仕事行きたくない助けて…!辛い人必見の2つのステップとは?
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「仕事行きたくない助けて。。自分なりに頑張ろうと対策はしているけれど、精神的なものが込み上げてきて辛い」「毎朝胸の辺りがえぐられるような感覚になる。。」と悩んでいませんか?
現在28歳。大学中退後、しばらくニート期間を過ごして短期バイトや派遣を続けていくが、25~26歳まで再度ニートになってしまう。合計2年のニート歴がある中、26歳で就活を始め、秘書の正社員として就職する。同じ悩みを持つ方に向けて役に立つ情報を配信中。
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私も、正社員として採用されたものの職種が合わなくて、更に上司も合わない職場だったので、本当に辛かったです。
でも、大丈夫です。一時期はどん底に落ちてしまった私でも、今は自分に合った働きやすい会社の正社員として働くことができています。
この記事では、「仕事行きたくない助けて!!」という状態から脱するための2つのステップを、具体的に順を追ってお伝えしていこうと思います。
「仕事行きたくない助けて!」を救えるのは自分だけ!
自分なりに頑張ろうと言われたことはメモを取ったり、優先順位を考えて仕事をしているはずなのに、残業も多いし上司に厳しく怒られてしまう。。自分が悪いのかな。。と落ち込んでいる方もいるかもしれません。
助けてほしいと願うくらい自分に合っていない職場で合っていない仕事を無理矢理続けると、この先何倍にもなって心の傷の代償が返ってきてしまう可能性もあります。
こちらでも詳しく説明していますが、既卒で短期離職していても、このコロナ禍でも自分に合う仕事を見つける方法はあります。
「仕事は我慢しないといけないものだ」と考えている方は多いですが、「翌日のことを考えるだけで辛く涙が出てくる」などの症状が出ている場合は危険です。
一度、ご自身の心の状態をチェックしてみてください。国も働く人を精神的にサポートする取り組みを進めています。
⇒5分でできる職場のストレスセルフチェック
⇒働く人の疲労蓄積度セルフチェック(働く人用)
よければこちらも参考にしてみてください。
⇒学歴・職歴関係なし!?ストレスなく働ける「ホワイト企業」を探す方法とは?
自分に合わない環境・仕事は誰だって辛い!
「でも、本当は助けてほしいけれど、自分だけがそう思いすぎているのではないか、、」そう考えると、どうしても一歩が踏み出せない、というお気持ちはよくわかります。
ただ、あなたの「仕事行きたくない助けて、、!」という心のSOSは、当たり前の感情です。
厚生労働省の調べによると、初めて勤務した会社をやめた理由は、下記のようになっています。
「人間関係がよくなかった」 26.9%
「賃金の条件がよくなかった」 23.4%
「仕事が自分に合わない」が 20.1%
もしこの理由に当てはまっていたら、みんな同じ理由で悩んで、その職場を離れたということです。
本当に辛くなりすぎてしまったら、最悪の場合離職すらできずに自分を追い詰めてしまうことになりかねません。
仕事行きたくない!という状況を変えるための2つのステップとは?
「でも、仕事を辞めたところで転職先はあるの?」「生活のためにとにかく我慢するしかない。。」不安に思われる方もいるかもしれません。
私もみんな頑張っているんだから自分も耐えないと、、と思って合わない職場で頑張っていた過去がありますが、結局身体もついていかず短期離職をしました。
その時は自分を責めて、もう一生立ち直れないのではないかと思いましたが、結果的にあの時仕事を辞めてよかったと心から思っています。
ただ、実は私の場合、よく考えないまま就活を始めてしまったので、最初はかなり苦戦してしまいました。。
でも、自分に合った方法で就活してからは、ちゃんとホワイト企業の正社員として働くことができているので安心してください。
あなたも「自分にとって長く続けられる仕事かどうか」を考える方が、長期的に見てよいかもしれません。
では、まずはどのような行動が必要なのでしょうか?
実は、必要なのは「自分について知る」⇒「プロに相談する」の2つのステップのみです。
【ステップ1:自分を知る】自己分析をする
まず自分を知るためには「自己分析」が必要です。でも「なんとなくではだめなの?」「実際どうやったらいいの?」と悩んでいる方もいるかもしれません。
もちろん、自己分析は履歴書の自己PRや志望理由を書くためにも必要ですが、まず自分が求める職場環境を知るために大事なことなのです。
誰だって自分自身が心地いいと思える・自分の能力を発揮できる環境で、長く働きたいです。では自分が求める環境は、一体どんな企業なのか。それを知るための自己分析です。
では、具体的にどのようにすればよいのでしょうか?
