】
所在地:東京都新宿区西新宿1-7-1(松岡セントラルビル9階)
電話:03-5909-8609
営業時間:平日(10時~18時)
※土日・祝日お休み
【日暮里わかものハローワーク】
所在地:東京都荒川区西日暮里2-29-3(日清ビル7階)
※りそな銀行の入っているビルです
電話:03-5850-8609
営業時間:平日(10時~18時)
※土日・祝日お休み
【東京の就職支援場所4位】サポステ
サポステは、就職支援もしてくれますが、心の悩み相談に強みを置いています。
☑ なかなか外に出れない引きこもり状態
☑ 働くことに対して恐怖を感じている
☑ 人付き合いが苦手で仕事が長続きしない
こんな場合は就職ももちろん大事ですが、心理面でのサポートが必要不可欠です。バイトも含めて働いた経験がなく、働くことに強い不安がある場合は、すぐに正社員を目指すのではなく、まずはサポステを利用してバイトから始めるなどのステップを踏むことをお勧めします。
サポステの支援内容としては、
☑ 生活リズムを整える支援
☑ 就職活動に向けた心の準備
☑ 社会人の必要最低限のビジネスマナー
☑ パソコン講座
☑ 職場体験
などが挙げられます。就職活動ができる状態にまで心が落ち着けば、徐々に就活スキルを身につけて、職場体験に繋げるといった流れが基本です。サポステは正社員へ就職できるというよりも、アルバイトやパートなどが多いです。
サポステは心の悩みを解決することがメインなので、正社員への就職は専門ではありません。また、就職先の斡旋を行っていないというのはサポステの一番の弱点です。
もし、過去の対人関係がトラウマで人と接すること自体に恐怖を感じている場合は、いきなり正社員ではなく、短時間のバイトやパートなどから始めた方がいいのでサポステの利用が向いていると言えます。しかし、年齢も年齢なのですぐにでも正社員を目指したいという場合はサポステは向かないでしょう。正社員を目指すのであれば、就職エージェントや東京しごとセンターを併用すると良い企業に就職できる可能性が極めて高くなります。
東京都内にある8つのサポステ情報を以下にまとめました。[/speech_bubble]
【足立区】あだち若者サポートステーション
「あだち若者サポートステーション」では、「人と関わることが苦手」「働くことが怖い」と悩みを持っている方が多く利用しています。そのため就職活動準備をするためのセミナーを多く開催していて、「口下手を直したい」「人前で上がってしまうのをどうにかしたい」という方に効果的な、コミュニケーション力を高めるセミナーを開催しています。
基本的なパソコンスキルを身につける講義もあって、自分のペースに合わせて就職に向かうことができ、またボランティアや職場見学、職場体験などもバランスよくできます。
電話:03-6806-1401
営業時間:火曜~土曜(10時~18時)
※日曜、月曜、祝日、年末年始休み
【立川市】たちかわ若者サポートステーション
「たちかわ若者サポートステーション」の特徴的な所が、パソコンの無料講座があるところです。仕事未経験や、何度も転職を重ねるけど人間関係で短期で会社を辞めてしまったりする方などが利用していて、コミュニケーションスキルを向上させたり、清掃業のプチ仕事体験なども体験できます。
電話:042-529-3378
営業時間:月曜~土曜(10時~18時)
※水・日・祝日(年末年始)休み
【武蔵野市】むさしの地域若者サポートステーション
過去に引きこもり経験があったり、中学校や高校で不登校になってなかなか社会復帰できずにいるなど、働きたいけどなかなか一歩が踏み出せないという場合には「むさしの地域若者サポートステーション」は良い拠り所になります。
勉強やランチ、トランプをしたりと、自由に過ごすことのできるフリースペースもあります。お家に引きこもりがちで、どこか繋がりを作りたいという場合は、あまり干渉されることもないので、一度利用するのもアリだと思います。
電話:0422-70-5067
営業時間:月火水金土(10時~17時)
※木・日、祝日、年末年始休み
【新宿区】しんじゅく若者サポートステーション
「しんじゅく若者サポートステーション」は、引きこもりがちな方を対象にして「外に出ることからのスタート~就労」を目的に就職支援を行っています。清掃の職場体験やボランティア体験、コミュニケーション力を上げるセミナーやビジネスマナー・スキルを向上させる講義も受けることができます。
電話:03-5332-6110
営業時間:月~木(10時~18時)、金(10時~19時)、第1・第3土(13時~17時)
※日・祝日・第2・4・5土曜休み
【世田谷区】せたがや若者サポートステーション
「せたがや若者サポートステーション」の特徴的な所が、週に1回ある「畑作業体験」です。また、筋トレで体つくりをしたり、詩吟を作ってみたりとかなりユニークなプログラムが豊富で、個別に合ったプログラムを体験しながら、短期集中型の「ホンキの就職」や就職セミナーで就活のノウハウを学べるところも魅力的です。
「せたがや式若者チャレンジ就労」や「20日の集中訓練」も独自のプログラムです。「せたがや式若者チャレンジ就労」は理解ある企業の下で、少しずつ段階的に就労経験を重ねていって、自分に仕事内容が合っているとなって、企業側も受け入れをOKしてくれたらアルバイトや正社員として採用してくれます。
