仕事行きたくない吐き気もする…悩みを解決する考え方とは?
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「自己嫌悪になって一日中悩んでしまう。みんなは仕事に行きたくない時にどうやって仕事に行っているの?」「自分でも甘えていることはわかっているけど、吐き気がしたり体調が悪くて休むこともある。。」と悩んでいませんか?
現在28歳。大学中退後、しばらくニート期間を過ごして短期バイトや派遣を続けていくが、25~26歳まで再度ニートになってしまう。合計2年のニート歴がある中、26歳で就活を始め、秘書の正社員として就職する。同じ悩みを持つ方に向けて役に立つ情報を配信中。
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「その度に、自分はなんて情けないんだろうと落ち込んでしまうのが辛いから、この状況から脱却したい」と強く思っている方もいるでしょう。
私も過去、同じような経験があります。仕事行きたくない時は体調も悪くなるし、それで更に自信をなくしてしまう負のループでした。
でも、大丈夫です。こんな私でも、今は自分に合った働きやすい会社の正社員として長く安定して働くことができています。
この記事では、一つずつステップをふんで、一人で抱え込んでしまっているあなたを、辛くて悩んでいる日々から脱出させるための方法をご紹介したいと思います。
吐き気がするくらい仕事行きたくない、、と追い込まれているあなたに
「毎朝、腹痛吐気がひどく涙が出てとてもツライ。。」「夜になると後何時間で仕事だ嫌だと考えてしまって、寝るのが嫌になる。。」こんな症状に悩んでいる方は、危険なサインかもしれません。
相談する人もおらず一人で悩んでいると、悪いことがどんどん頭の中で加速してしまい、一日中悩んでしまったりします。
私も、仕事も何もかもうまくいかなくて、頑張りたいのに空回りして、家に引きこもってニート生活をしていた時期があるので、お気持ちはよくわかります。
「自分はダメな人で価値がないんだ」「最低だ」と自己嫌悪になって、また悩んでしまう。。その悪循環を止めるために、今からこれらのことをお伝えしたいと思っています。
☑病気を回避するための方法を知る
☑自分の状況を客観視する【1】~自分の心の状態を確認する~
☑自分の状況を客観視する【2】~「仕事行きたくない」と感じる原因を分析する~
☑原因に対して改善の余地はあるかどうかを判断
☑仕事のプロに相談する【1】~就職エージェント~
☑仕事のプロに相談する【2】~公的機関~
そのままだと病気になってしまうリスクを知る
このまま辛い状況が続くと、うつ状態になってしまう可能性もあります。
うつは脳のエネルギーが欠乏した状態です。脳のエネルギーが欠乏していなければ、人間が本来持っている自然治癒力によって、時間の経過とともに元気になるのが通常です。
ただ、エネルギーが欠乏していると、時間の経過とともに改善しない・悪化してしまう、という状態になります。それがうつ状態です。
典型的なうつ病と言われる「メランコリー型」は、さまざまな仕事や責務、役割に過剰に適応しているうちに脳のエネルギーが枯渇してしまうもので、
☑良いことがあっても一切気分が晴れない
☑明らかな食欲不振や体重減少
☑気分の落ち込みは決まって朝がいちばん悪い
☑早朝(通常の2時間以上前)に目が覚める
☑過度な罪悪感
などの特徴があります。
ただ、「うつ病」の病態は多様で、症状の現れ方や重症度、病型など様々な特徴があるため、すべてのうつが上記の特徴に当てはまる訳ではありません。
最もきっかけになりやすい「環境要因」や、元々の「性格傾向」など要因などが重なると、発症の危険が高まります。
うつ病の治療には「休養」「薬物療法」「精神療法・カウンセリング」という大きな3つの柱があります。
