人と関わらない仕事は高学歴じゃないとできない!?
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「コミュ障だから人と関わらない仕事がしたい。」「でも、学歴無し、目立った資格無し、職歴無し。。どういう仕事に向いていて、どういう仕事をしたいかも分からない。。高学歴じゃないと仕事は選べないの?」そんな風に悩んでいませんか?
現在28歳。大学中退後、しばらくニート期間を過ごして短期バイトや派遣を続けていくが、25~26歳まで再度ニートになってしまう。合計2年のニート歴がある中、26歳で就活を始め、秘書の正社員として就職する。同じ悩みを持つ方に向けて役に立つ情報を配信中。
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私も、一体何から手を付けたらいいのかわからず、引きこもりのニート期間も経験しました。
でも、大丈夫です。そんなどん底の私でも、既卒から26歳の時に正社員就職することができました。
この記事では、何から始めればいいのかわからない、と迷っている既卒フリーターの方に、
☑高学歴じゃなくてもできる「人と関わらない仕事」
☑既卒フリーターから自分の希望の職種で正社員になるための方法
などを、実際の私の経験をふまえてご紹介していきたいと思います。
人と関わらない仕事って高学歴でないと選べない?
「コミュ障だから人と関わらない仕事がしたいけど、フリーターって選べる立場じゃない?」「やっぱり高学歴でないとだめ?」と悩んでいる方もいるかもしれません。
でも、安心してください。高学歴でなくても、人と関わらない仕事で正社員になることは可能です。
フリーターは気楽だけど、、?
「バイトしか経験がないけど、フリーターって気楽だったんだよな。。」と感じていた方もいるかもしれません。ただ、非正規雇用と正社員の違いは、認識しておくべきです。
アルバイトや派遣社員など、正社員以外の雇用形態で働く人のことをフリーターと言いますが、この非正規雇用として働く人たちは、いつ契約を切られても仕方がない状況で働いています。
コロナ禍でも話題に上がりましたが、不景気になった時にシワ寄せがくるのは、雇用が有限な非正規雇用の層なのです。
他にも非正規の場合は、賃金が上がりにくい傾向にありますし、「退職金制度」や「財形制度」などが適用されにくい傾向もあります。企業で行う教育訓練の実施状況も異なります。
厚生労働省「平成30年就労条件総合調査 結果の概況」
厚生労働省「平成 26 年就業形態の多様化に関する総合実態調査の概況」
厚生労働省「正社員?フリーター?何が違うの??」
厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」
学歴なしの場合、資格がないと正社員は厳しい?
「やっぱりフリーターではなく、正社員になりたい。でもこれまでずっとフリーターだったから、ちゃんと就職できるか心配。。」「先に資格を取っておいた方が正社員就職に有利になるなら、おすすめの資格を教えてほしい」と思った方もいるかもしれませんが、必ずしも資格が有利になるとは限りません。
下の図はリクナビNEXTが行った「未経験者を採用するなら何歳までか」という調査の結果ですが
23歳頃を境に、未経験を採用すると答えた企業の割合が減っています。これは、年齢が高くなればなるほど就職できる確率が下がる、ということを示しています。
未経験でも若ければ受け入れてもらいやすいので、正社員就職への一番の近道は就活です。
高学歴じゃなくてもOKな「人と関わらない正社員の仕事」とは?
では、高学歴じゃなくても大丈夫な「人と関わらない仕事」かつ「正社員として働くことができる仕事」とは一体何なのでしょうか?
