ニートがバイト面接でよく聞かれる質問とその答え方
ニートの私でも就職できた方法とは?
意を決して、ニート生活を脱出するために、バイトに応募して面接までいくけど、なかなか受からないと困っていませんか?空白期間というブランクのせいで思うように面接の質問で答えられず、バイトでも採用されない人は多いです。
私も過去に合計2年ほどニート時期がありました。大学中退の後、就活も上手くいかず、落ち込んでしまって、「高卒で中退じゃぁもうどこも雇ってくれないんだろう」と焦っていたものの、そろそろ動き出そうと思っても体が動かず、無気力状態でした。
そんな中で、お金も尽きてきて、そろそろバイトでもなんでも動き出さないとヤバイなと感じて、バイトの面接に臨みましたが、面接の質問に答えられず、不採用の連続。思い切って一歩を踏み出したのに、面接で落ちてしまって人格を否定されたような感覚がありました。
私は、現在、ニートからバイトや派遣の経験を経て、秘書の正社員として働いています。ニートからバイトで採用されたのは、面接の質問に準備すること、空白期間について嘘をつかずに面接官の質問に対してしっかり答えることが大切です。そしてこれまでバイトの面接で受からなかった理由を分析すること。それらを意識した時から面接の結果は激変しました。
ニート経験があって、なかなかバイトの面接に受からないあなたのために、私の経験を生かして、少しでもお役に立てる情報をお伝えできればと思います。
ニートがバイトの面接でよく聞かれる質問
「バイトの面接でよく聞かれる質問」を対策する前に大事なことは、面接官がなぜこの質問をしているのかを考えることです。採用側がバイトに求めるものは高くありません。
例えば、「売り上げを上げてほしい」とか「どれだけ稼いでくれるか」とかそういったプラスの将来性を見ているわけではなく、「変な行動は起こさないか」「すぐに辞めてしまわないか」「ちゃんと毎日時間通りに来てくれるのか」というマイナス面はないかでみています。最低限仕事ができそうでやる気があるように見えれば採用されます。
面接官の質問というのは、向こうが安心するための材料探しのために質問しているにすぎません。それであれば、採用側の安心するような答えを用意すればいいだけです。難しく考えることはありません。では、ニート経験者ならではの、よくある質問を抑えていきましょう。
答え「長く働きたいです!」
→長く働く予定がないにしても長く働くと即答してください。即答というのもポイントで、すぐに答えきれないと見透かされてすぐに辞めてしまいそうという印象を与えます。バイトはすぐに辞めてしまっても問題ありません。採用側は、辞める頃には面接のときに行ったことなんて覚えていません。
答え「前からやってみたかったからです!」
→ここも即答がいいです。「どういう所がやりたかったのか」という質問が次に来るので、そこもバイトに合わせて考えておくことが大切です。
答え「すべて入れます!」
→特に予定がなければすべて入れるといった方が印象はいいです。しかし、体力上不安であれば、「曜日はいつでも大丈夫ですが、週3~4日が希望です」とはっきり希望は伝えましょう。ここでの質問は合否に関係することはほとんどありませんので安心してくださいね。
答え「大丈夫です!」
→この脅し質問は必ずあると考えてください。ポイントは即答で大丈夫ということ。ほとんどの面接官は、この脅しの質問でふるいにかけます。これで弱気になって「わかりませんが、、頑張ります」のような回答だと落とされる確率が高いです。
「求人に載っている条件より低い給料や勤務時間で働いてもらうこともあるよ」みたいに脅されても、ここでは「大丈夫です!」と答えましょう。面接会場ではすべて「大丈夫です」で通しましょう。
断るか考えるのは、お家に帰ってゆっくり判断すればいいのです。即答がポイントですよ。条件が嫌だと思ったら、帰ってから電話で断れば大丈夫です。
答え「最初はバイトから経験を積ませてもらって、正社員に必要なスキルがついて、もし正社員に挑戦できるのであれば、その時はぜひ正社員として頑張りたいです」
→この質問も多いです。基本的なスタンスは、正社員になる必要はないのですが、正社員としても働く意欲はあるけど、まずはバイトで経験を踏みたいという立場が好ましいです。採用側は、バイトにも長く働いてほしいのです。それなら正社員を匂わせる発言は好印象になります。バイトを始めて正社員になれないかを聞かれたときは、その時に考えればいいのです。
答え「就職活動はしましたが、自分に合っている仕事は何かを考えすぎて慎重になりすぎてしまい、選ぶことができず反省しています。しかし、考える時間はできたので、今ではやりたい仕事が明確になり、このバイトに応募させていただきました。」