「薬物療法」脳の機能的不調を改善し、症状を軽減するために、薬を服用する
「精神療法・カウンセリング」再発予防という観点から、思考パターン・行動パターンを見直す
ただ、うつ病は治療を始めればすぐに治療が終わるというものではありません。
典型的なうつ病の場合の大まかな目安は、急性期が1か月~3か月、回復期が4か月~6か月、再発予防期が1年~です。
病気を回避するための4つの方法を知る
「ちょっと心配。。」という方もいらっしゃるかもしれません。ただ、うつは自分自身や周囲の人の気づきによる早期発見が可能です。
仕事や生活面にひどい影響が出てしまってからでは、その修復に時間やエネルギーを要してしまいます。はやめの対処がとても重要です。
(2)仕事のストレスの軽減を図る
(3)相談をする
(4)情報を得る
【1】ストレスに気をつける
自分自身で気づける変化には、以下のような症状があります。これらを早期に察知することが大切です。
おっくう感:好きなことすら興味がもてない
焦り、不安感:イライラして落ち着きがない、漠然と不安
頭が回らない、決められない:今まで日常的に出来ていたことに支障がでる
食欲・体重の変化:食欲がない/急に増えた。食事療法なしで体重が減った/増えた。
睡眠の変化:寝つきが悪い、朝から早く目が覚めて考えごとをしてしまうなど。
身体の症状:頭重感、頭痛、めまい、微熱、吐き気、下痢や便秘など
疲れがとれない:いくら寝ても疲労感がぬけない、など
上記のような症状がでている場合は、一度、ご自身の心の状態をチェックしてみてください。
⇒5分でできる職場のストレスセルフチェック
⇒働く人の疲労蓄積度セルフチェック(働く人用)
【2】仕事のストレスの軽減を図る
改めて仕事の仕方や進め方を見直すことでストレスが軽減するケースもあるので、上司や同僚に相談してもよいでしょう。
また、うつ病につながりやすい物事の受け止め方、思考パターンを改善するのもおすすめです。
【3】相談をする
もしストレス反応やうつ病の症状に心当たりがある場合、まずは専門家に相談しましょう。企業内にいる産業医や看護職などは身近な医療専門職です。
外部の相談機関については、以下のサイトでも相談が可能です。
【4】情報を得る
積極的に情報収集をし、自身の状態を知ることが大切です。
⇒学歴・職歴関係なし!?ストレスなく働ける「ホワイト企業」を探す方法とは?
自分の状況を客観視する【1】~自分の心の状態を確認する~
「仕事行く前になると下痢になったり頭痛したりする。。」「仕事に行っても吐き気がしたり、体調が悪くて休むこともある。。」このように、身体にも影響がでてしまっている場合は、危険なサインです。
「仕事に行くことは、我慢するべきもの」と考えている方は多いと思いますが、「涙が出てくる・吐き気がする」などの症状が出ている場合、かなりストレスがかかっていると考えられます。
先ほどのアプローチで、自分を客観的に見た時に「ちょっとこの状況はまずいかも。。」「もはや自分を客観視することもできない。。」そんな方は、一度、ご自身の心の状態をチェックしてみてください。
⇒5分でできる職場のストレスセルフチェック
⇒働く人の疲労蓄積度セルフチェック(働く人用)
⇒学歴・職歴関係なし!?ストレスなく働ける「ホワイト企業」を探す方法とは?
自分の状況を客観視する【2】~「仕事行きたくない」と感じる原因を分析する~
上記のセルフチェックでも確認できますが、もし自分が「辛い状況なんだ」ということが判明したら、まずは身近な医療専門職や外部機関などを頼って相談することが大切です。
重症化してしまうと、復帰までに時間がかかってしまいます。我慢してもいいことはないので、適切に対応するようにしましょう。
もし、「今は辛い状況だけど、改善したい気持ちや気力はありそう」という方は、その辛い状況から一刻も早く抜け出すべきです。
あなたに当てはまる「仕事行きたくない」原因は?
