人と関わらない仕事で高収入な職種とは?
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「倉庫に勤めているけど、癖のある人もいて人に疲れてしまっている。。人と関わらないでやれる高収入の仕事があれば、教えてほしい」「でも、資格もないし自分が何をしてよいかわからなくなってしまっている。。」と悩んでいませんか?
現在28歳。大学中退後、しばらくニート期間を過ごして短期バイトや派遣を続けていくが、25~26歳まで再度ニートになってしまう。合計2年のニート歴がある中、26歳で就活を始め、秘書の正社員として就職する。同じ悩みを持つ方に向けて役に立つ情報を配信中。
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私も、人と関わらない仕事を探していたけれど、なかなか自分の求めている環境と給与が釣り合わなくて焦っていた時期があったので、お気持ちはよくわかります。
今回は、「人と関わらない仕事で高収入な仕事って何?」「どんな職場を選べば、心も身体も安定した生活を送れるの?」という不安を、解消していけたらと思います。
人と関わらない仕事で、高収入の仕事はある?
「人と関わらない仕事で、高収入の仕事ってあるのかな?」と考えたことがある人もいると思います。
ではまず、人と関わらない仕事とその年収を「社内・室内で働く」と「社外・外で働く」というカテゴリーに分けてピックアップします。
【人と関わらない仕事】会社内・室内で働く
もし「クライアントや取引先と直接やりとりするのは緊張してしまう」という人は、社外の人とやり取りがない仕事がよいでしょう。
・工場のライン作業員(工場労務作業員)/326.1万円
・倉庫での仕分け、ピッキング、梱包(倉庫作業員)/379.7万円
・施設警備員/351.5万円
・インフラエンジニア(システムエンジニア(基盤システム))/690万円
・システムエンジニア(システムエンジニア(業務用システム))/511.9万円
・プログラマー/511.9万円
・WEBデザイナー/460.9万円
上記の中で言えば、やはり注目はIT系です。エンジニアを大きく分けると、開発系のプログラマと運用・保守系のインフラエンジニアになります。
プログラマは車を作る仕事で、インフラエンジニアは道路を作る仕事というイメージです。詳しくみてみましょう。
【開発系】プログラマ
プログラマは、プログラミング言語というコードで、コンピューターが処理可能な命令を書き、プログラムを作成する仕事です。
黙々と仕事に打ち込めて、スキルアップすれば高給になることも。働き方改革も進みつつあり、ホワイト企業も増えています。理系の人で数学や理系科目が得意な人が向いています。
【運用・保守系】インフラエンジニア
インフラエンジニアは、インターネット環境が正常に動いているか、作ったシステムがちゃんと機能しているかを保守・運用する仕事です。
機械が並んだ部屋でサーバーに不具合がないか見守り、ランプが点滅したらそこで確認作業をして対処します。仕事内容も難しくはなく、離職率が低いです。資格を取得していけば昇給する、将来性のある職種です。
文系で常に応用力が求められるよりも、マニュアルに沿ってコツコツ仕事をしたい人に向いています。
【人と関わらない仕事】社外で身体を動かしつつ働く
「社内の人間関係に振り回されずに働きたい」という方は、社外の人と接する仕事や外で働くのがよいでしょう。外で働けば社内にいる時間が短いため、無理な会話もなく作業に徹することができます。
・施設清掃員(ビル清掃)/267.8万円
・トラック運転手/453.8万円
・自動販売機の補充員(清涼飲料ルートセールス)/379.7万円
・配達ドライバー(ルート配送ドライバー)/379.7万円
・タクシードライバー/299.6万円
・新聞配達員/379.7万円
・ビルメンテナンス(ビル施設管理)/408.8万円
・電気、ガス、水道の検針員/319.3万円
・通関士(国家資格)/496.8万円
身体を動かす仕事を希望する場合は、ビルメンテナンス(ビル施設管理)もおすすめできます。
ビルメンテナンスはオフィスビルや商業ビルなどで、電力、空調、給排水などの設備の管理を行い、トラブルに対処します。
以下4つの資格を持っていれば、専門的な技術職として重宝され、就職にも有利です。
1)二級ボイラー技士
2)危険物取扱者乙種4類
3)第二種電気工事士※あると就職に有利
4)第三種冷凍機械責任者
ただ、資格がなくても就職できるので、資格を取得するのは就職後でも問題ないです。
ちなみに「通関士」は、貨物の輸出入の際の手続の専門家として、法令に基づき税関に提出する通関書類の審査などを行う仕事です。
やり取りも事務的なものになるため、人と関わらない仕事といってもいいのですが、国家資格のため、国家試験を受ける必要があります。
各試験の満点の60%を取れば合格となりますが、合格率は10~15%程度と難関資格と言えます。勉強する覚悟はもちろん、時間・お金も必要となるでしょう。
人と関わらない仕事「在宅ワーク」は高収入?