「20日の集中訓練」も通所しながら、生活リズムを元に戻したり、社会人・就活に必要なスキルを短期集中で仲間と一緒に身につけて行きます。プログラム期間中に4泊5日の合宿も兼ねていて、サポートスタッフもきめ細かいフォローをしてくれるので安心です。
電話番号 03-5779-8222
【板橋区】いたばし若者サポートステーション
「いたばし若者サポートステーション」の特徴的な所が、「ファーマーズハウス」のジョブトレです。自然食品のお店で仕分けや野菜の袋詰め、お客さんへの挨拶など、理解あるお店で就労経験が積めます。
電話番号:03-6915-5731
【練馬区】ねりま若者サポートステーション
「ねりま若者サポートステーション」では初回面談のあと、個人に合ったプログラムを一緒に考えていきます。就職活動する前の準備として、コミュニケーショントレーニングや自己理解・職業理解などもありますが、スポーツや農業体験などもバランスよく取り入れています。
電話番号:03-5848-8341
【調布市】ちょうふ若者サポートステーション
「ちょうふ若者サポートステーション」の特徴的なプログラムが、「無料パソコン講座」です。5日間の集中講義で、ワードやエクセル、パワーポイントといった基本操作を学ぶことができるので、事務系の仕事に興味があったり、スキルはないけどパソコンスキルを身につけたいという場合は最適です。
電話番号:042-444-7975
【福生市】多摩若者サポートステーション
「多摩若者サポートステーション」の特徴的な点が、毎週1回は簡単な書類整理や片付けといったボランティア作業があることで、また、6か月の合宿型集中訓練プログラムもオプションで受けることができます。
電話番号 042-513-0577
【注意】ニート歴があるなら就職求人サイトはNG
やってはいけない就職活動方法とは、就職求人サイトを使った就活はNGです。就職サイトを利用すると、就職までのスピードが遅くなってしまいます。
就職サイトを使った就活の失敗は私が経験済なのでおすすめできません。就職サイトというのは、企業が莫大な掲載費を投じて優良な人材を集めるためのツールです。お金をかけている分、企業側はできるだけ良い人材を集めようと、書類選考の時点で学歴や職歴で合格する人を分ける傾向があります。
就職サイトは確かに便利で、簡単に応募できるので楽です。ブランクがあると書類選考の時点で、他のライバルに負けてしまいます。ネットで求人に応募しても、人事担当者が最初に目にするのが応募書類。ブランクがあると第一印象が悪くなります。
就職サイトはネット上でできる簡単な就職活動ではありますが、ニート期間がある場合は就職できる確率は限りなく低くなります。既に正社員として働いていて、これから転職先を探すとうことであれば就職サイトの利用は有効ですが、ニートの就活には向いていません。
・就職サイトのターゲットは新卒者や転職者なのでニートの就活には向かない。
ニートの就活の基本は「足」と「プロ」を使うこと!?
また、求人雑誌や新聞の折り込み広告の求人の場合、情報量が少ないので仕事を選ぶこともできず、ブラック求人も含まれていることも多いので、オススメできません。
楽な就活をしても、いいことなんてありません。もし本気で良い会社で長く働きたいと考えるのであれば、足を使って就活するのが一番効率的に良いのです。家の中でネットやチラシなどの求人をみながら就活するのは、ブラック求人を選ぶ可能性の方が高いからです。
また、ニートの就活にはコツが必要なので、就職のプロに頼った方がいいです。ブラック企業を選ばずに、できるだけ早く就職するためにも足を使って対面で就職のプロに相談すると解決できることが多いのです。
まとめ
【東京の就職支援場所その2】東京しごとセンター(東京都のジョブカフェ)
【東京の就職支援場所その3】東京都内のハローワーク
【東京の就職支援場所その4】地域若者サポートステーション(サポステ)
【注意】ニート歴があるなら就職求人サイトはNG
大学在学中に就職活動した時は、「どこでもいいから就職できればいいや」ぐらいでしか考えずにいろんな業種に応募していったけど、働き始めて「もっとちゃんと考えればよかった」と後悔することも多いですよね。
これから自分に合った良い会社に就職するためには、質が高い就職支援をしてくれるところが絶対的に必要不可欠です。ネット上での情報収集も限界があるので、特にニート期間がある場合は、これまでご紹介してきた就職支援先を利用した方が確実に良い成果はでます。
東京都にある就職支援先を探しているということは、ニートから既に脱却していると言えます。あとは、就職までどうつなげていくか。上に挙げた就職支援先であれば、どこでも正社員になれる可能性はありますが、ブランクがあるなら就職エージェントを利用した方が最も効率が良いと断言できます。私自身がすべての就職支援機関を利用した経験談として言えるからです。
もし、優良なホワイト企業に就職して、周りを見返してやりたいということであれば、就職エージェントを使って就活した方が早く就職できる可能性が高くなります。
・厚生労働省(平成28年度職業紹介事業報告書の集計結果)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000200901.html
・厚生労働省委託事業(職業紹介優良事業者認定制度ホームページより)
http://www.yuryoshokai.info/certification/index.html