人と関わらない仕事を20代が探す方法とは?
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「私は出来るだけ人とは関わらない仕事をしたいけど、20代の若いうちに沢山失敗して、いろいろ経験して人と関わる仕事をした方がいいのかな。。」「コミュニケーション能力を鍛えて、克服するのって意味あるの?」と悩んでいませんか?
現在28歳。大学中退後、しばらくニート期間を過ごして短期バイトや派遣を続けていくが、25~26歳まで再度ニートになってしまう。合計2年のニート歴がある中、26歳で就活を始め、秘書の正社員として就職する。同じ悩みを持つ方に向けて役に立つ情報を配信中。
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色々な悩みがあると思いますが、大丈夫です。引っ込み思案でコミュ障の私でも、フリーターから正社員就職し、今安定して幸せに働くことができています。
この記事では、既卒未経験でも可能な人と関わらない仕事や、自分が苦手なコミュニケーションの種類・状況を知る方法、短期離職経験があっても既卒でも自分に合う仕事を見つけられる方法をご紹介します。
自分に合った仕事探しは悪いこと?
「若いうちは色んな仕事をするべきなの?」「嫌なことから逃げずに、コミュニケーション能力を鍛えた方がいいのかな。。」と悩んでいる方もいるかもしれません。
でも、無理に自分に合わない仕事をしてコミュニケーション能力を意識することは、本当に必要なことなのでしょうか?
ちなみに、私も過去に就活が上手くいかなくて引きこもりになったり、仕事が合わなくて短期離職したりという辛い経験がありますが、できれば「どん底を味わうことなく、早く心穏やかに過ごしたかった。。」というのが本音です。
私は人と関わるのが苦手に思っていましたが、自分に合った環境で、今とても幸せに働いています。あなたも、
☑自分が苦手なコミュニケーションの種類・状況を知る
☑コミュニケーションが苦手でも、環境が整えばチャレンジできる可能性を知る
☑相談に乗ってくれる場所の存在を知る
☑既卒でも自分に合う仕事を見つけられる方法があることを知る
上記の知識を知っていれば、きっと自分に合う道を見つけられるはずです。
20代未経験でも人と関わらない仕事ができるおすすめの仕事は?
「できるだけ人と関わらない仕事を教えてほしい」「おすすめの仕事ってあるのかな?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
出来るだけ人とは関わらない仕事を軸に就活している方は、工場・トラックの運転手・配達などの求人もよく目にすると思います。
もちろん、「人と関わらない仕事」だけを考えると選択肢は出てきますが、それだけではある程度稼ぐことができる仕事であるかはわかりません。そこで、
☑高卒でも可能
☑未経験でも可能
☑ある程度の収入が見込める
以上の条件を考慮した上で、人と関わらない仕事をご紹介します。
人と関わらない仕事その1:エンジニア
近年注目されているのがIT業界です。将来性もあり、人手がまだまだ足りていない伸びしろの大きい業界です。
エンジニアの仕事として、大きく開発系のプログラマと運用・保守系のインフラエンジニアの2つをピックアップします。
プログラマ(PG)
プログラマは、詳細設計に基づきプログラムをつくる仕事です。パソコンで作業することが好きで、数学や理系科目が得意な人に向いています。
未経験であっても採用してくれる会社が多いのは、IT系の応募条件で最も重要視されるのが「年齢」だからでしょう。スキルアップし高給になることも多いです。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、インターネット環境や作ったシステムを保守・運用する仕事です。機械が並んだ部屋でサーバーに不具合がないかを見守るのがメインの仕事です。
IT系職種の中で一番未経験でも始めやすいのがインフラエンジニアです。資格を取得していけば昇給できますし、仕事内容もそこまで難しくはないです。文系でもコツコツと取り組むことができる人なら向いています。
人と関わらない仕事その2:施設内警備員
実は、女性警備員も増加傾向にあり、30歳未満の女性比率は約15%にもなります。
最もおすすめなのが「施設内警備」です。事務所や工場、商業施設などに常駐し対応しますが、体力に自信がない人でもオフィスビルは歩く距離も少ないので勤務できます。
セキュリティの意識も高まっているため、安定的な需要が見込まれています。現場で経験を積みながら、専門の資格を取得して専門性を高めていくことで、キャリアアップできます。
⇒職歴がなくてもOK!未経験から警備員に正社員就職する方法とは?