・工場作業員
・新聞配達員
・清掃員
・インフラエンジニア
・プログラマ
・ドライバー(配送・配達)
・自動販売機のドリンク補充スタッフ
・タクシードライバー
・電気・ガス・水道の検針員
・ビルメンテナンス
「お客様や取引先はもちろん、職場の人とも関わるのは苦手」という場合は、自分1人でできる仕事が向いています。上記は、
☑社内の人と一緒になる時間が短い
☑チームプレーで行う業務がほとんどない
☑主に社外で業務を行う
これらの条件に合います。社外での関わりがなく、社内でも人との交流がない・少ない仕事がいいという方は、検討してみてください。
高学歴じゃなくてもできる「人と関わらない仕事」おすすめ4選
ただ、「正社員」という条件だけに注目して仕事を選んでも、長く安定して仕事を続けられず、やめてしまうことになっては意味がありません。そこで、以下のポイントを押さえておく必要があります。
1:将来性がない職種を選ばない
将来、機械化・AIに奪われてしまう仕事を選ぶと、早くて数年後に解雇されることもありえます。今までの経験も活かしにくく、その後の転職先も見つかりにくいです。
2:スキルが身につかない職種を選ばない
時間をかけても経験やスキルが身につかない仕事は、誰でもできる仕事です。特に単純作業はその典型で、力仕事などは若くて安い賃金で雇える人を雇ったり、機械に取って代わられる可能性もあります。
3:離職率が高い職種を選ばない
離職率が高い職場・職種は、簡単に就職できる傾向にあります。ただ、安易に選んで短期退職することになれば、その後の転職は難航してしまいます。
4:給与が低すぎる職種を選ばない
中には、家賃を払えない程低い給与の職種もあります。少なくとも自分の生活を維持していけるだけの安定した給与も必要です。
上記の4つが、正社員を長く続けられる仕事選びの重要なポイントと言えるでしょう。
その1:エンジニア
今注目のIT業界は、将来性も抜群で年収も安定しています。実は高学歴だとそれなりに認められやすい風潮があるのですが、高卒で未経験の場合でもホワイト企業に就職する方法もあります。
「IT業界なんて、理系じゃないと無理なのでは?」と思う方もいるかと思いますが、
開発系。理系の人で数学や理系科目が得意な人が向いている
【インフラエンジニア】
保守系。文系で常に応用力が求められるよりもマニュアルに沿ってコツコツ仕事をしたい人に向いている
上記のように、大きく分けて2種類あります。プログラマは車を作る仕事で、インフラエンジニアは道路を作る仕事というイメージです。
プログラマ
プログラマは、プロジェクト毎に決められた詳細設計に基づいて、プログラムを作成する仕事です。プログラミング言語と呼ばれるコードで、コンピューターが処理可能な命令を書いていきます。
コツコツ作り上げていく作業なので、黙々と仕事に打ち込むことができますし、スキルアップすれば高給も狙えます。最近では残業時間がほとんどないホワイト企業も増えているので、働きやすい環境も選べます。
【運用・保守系】インフラエンジニア
インフラエンジニアは、インターネット環境が正常に動いているか、作ったシステムがちゃんと機能しているかを機械が並んだ部屋で見守り、ランプが点滅したらそこで確認作業をして対処する仕事です。
IT系職種の中では未経験でも始めやすいのがインフラエンジニアです。不景気でも未経験を積極的に採用している職種で、将来性もあります。
また、資格を取得していけば昇給していくので、給与も良いです。仕事内容も難しくないので、高学歴かは関係なくスキルも身につきます。ほとんど人と関わらない仕事で、離職率も低く働きやすいと言えます。
その2:ビルメンテナンス
ビルメンテナンスはオフィスビルや商業ビルなどにおいて、電力設備などの運転・調整や管理を行い、トラブルに対処します。
体力的には大変ですが、技術的な専門職のため人気があります。ビルメンの資格は高学歴かどうかは関係なく取れます。
1)二級ボイラー技士
2)危険物取扱者乙種4類
3)第二種電気工事士※あると就職に有利
4)第三種冷凍機械責任者
この上記4つの資格を持っていれば、かなり専門性が高まります。ただ、資格がなくても就職できるので、就職後に資格を取得する方が効率が良いでしょう。
その3:施設内警備員
警備員には様々な種類がありますが、あまり人と関わらない仕事で最もおすすめなのが「施設内警備」です。
(施設)警備員は、顧客の事務所や商業施設などに常駐し、事故や火災、不法侵入などの防止、早期発見、対応を行う仕事です。
社会的なセキュリティ意識の高まりもあり、安定的な需要が見込まれているので、将来性もあります。
現場で経験を積みながら資格を取得して専門性を高めることがキャリアアップにつながるので、高学歴かどうかは必要とされません。
たとえばオフィスビルの警備の仕事は、警備室の中からモニターで監視する仕事がメインです。決められた時間の施設内巡回などもありますが、例えばオフィスビルの警備員は歩く距離が少ないので、そこまで体力的にキツイ仕事ではありません。
既卒フリーターから自分の希望の職種で正社員になるための方法とは?
