27歳ニート職歴なしから就職できる?経験者が語る3つの成功方法
ニートの私でも就職できた方法とは?
気づけば30歳までもうすぐの27歳。
この年齢だと、大学卒業をして就職していれば5年ほど、高卒だとしたら10年近くのキャリアは積んでいるでしょうか。もちろん後輩もできて中堅層としてバリバリ働いている人も多いのではないかと思います。
「27歳…。ニート、職歴なし」
これが自分が持っている肩書きだとしたら、周りにはきっと「あなた今まで何してきたの?」と思われ、自分だけ取り残されているような気分になり落ち込んだりしていませんか。
働きたい気持ちはあるのに、なかなか上手くいかなかった就活。
売り手市場と言われていても、即戦力にならないと意味がない現実を突きつけられて自信を失くしていませんか。就活に対して、後ろ向きになっていませんか。
現在28歳。大学中退後、しばらくニート期間を過ごして短期バイトや派遣を続けていくが、25~26歳まで再度ニートになってしまう。合計2年のニート歴がある中、26歳で就活を始め、秘書の正社員として就職する。同じ悩みを持つ方に向けて役に立つ情報を配信中。
→プロフィールはこちら
「ニート、職歴なし」でも、今までは何とか生活してこれたし、これでも良かったと思っていたかもしれません。
でも、30歳という年齢が身近に感じてきた今、流石に焦ってきたということはありませんか。
「27歳…。このままでいいのか」と。
ここでは、ニートだった私が28歳にして無事に就職できた時の就活方法について紹介していきます。
27歳職歴なしニートでも就職できる?
まず「27歳ニートが職歴なしで就職できるか」という疑問。
答えは、「就職できます」。
しかし、新卒や25歳前後で3年未満に会社を退職して転職を志す第二新卒などの就職率に比べると、27歳という年齢での就職が厳しくなるのは事実です。
しかし、無理ではありません。27歳ニートでも就職できますし、職歴がなくても「正社員」として働くことも可能です。
では、27歳でも就職できるのだとしたら「何故これまで何社も書類選考で落ちてしまっていたり、面接までいってもズタボロにされ続けたのか」。
それは、間違った方法で就活をしていたからです。
就活を始めようと思いたった時に、検索して出てくる支援施設というと…
・ジョブカフェ
・ハローワーク
・求人サイト
・転職エージェント
・就職エージェント
このような支援施設かと思います。それぞれの特長はありますが、正しい使い方を知っておかないと就職への道は遠のいてしまいます。
私の場合は、ほとんどが書類選考落ち、面接不採用、そして最終選考まで行けないという結果になってしまいました。
特に、就職求人サイト(リクナビ、マイナビ、DODA、リクナビNEXT、マイナビ転職など)で落とされる確率は高く、「未経験でも年収600万!」ということを謳っているサイトがいくつかあっても、サイトにすら登録できないこともあります。
何故かというと、それらは全て新卒者や転職者向けのサイトだからです。対象ではないニートがそのサイトを利用してしまうと、就職の可能性が極めて低く私のようなズタボロな結果になってしまうのです。
ニートが就活を始める場合には、「既卒」「第二新卒」専門と言われる仕事経験がほとんど無い人を対象とした求人サイトや就職エージェントを利用する必要があります。
ニートが求人サイトを使わない方が良い理由
就活をする時に、「未経験でもOK」というようなことを謳っている求人サイトは多くあります。しかし、ニートが就活を始める時に利用する場合には、注意しなければいけません。
よく見かける就職求人サイトでニートが就活をしようとすると、ほとんどの場合、書類選考落ち、面接不採用、面接官にズタボロに言われるというような残念な結果が待っています。
なぜかというと、多くの就職求人サイトが新卒向け・転職者向けのサイトだからです。
転職者向けの求人サイト:DODA、リクナビNEXT、マイナビ転職など
つまり、そもそもの募集している求人の対象が違います。
なので、「未経験OK」と書いてあっても新卒での採用だったり、正社員経験があることが前提なのです。
さらに、「求人サイト」で募集している企業は、書類選考の時点で良さそうな人材を選ぶ会社が多いです。求人サイトに登録している多くの人が、新卒や転職希望者なので、ニート期間があるというだけで書類選考落ちしやすいというのが現状です。
ニート経験がある場合には、「ニート」「既卒」「高卒」「中退」「フリーター」「第二新卒」のようなほぼ正社員未経験の経歴がある人を対象としたエージェントや就職サイトを利用した方が良いです。
27歳ニート職歴なしから就職できる3つの方法
27歳で職歴が無くても就職できます。