人と関わらない仕事その3:ビルメンテナンス
ビルメンテナンスはオフィスビルや商業ビルなどにおいて、電力設備、空調設備、給排水設備などの運転・調整や管理を行い、トラブルに対処します。
ビルメンテナンスは体力が必要ですが、専門的な技術職です。保有すべき専門資格が多数あり、
1)二級ボイラー技士
2)危険物取扱者乙種4類
3)第二種電気工事士※あると就職に有利
4)第三種冷凍機械責任者
この上記4つの資格があれば、かなり専門性は高いです。
人と関わらない仕事その4:通関士
「通関士」は、貨物の輸出入の際の手続の専門家です。法令に基づき税関に提出する通関書類の審査などを行います。
通関士は国家試験に合格する必要があり、各試験の満点の60%を取れば合格です。ただ合格率は10~15%程度と難関資格と言えます。
その5:電気、ガス、水道の検針員
検針員とは、担当地域の各家庭などを定期的に巡回し、電気やガス、水道のメーターの数字を読み取って、郵便受けに伝票を入れるのが仕事です。
仕事内容も簡単な割に給与は高めなのですが、雨天時関係なく点検しなくてはいけないので大変な時期もあります。
20代で人と関わらない仕事を家ですることはできる?
「人とできれば極力関わりたくない。。」という人は、在宅での仕事を考える人も多いと思います。仕事だけにひとりで集中できるという点では、おそらくメリットは大きいでしょう。
・作家
・漫画家
・小説家
・ハンドメイド作品の制作販売
・音源・動画制作系
・翻訳家
・フリーライター(Webライターなど)
・データ入力
・ポイント・アンケートモニター
・文字校正・校閲
・Webデザイナー
・在宅ワーカー(せどり、アフィリエイト、Youtuber)
・投資系(FX、株、トレード)
・内職
ただ、特に在宅での仕事は収入が不安定になることが多いです。内職やポイント・アンケートモニターなどの仕事では、一定のお金を稼ぎ続けるには単価が安いですし、投資系や起業は初期段階で資産がないと始められません。
仕事が合っていなくてつらい原因は?
ただ、コミュニケーションの悩みがない人からは「若いうちから誰でも出来るような仕事をして、人と関わらないことは良くないんじゃない?」「嫌なことから逃げずに、若いうちに沢山失敗した方がいいよ」などと言われることもあるかもしれません。
無理にでもコミュニケーション能力を鍛えるべきなのか?と悩んでいる20代の方も、多いと思います。
これはあくまで自分の経験談ですが、たくさん失敗することって本当に辛いです。。本気で心が折れそうになりますし、折れてしまっては意味がないと思います。
仕事が上手くいく経験があれば、自分に自信も持てるので、私は前よりも前向きに生きられるようになりました。
コミュ障にも種類がある!?
どんな仕事でも仕事をする上でコミュニケーションが必要となる場面はあります。
ただ、どんな場面でコミュニケーションが必要になるかは、仕事によって違います。同時に、コミュ障の中でも苦手と感じる場面は違うのです。
例えば、以下の方は、それぞれ自分のことを「コミュ障」だと思っている方です。
☑「みんなのように面白い話ができない。」
☑「自分から声をかけられない。」
☑「一対一でゆっくりと打ち解けるタイプのコミュニケーションはまだできるけど、グループでの会話は本当に苦手。」
☑「雑談ができないし、不器用。でも友達や親しい人となら普通に話せる」
私の場合は、親しい人となら普通に喋れるけれど、大勢の前だと緊張してしまいます。
⇔内輪でないと上手く話せない
☑1対1のコミュニケーションが苦手
⇔大人数のコミュニケーションが苦手
☑雑談はできる
⇔内容が決まっていれば話せる
こんな風に、人それぞれなのです。漠然とコミュ障だと感じて不安になるお気持ちはよくわかります。でも、私も経験上、コミュニケーションの中でも得意・不得意があると割り切れば、楽になりました。
そして、「コミュニケーションの無さが原因で仕事が続かないんだ。。」とコミュ障をひとまとめに考えようとせず、職場や職種などを考える時に、「コミュ障の自分」が出ない環境を選ぶのも一つの選択です。
コミュ障でも長く続けられる仕事探しのコツとは?