「では、実際に既卒フリーターから就職するにはどう動けばいいの?」と思われている方は、既卒就活の成功のカギを押さえておきましょう。
実は既卒就活の場合、自分ひとりで動くのはかなり大変です。公的機関も含め、以下のようなサポート機関があります。
その2:わかものハローワーク・わかもの支援コーナー
その3:ジョブカフェ
その4:就職エージェント
既卒の就職支援機関その1「新卒応援ハローワーク」
ハローワークは各都道府県にある、国が運営する公的な就職支援サービスの施設です。誰でも利用することが可能なので、既卒の方も利用できます。
ただ、近年は国が若年層を対象に就職支援のバックアップを手厚くしており、既卒3年以内の若者を対象に、就職支援をしている機関があります。
新卒応援ハローワークには、既卒にも適用される以下のような特徴があります。
・ジョブサポーター(新卒専門の相談員)が担当制で受け持ってくれるため、既卒就活の始め方がわからず困っている人も一から教えてもらえる。
・地域の中小企業と連携しているので、地元に密着した求人が集まりやすい。地域によっては、既卒でも地元の会社の採用担当と直接話ができる機会もあり、内定につながる
・地元の求人だけでなく全国の求人も見ることができる
・新卒枠の求人も紹介してもらえるため、求人の選択肢が広がる
既卒の就職支援機関その2「わかものハローワーク・わかもの支援コーナー」
「わかものハローワーク」「わかもの支援コーナー」は、おおむね45歳未満を対象に、就活支援サービスを提供している公的な機関です。既卒3年を過ぎている場合は、こちらを利用できます。
基本的には新卒応援ハローワークと同じような内容で運営されています。自分が利用したいメニューを選んで、既卒就活で内定をとるために活かしていくことができます。
・相談員の方に就職に関することは、既卒でも一からサポートしてもらえる
・全国の求人を検索することができるため、内定できる求人の幅が広がる
・地元企業の担当者と直接話せる面接会や合同説明会が企画されることもある
既卒の就職支援機関その3「ジョブカフェ」
正式には「若年者のためのワンストップサービスセンター」という名称で、国ではなく都道府県が主となって運営しています。
役割はハローワークとほぼ同じですが、都道府県が運営しているので、見られる求人はその都道府県に限定されます。ただ、ハローワークと同じ場所に設置されている地域のジョブカフェでは、求人も全国で検索することが可能です。
また、都道府県が運営しているからこそ、ジョブカフェは地域の特色が強く出ていることが多いです。その地域に多い職種や求人に合わせてセミナーや講座を開催していたりします。
特に地元企業への内定を狙っている既卒の方はハローワークと同様におすすめの就職支援サービスといえます。
既卒の就職支援機関その4「就職エージェント」
それは、既卒用の就職エージェントの利用です。私の経験上、この方法が既卒からの就職成功率・断トツのNO.1です。
実際に、既卒ニートで資格や経歴がない私でも、既卒用の就職エージェントでは自分に合った条件の求人を紹介してもらうことができました。結果的に、その中の求人から今の職場を見つけて内定し、正社員就職しています。
既卒が就職エージェントを利用した方が良い理由
就職エージェントは、求職者とのカウンセリングを通して、エージェントが持っている求人の中から求職者に合ったものを選んで紹介する、というシステムです。
事前に条件や自分の希望などを考慮してもらえるので、「ここは条件に合わず応募できない。。」「ここは実際にはどんな会社なんだろう?」など色んなことを検討しながら自分で選び、応募するという手間が省けます。
また、エージェントが求職者に紹介する求人は、事前に企業を訪問・取材して、会社のことを把握しています。双方の相性を客観的に見た上で求職者の希望に近い求人を紹介できるので、ミスマッチが起こりにくいのもメリットです。
会社の社風や上司の性格など、ただ求人を見るだけでは分からない部分を知っているので、本当に求職者の希望や性格に合っているのかを判断できます。
既卒が内定のために利用すべきなのは既卒用の就職エージェント
就職エージェントは様々な種類があり、業界で約2万社存在します。
その中でフリーター・既卒専門の主な就職エージェントは、全国で以下の8社です。
ちなみに、就職エージェントは自分で求人を検索できないので、求人選びを全部自分で進めたいという人には向いていませんので、おすすめしません。
また、質の悪いエージェントを選んでしまった場合、求職者の希望とは違う求人を勧めてくる可能性が高いので、既卒就活においてのエージェント選びは慎重になるべきです。
では、どの就職エージェントを使えばいいのでしょうか?私が実際に体験してみた結果がこちらです。
詳しく説明する前に、ニート経験者でコミュ障の私が、今長く働くことができているもう一つの理由をお伝えしたいです。
既卒で高学歴じゃなくても、ホワイト企業の正社員を選べる方法とは?
