仕事行きたくない人の動悸やふらつきは危険!?
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「職場にパワハラをする先輩がいて、思い出すと動悸がする…仕事に行きたくない」「辞めれば仕事行きたくないって思いはなくなるけど、収入面が困るので無理矢理行くしかない」と悩んでいませんか?
現在28歳。大学中退後、しばらくニート期間を過ごして短期バイトや派遣を続けていくが、25~26歳まで再度ニートになってしまう。合計2年のニート歴がある中、26歳で就活を始め、秘書の正社員として就職する。同じ悩みを持つ方に向けて役に立つ情報を配信中。
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でも、大丈夫です。未経験でも今からホワイト企業に就職することは可能です。
私は、高卒でニート期間あり、既卒で短期離職の経験ありというボロボロの経歴でしたが、26歳の時にホワイト企業に正社員就職し、安定した生活を送っています。
今回は、
☑今あなたに起こっている身体の不調はどう解釈すればいいのか
☑ホワイト企業とブラック企業はどんなところを見たらいいのか
☑今からホワイト企業に就職するための具体的な方法
上記について、私がどのようにして今の職場を見つけたのかをふまえてご紹介したいと思います。
仕事行きたくないと思うと、なぜ動悸がするの?
「仕事行きたくないからか、朝起きた時に動悸がして憂鬱な気持ちになってしまう。。」という方は、注意が必要かもしれません。
うつ病は、何もやる気が出ない(意欲低下)・悲しい気持ちになる(抑うつ気分)などの「こころの症状」の他にも、以下のような「体の症状」が現れる病気です。
眠れない/起きられない(不眠/過眠)
体がだるい(倦怠感)
口が渇く
頭痛
動悸
めまいや耳鳴りなど
例えば、めまいや耳鳴り、手足のしびれなどの症状が、内科などで検査しても原因が見つからない場合は、うつ病の可能性があります。
うつ病は、約16⼈に1人が一生のうちに一度かかると言われている病気です。適切な治療を受けないと深刻な悪い影響を及ぼします。
「仕事行きたくない」から起こる動悸を根本から解決するためには?
もし身体の不調の原因が仕事なら無理矢理仕事に行き続けるのは危険な可能性が高いです。
それどころか、無理に抑え込んでいた反動で、長期間の療養を余儀なくされてしまったり、家から出られなくなってしまうこともあり得ます。
下の図はリクナビNEXTが行った「未経験者を採用するなら何歳までか」という調査の結果ですが
23歳頃を境に、未経験を採用すると答えた企業の割合が減っており、年齢が高くなればなるほど就職できる確率が下がる、ということを示しています。
行動するなら早い方が良い、ということがわかります。
仕事に行きたくない原因は改善できる?
厚生労働省の調べによると、初めて勤務した会社をやめた理由は、下記のようになっています。
「人間関係がよくなかった」 26.9%
「賃金の条件がよくなかった」 23.4%
「仕事が自分に合わない」が 20.1%
辞めた理由その1:労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった
人間関係や仕事の不適合を抜いてトップとなったのが、労働環境の理由です。
辞めた理由その2:人間関係がよくなかった
上司に嫌味ばかり言われる、周りから孤立している、上手く馴染めないなど、人間関係で悩んでいる方は多いです。
辞めた理由その3:仕事が合わなかった
職場環境や人間関係が良好でも、職種が自分には合っていないと、仕事に行くのが辛くなるケースもあります。
上記のようなことが原因で仕事に行きたくないと感じているなら、職場環境を変える必要があります。
例えば、「職場にパワハラをする先輩がいて、思い出すと動悸がする」という場合、部署を変えてもらうなどの対応が可能なのか、上司に相談するべきでしょう。
もし、会社として改善してもらえない、改善の余地がないという場合は、思い切って職場を変えることも一つの手段です。
→未経験でも既卒ニートでもホワイト企業に就職できた方法とは?
ホワイト企業の特徴は?
「ホワイト企業ってよく聞くけど、具体的にはどんな企業なの?」と疑問に思われている方もいると思います。
ぼんやりとはわかっていても、なかなか実際の定義や制度は知らない、という方も多いでしょう。
では、一般的に「ホワイト企業」と呼ばれる職場は、公的には一体どのような企業とされているのでしょうか?
実は、日本にはホワイトマーク(安全衛生優良企業)という制度があり、「労働者の安全や健康に対して積極的に取り組んでいる・高い水準を維持している」という企業を、厚生労働省が認定しています。
ホワイトマークは「ホワイト企業ですよ」という国のお墨付きを与えられる、ということです。
もちろん、ホワイトマークを取得するためには厳しい基準があり、
・労働者の健康保持増進やメンタルヘルス、過重労働防止への対策など幅広い取組を実施している
これらに関する約80もの項目をクリアする必要があります。
ホワイトマークを取得すると、認定マークをホームページや求人広告などにつけることができるので、このマークを参考にして企業を探すと、ホワイト企業への正社員就職に近づけるでしょう。
ただ、9月28日の更新時点で、認定された会社は33社とかなり少なく、このホワイトマーク取得はかなり厳しい基準が設定されているといえます。
ちなみに、他にもホワイト企業の指標となる以下のマークがあります。
安全衛生優良企業認定 ホワイトマーク認定(厚生労働省)
ユースエール認定(厚生労働省)
くるみん認定(厚生労働省)
プラチナくるみん認定(厚生労働省)
えるぼし認定(厚生労働省)
若者の支援を推進している企業や女性が働きやすい企業など、それぞれにマークの持つ意味が違うので、自分の状況に合わせて企業探しに役立ててください。
ブラック企業の特徴とは?