(1)時系列に過去の出来事を書きだす
まずは時系列に、自分の生きてきた人生でどんなことがあったのか、書いてみましょう。
生まれてから今まで、その年ごとにどんなことがあったのか、思いつくものは全て書き出すのです。
(2)「人生の幸福度グラフ」をつくってみる
縦軸に「人生の幸福度」、横軸に「年月」をした折れ線グラフをつくってみるのもおすすめです。
平均を真ん中にとり、「嬉しかったこと・楽しかったこと」は上に、「悲しかったこと・辛かったこと」は下に点を打っていきます。最後にその点を結べば、幸福度グラフの完成です。
例えば、「リーダーに選ばれた」という経験が、「イヤだったこと」になる人もいれば、「嬉しかったこと」になる人もいます。そこにそれぞれの個性が現れます。
はじめは「年」ごとにやってみて、「この年は自分にとってターニングポイントになった年だったな」と感じたら、その年を月ごとに、1週間ごとに、という風に細かく分析してみるのもいいでしょう。
(3)いろんな切り口で考えてみる
だんだん自分の過去のエピソードを思い出してきたら、いろんな切り口で自分のことを分析してみましょう。
特に、自分が得意なこと、好きなこと、苦手なこと、の他に、得意な状況や嫌な場面なども整理をしてみると、より自分について知ることができます。
(身体を動かす、同じことを繰り返す、など)
・自分が得意な状況・落ち着く状況
(自分のペースで誰からも話しかけられない、高齢の方に囲まれて働く、など)
・自分が苦手なこと
(コツコツやること、大勢の人の前でスピーチすること、など)
・自分が苦手な状況
(常に誰かが怒られているようなピリピリした雰囲気、同世代の人と一緒に作業する、など)
他にも、
・もうやりたくないと思ったこと
・褒められて嬉しかったこと
・自分が頑張れる状況はどんな時だったか
・周りにいてくれた人はどんな人だったか
など、どんどん自分について質問していくとよいです。
【ステップ1:自分を知る】自分や業界のことを知るために頼りたい機関とは?
自分に合う仕事を探すためには、自分を知ることが大切だとお伝えしていますが、これを自分ひとりでやり切るのはとても大変です。
そこで、就活に必要な知識を得る事ができ、自己分析の手助けもしてくれる機関についてご紹介します。
頼れる場所その1~ハローワーク~
ハローワークは、就職したい人なら誰でも利用できる就職支援の公的機関です。各都道府県にあるので、利便性も良いです。
その中でも「新卒応援ハローワーク」と「わかものハローワーク・わかもの支援コーナー」は、若年層を対象にしており、より丁寧なサポートを受けることができます。
新卒応援ハローワーク
新卒応援ハローワークは、新卒3年以内の若者を対象に就職支援する機関です。(卒業から4年以上経っている場合は、「わかものハローワーク・わかもの支援コーナー」を利用してみてください。)
新卒専門の相談員であるジョブサポーターが、担当制で個別にサポートしてくれます。
相談員は、企業の人事労務の管理経験者や国家資格であるキャリアコンサルタント。「就活は何から始めたらいいのかわからない」「やり方がわからない」という方でも、一から教えてもらえます。
・全国ネットワークによる豊富な求人情報の提供・職業紹介・中小企業とのマッチング
・職業適性検査や求職活動に役立つ各種ガイダンス・セミナーなどの実施
・担当制の個別支援(定期的な求人情報の提供、応募先の選定や就職活動の進め方の相談、エントリーシートや履歴書などの作成相談、面接指導など)
・臨床心理士による心理的サポート
・求職者の希望を踏まえた個別求人開拓 など
「わかものハローワーク・わかもの支援コーナー」
地域の中小企業と連携しているので、地元に密着した求人がたくさん集まってくるのもメリットです。非公開の求人もあるので、窓口で直接相談すると、選択肢の幅が広がります。
全国56箇所にあるので、自分の住んでいる地域や就職したい地域にある新卒応援ハローワークを探してみてください。どこの新卒応援ハローワークでも、全ての都道府県の求人情報が見られます。
「わかものハローワーク・わかもの支援コーナー」
「わかものハローワーク」「わかもの支援コーナー」は、正社員就職をめざす若年者(おおむね45歳未満の方)を対象にした就職支援の機関です。