私は、コミュ障でも「人と関わらない仕事」でなくても、今のところ問題なく働けています。でもそれは「ホワイト企業」で働きやすい環境であることがとても大きいと思います。
既卒を支援する公的機関の落とし穴
新卒応援ハローワーク、わかものハローワーク、ジョブカフェは、就職活動に関しての情報がそろっている場所なので、既卒の方も利用すべき公的な施設です。
ただ、既卒がこれらの公的機関を利用する上で注意すべきなのは、ブラック企業の求人が紛れ込んでいる可能性が非常に高いという点です。
【理由1】ハローワークの相談員は、全国から集まる膨大な求人のすべてを把握することは不可能です。また、企業と直接話す機会もありません。つまり、企業の内部事情が分からないので、紹介できるのは求人票の部分のみです。
【理由2】国が運営する公的機関のため、どこかの会社に肩入れしたり、特定の職種や企業を求職者に勧めたりということはできません。そのため、アドバイスはするけれど最終的には自力で求人を選ぶ必要があります。
公的な機関だからこそ注意すべき点があるということを覚えておいてください。
既卒の就職エージェントなら頼りになる!
では、既卒の就職エージェントが紹介してくれる求人はどうでしょうか?
就職エージェントは事前にブラック企業を排除しているため、就職後も定着率が高くなります。事前に会社に訪問・取材し、中の事情を把握しているので、求職者に紹介できないようなブラック企業は紹介する求人から排除されているのです。
求職者自身が会社の中を把握するのはかなり難しいので、自分で探すよりもブラック企業を選んでしまう確率がぐっと下がります。
特に就職shopは、既卒でも優良企業に内定する確率が最も高いエージェントです。私も就職shopで紹介してもらった求人で、内定をとり、正社員就職できました。
企業には100%訪問し取材しているため、ブラック企業は事前に排除されています。私が実際に紹介された11件の求人の質もかなり高かったです。
詳しくは、就職shopにニートが行ってみた体験談を読んでみてください。
プログラマカレッジ
また、もしエンジニアになりたいと考えている方は、「プロエンジニア(プログラマカレッジ)」が良かったので、一度検討してみてほしいです。
プロエンジニアはIT専門の就職・転職エージェントとしてかなり質の高いエージェントで、プログラマカレッジというプログラミングのスクールを運営しています。
既卒で未経験の私では、IT系の求人に応募しても就職成功率がゼロに近く、内定が出そうな会社はブラック企業で研修なしなど働く環境は悪い、というような状況でした。
プロエンジニアは、紹介できる求人数が業界では断トツNO.1。だから、あまりにも残業時間が多い会社の求人などを自分で除いても、応募できる求人がたくさんあります。
また、求人の質にもこだわっていて、ブラック企業を徹底的に排除し厳しい審査を通った優良企業を紹介してくれます。
就職後の定着率95%で、内定させるだけでなく質の高い就職サポートをしてもらえるので、既卒のIT系の就職はプログラマカレッジに頼るのをおすすめします。
ちなみに、店舗があるのは東京ですが、現在はコロナ予防でオンライン受講も可能です。
興味がある方は、プログラマカレッジ(プロエンジニア)暴露体験談も参考にしてみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。あなたの既卒就活が上手くいき、内定をとれることを願っています。