ニートの就職にリクナビがおすすめできない理由とは?
ニートの私でも就職できた方法とは?
職歴なし、既卒でどうやって就職するんだろう・・と悩んでいませんか?リクナビなどの就職求人サイトに登録しようとしても、ニート期間があると、登録途中に出てくる「職歴欄」で何も書くことができないので「これ、私が申し込んじゃっていいのかな?」と思ってしまいます。
周りに相談する人もいなければ、就職活動始めようにもできません。かと言って、ニート経験があるのに間違った就活を続けていると、書類選考に通る事もできずニート期間が延びるだけで、更に就職しにくくなっていきます。
私もニート歴があって最初はリクナビなどの就職サイトを使っていましたが、結果ニート期間が延びてしまいました。その後、就職活動の方法を変えて無事正社員として就職することができました。
ネット上の情報を信じてリクナビを使っていた時期もありましたが、就活するための情報としては間違ったものが多いです。このページでは、ニートがリクナビで就活するのはなぜおすすめできないのか、ニート経験がある場合どのように就職活動を進めていけばいいのかをご紹介していきます。
就職にはリクルート?
就職活動をする際に、一番最初に思い浮かべる就職に関わる企業と言えば「リクルート」です。実は、リクルートとはリクルートグループを指す大枠の総称で、就職などのキャリアに関わる事業のことをまとめて「リクルートキャリア」と呼んでいます。
リクルートキャリアの事業として知っておくべきことは主に2種類です。「就職サイト」と「就職エージェント」の2種類です。この区分けを知らないとこれからの就職活動で間違った方向で就活を進めることになるので、就職サイトと就職エージェントの区分けを覚えておきましょう。
【就職サイト】
就職サイトとは、採用情報サイトのことで、求人情報が多く掲載されていてます。新卒生や転職者などが就職サイトに登録して、自分に合った求人があれば、就職サイトを通して求人に応募します。インターネット上で書類選考の合否が決まったり、次の面接の日程が決まったりするので、就職サイトは就職活動には必須です。リクルートキャリアの就職サイトは主に以下の2つです。
☑ リクナビ
リクナビは誰でも聞いたことがあると思いますが、新卒者用の就職サイトです。対象者は高校や大学在学中に就職活動をしている新卒予定者がメインです。
☑ リクナビネクスト
リクナビネクストのターゲットは、主に中途転職者がメインです。一度社会人を経験していて、転職を考えてキャリアアップを図りたい人が多く登録しています。
【就職エージェント】
リクルートキャリアの事業として力を入れているのが、就職エージェントの分野です。就職エージェントとは、利用者の希望を聞いて、提携先の企業を利用者に斡旋(紹介)するという就職支援サービスです。就職サイトの場合だと、インターネット上で自分で求人に応募するので人を介さないですが、就職エージェントの場合は、エージェントがあなたと企業の間に立って、企業を紹介してくれたり、面接などの調整をしてくれます。リクルートの就職エージェントは主に3種類です。
☑ リクナビ就職エージェント
リクナビ就職エージェントは新卒をターゲットにした就職エージェントです。「リクナビ」のエージェントバージョンというイメージです。
☑ リクルートエージェント
リクルートエージェントは中途転職者をターゲットにした就職エージェントです。「リクナビネクスト」のエージェントバージョンといった所です。
☑ 就職Shop
就職Shopは2009年に開設された就職エージェントですが、新卒者でも転職者でもない層をターゲットにした就職エージェントです。
ニートの就職にリクナビがNGな理由
今、リクナビに登録しようとしているのであれば、少し落ち着きましょう。職歴も学歴もないのであれば、リクナビは、上でも説明した通り、ニートにとって正しい就活方法ではありません。
就職サイトの歴史を簡単におさらいすると、最初はリクナビやマイナビが新卒者向けに就職サイトを出してきました。その後、中途転職者用の、一度正社員として就職した人向けの転職サイトの需要が出てきたため、リクナビネクストやマイナビ転職といった転職サイトが誕生しました。
まとめると、リクナビやマイナビは新卒者用で、リクナビネクストやマイナビ転職のターゲットは中途転職者用ということになります。