→18歳~24歳ぐらいであれば、よく聞かれる質問です。嫌な質問ではありますが、面接官の印象をマイナスからプラスに変えるチャンスでもあります。ポイントは、就活が上手くいかなかったことは反省しているけど、考える時間ができてこの仕事をやりたいと思ったから応募したという流れであればどんな答え方でも大丈夫です。
ニートがバイト面接で空白期間を聞かれたときの答え方
私も一番悩んだ質問は、ニートの空白期間をどう説明するかです。履歴書には空白期間があったことを書く必要はありませんが、真っ白な職歴欄が目立つので、やはり面接官は、「学校を卒業した後、もしくは中退したあと何をしていたの?」と聞いてきます。
この空白期間で嘘をつきたいと思ったことは何度とありました。実際1度だけ嘘をついたことがあって、結果は惨敗でした。面接官には嘘はバレると考えておいた方がいいです。平成29年からは会社が働いている人の住民税を収めるように義務化されたので、住民税や年末調整の際に嘘がバレやすくなりました。
ということは、面接時にいかに空白期間をしっかり答えらるしかありません。一番のオススメは、「空白期間を働いていたことに見せる」ことです。「それじゃ、嘘をついていることと変わらないじゃん!」と思うかもしれませんが、嘘はつきません。
どういうことか?それは、週に1回だけの頻度でもいいので、数回日雇いのバイトや派遣を経験しておくことです。そうすれば、多くの職種を経験してきたことになるので、面接時には、「自分に合った仕事を探すためにこの期間は日雇いでいろんな仕事を経験していました」と答えることもできます。
また、「この期間何やってたの?」と聞かれても、「この期間は日雇いで働いていました」と答えることができます。ほとんどの面接官の印象は、「この期間、何度も日雇いで働いていたんだな」と捉えることが多く、「実際に何回働いたの?」と聞かれることはありません。聞かれたとしても「数えていないのでわかりませんがいろんな職種を体験しました」とかわせば問題ありません。
面接は嘘はついてはいけないのですが、バカ正直になりすぎるのも良くないです。ニートの面接攻略法は、嘘をつかずにどれだけ良く見せるかがポイントです。
では、日雇いの経験も一切しないで、空白期間の質問に答える場合はどうしたら良いか。これは正直に答えるしかありません。
私が実際に答えた方法としては、「この期間は何をしてきたの?」と聞かれたときは以下のように答えました。
上の流れであれば、空白期間で自分と向き合ったことも伝えることができますし、反省をしていることが伝わるので素直な印象にもなります。そして何より大事なポイントが「しっかり考えているので、この会社で長く働いてくれそうだな」と採用側に強く印象付けることができます。
日雇いから始めるのでもいいですし、そのままバイトの面接に挑戦するのでも経験になってプラスにはなるので、どちらから始めてもいいと思います。日雇いのバイトや派遣であればショットワークスの方が「面接なし」にチェックを入れてバイトを探す機能があるので、私はショットワークスを使っていました。
ニートが単発・短期バイトを探す方法【面接なし】
これまで、ニート歴がある場合どうやってバイトの面接を攻略していくかを解説してきました。それでも面接は嫌ですよね。嫌な理由は、自信がないからです。だけど、自信は働いてからじゃないとつけることは難しいです。でも働くためには、面接をクリアしないといけないし。。
バイトで何度も何度も落ちていると、どんなにモチベーションが高い人でも落ち込んで、二度とバイトに応募なんかしたくなくなってしまいます。ただでさえ、ダメな時期を経験している時は自信が低く、体を動かすだけでも難しいのに。
そんな時に、「何回も面接に挑戦すれば受かるよ」なんてアドバイスを受けたりすると、余計に焦ってしまいますよね。ニート経験者にしかわからないと思いますが、無気力のせいで体の重さは尋常じゃありません。体を動かして、面接までいくだけでも想像以上の労力を使います。
「もし、面接なしでバイトができたらどれだけいいんだろうか」とずっと切望していた時期もありました。ネットでどの求人を探していても最終的には面接があります。しかし、一つだけ、面接なしの求人をネットで探せるサイトがありました。
いろいろ求人サイトを使いましたが、面接なしでバイトを探せる機能があるのは「ショットワークス」です。ショットワークスは、日雇いの派遣や単発バイト、そして1日~90日以内の短期バイトを専門に集めています。
ニートがバイト面接で受からない7つの理由
