ニートから正社員に就職する方法【5選】28歳女性の体験談
ニートの私でも就職できた方法とは?
そろそろ就職に向けて就活をやりたいけど、やり方がわからず困っていませんか?ハロワを使うにも何か説教されそうで怖いし、そもそもブランクがある場合就職先が見つかるのか不安ではないでしょうか。
上の図は、リクナビNEXTが企業に対して行った「正社員未経験者なら何歳まで採用するか」という調査結果です。
→5つの方法の中で最も優良企業への就職成功率が高い就活法はこちら
ニートから正社員になる方法1:転職エージェントを利用
転職エージェントは、転職する際にエージェントを利用する人が多いです。しかし最近では、ニート・中退・高卒・既卒・第二新卒・フリーター専用の転職エージェントも存在します。企業の中には、働く意欲があれば学歴や職歴は気にしない企業もあるので、転職エージェントはそういった企業だけを集めて、利用者に対して企業のマッチングをしてくれます。
就職エージェントの種類も様々。新卒や中途転職に特化したエージェントもあれば、帰国子女に特化したエージェントもあったりと、全国には2万社以上の人材紹介会社があるの。どんなエージェントを使ってそうなったの?
他にもリクルートエージェントやリクナビNEXTもあるけど、こっちも転職者向けのエージェントね。
メリット
ハローワークと比べると転職エージェントは、利用者に対して求人のマッチングをしてくれるので、その点仕事が選びやすいです。一番のメリットは、書類選考なしで人物重視の面接をしてくれる優良企業を紹介してもらえる点です。
ハローワークの場合は、立場上、企業の紹介やオススメなどはできません。その点、転職エージェントは、ニートで仕事経験が少ない人に対して「この人の強み・性格・希望を合わせるとこの求人がいいかな」とプロの視点で判断してくれます。マッチングをしてくれる分、どの就職支援サービスよりも早く正社員就職に結びつけることができます。
転職エージェントを利用した正社員就職率はとても高く、就職率96%という就職エージェントもあります。無料で何度も個別で相談できるところもメリットです。
また、紹介する企業に取材したりしている分、マッチングの成功率も高いので、就職後にすぐに離職してしまう可能性も低いです。マッチング成功率が高いことと、ブラック企業を排除してくれているので、変なブラック企業に入社してしまう可能性も低いと言えます。就職後の定着率・満足率が94.3%というエージェントもあります。
デメリット
地域によっては、ニート・中退・高卒・第二新卒・フリーター専用の転職エージェントがない場合もあるので、近くの転職エージェントがある地域まで足を運ばなければいけません。また、ハローワークと比べると求人数は少ないです。
・マッチングをしてくれるので求人選びがしやすい
・就職までのスピードが早い
・就職率が高く、96%という所もある
・ブラック企業を排除してくれている
・就職後の定着率が高い
【デメリット】
・地域によってエージェントがない場合もある
・ハローワークと比べると求人数が少ない
ニートから正社員になる方法2:派遣・バイトからステップアップ
ニート生活からいきなり正社員になるのは不安だという場合がほとんどだと思います。まずは、リハビリがてら短期の派遣やバイトから始めてみて、それから働くことになれてきたら、本格的に正社員になるという方法です。
メリット
ニートからいきなり正社員になるのは、職歴がないので自信がないのではないでしょうか?自信がない場合は、まずは派遣やバイトから始めることをおすすめします。
正社員になる前に、派遣やバイトというステップを踏むので、無理せず自分のペースで働きはじめることができるのがこの方法のメリットです。派遣やバイトの経験があるだけでも職歴として認められるので、職歴作りという点では良いポイントです。
デメリット
バイトや派遣から始めても、もし職場に正社員になれる制度がない場合は正社員になれる可能性は低いです。その場合、一度退職してから再度就活して正社員を目指す必要があります。
厚生労働省の「労働経済動向調査(平成30年2月)の概況」調査によると、正社員登用制度(バイトから正社員になれる制度)がない企業の場合、バイトから正社員への移行実績は9%だけという結果があります。バイト先で正社員登用制度がなければ、10人に1人しか正社員にることはできないです。
・職歴がない場合、バイトの実績を作ると自信になる
・バイトから始める分精神的な負担は減る
【デメリット】
・バイトから正社員になれる保証はない
・正社員登用制度のないバイトであれば10人に1人しか正社員になれない
ニートから正社員になる方法3:正社員登用制度のあるアルバイト
正社員登用制度のある企業でバイトから正社員になる方法です。正社員登用制度というのは、アルバイトから正社員になれる制度のことです。