・初回利用時のプレ相談の実施、担当者制によるマンツーマンでの個別支援
・正社員就職に向けた就職プランの作成、職業相談・職業紹介
・正社員就職に向けたセミナー、グループワーク等の実施
・就職後の定着支援の実施
職業適性検査や自己分析、コミュニケーションスキルなど、就職に役立つ各種セミナーなども無料で受講できます。「自己分析のやり方がわからない」「就職するにあたって、ビジネスに必要なコミュニケーション力や常識を勉強したい」という方は利用してみてください。
ハローワークのデメリットとしては、全国のいろんな企業から求人が寄せられるため、ブラック企業の求人も紛れ込んでいることです。紹介してくれる相談員さんは、すべての求人の企業の実態を把握している訳ではありません。最終的には自己判断で求人を決めて応募する必要があります。
頼れる場所その2~ジョブカフェ~
ジョブカフェとは、都道府県が主体的に活動していて、若者の仕事探しを無料で手伝ってくれる機関です。ジョブカフェという名前は通称で、本当の名まえは「若年者のためのワンストップサービスセンター」といいます。
ジョブカフェとハローワークの役割はほとんど同じですが、ジョブカフェはより若者に特化していて、どちらかというと就職経験や働いたことがない10代・20代が、一から仕事探しを始める場合はハローワークよりもジョブカフェの方が相談しやすいです。
また、ジョブカフェの特徴としては、地域の特色が強く出ているというところ。
その地域に多い職種や求人に合わせて、セミナーや講座を開催しているところが多く、就職相談、職場体験、職業紹介など就職に関するサポートをジョブカフェ一か所で受けられるのも特徴です。
また、ジョブカフェを利用できる年齢は地域によって異なりますが、35才前後までであれば利用できます(地域によっては44歳以下のところもあります)。
【ステップ2:プロに相談する】既卒でも就職を成功させるために頼りたい機関とは?
「例え自分に合う職種が見つかったとしても未経験の状況でも、自分に合う仕事は探せるの?」と疑問に思う方もいると思います。
自分で向いている職業を分析して、自分の条件や雰囲気に合う職場を探して、応募して、選考に通る、、これはなかなか1人では大変な過程です。では、どうするのが賢い方法なのでしょうか?
私は就活の始め方・やり方をプロに教えてもらいながら、就活を進めました。
就職エージェントは、カウンセラーの方と面談をした上で、自分に合った求人を紹介してくれるシステムです。
学歴や経歴ではわからない自分の良さを質問によって引き出してもらい、そのエージェントが持っている求人の中から、マッチしそうな会社を紹介してもらえます。
また、就職エージェントが事前に企業を訪問し取材しているので、会社の社風、上司の性格など、細かく把握しています。
その段階で、紹介できないようなブラック企業は除外されていることが多いですし、取材した上で希望に近い求人を紹介してくれるので、ミスマッチが起こりにくいのがメリットです。
また、エージェントによっては書類選考なしで面接を設定してもらえるのもポイントです。
ただ、職種によって適正なエージェントが違ったり、職歴や経歴によって利用するエージェントが違います。
DODAエージェント・リクルートエージェント・マイナビ転職エージェントなどの転職専門のエージェントはおすすめできません。
「既卒」や「第二新卒」向けの就職エージェントは、こちらです。
その中でも、私が実際に経験してきた中での順位はこちらです。よければ参考にしてみてください。
就職エージェントのデメリットは、求人が絞られた状態で紹介される点です。多くの求人から主体的に自分で選びたい方は、就職エージェントのシステムは合わないかもしれません。
また、大きな都市にあるところが多いので、家の近くに利用したい就職エージェントがない可能性があります。地方の方は利用しづらいかもしれません。
ちなみに私が正社員として就職できたのは、就職エージェントとハローワークを併用して就活を進めたからでした。各々特徴も違うので、良い部分をうまく使って、効率の良い就活をしていきましょう。
未経験で既卒でも就活で選びやすい職種とは?