「だったら、ニートだとどれを使えばいいの?」と疑問に思いますよね。実は、リクナビ、マイナビ、そしてリクナビネクストやマイナビ転職全て、ニートの就職活動の方法としては合いません。
ニートにリクナビネクストも合わない理由
ニート期間があって既に卒業してしまっている場合、新卒者用のリクナビを利用するのは難しいことはわかったと思います。実は、転職者用のリクナビネクストも就活には向きません。なぜ、リクナビネクストが合わないのか。
「未経験ニートを含む転職ならリクナビネクスト!」みたいにネットで表現されていますが、コレは真赤なウソ。厳密にいうと、「ニートでもリクナビ転職に登録できます」という観点で言うとウソではありませんが、ニートで職歴なしでも転職できるというのは真実ではありません。
ネットの情報に踊らされないでくださいね。中途転職者というのは、一度正社員として就職していて職歴がある人が、途中で会社を退職して、別の違う会社に転職を希望している人のことを中途転職者と呼びます。ということは、派遣やバイト経験者でさえも中途転職者と呼ぶのは難しく、更に職歴がないニートの状態であればリクナビネクストやマイナビ転職はお門違いになります。
もちろん、ニートでもリクナビネクストやマイナビ転職に、職歴欄に記入しないまま登録を進めれば登録自体はできますが、就職できる確率は極めて低いです。だって、リクナビネクストやマイナビ転職に登録している登録者は「ガチの転職者」で、しっかり企業で勤めてきた強者揃いです。企業側からすると、ニート歴がある時点で、書類選考で落とすのは容易に想像できますよね。
ニートに就職サイトはおすすめできない
リクナビやリクナビネクストだけがニートに合わないというわけではありません。就職サイト全般がニートの就職活動には合いません。合わない理由は、就職サイトの仕組みを知れば納得できます。
企業側は、就職サイトに企業の求人情報を載せるために、就職サイト側に「掲載料」という名目で莫大なお金を支払います。莫大なお金を払うということは、企業側もそれなりの人材を探しているということです。
つまり、書類選考上で良さそうな人材をネットで探して、その次のステップの面接でフィルターをかけて人材を選んでいくので、ニート歴があれば、企業側は見向きもしないというのが現状です。
ニートの就職で「未経験OK」は落とし穴!?
でも、たまに就職サイトを見ていると「未経験でもOK」「経験不問」「高卒OK」「年齢不問」といった甘い誘い文句を目にすることがあると思います。注意する点として、「未経験OK」だからといって、「ニートで職歴がなくてもOK」という意味ではありません。
「未経験OK」や「経験不問」は、以前働いていた職種と違っていてもOKですよ、という意味合いです。つまり、正社員としての職歴ありきの「未経験OK」や「経験不問」という意味合いなので、決して「ニートで職歴がなくてもOK」という意味ではないということです。
「高卒OK」であっても、最終学歴が高卒で就職した中途転職者は、転職時でも「高卒」ですよね。「年齢不問」も、例えば、転職する年齢が40歳であったとしても、前の会社で経験を積んできているから、年齢が高くてもいいですよという意味です。
就職サイトのほとんどが、同じような意味で「未経験OK」とうたっていることを頭に入れておきましょう。
ニートのための就職サイトも一応ある
どうしても就職サイトを使って就職活動を進めていきたいのであれば、一つだけ高卒で全く職歴がないニートでも利用しやすい就職サイトがあります。
「Re就活」というサイトです。Re就活であれば、第二新卒や既卒といった、新卒者ではない若者をターゲットにしているので、仕事経験がなくて仕事未経験でも応募しやすい求人が多くあります。
Re就活と提携している企業も、悪く言えば、リクナビネクストやマイナビ転職のような優秀な人材をそれほど期待していないです。これらの企業は、とにかく人材が欲しいと思って、Re就活に求人を掲載しています。その分、ニートにとってはハードルがずいぶん低くなります。
「Re就活」のサイトであれば、唯一ニートであっても利用しやすい就職サイトという点でおすすめはできるのですが、ニート経験があれば、就職サイトは使わない方がいいです。
ニート歴があれば、やはり書類選考で落とされる可能性が高いので、経験すればわかると思いますが、就活中に何度も落とされると、自己否定されて自分の価値がなくなっているような感覚になっていきます。そうなると、「もう就職なんてしたくない」と気が滅入ってしまいます。