厚生労働省の調べによると、初めて勤務した会社をやめた理由は、下記のようになっています。
「人間関係がよくなかった」 26.9%
「賃金の条件がよくなかった」 23.4%
「仕事が自分に合わない」が 20.1%
辞めた理由その1:労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった
人間関係の理由や仕事が合わないという理由を抜いてトップとなったのが、労働環境についての理由です。
もし配属された部署や自分のポジションだけがつらい状況なら、部署移動を申し出るなど改善の余地はあるかもしれません。申告できそうなら、吐き気を催すほど我慢する必要もないでしょう。
ただ、会社全体がブラック企業の体質だと、なかなか状況を改善できない方が多いです。
辞めた理由その2:人間関係がよくなかった
上司に嫌味ばかり言われる、周りから孤立している、上手く馴染めないなど、人間関係で悩んでいる方は多いです。
こちらも、人間関係の辛さを認めて部署移動を行ってもらえる環境であれば、頑張りすぎる必要はないと思います。
ただ、状況を見て見ぬふりをされたり、そもそも体育会系の雰囲気で下は我慢すべきという風習がある、など会社全体で
辞めた理由その3:仕事が合わなかった
職場環境や人間関係が良好でも、職種が自分には合っていないと、仕事に行くのが辛くなるケースもあります。
原因に対して改善の余地はある?~自分だけの力ではどうにもできないこともある~
上記のようなことが原因で仕事に行きたくないと感じているなら、職場環境を変えた方がいいかもしれません。
これは、リクナビNEXTが行った「未経験者を採用するなら何歳までか」という調査の結果ですが、
23歳頃を境に、1年毎に採用してくれる企業の割合が減っていくのがわかります。つまり、年齢が高くなればなるほど就職するのが難しくなっていくのです。
身体の不調を無視して休養を余儀なくされてしまい、更に既卒でキャリアもないまま年齢の問題で就職しにくくなってしまった。。となってからでは遅いです。
→未経験でも既卒ニートでもホワイト企業に就職できた方法とは?
早めに行動すべき!環境を良くするための仕事選びを成功させるには!?
ただ、
労働条件
人間関係
自分に適した仕事
をクリアできる会社を自分で探すのは難しいです。
確かに、求人サイトを見ていても「未経験募集!」「働きやすい環境です!」と書いてはあるものの、本当かどうかはわかりません。ハローワークの求人票も、悪質な会社だと「求人票の改ざんが行われている可能性」もあります。
つまり、自分で探すということは、
☑労働条件
⇒自分でブラック企業かどうかを見抜くのは困難
☑人間関係
⇒自分に合う会社かどうかは求人票を見るだけではイメージがつかない
☑自分に適した仕事
⇒客観的に自分のことを分析して、正確に職種を確定させるのは簡単ではない
上記のような難しさがあるということです。
答えは、専門の方(プロ)に相談することです。
これらをクリアして、長く続けられる仕事に効率よく就活できる方法をご紹介します。
仕事のプロに相談しよう【1】~就職エージェント~
「本当に仕事行きたくない原因を解消して就職することが可能なのかな?」と思われるかもしれません。
実際に私もそんな状態でしたが、私の場合はアドバイスをしてくれる親戚のお姉さんのおかげで、辛い日々から抜け出すことができました。
就職エージェントなら全ての原因を解消できる!?
就職エージェントは、カウンセリングを通して、自分に合った求人を紹介してもらえるシステムです。
これらは、この後ご紹介する「私が実際に利用してわかった就職エージェントランキング」の上位就職エージェントですが、
☑会社を細部にわたって把握しているため、求職者の希望に近い求人を紹介できる。
☑事前にブラック企業を排除してくれているため、就職後も定着率が高い。
☑書類選考なしや未経験OKの求人を扱うエージェントがある
このような特徴があります。
これなら、どんな仕事が合うかをカウンセリングしてもらうことができますし、人間関係や労働環境がブラックな会社は排除してくれているので安心できます。
就職エージェントでは、カウンセラーの方が条件や希望職種などをカウンセリングしてくれます。エージェント側は、提携している企業の内部事情や社風も知っていますので、求職者の情報が詳しければ詳しいほど、マッチングはしやすいです。
おすすめできる就職エージェントとは?