「もしかしたら、無理をしなくても生き生きと働けるのかもしれない!でも、こんな状態で就活してちゃんと成功するのかな?」「短期離職をした既卒フリーターでも、正社員として就職したいというのは高望みかな?」そう考えている方もいらっしゃると思います。
先ほどもお伝えしましたが、大丈夫です。私は、既卒フリーターから26歳で正社員就職し、長く働くことができています。
これにはポイントが3つあります。
【ポイント1】自分に合う職種を見つけること
私は一度、倉庫での在庫整理の仕事で正社員として働いたことがあるのですが、2ヵ月で短期離職してしまいました。体が強い方ではないのに、事務作業だけでなく、倉庫内での力仕事もやらないといけなくなってしまったからです。
この働き方で将来ずっと続けていけるかがとても不安で、私は続けることはできませんでした。
【ポイント2】自分に合う会社を見つけること
自分に合った職種だったとしても、居心地の悪い会社だと、長くは続けられません。
チクチクするようなこともしょっちゅう言われていたので、打たれ弱く気にする性格の私にはかなり辛く、人間関係的にも長くは続けられないと思いました。。
【ポイント3】ホワイト企業を狙うこと
厚生労働省の調べによると、初めて勤務した会社をやめた理由は、
「人間関係がよくなかった」 26.9%
「賃金の条件がよくなかった」 23.4%
「仕事が自分に合わない」が 20.1%
となっており、「人間関係がよくなかった」と「仕事が自分に合わない」を抜いて、「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」がトップです。
ちなみに、1年未満に離職した人に限定すると「人間関係がよくなかった」と回答した割合が最も高いですが、いずれにせよ、これらの原因をしっかりおさえて就職することが、長続きのポイントです。
【2】自分に合う会社を見つけること
【3】ホワイト企業を狙うこと
ただ、この3つを自分ひとりの力でクリアするのはかなり難しいです。
客観的に自分を分析するのは誰でも難しいですし、自分に合う会社かどうかは、求人票を見るだけではイメージがつかないです。自分でブラック企業かどうかを見抜くのは、もっと困難です。
例えば、求人サイトなどで就活をしている場合、簡単に検索できて応募できる手軽さはありますが、自分に合った職場なのかどうかが全くわかりません。
では、どうすればいいのでしょうか?答えは、その道のプロに相談することです。
20代の既卒が自分にあった職種を探せる就活方法とは?
自分はコミュ障だと感じている既卒・フリーターの方に、私がおすすめしたい就活方法は、就職エージェントの利用です。
まず就職エージェントは、カウンセリングを行った上で自分に合った求人を紹介してもらえる就職支援システムです。
カウンセリングは一対一で行うので、求職者一人ひとりの事情や性格をしっかり把握してくれます。エージェントさんは話を引き出すプロなので心配いりません。
これから紹介する私が実際に利用して本当に役に立った就職エージェントの担当の方は、とても親身になって相談に乗ってくれました。
これらの就職エージェントは、求職者に紹介する企業を事前に訪問し話をしているので、会社のことを細部にわたって把握しています。
求人票の条件のみでなく、会社のカラー・社風、どんな制度があるか、上司はどんな人か、同僚の雰囲気は?など、どんな会社かをしっかり理解しているのです。
つまり、求職者と会社、どちらのことも理解しているので、求職者に合う求人を紹介できますし、ミスマッチも起こりにくいのです。
また、会社の内部事情を調べる時点で、求職者に紹介できない会社は排除されています。事前にブラック企業に当たってしまう確率を限りなく下げてくれるので、就職後も定着率が高く、長く続けられる可能性も高いです。
・紹介する会社の内部まで把握しているため、自分の雰囲気に合った職場をピックアップしてもらえる
・事前にブラック企業が排除されているため、定着率が高い
・面接もしっかりサポートしてくれる
フリーター・既卒専門の就職エージェントは全国に8社ありますが、
今回はこの中から、これらは私が実際に経験して「ここはおすすめできる!」と実感した就職エージェントをご紹介します。
その1「就職Shop(就職ショップ)」
就職ショップは提携している企業の職種も幅広いです。もちろん、会社には100%訪問し取材しているため、私が実際に紹介してもらった求人の質もかなり高かったです。
詳しくは、就職shopにニートが行ってみた体験談を読んでみてください。
その2「第二新卒エージェントneo」
第二新卒エージェントneoは、15,000以上の豊富な求人をもっており、面談では他のエージェントの2~3倍の求人を出し惜しみなく出してくれます。