何度も落とされることがわかっている就活をするよりも、就職率が少しでも高くて、効率的に就職活動できる方法がニートにとっては大事なのです。なので、「Re就活」のような就職サイトはあくまで、サブのサブぐらいの気持ちで活用するのがいいと思います。
ニートが就職しやすい就活方法
「就職求人サイトをサブのサブで使うとするのであれば、メインやサブとなる就職活動は何なの?」と疑問に思いますよね。これから、高卒ニートにとって、最も就職率の高い就職活動の方法をお教えします。
それは、「アナログな就職活動をすること」です。私は、就職求人サイトをデジタルな就職活動とよく例えに出します。求人サイトは足を使わずにネット上で簡単に就活できるので、その点便利で楽な就活方法です。
一方、アナログな就職活動というのは、少ししんどいですが、自分の足を使って、できるだけ対面で就職相談したり、説明会やセミナーに参加したりすることを、アナログな就活方法と呼んでいます。
実は、アナログな就活方法の方が、企業側の人事担当者ウケがいいのです。書類選考では、いくら優秀な人事担当者であっても、人を見抜くことはできません。しかし、対面で会って、少し話せば、ある程度人を見抜けますし、ネット上の書類よりも対面の方が信頼性が高い情報なのです。
ニートに就職を斡旋してくれる就職支援機関
アナログな就職活動はどういった方法があるのかをご紹介していきます。3つあります。その3つは、「ジョブカフェ」「ハローワーク」「転職エージェント」で、就職先を斡旋してくれます。
ジョブカフェに関しては、地域によって就職先を斡旋していない所もあるので、確実なのはハローワークとtね職エージェントの2つになります。ニートに就職先を斡旋してくれる3つの就職支援機関をご紹介します。
【就職支援機関その1】ジョブカフェ
ジョブカフェは県が運営する若者向けのハローワークのような就職支援場所です。ジョブカフェは現在では46都道府県ほどんどの地域に設置されていますが、サポート内容は、ハローワークと似ていて、就職相談や職業適性検査、履歴書の添削や面接練習、求人の紹介といったことが全てできます。
ハローワークとの違いは、より地域性のある就職セミナーや就職説明会、就職相談会が定期的に実施されるところです。また、ハローワークよりもより気軽に相談できるので、もし、就職相談以外の悩みや相談があるならジョブカフェから利用した方がいいです。ジョブカフェの利用者は若い人が多いです。
【就職支援機関その2】ハローワーク
ハローワークの役割は、上でも少し説明したように、就職相談から職業適性検査、履歴書の添削、面接対策、求人の紹介と全てのことができます。ハローワークは国が運営しているので、情報量としては、どこの就職支援場所や就職サイトよりもずば抜けて多いです。
これは人事の裏側の話ですが、企業側の人事担当者の中には、就職サイトのような有料の求人を嫌う人も多いです。就職サイトに求人情報を載せるよりも、求人の掲載が無料のハローワークやジョブカフェといったところで、就職説明会や相談会に足を運んで、対面で会って話した方が、良い人材が見つかることが多いのです。
企業側としては、人材を見つけるコストも削減できるので、結果として、ジョブカフェやハローワークに足を運ぶアナログな就職活動方法が効率的にいいですよね。
もし、働くことに対する不安がそれほど強くなくて、少しでも多くの求人情報から選びたいという場合は、ジョブカフェではなく、ハローワークから利用した方がいいです。
【就職支援機関その3】転職エージェント
転職エージェントは、提携している企業と利用者をマッチングしてくれて、利用者に合った企業を斡旋してくれるサービスです。
流れとしては、まず対面で相談するところから始まります(ウェブで面談日を予約するのが先)。面談では、どのような職種でどういう会社がいいなどの希望を聞いていきます。面談後、職業適性検査なども合わせた上で、プロの目線で「こういった職業や、こういった会社はどうですか?」と一緒に会社選びを手伝ってくれます。
エージェントは毎日のように、企業側の人事担当者と話したり、会社に実際に訪問したりして情報収集しているので、利用者の希望や人柄、性格を把握できれば、どんな雰囲気の会社がこの人には合っているなと判断できてしまいます。
エージェントが斡旋してくれた求人がよさそうな案件であれば、その会社の面接をセッティングしてくれますが、もちろん面接に受からないと就職できません。面接で上手くいくための面接練習も転職エージェントで対策してくれます。