実は、私はこの就職エージェントをすべて利用しました。その上でつけたランキングがこちらです。

第1位「就職Shop(就職ショップ)」
就職shopは、既卒ニートでも優良企業に就職する確率が最も高いエージェントで、カウンセラーの質が高く、手厚いサポートが魅力的なエージェントです。書類選考なしで面接できるから、就職までのスピードが桁違いに早いです。
詳しくは、就職shopにニートが行ってみた体験談を読んでみてください。
第2位「プロエンジニア(プログラマカレッジ)」
プロエンジニア(ProEngineer)はIT専門の就職・転職エージェントとしてかなり質の高いエージェントで、プログラマカレッジというプログラミングのスクールを運営しています。
未経験からの正社員への就職成功率も高く、無料で受講できて、授業の質も高いのが特徴です。業界NO.1の求人数にもかかわらず質が高いのも魅力です。
IT業界は、コロナ禍の状況でも、業績を伸ばしている業界のひとつ。興味がある方は、プログラマカレッジ(プロエンジニア)暴露体験談も参考にしてみてください。
第3位「第二新卒エージェントneo」
第二新卒エージェントneoは、正社員未経験者の就職に強く、とにかく手厚いサポートが魅力です。紹介してくれる求人数が一番多く、求人の質も悪くなかったです。
第二新卒エージェントneoに既卒ニートが行ってみた!体験談も参考にしてみてください。
第4位「ジェイック(JAIC)」
ジェイックは、独自の研修を通して得られるスキルが魅力です。サポートもしっかりしていて、高い定着率を誇ります。求人の質も高かったです。
ちなみに、5位のいい就職.comは、質の高いエージェントです。
ただ、その分レベルが高く、上記4つのエージェントと比べると就職成功率が低くなります。「ニートで自分に自信がない」「なかなかうまくいかなくて辛い」という方は、まず就職成功率が高い就職shopなどのエージェントを利用すると良いでしょう。
また、6位のハタラクティブは、口コミやネットの情報と実際に利用してみた感じが違っていました。気になる方はこちらの経験談も読んでみてください。
仕事のプロに相談しよう【2】~公的機関~
もし「就職エージェントを利用したい」と思われた方には、並行して利用するとよかった機関があるのでご紹介します。
2.わかものハローワーク・わかもの支援コーナー
3.ジョブカフェ
1.新卒応援ハローワーク
新卒応援ハローワークは、新卒3年以内の若者を対象に就職支援をしている公的な機関です。
専門の相談員が担当制で個別対応してくれるため、かなり丁寧なサポートが期待できます。他にも、各種セミナーや講座に参加し、就活の情報を得ることができます。
・新卒枠の求人も紹介してもらえるので、求人の選択肢が広がる
2.わかものハローワーク・わかもの支援コーナー
「わかものハローワーク」「わかもの支援コーナー」は、おおむね45歳未満を対象に、就活支援サービスを提供している公的な機関です。
3.ジョブカフェ
「若年者のためのワンストップサービスセンター」、通称ジョブカフェは、都道府県が運営しています。
役割はハローワークとほぼ同じですが、ジョブカフェは地域の特色がより反映されています。地元企業への就職を狙っている方にはおすすめの就職支援サービスです。
利用する上での注意点
上記3つの機関は国が運営する強みとして、100%求職者のためを思ってアドバイスをしてくれる点が挙げられます。
ただブラック企業の求人が紛れ込んでいる可能性が非常に高い点には、気をつけてください。
相談員の方も、全国から集まる求人のすべてを把握することは不可能です。チェックができないため、求人内容が改ざんされていてもわからないのです。
また、国の機関は相談員の独断で、特定の職種や企業を求職者に勧められないため、最後は自力で求人を選ぶことになります。
求人に関しては先ほど紹介した質の良い就職エージェントで探すのがおすすめです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。まずは、自分ひとりで悩まずに、相談するところからスタートしましょう。