では、ホワイト企業とは対極にある「ブラック企業」はどんな特徴があるのか、整理しておきましょう。
ブラック企業について、厚生労働省は以下のように答えています。
近年は、働き方改革の後押しもあり、国も本格的に動き出しています。厚生労働省も2017年5月から、「労働基準関係法令違反」をした企業を、毎月1回公表しています。
そこで、ブラック企業かどうかを求人票から判断する基準として、以下のような項目を見てみてください。
・年間休日は何日か(※100日以下はブラック、120日以上はホワイト)
・残業時間は何時間か(※40時間以上はブラック、20時間以内はホワイト)
・賞与(ボーナス)はあるか、年に何回あるか
・給与(月給)はいくらか
・昇給は年に何回あるか(※昇給なしはブラック)
・住宅手当があるか
・交通費支給があるか
・残業代支給があるか
もちろん、これらは求人票だけで確認してもわからない部分もありますが、最低限の知識があるだけでリスクは低くなります。
長く働くためには環境が重要ですが、実際に働いてみないとわからないのも現状です。
「え、この会社って、ブラック企業なの?」「これって普通なの?」と不安があれば、厚生労働省が、労働条件に関する総合サイトを開設しているので、ここで条件をチェックしてもいいでしょう。
ホワイト企業に就職するために利用すべき場所とは?
「条件にあてはめて求人を見てみても、ブラック企業しかない気がする。。」「今からホワイト企業に就職するなんて不可能、、?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
では、ホワイト企業に就職するためには、どうすればよいのでしょうか?
ずばり、プロの力を借りることです。
自分ひとりで就活するのは、かなり大変です。ましてや、「ブラック企業」に当たらず「ホワイト企業」を選んで就職するのは、かなり厳しいです。
ここでは、ホワイト企業に就職するために頼るべき就職支援場所2つをご紹介します。
ハローワーク・ジョブカフェなど「公的機関」の利用
一つ目は、国や都道府県が主体となって、公的に就職支援を行っている機関です。
2.わかものハローワーク・わかもの支援コーナー
3.ジョブカフェ
1.新卒応援ハローワーク
新卒応援ハローワークは、新卒3年以内の若者を対象に就職支援をしている公的な機関です。
専門の相談員が担当制で個別対応してくれるため、かなり丁寧なサポートが期待できます。他にも、各種セミナーや講座に参加し、就活の情報を得ることができます。
・新卒枠の求人も紹介してもらえるので、求人の選択肢が広がる
2.わかものハローワーク・わかもの支援コーナー
「わかものハローワーク」「わかもの支援コーナー」は、おおむね45歳未満を対象に、就活支援サービスを提供している公的な機関です。
3.ジョブカフェ
「若年者のためのワンストップサービスセンター」、通称ジョブカフェは、都道府県が運営しています。
役割はハローワークとほぼ同じですが、ジョブカフェは地域の特色がより反映されています。地元企業への就職を狙っている方にはおすすめの就職支援サービスです。
上記を利用する上での注意点
ただ、私もハローワークは利用しましたが、書類選考になかなか通過しなかったり、面接も連続で落とされることもありました。
ハローワークは、全国の求人を扱っており、求人数に関しては就職支援機関で断トツの量です。その分、会社の内情を全て把握することは不可能。ハローワークの相談員は、求人票に書かれていることしか会社のことはわかりません。
求人票が改ざんされている可能性もあるため、なかなかブラック企業かを見抜くことは難しく、そのまま紹介してしまう可能性も高いです。。
ユースエールも利用できる
そこで、先ほど名前だけご紹介した「ユースエール制度」という制度があります。
これは、若者の採用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況など優良な中小企業を認定する制度のことです。
「若者雇用促進法」という法律に基づいて厚生労働省が実施しており、ユースエール認定を受けるための12の基準をすべてクリアする必要があります。
企業がユースエール認定を取るということはかなり大変で、令和2年10月時点で734社しか認定されていません。逆に言えば、本当にホワイト企業かどうかを判断するには、参考になる指標のひとつでしょう。
認定企業は新卒応援ハローワークなどで積極的に求職者に勧める、という方針を掲げているので、こちらからもユースエールの企業があるかを確認すると、スムーズに進むでしょう。
「就職エージェント」の利用
就職エージェントは、求職者とのカウンセリングを通して、エージェントが持っている求人の中から求職者に合ったものを選んで紹介する、というシステムです。
【1】エージェントが事前に企業を訪問し取材しているため、求職者と会社のミスマッチが起こりにくい。
会社の社風や上司の性格など、求人を見るだけではわからないようなところまで細かく知っているからこそできることといえます。
【2】事前にブラック企業を排除するため、就職後も定着率が高くなる。
【3】書類選考なしや未経験OKの求人が豊富なエージェントがある