まず、大事な所から。ニート経験があってもバイトに受かるのか?ここは自信をもって言いますが、絶対に受かります。私は、最初の頃はただ闇雲に6社ほど面接を受けて、で落ちました。求人に応募した数はそれ以上に多いのですが。。その後、面接の仕方を少し変えるだけで、すぐに採用をいただけました。
ニート経験があると、空白期間があるので、履歴書で見られてしまって、書類選考では落とされがちです。書類選考では不利ですね。では、面接でなぜ落とされるのか。
それは面接のコツやノウハウを理解していないで、面接に臨んでいるからです。面接の仕方の本やネットでの情報は山ほどありますが、ニートに合った面接ノウハウというのはほとんど目にしません。
あったとして、経験者からの視点ではなく、普通の人の視点で書かれている物が非常に多いです。ニート経験者から言わせてもらうと、ニート経験があるのであれば、それなりにコツを抑えて面接に臨めば、格段に採用率はアップします。私が経験したことなので間違いありません。
ではこれから、面接で受かる時と受からない時を比較してみて、注意点を説明しながら、なぜこれまで面接が受からなかったのか、その理由を解説していきますね。
ぼそぼそ声で話していないか
面接に受からない多くの人が当てはまると思っていいです。意識して大きな声で話していても、実はニート経験があると声量が出ていないことが多いんです。声が小さいと、自信がないようにみえて、面接で相当な確率で落とされます。自分で大きいと思っている声量の3倍は意識して出すようにしてください。声量が大きくて落とされるということはまずありません。
回答までに時間がかかっている
自信があると見せるためには、即答で大きな声量で答えることが重要です。即答というところが意外にポイントです。即答するためにも面接で聞かれることを想定しておく必要があります。最低限、準備してきた答えは即答できるようにしましょう。
目線を落としてしまっている
目線を落としていると自信のなさがわかってしまいます。一度もバイト歴がないからと、自信がなさそうにしていると、落とされやすいです。面接官の鼻当たりをみるとあまり緊張しません。
表情が沈んでいる
人と話さない期間が長いと、自然に顔の表情筋が衰えます。そうすると口角が下がってしまって、表情が暗く見えてしまいます。面接の1週間前ぐらいから口角を上げて笑う表情を作りましょう。表情筋に刺激を入れましょう。私もやりましたが、ほんの気持ち少しだけ上がった気がしました。この少しの差でも人間は気づくそうです。
服装がふさわしくない
よく求人に面接は「服装自由」とありますが、気を付けるべきポイントは清潔感でシンプルな服装かどうかです。ダメージジーンズやショートパンツや短いスカートなどは避けるべきです。「茶髪OK」「ピアス・アクセサリーOK」と求人に書いてあってもこれは入社してからの話です。
面接時は、最低限の常識があるかみられるので清潔感があってシンプルな服装、そしてナチュラルメイクを心掛けましょう。また、バイト先の人が来ているような服装であれば大丈夫なので、バイト先の雰囲気もチェックできるとなお良いです。
バイト先のイメージと合わない
面接で完璧に答えたとしても、職場の雰囲気のイメージに合わないと判断されたら落とされます。こればかりは、何をどう頑張っても無理です。バイトの面接で落ちてしまったら「バイト先のイメージと合わないんだ」と開き直りましょう。このマインドは私の中では大事にしていました。その方が長期的に面接に挑戦できますよ。
面接官の質問に答えきれていない
面接官の質問に対して答えきれているかが、声量の次に大切なことです。面接はある程度慣れが必要ですが、聞かれる質問を予測しておいて、答えを準備しておけば面接の合格率は劇的に向上します。
ニートから正社員になる就職成功率が最も高い方法とは?
まとめ
・ニート経験があれば聞かれる質問も決まってくるので、しっかり対策すること
・空白期間は日雇いバイトを経験しておくことで大分楽に説明できる
・日雇いバイトの経験もない場合は、正直に空白期間を説明して、プラスの印象を付ける
・面接前の不安や緊張はあるものと考え、不安に対するマインドを持って深呼吸で緊張を抑える
・面接なしのバイトを探す方法はショットワークスが使いやすい
ニート経験があると、バイトの面接は恐怖ですよね。面接直前で逃げ出してドタキャンすることもあると思います。だけど、面接に臨んでいるだけでもすごいと自分を認めてあげてください。
面接の不安を取り除くことはできませんが、面接のコツを覚えるだけでも大分不安は軽減できます。バイトの面接は失敗してもいいし、ダメでも経験値は上がるので損はしません。
バイトに採用されて、仕事が合わなかったら辞めたっていいのです。一度で成功させようと気張らずに、一歩ずつ自分ができる範囲でやっていけるといいですね。