就活する時に気になるのは、いったいどんな仕事が選びやすいんだろう?という点ではないでしょうか?
就職しやすいかどうかで言うと、未経験歓迎の職種・業界は求人数も多く、採用されやすいといえます。だからと言ってやみくもに応募するのではなく、なるべく自分に合った仕事を選びたいところ。
そこで、ここからはニート経験者が選びやすい、かつタイプ別にみてあなたに合う仕事と探し方を、私の経験をふまえて独自にまとめてみたいと思います。
⇒警備員/工場勤務/清掃/ドライバー
2.人と会えるのが楽しい!「人と接する仕事がしたい」という人
⇒営業職/サービス・接客
3.しっかり学んで役に立ちたい!「専門的な職種を選びたい」という人
⇒介護系/>不動産系/保育系/プログラミング系
4.パソコンでコツコツが得意!「オフィスワークがいい」という人
⇒事務職/エンジニア
1.体力に自信あり!「体を動かしたい」「作業がしたい」という人
じっとしているのは苦手、頭を使うよりも決まった業務を体を使って進めるのが得意、という方は、ここで紹介する仕事を考えたことがある方もいるのではないでしょうか?
職種その1【警備員】
(施設)警備員は、警備保障会社に雇用され、顧客の事務所や工場、商業施設などに常駐し、事故や火災、不法侵入などの防止、早期発見、対応を行います。
施設警備員の業界では人手不足が続いているので、中途採用の求人が多いです。最近は女性警備員も増加傾向にあり、30歳未満の女性比率は約15%にもなります。
社会的なセキュリティ意識の高まりもあり、安定的な需要が見込まれています。現場で経験を積みながら、専門の資格を取得して専門性を高めていくことが、キャリアアップにつながる職業です。
勤務時間は施設によって異なりますが、24時間稼働する工場などでは昼から翌朝までの勤務があったりもします。
ちなみに、イベントやお祭りなどで警備や誘導を行う「雑踏・交通誘導警備員」もありますが、施設警備と異なり、中高齢者の再就職が多いです。繁閑の差が大きいのでパート、アルバイトの比率が高く、正社員としての就職は厳しいです。
職種その2【工場勤務】
工場での仕事は、倉庫作業・梱包作業・包装、ラベル・シール貼付などの種類があります。同じ作業の繰り返しが苦にならない、という方は向いているかもしれません。
倉庫や工場に搬入された商品を仕分けし、搬出準備を行うピッキング作業員や、冷凍加工食品を製造する仕事などがあり、対象物は、多岐に渡ります。
中途採用が多く、パートやアルバイトが占める割合も多いのがこの業界。土日が休みとは限らず、夜勤があったり、忙しいシーズンには残業になったりと、働き方も不規則です。
管理者をめざす場合は、管理するものの専門性を幅広い知識をつける必要があります。例えば、冷凍加工食品の工場であれば、品質及び衛生管理などの専門知識が必要となるので、講習などを受講して、ステップアップを考える方もいます。
職種その3【清掃】
他の職業からの転職や主婦の再就職など、中途採用の方も多い職種です。正社員として入社した場合、経験を積んで現場責任者(作業計画や人員配置計画を立てるなどの仕事)になるとキャリアアップになります。
厚生労働省が認定する「ビルクリーニング技能士」の資格を取得すると、技術の証明として評価されます。
顧客の事務所や店舗で作業をするので、顧客の信頼を得ることが重要といえます。
働く先で状況は変わりますが、契約先の営業時間外に清掃をしなければならない施設もあり、早朝や夜間に作業を行う場合もあります。
職種その4【ドライバー】
トラック運転手、タクシー運転手、バス(路線、観光、送迎など)運転手などの種類があります。
同じドライバーの業種でも、それぞれ運転するものによって目的が違うので、求められるスキルもそれぞれ違います。共通していえるのは、それぞれの仕事に応じて、必要となる運転免許を取得しなければならないという点です。
ドライバー業界内でのキャリアアップも可能です。例えば、路線バス運転手は、大型第二種自動車運転免許が必要であることから、観光バス運転手、トラック運転手、タクシー運転手から転職するケースが多いです。
無人運転の車が開発されるなど、技術の進歩によって今後淘汰されてしまう可能性もあります。ただ、トラック運転手に関しては、国内貨物輸送の主力であり、近年の物流量も増加しているので、将来的にも必要な職種だと考えられています。