また、必要な対策はエージェントが整えてくれるので、極度に構えなくても大丈夫です。
【4】書類選考なしで優良企業と面接できるから、就職成功率が高く、就職までのスピードが早い。
以上からわかる通り、就職エージェントを利用した方法は「就職成功率が高く、ホワイト企業を選ぶ確率も高い」という仕組みになっています。
就職エージェントを利用する上での注意点
ただ、就職エージェントを利用する上で、気をつけておきたい点もあります。
最も注意すべき点が、質の悪いエージェントを選んでしまった場合、希望とは違う求人を勧めてくる可能性が高いこと。
これは、持っている求人数自体が少ないと職種に偏りがあったり、条件の良くない求人ばかりだったり、ということが起こります。そのような求人の中からどうにか選ばせようと「あなたの経歴だと、この求人しか紹介できないですよ」などと無理な誘導をしてきます。
もしそのようなエージェントに当たっても、「なんか変だな」と気づいてください。言われるがままに申し込みせず、別のエージェントを検討しましょう。
エージェント選びに失敗すると、就活自体も失敗するので注意が必要です。
ちなみに、私が実際に使ってみて良かったという就職エージェントはこちらです。
第1位「就職Shop(就職ショップ)」
就職ショップは就職を決めた利用者の4人に3人は正社員未経験者という、既卒者でも歓迎な求人が豊富なエージェントです。
提携先の企業には事前に100%訪問し取材していることが大きな特徴。紹介できないようなブラック企業は事前に排除されているので、安心して選ぶことができます。
ちなみに、私が正社員就職する求人を紹介してくれたのは、就職ショップでした。
詳しくは、就職shopにニートが行ってみた体験談を読んでみてください。
※現在はコロナ予防のため、すべての面談を電話にて行っています。
第2位「プロエンジニア(プログラマカレッジ)」
プロエンジニアはプログラミングスクールを運営する、IT専門の就職・転職エージェントです。
もしIT系に興味がある方、デスクワークやオフィスワークを希望している方は、このプログラマカレッジを利用することをおすすめします。
エンジニアの業界は、未経験の状態のままでは正社員としての採用は厳しいため、プログラミングスクールなどに短期間通ってから就職します。プロエンジニアは、はじめの勉強から就職までを一貫してみてくれるエージェントです。
学歴や経歴も結構見られるので、既卒だと普通は就職しにくいのですが、IT未経験でも正社員への就職成功率96.2%と高いのがプロエンジニアのすごいところ。
求人数は、業界では断トツのNO.1な上に、求人の質にもこだわってブラック企業を徹底的に排除。厳しい審査を通った優良企業を紹介してくれるので、就職後の定着率はなんと95%です。
店舗があるのは東京ですが、現在は、コロナ予防でオンライン受講も可能です。興味がある方は、プログラマカレッジ(プロエンジニア)暴露体験談も参考にしてみてください。
第3位「第二新卒エージェントneo」
こちらも正社員未経験者の支援が強い第二新卒エージェントneo。
一切の出し惜しみなく他のエージェントの2~3倍の求人を実際に紹介してくれます。提携している会社は100%事前に訪問しているので、ブラック企業でないかはチェックされており、質も高いです。
第二新卒エージェントneoに既卒ニートが行ってみた!体験談も参考にしてみてください。
今はコロナの影響もあり、オンライン面談もやっています。
第4位「ジェイック(JAIC)」
ジェイックは、独自の研修を1週間受講し、その後集団面接を行うことができるのが特徴。就職成功率は81.1%と高いです。
書類選考なしで優良企業20社と一気に面接できるのは、ジェイックだけです。
現在コロナ予防のため、就職サポートを完全オンライン化に切り替えているので、自宅で就活まですべて完結できます。
第5位「いい就職ドットコム(いい就職プラザ)」
いい就職プラザでは、既卒者でも離職率の低い優良企業に絞ってマッチングしてくれまる、というのが大きな特徴。入社後の定着率を重視しているため、ブラック求人を徹底的に排除してくれていて、安心できます。
ただ、求人のレベルが高い分、書類選考があり、面接で内定が出る確率は大体2割前後くらいと低めです。
他のエージェントよりも難易度は高くなりますし、書類選考も行われるので就職までに1~2か月ほど要することも知っておく必要があるでしょう。
就活を成功させるために常に意識したいポイントとは?
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
では、就活を成功させる上で気をつけたいポイントを1つ、最後にお伝えしておきたいと思います。
それは、ネット上での就活ではなく、基本的には対面での就活を心がける、という点です。
これは、エージェントや相談員に直接会って相談したり、ハローワークなどで開催されている説明会や就職セミナーに参加したりするということです。
また、就職相談のプロは、対面だと求職者の性格や能力を上手く引き出してくれます。書類だけでは見抜けないことが、実際に会うとわかるのです。良い会社を紹介してもらう鉄則と言えるでしょう。
頼るべきところはしっかり頼って、長く働けるホワイト企業への正社員就職をめざしましょう。