「できれば今は極力人と関わりたくない。。」と思っている方の中には、在宅ワークを検討している方も多いのではないでしょうか?
在宅でできる職種としては、以下のような仕事が挙げられます。
・作家
・漫画家
・小説家
・ハンドメイド作品の制作販売
・音源・動画制作系
・翻訳家
・フリーライター(Webライターなど)
・データ入力
・ポイント・アンケートモニター
・文字校正・校閲
・Webデザイナー
・在宅ワーカー(せどり、アフィリエイト、Youtuber)
・投資系(FX、株、トレード)
・内職
「できれば極力人と接したくない」という方は、社内外で人との関わりがほぼなくなるため、仕事だけにひとりで集中できるのも魅力かもしれません。
ただ、ここで重要なのが「不安定な収入になりやすい」という点です。
内職やポイント・アンケートモニターなどの仕事では、一人で暮らすだけの生活費を稼ぐのはかなり大変です。投資系や起業に関してはリスクが高く、初期段階で資産がないと厳しいです。
また、在宅ワークで「クラウドワークス」を利用するのも手ですが、未経験だと最初の1年は思ったように稼ぐことができない可能性が高いです。
仕事選びの重要なポイントとは?その1:高収入より「安定した収入」
ただ、ここでひとつ考えたいのが「果たして高収入な仕事ならそれで安心なのか?」ということです。
たとえば今すぐにまとまったお金がほしいという場合、様々な高収入の仕事があります。
ただ、たとえば「いつかは結婚したい」「子どもを育てている」など、生活の基盤をつくりたい場合は「安定した収入」が必要になります。
「別にフリーターでも高収入の仕事ってあるんじゃないの?」と思う方もいるかと思いますが、非正規雇用と正社員の違いを認識してから選ぶ必要があります。
まず、不景気になった時にシワ寄せがくるのは、契約を更新して働いている非正規雇用の層です。いつ契約を止められるかわかりません。
厚生労働省の資料にも、「非正規雇用には、雇用が不安定、賃金が低い、能力開発機会が乏しい等の課題」があると書かれていて、生活に響く不安定な働き方だと国が認めています。
もちろん、国も非正規雇用の正社員転換・待遇改善を進めていく方針を表明していますが、まだまだ差があるのが現状です。
特に響いてくるのが、収入面です。
正社員の場合は、年齢が上がると共に年収や時間当たりの収入も高くなる傾向がありますが、フリーターの場合だと年齢に関係なく年収や時間当たりの収入はほぼ同じ。正社員に比べると賃金は上がらない傾向があります。
また、非正規社員は「退職金制度」や「財形制度」などの制度が正社員と比べて適用されにくい傾向があります。
ほかにも、正社員は勤務時間中にスキルを学べるなど「長期的な教育環境」が整っていることが多く、スキルがあることで安定した収入を得やすい点も正社員の強みです。
私もフリーター・ニートの期間があったのでわかるのですが、やっぱり正社員で働いている今の生活が不安もなく安心して働けています。長い目で見れば、目先の「高収入」を重視するよりも、生活満足度は高くなります。
もし、人間関係に疲れてしまったというのが人と関わらない仕事を探している理由なら、「風通しの良いホワイト企業」を選ぶことで解決できるかもしれません。
ちなみに、様々な働き方が推奨されているものの、未経験からフリーランスとして働くのはかなり不安要素が多いです。
非正規雇用者を含め、雇用されている人はいろんな法律によって守られていますが、フリーランスには適用されません。
もちろんフリーランスにもメリットはありますが、まず生活を安定させたい場合は未経験からでも正社員就職をめざすべきでしょう。
仕事選びの重要なポイントとは?その2:高収入より「将来性・スキル・ホワイトな企業」
他にも仕事選びのポイントはあります。
ポイント1:将来性がない職種
将来、機械化されるであろう仕事を選んでしまうと、数年後解雇される可能性もあります。経験も活かしにくく、その後の転職先も見つかりにくくなってしまいます。
ポイント2:スキルが身につかない職種
「将来性がない職種」にも関連しますが、時間をかけても経験やスキルが身につかない仕事は、誰にでもできてしまうため安い賃金の労働力に取って代わられる可能性が高いです。
ポイント3:離職率が高い職種
離職率が高い職場・職種は、簡単に就職できる傾向にあります。ただ、それに飛びついてしまって短期退職することになれば、その後の転職は難航してしまいます。
これらをまとめると、
☑ 将来性がある
☑ スキルが身につく
☑ 離職率の低い職種
上記の条件が、私の考える正社員を長く続けられる仕事選びの重要なポイントです。
意外と人間関係で困る!?「倉庫や工場での勤務」
「あまり人と関わらない仕事」の代表としてピックアップされることが多い「工場勤務」ですが、実は社内での人間関係があったりします。
正社員就職もできますが、パートやアルバイトが占める割合も多いのがこの業界。私の経験上、これから正社員を目指すのであれば、工場勤務以外で考えた方がいいと思います。
最も不安だったのは「本当にここで一生働き続けられる?」という点でした。
土日が休みとは限らず、夜勤があったり忙しいシーズンには残業になったりと、働き方が不規則ですし、年をとってもずっと体力がもつか微妙です。
私も実際に働いていた時の印象は、40代、50代、60代の年配の方が多くて、表情も暗かったです。
これからますます機械やAIが導入されるため、単純作業の仕事は、将来性があるとは言えません。
事務職や公務員は実際のところどんな感じ?