≪探し方≫
上記の4つの職種は、求人情報誌や求人サイトでもよく見かけると思います。ハローワークの求人や求人情報誌からの採用が多い職種なので、探してみると見つかります。
ただ、雇用形態がパート・アルバイト、非正規雇用の割合が多いのが現状です。自分はこの仕事が合っていると考えるなら、将来長く続けていくために資格をとるなどして、キャリアアップをめざす方が良いでしょう。
私は倉庫のアルバイトをしていた頃、運よく正社員として雇用してもらったことがありますが、体力面や会社の体育会の雰囲気が合わず、2ヵ月で短期離職をしています。。安易に決めてしまうのは待った方が良いです。
景気が悪くなった時、真っ先に雇用切りにあうのは派遣社員やパート・バイトの層です。「非正規雇用には、雇用が不安定、賃金が低い、能力開発機会が乏しい等の課題」がある、と厚生労働省が明記しているように、「リスクがある働き方なんだ」ということは忘れずにいたいところです。
2.人と会えるのが楽しい!「人と接する仕事がしたい」という人
「じっとしているのが苦痛」「ずっと細かい作業をするのが嫌」「決まった作業を毎日繰り返すのはつらい、、」そんな方は、人に接する仕事はどうでしょうか?
職種その5【営業職】
「ノルマがあっても平気!」「ずっと内勤は無理、人と話したり交渉したりするのが得意」という方は、営業職に向いているかもしれません。
業種は多岐に渡りますが、自社の商品やサービスを買ってもらうよう促し、契約を結ぶ仕事が営業職です。
配属後は、ベテラン営業員のアシストをしながら知識を習得し、その後、単独で営業活動を行います。業績により管理職に昇進したり、後進の指導に当たります。
普通は土日祝休みの会社が多いですが、業種によって例外もあります。例えば、住宅・不動産等の営業は土日もお客様への案内があるため、平日休みが一般的です。
≪探し方≫
就活する際は、ジェイック(JAIC)という就職エージェントを利用する方法があります。就職率が80.3%、就職後の定着率も94.3%と、かなり高い数字を誇るエージェントです。
ジェイックでは、「営業カレッジ」という、就職後に必要なスキルや就活スキルを学ぶ7日間の独自の研修をやっています。研修後、20~30社の企業と集団面接を行って、その中から気に入った求人を選んで個別面接に進むことができます。
私も経験したのですが、その20~30社のうち7割は、営業職・総合職でした。(他の3割は事務、IT系、販売、製造メーカー、デザイナー系など幅広かったので、営業職に偏りすぎている訳ではありません。)
ちなみに、実際に営業の方に話を聞いてみると、「理不尽に怒られることも多いし、上手く受け流せる人でないと難しい。あと、自分のリズムで仕事したい人は、臨機応変な対応が求められるから向いてない」と言っていました。
もちろん業種によって違いはありますが、性格的にも向き不向きがある職種といえます。ちなみに、「打たれ強さが大事」という点では私には向いておらず、営業職は希望職種から外しました。。
職種その6【サービス・接客業】
「人当たりがいいと言われる」「初対面の人にも人見知りせず話せる」など、人と関わることが好きな方には向いている職種といえます。
飲食店のホールスタッフや、店舗での販売スタッフ、ホテル・旅館のフロント、客室係、娯楽施設・スポーツ施設での接客など、お客さんと直接やり取りをするのがサービス・接客業です。
お客さんと最前線で接する職業なので、明るい笑顔と丁寧な言葉遣い、礼儀作法にマナー、相手を思いやる心が必要な仕事です。
一般的な休みの日にお客さんがくることが多いので、土日祝日の固定休ではなくシフト制がほとんど。仕事によっては1日中立ち仕事、ということもあるので、体力も必要でしょう。
≪探し方≫
サービス・接客業も、求人サイトや求人情報誌、ハローワークでもよく取り扱われている職種です。ただ、これらの職種は、パートやアルバイト、派遣など非正規採用の求人も多くあり、中には待遇の悪い求人も紛れています。
就活では、就職エージェントの「就職Shop」を使うと便利です。
就職ショップは未経験歓迎の求人が充実しているため、就職shopで就職を決めた利用者の4人に3人は正社員未経験者という割合。既卒やフリーターにピッタリな就職エージェントです。