大事な点は、バイトを始める前。アルバイト探しの際に、正社員登用制度のある求人を見つけて応募する必要があります。バイト先によってバイトから正社員になれるまでの期間はバラバラですが、一定期間過ぎるとバイトから正社員になれる可能性があります。
メリット
正社員登用制度のメリットは、バイト先の働く環境やそこで働く社員の人柄など、バイトをしながら全体的な職場の雰囲気を知ることができる点です。現在では10社に7社の企業が正社員登用制度を設けています。
デメリット
求人に「正社員登用制度あり」と書いていても、実際フタを開けてみれば、バイトから正社員になった実績が一つもないバイト先も存在します。求人に「正社員登用制度あり」と書いていれば、魅力的な分アルバイトの募集も集まりやすいため、正社員登用制度ありと書いて、悪用する企業もあるということです。
実際に、バイトから正社員への実績がどれくらいあるか調べる方法は、面接の際に聞くしかありません。バイト先に友人などがいれば、内部からの情報で知ることもできますが、ほとんどの場合は、面接から情報を得るしかないのです。
厚生労働省の「労働経済動向調査(平成30年2月)の概況」調査では、正社員登用制度ありの企業でも46%しか、正社員にした実績はないそうです。正社員登用制度があっても半分以下しか正社員になれないということも頭に入れておきましょう。
・10社に7社は正社員登用制度を設けている
・バイト期間中に職場環境を知れるので、正社員への移行も精神的に楽
【デメリット】
・正社員登用制度を悪用する会社も多い
・正社員への移行実績を知るためには面接で聞く以外に方法はない
・正社員へ移行できた割合は46%と低い
ニートから正社員になる方法4:派遣会社の紹介予定派遣
紹介予定派遣という制度は、派遣会社から派遣された契約社員として派遣先の会社で、最長で6か月間働きます。6か月以内に、働く人と派遣元の会社がお互いに合意すれば、派遣期間後に正社員として働くことができます。早ければ3か月で正社員に切り替わる場合もあって、契約期間は企業によってマチマチです。
メリット
派遣会社の紹介予定派遣制度はとても魅力的です。契約社員として働きながら職場の環境を確認できるのはメリットです。それに、職場が気に入れば正社員として働きたいという希望を派遣会社に伝えるだけで、派遣元の会社で正社員として就職することができます。派遣の方がバイトよりも給与や社会保障の面で待遇がいいので、バイトではなく派遣として始められるのもメリットです。
また、派遣会社と提携している企業も、やはり良い人材は欲しいので、企業側は派遣会社に高いお金を払っています。その分、紹介予定派遣では、派遣会社側も良い人材をしっかり選んで企業に紹介するため、企業と人材のミスマッチが起こりにくく、紹介予定派遣の正社員移行率は高いです。
デメリット
紹介予定派遣に関しては人気度が高いため、たくさんの応募があります。そのため、簡単に紹介予定派遣にパスすることはできません。派遣会社によっても選考基準が違いますが、ほとんどの場合、派遣会社の内部で、紹介予定派遣に応募してきた人の書類選考から入ります。履歴書や職務経歴書をみて、より良い人材を合格させる傾向があります。
また、書類選考に合わせて、もし紹介予定派遣に応募した人がその派遣会社で働いた実績がある場合、その勤務実績も加味するので、働いた経験がない人にとっては紹介予定派遣にパスすることは難しいです。
・派遣期間中に職場環境を事前に知ることができる
・派遣期間中の待遇はバイトよりも良い
・ミスマッチが起こりにくい
・正社員への移行率が高い
【デメリット】
・紹介予定派遣は競争率が激しい
・紹介予定派遣は職歴のある人を優先する
ニートから正社員になる方法5:ハローワークのトライアル雇用
ハローワークには、トライアル雇用という制度があります。トライアル雇用というのは、働いた経験がない人に向けた、正社員への就職を前提としたお試し採用のような制度です。
採用する側も、働いたことのない人をいきなり正社員として採用するのはハードルが高いです。なので、最初はハードルを落とし、原則3か月間お試しで働ける期間を設けることで、企業側は働いたことのない人でも採用しやすくなります。3か月間のお試し期間の後、お互いに合意すれば正社員として採用になります。
メリット
ハローワークのトライアル雇用は紹介予定派遣と比べると応募しやすく、3か月という短い試用期間の後に8割という確率で正社員になれるところがメリットです。また、お試し期間でも派遣やバイトのように、しっかり賃金は支払われるので安心です。
デメリット
トライアル制度は、トライアル雇用を実施した企業に対して助成金が支払われます。そのため、トライアル雇用制度を悪用して助成金をとる企業も紛れていることもあるため、3か月のお試し期間後に正社員に採用されないケースもあります。正社員に採用されない場合は、3か月という短い職歴がつくので、その点はデメリットと言えます。また、トライアル雇用の求人は数が少ないので職種を選べないのは一番のデメリットと言えます。