ニートの就職先の見つけ方【最速・最適・高確率】
ハローワークやジョブカフェは行政の機関なので、基本的には「この会社があなたに合っていると思いますよ」というアドバイスはできません。行政が特定の職種や会社を斡旋できないのはイメージとしてはわかりますよね。
また、ハローワークは就職先の斡旋を行っているとは言え、やっているのは面接の調整くらいです。求人を選ぶのはあくまであなた自身。求人選びに関与はしません。その分、莫大な求人数がある求人検索機の前で、どの求人も同じに見えてしまい、就職活動がはかどらずに困る人は多くいます。
ニートの就職先の見つけ方としては、ハローワークやジョブカフェと言った公共機関は時間がかかりすぎるので、最適ではありません。平均しても就職が決まるまでに3か月以上かかってしまいます。
ニートの就職方法で最も最速で内定をもらえて、優良企業に就職できる方法は転職エージェントの利用です。転職エージェンとを利用した場合、就職までのスピードは早い人で1週間。平均で3週間で決まる人が多いです。また、就職成功率も高く、8割以上の就職率のエージェントは珍しくありません。96%の就職率を誇りエージェントもあるくらいです。
また、ハローワークで求人を探した場合、ブラック求人が混ざっている確率も転職エージェントと比べて高いので、できるだけ良い環境の会社に就職したいとなると給与面や待遇面で考えても転職エージェントから紹介される求人の方が良いことが多いのです。
ハローワークなどの公共就職支援機関は、無料で求人を掲載することができるので、必要最低限の労働条件で書かれることが多いです。しかし、転職エージェントは民間企業なので、特にリクルートのような大手企業になると、利用者が多く集まるように、提携企業の求人内容を交渉して給与面や待遇面、労働環境を上げる努力をしています。
転職エージェントを利用して就職した方が離職率が低いという統計も出ていて、3年以内の離職率が10%以下のエージェントも珍しくありません。
【就職Shop】リクルートの就職エージェント
一番最初の方でご紹介した「就職Shop」という就職エージェントを覚えていますか?ニート歴がある場合は、就職Shopなどの新卒者・転職者以外の層をターゲットとした就職エージェントを利用した方がいいです。実は、私の就職が決まったエージェントは就職Shopです。これまで10社以上の就職エージェントを利用してきましたが、就職エージェントの質が群を抜いて良かったです。
特徴 | ★求人の質・量ともに満点★ ☑ 提携企業数8,370社 ☑ 提携企業を100%訪問取材 ☑ 利用者数10万人以上 ☑ 書類選考なし ☑ 未経験歓迎求人が中心 | ||
メリット | ☑ 希望により近い求人を紹介 ☑ 就職までのスピードが早い ☑ 求人の質が良い ☑ カウンセラーの質が高い | ||
デメリット | ☑ 拠点が関東と関西に偏ってる ☑ 研修やセミナーがない | ||
向ている人 | ☑ 幅広く求人を紹介してもらいたい ☑ できるだけ希望に合わせて欲しい ☑ 早く良質な会社で働きたい | ||
拠点 | 東京(銀座、新宿、北千住、立川)、神奈川、千葉、埼玉の大宮、大阪、兵庫、京都 | ||
まとめ
・リクナビネクストとリクナビエージェント中途転職者用
・就職サイトの「未経験OK」は、「職歴なしでニートでもOK」という意味ではない
・ニートが就職サイトを使うとすれば「Re就活」が使いやすい
・ニートはハローワークや転職エージェントを使うべし
学校を卒業して就職していない間、いろいろ悩んだと思います。ニートってなりたくてなったわけじゃないですもんね。私もニート時期はとても辛かったです。しかし、高卒後1年間は、人生の中でみると、ほんの少しのつまづきです。まだ若いので絶対に大丈夫です。
ネットでいろんな情報を見るかもしれませんが、今の時代は、ニートになってしまっても就職しやすくなっています。ちょっとのつまづきがあっても、また真剣に就職したいという意思があれば、ニートの空白期間を気にしない会社なんて山ほどあります。
小さなつまづきは、すぐに起き上がれば修正はききやすいです。しかし、期間が経てばたつほど起き上がりにくくなってしまいます。それを防ぐためにも、これまでご紹介した方法を実践してみて、就職を手にしてください。あなたを必要としている会社は必ず存在します。