ただ、関東・関西圏にしか就職Shopがないので、地方にお住まいの方は使いづらいかもしれません。福岡・名古屋であれば、第二新卒エージェントneoを利用して、それ以外の地域にお住まいであれば、全国展開しているジェイックの方が、私が使ってみて良いと感じました。
3.しっかり学んで役に立ちたい!「専門的な職種を選びたい」という人
「スキルを使って、専門的な分野で活躍したい」「学ぶことに苦手意識がない」という方は、専門的な職種を選ぶと良いかもしれません。
≪探し方≫
選択肢のひとつに、職業訓練という方法があります。職業訓練は、ハローワーク主催の、仕事がない方を対象にした手に職をつけるための支援です。学校は学費が必要ですが、職業訓練は無料で受講でき、スキルや知識を身につけることができます。
ただ、無料とはいえ、時間も労力もかけて習得するものなので、自分はこの仕事で生きていくのだ、と覚悟をもって通うかどうかを決めるべきです。「ただ就職に有利だから」という理由で通うのはおすすめしません。
職業訓練に通ったからといって就職できる保証はどこにもありません。高卒でまだ既卒3年以内であれば、職業訓練に通うよりも、すぐに就職活動をした方が断然就職率は高くなります。
それをふまえた上で、いくつかコースがあるうち、比較的就職に結びつきやすいのが、介護系・不動産系・保育系・プログラミング系などのコースです。
職種その7【介護系】
基本的な仕事は、施設の利用者がより自立した生活を送れるよう援助していくこと。生活全般の自立が難しい場合には、食事、入浴、排泄の世話をはじめ、様々なケアをします。
人口の高齢化に伴って、高齢者介護に対する需要は更に高まることが予想されています。
職業訓練では、厚生労働大臣指定の介護福祉士養成課程のカリキュラムを中心に、介護・福祉に関する専門的知識と技能を習得できます。
職種その8【不動産系】
住宅・不動産営業は、住宅や土地の購入あるいは売却・賃貸を考えているお客に接して、様々な要望に応えながら取引をまとめていきます。
住宅に関することはもちろん、購入に際して必要となる金融(ローン)、法律、税金などの問題についても説明を行うなど、幅広い知識が必要です。
職業訓練では、不動産実務の基礎を学んだり、不動産業界で必須となる宅地建物取引士(※注1)の資格取得に必要な法律知識を習得します。
職種その9【保育系】
保育業界は、共働き世帯の増加や様々な保育のニーズに対応すべく、引き続き需要が増しています。
保育士は、保育所や託児施設において、小学校に上がる前の子どもたちの世話や成長を保護者に代わって支援する仕事です。
職業訓練では、知事の指定する保育士を養成する学校において、保育士養成課程のカリキュラムを中心に、保育に関する専門的知識と技能を習得できます。
職種その10【プログラミング系】
こちらはIT系のカテゴリーに含まれています。例えば、以下のような種類のコースがあります。詳細はホームページや資料で確認してみてください。
電子技術者として必要とされる各種技術(アナログ回路、デジタル回路、マイクロコンピュータ、プログラミングなど)の基礎を学び、これをもとに製品開発の工程(企画~設計~試作~評価)の知識・技術・技能を修得し、同時に現場で必要となるコミュニケーション能力を養うことによって、エレクトロニクス業界で即戦力として活躍できる技術者を育成します。
・情報セキュリティ管理者資格コース(大阪)
経済産業省により示されている「ITスキル標準(ITSS)レベル3」相当以上の情報通信技術に関する国家資格取得をめざすカリキュラムを中心に、座学での知識習得と実践に即した技術を習得し、応用情報技術者、情報処理安全確保支援士等の専門的知識と技能を習得する。
・Webシステム開発科(大阪)
訓練の流れ:IT基礎学科→ホームページ作成実習、プログラミング実習、データベース実習→Webサイト開発実習
・ネットワークエンジニア入門科(東京)
ネットワークとサーバの設計・構築・運用ができるエンジニアを目指し、「(1)ネットワーク・サーバ全般の知識(2)ルータ・スイッチの設定(3)仮想環境下のLinuxサーバ構築」を実践的かつ実務的に講義します。なおルータとスイッチが1人につき各1台割当てられた充実した設備環境で学習できます。
また、プログラミング系には、職業訓練以外の選択肢として、無料のプログラミングスクールに通うという方法もあります。