・紹介予定派遣と比べると応募しやすい
・試用期間中に職場環境を知ることができる
・試用期間中に賃金もでる
・就職率は8割と高い
【デメリット】
・トライアル雇用の補助金を悪用する会社もある
・試用期間後に落とされると3か月という短い職歴が残ってしまう
・トライアル雇用の求人が少ないので職種を選べない
ニートから正社員になれた方法
私が正社員になれた方法としては、全ての経験が繋がっていると思いますが、最終的に正社員に決まったのは、転職エージェント。
転職エージェントはどれでもいいというわけではなく、私のようなにニート歴がある場合は、ニート・中退・高卒・第二新卒・フリーター専用の転職エージェントを利用する必要があります。
10社以上のエージェントを利用してきた中で、実際にニート・中退・高卒・第二新卒・フリーター専用の転職エージェントは8社のみ。
あまり大きな声では言えませんが、ウズ〇〇〇やハタラなんとかなどは、持っている実際の求人数が少ないためか、希望の職種を言っても、「未経験だと難しい、その職種は競争率が激しいのでおすすめできない」などの理由をつけられて、向こうの持っている求人に寄せられました。
ニートから正社員の就職支援を専門とする「就職Shop」とは?
転職エージェントの中でも断トツで求人の質が良かったのは就職Shop。「就職Shop」は書類選考なしで面接から就活スタートできるので、履歴書や職務経歴書をどう書けばいいのか悩む必要はありません。
実際、ニートの空白期間があると、応募書類作成の時点でつまづいてしまうことがほとんど。その点で、書類選考がないので、面接対策に力を入れれば就職しやすいのが就職Shopを利用するメリットです。
未経験OKの求人を中心に揃えているため、これまでの経歴を気にする必要はありません。就職Shopの求人数は8370社と多いですが、その1社1社を訪問取材しているので、ブラック企業を徹底的に排除している点は、他の就職支援機関と大きく異なる点です。
就職Shopの利用者で就職が決まった4人の内3人が正社員未経験者です。その就職先も変な企業や偏った職種ではなく、まともな企業で、職種も多岐に渡ります。
絶対にエージェント選びに失敗したくないというのであれば、就職Shopが最適です。実際私の就職先が決まったのも就職Shopからの紹介でしたが、就職Shopは他のエージェントと比較しても、頭一つ飛び出てるほど良かったです。これまでご紹介した就職方法の中でも群を抜いて、ニートの就職に直結する就職相談場所と自信をもって言えます。実際に体験した私がそう感じました。
→実際に私が就職Shopに行ってきた本音レポートの続きが気になる方はこちら
ニートから正社員になる方法まとめ
・正社員登用制度のあるバイト先では、バイトから正社員になれる可能性がある
・派遣会社の紹介予定制度を利用すると6か月以内の契約社員から正社員になれる方法がある
・ハローワークのトライアル雇用制度は利用すれば、約8割の人が3か月の試用期間の後正社員になれる
・ニート歴がある人専用の転職エージェントを利用すれば正社員になりやすい
・ハローワークや転職エージェントを合わせて利用すれば正社員になりやすい
学歴も大学中退で高卒だと、選べる仕事も少なくなってきます。更に、ニート期間があると正社員になれるのは絶望的ですよね。ただ、私の経験上、「ニートから正社員になれない」というのは自分自身の思い込みで、学校中退であってもニートの空白期間があっても正社員にはなれます。
私の場合、働いた経験がなかったので、まずはバイトや派遣の経験を積んでから、正社員の就活を始めました。正社員になるまでかなりの遠回りをしたと思います。数年前は、転職エージェントを利用しても、学歴や職歴がなければ、登録することさえできませんでした。
しかし、正社員就職を進めていって調べていくと、私のようなニート専用の転職エージェントが存在していたことに驚きました。いきなりニートが大企業に正社員として就職することは難しいですが、正社員としてある程度の実績を残すことができれば、転職先として大手企業に就職という可能性もでてきます。
やってみて思ったことですが、ニート経験者であっても、特に今の時代は、働き手が不足しているので、意外に正社員になりやすいということです。もちろん1回の面接で受かるということは稀ですが、しっかり就活をすれば大丈夫です。
・厚生労働省:労働経済動向調査(平成30年2月)の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/keizai/1802/dl/roudoukeizaidouko.pdf
・ハローワーク立川(ホームページ)
https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-hellowork/list/tachikawa/kyushokusha/news_topics/toraiaru_kyushokusha.html