「在宅のハードルが高いのなら、在宅でなくてもいいからあまり人と関わらない仕事で、安定した高収入が狙える仕事をしたい」と思う方もいると思います。
事務職は、倍率も高く、女性に人気の仕事のひとつです。営業職と違って社内での仕事・机に向かってコツコツというイメージから「人と関わらない仕事」としても挙げられることがあります。
土日祝休みの会社も多いですし、倉庫での作業など体力仕事と違って年をとっても長く続けやすいです。
文書の作成・整理、伝票の作成など、様々な事務処理を行う一般事務のイメージが強いですが、受付事務や秘書など人とのコミュニケーションが多く必要な事務職もあります。
業務の中に電話や来客の対応などあることも多く、それが苦痛だという方はつらいかもしれません。社内の人からの連絡を受けることや、役割によっては社長や役員などの重役の対応をしなければならない事務職もあります。
ただ、フリーター期に嫌な職場を経験したので、できるだけ人と関わる仕事を避けてきましたが、今働いている会社の方が良い人ばかりで、コミュニケーションが苦手な私でも長く働けています。
私の場合ですが、離職率の低いホワイト求人に焦点を当てた方が、人と関わらない仕事を探していた時よりも上手くいきました。
また、公務員も安定した仕事で、年齢によってどんどん給与も上がるイメージがあるかと思いますが、公務員試験に合格する必要があり、就職するまでのハードルが高い職業でもあります。
前提として、公務員は人と関わる業務に就く部署も多くあります。利益を出すための営業などはありませんが、「人と関わらない仕事」とは言いきれないでしょう。
自分の求める条件に合う「正社員就職」を成功させる効率的な方法とは?
「今の職場で癖のある人がいて、人間関係に疲れてしまった。。」というのが人と関わらない仕事を探している理由の場合、「風通しの良いホワイト企業」を選ぶのも一つの手です。
先ほどもお伝えしましたが、私も職場の人間関係で嫌な思いをした経験があるので、今度はなるべく人と関わらない仕事で、できれば高収入ならいいな。。と考えながら就活をしていました。
「未経験OK」「高収入」というワードで求人サイトを見ても、経歴が必要なものばかりでまったく自分にヒットしませんでした。
手詰まりに感じていた時に紹介してもらったのが就職エージェントです。
就職エージェントは、カウンセリングを通して、自分に合った求人を紹介してもらえる就職支援システムです。
就職エージェントには、以下のようなメリットがあります。
☑会社を細部にわたって把握しているため、求職者の希望に近い求人を紹介できる
☑事前にブラック企業を排除してくれているため、就職後も定着率が高い
☑書類選考なしや未経験OKの求人を扱うエージェントがある
つまり、
「なぜ人と関わらない仕事を探しているのか」
「どんな環境で働きたいのか」
「土日休みがいい」「パソコンのスキルはどれくらいか」
など、カウンセリングで条件を整理しながらエージェントに伝えられますし、
エージェントは実際に職場の雰囲気を知っているため、自分の力で求人を探すよりも安心して就職できます。
就職shopや第二新卒エージェントneoは、幅広い職種の提案をしてもらえますし、プログラマカレッジは未経験からエンジニアを狙える質の良いエージェントです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。