「プログラマカレッジ」というプログラミングスクール兼 就職エージェントは、未経験に特化したプログラマへの就職支援を専門としていて、無料でプログラミングを勉強できるサービスも提供しています。
現在はオンライン受講を実施しており、全国どこからでも学ぶことが可能。わからないことは個別指導(チャットで質問)で教えてもらうこともできるので、安心です。
4.パソコンでコツコツが得意!「オフィスワークがいい」という人
1~3でご紹介してきた業界は、求人サイトで検索した時に見かけることも多いのではないでしょうか?比較的、人手不足で求人が多くある業界になるので、未経験でも採用されやすい職種です。
でも、今までの中には当てはまらない、、「高望みかもしれないけれど、できればオフィスワークがいい」と考える方もいると思います。
職種その11【事務職】
やはり安定的な人気を誇るのが事務職です。文書の作成・整理、伝票の作成など、様々な事務処理を行う一般事務のイメージが強いですが、受付事務や秘書など事務職にも種類があります。
土日祝休みの安定した仕事、という印象が人気の理由のひとつかもしれません。環境が良ければ、体力面では年齢に縛られず長く続けられるのも魅力的です。
ただ、人気のある職種なので、かなり狭き門です。特にこの2~3年はコロナの影響で景気が悪くなると見込まれています。そうなると求人数も減りやすく、さらに厳しくなるでしょう。条件の良い求人は見つかりにくいかもしれません。
≪探し方≫
先ほど【サービス・接客】で紹介した「就職Shop」は、事務職の紹介もしています。
特に女性向けの事務・アシスタント職も他エージェントと比較して多い方なので、「やっぱり事務職にチャレンジしてみたい」「どんな求人があるのか気になる」という方は、利用してみると良いでしょう。
ただ、事務系の仕事は今後、景気に関係なく更に採用が厳しくなると予想されます。AIやシステムが発達し、事務系の仕事はどんどん奪われていくからです。将来性を考えると、「定年まで安泰だ」と安心することはできません。
職種その12【エンジニア】
「ニート期間中はパソコンをよく触っていた」「力仕事や営業職よりも、パソコンに向かってコツコツと仕事をこなす方が自分には向いていると思う」という方は、事務系の仕事を希望したいと考える方も多いと思います。
でも上記のように、事務職の将来性を考えると「オフィスワークを希望したいが、専門性もほしい」と悩む方もいるのではないでしょうか?
そこで、近年注目されているのが、先ほど職業訓練でも少し触れたIT業界です。
「IT業界なんて、理系じゃないと無理なのでは?」と思う方もいるかと思いますが、エンジニアには
理系の人で数学や理系科目が得意な人が向いている
【インフラエンジニア】
文系で常に応用力が求められるよりもマニュアルに沿ってコツコツ仕事をしたい人に向いている
以上の2種類あるので、文系・理系どちらの方でも可能性はあります。
特に、インフラエンジニアは不景気でも未経験を積極的に採用している職種です。やる気があれば、かなり狙い目な職種といえます。
≪探し方≫
エンジニアの業界は、未経験では正社員としての採用は厳しいので、プログラミングスクールなどに短期間通ってから就職する流れが通常です。
そこで、就職準備としてプログラミングを勉強できるサービスがあるプログラマカレッジという就職エージェントがあります。プログラマカレッジは、未経験に特化したプログラマへの就職支援が専門です。
ITエンジニア業界では、学歴や経歴を結構見られるので、高卒で職歴なし・ニート期間ありだと普通はかなり就職に苦労するところですが、転職率が96.2%とかなり高い実績があります。
フリーター・第二新卒向け転職コースを受講すれば、最短1ヵ月で就職できるというスピード感もありますし、ブラック企業を排除、優良企業だけを紹介してくれています。
現在はオンライン受講を実施しているので、全国どこからでも視聴できます。わからないことは個別指導(チャットで質問)で教えてもらうことも可能です。
もちろん実践力を身につける必要があるので、習ったことはしっかりスキルとして覚えることが求められます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。