もちろん、連携している会社は100%事前に訪問し、チェック済みです。
第二新卒エージェントneoに既卒ニートが行ってみた!体験談も参考にしてみてください。
その3「プロエンジニア(プログラマカレッジ)」
「IT関連の仕事・エンジニア」を狙って就活したい場合は、このプロエンジニアが一番よかったです。プログラミングスクールを運営する、IT専門の就職・転職エージェントで、スクールから就職支援まで一貫して頼ることができます。
正直、IT業界は未経験だと厳しいのですが、プロエンジニアは既卒で未経験でも就職成功率が96.2%と圧倒的に高いです。
無料で受講できる上に、途中でやめても一切のキャンセル費用や違約金はありません。有料のスクールもあるのですが、プロが教えるプログラマカレッジは圧倒的に質が高く、コスパの良さはナンバーワンです。
興味がある方は、プログラマカレッジ(プロエンジニア)暴露体験談も参考にしてみてください。
以上3つは自信をもっておすすめできますが、ネットで検索してみて上位に出てくるエージェントなのに、利用してみると微妙だということもありました。
もし自分に合わないと感じたら違うエージェントを試してみるのがよいでしょう。
私も、実際に行ってみてあんまり良くなかったな、、と思った経験があるので、よければ参考にしてみてください。
ちなみに、「あなたは既卒フリーターなんだから、飛び込み営業のような求人しかありませんよ」などと誘導してくるような就職エージェントは、質の悪い就職エージェントなのでおすすめしません。
就職エージェントの他に高卒の利用すべき支援施設とは?
上記の就職エージェントと併用して、利用すると良い施設があります。それが、ハローワークです。
ハローワークは国が運営する就職支援施設で、各都道府県にあります。
ただ、既卒フリーターの若い方には、若年層を対象としたハローワークを利用することをおすすめします。
新卒応援ハローワーク
「新卒応援ハローワーク」は既卒3年以内を対象とした就職支援機関です。国は若年層の就職支援に力を入れており、その拠点となるのがこの施設です。
専門の相談員が、個別に担当制で就職に関する相談に乗ってくれます。自己分析や企業分析、志望理由書やエントリーシートの添削、面接対策などきめ細やかにアドバイスがもらえるのがメリットです。
スキルアップのためのセミナーや講座も定期的に開催されており、就活全般の情報が集まっているので参考になりますし、地元に密着した求人が集まるのもポイント。
また、全国の求人を扱っているので、求人数は断トツです。既卒3年以内なら「新卒枠の求人」も紹介してもらえます。
わかものハローワーク・わかもの支援コーナー
「わかものハローワーク」「わかもの支援コーナー」は、おおむね45歳未満を対象に、就活支援サービスを提供している公的機関です。
基本的には新卒応援ハローワークと同じような内容で運営されており、フリーターも対象です。
ジョブカフェ
ハローワークとは違うのですが、公的な就職支援機関はまだあります。国ではなく、各都道府県が運営する「ジョブカフェ」です。
正式には「若年者のためのワンストップサービスセンター」という名称で、だいたい35歳前後までの若者を対象とした就職支援サービスです。
役割は新卒応援ハローワークやわかものハローワークとほぼ同じですが、よりその都道府県に特化しています。
地域に特化した求人だけでなく、都道府県が運営しているからこそできる「地元密着」型のイベントも多数あり、その地域に多い職種や求人に合わせて、セミナーや講座を開催しています。
地域によっては、国と都道府県が連携して、一つの大きなワンストップサービスの就職支援施設をつくっているところあり、情報が集約されていて利用しやすいところもあります。
公的な就職支援サービスで注意すべき点
ただ、私もハローワークは利用しましたが、書類選考や面接で上手くいかないことが多かったです。
ハローワークは、求人数が圧倒的に多い分、すべての求人の内情を把握することは不可能です。そのため、相談員は求人票からの情報しか伝えられません。
そして、ハローワークは公的機関のため、個人的な思想などを交えて紹介することはできません。「こっちの方がいい」と条件以外の理由でアドバイスすることはできないのです。
大事な3つのポイントのうち、会社の内情を理解する・ブラック企業を見抜く、というポイントを押さえることができないため、求人を信用しすぎないよう注意しましょう。
ただ、「人慣れしたい・場数を踏みたい」「自分のことを損得なしに客観的に分析してもらいたい」など意図があれば、活用しやすい施設です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。