この言葉を聞くと「胡散臭い」、「どうせ広告でしょ」と思う方もいるかもしれません。
以前、私自身が就活で心が折れかけたことがあるのでお気持ちよく分かります。
しかし、私の経験してきた中でこれから紹介する3つの方法なら無事に就職することができます。もちろん、訳ありの求人だったりブラック企業への就職ではありません。
どのように利用するかはあなた次第。3つの方法を試してみて自分に合っている方法で就活してみると良いと思います。
【職歴なしニート就活方法その1】就職エージェントを利用する
就活する際に、多くの方が求人サイトを利用していると思いますが、ニート経験があったり、職歴がない場合には利用しない方が良いです。何故かというと、多くの求人サイトは書類選考の時点で人材を選んでいるからです。
新卒や転職希望者というライバルがいる中で、人事の方が分かるのは書類上の職歴がないという事だけです。
あなたがどんなに良い人材であっても、書類でアピールすることは難しいので、残念ながら書類落ちしてしまうことがほとんどです。
しかし、就職エージェントを利用すれば書類選考でバシバシと落とされることはなく面接まで進むことができます。
就職エージェントでは、個別の相談を通じ幅広く企業の紹介をしてくれたり、経歴でブランクがあったとしても書類選考なしで優良企業と面接をさせてもらえる機会があります。
就職エージェントの利用料は無料。疑いたくなりますが、何度利用しても相談しても料金は一切かかりません。途中で自分に合っていなければ利用を止めることもできます。
私は、8社の就職エージェントを利用しましたが、その中でも「就職Shop」と「DYM就職」が特に利用して良かったと感じています。
利用して良かった就職エージェント「就職Shop」
利用者の中でも評判がある「就職Shop」は、未経験歓迎の求人を中心に集めています。求人の企業も多種多様で幅広い選択肢中から自分に合った企業に出逢う機会があります。
また、紹介してもらえる企業はエージェントが100%直接の訪問や取材をしてきた企業です。その為、他の就職支援施設ではなかなか知ることのできない労働環境や職場の雰囲気、教育体制などの情報も知ることができます。
就職Shopは面談から就職するまで手厚くサポートをしてくれます。まずは、就活での不安なことを解消し、興味のある職種や自分自身の長所とマッチングさせながら一人一人に合った企業を紹介してくれます。
そして、面接練習や自己PRの仕方などの細かい部分もしっかりと対策してくれるので、万全な体制で面接を受けることができます。
利用して良かった就職エージェント「DYM就職」
DYM就職の一目置かれる所は、非常に高い就職率と就職までの早さです。
紹介してもらえる求人数は就職Shopに比べると多くはありませんが、就職Shop同様に高い質の求人を紹介してもらうことができます。
就職までの早さは驚くことに、平均で3週間。最短で約3日から1週間で決まってしまう人もいます。自分にとって良い企業に出逢えたらすぐ面接、採用。というようなスピード感です。
仮に、1社目の内定がすぐに決まったとして、その内定を断ることは全く問題ありません。何社か内定をもらい、どの企業にするか考えることもできます。
私が自信をもっておすすめできるのは、ご紹介した2社ですがそれぞれのエージェントで特長や特色が違います。
また、個々によって感じ方は違うと思うので、実際に利用して自分に合っているエージェントを探してみてください。
【職歴なしニート就活方法その2】ハローワークと就職エージェントを併用する
就活を始める際に「自分のやりたいこと」が漠然としていたり、全く決まっていないという場合にはハローワークと就職エージェント両方を利用すると効率よく就活ができます。
1.全国の求人を検索することができる、求人数が最も多い就職支援機関。
2.就職活動に関する情報が揃っており、丁寧に就活方法も教えてもらえる。
3.応募書類の添削や面接対策などを相談員の方が丁寧に何度でもアドバイスをくれる。
4.職業適性検査や自己分析、コミュニケーションスキルなど、就職に役立つ各種セミナーなどが無料で受講できる。
5.地域によっては就職セミナーや合同説明会、面接会などが開催おり、人事担当者と直接話せる機会がある。
1.求人票の中にはブラック企業の求人が紛れており、簡単に見分けることができない。
2.就職相談員は就職に関して広く浅い知識はあるが、専門的な情報が欲しい場合、期待できない可能性がある。
3.相談員は企業に直接訪問はしていない為、企業の内部事情は把握できておらず、求人票からの判断でしかアドバイスできない。
4.求人検索機は非常に混み合うので求人選びに効率的ではない。
5.ハロワークは公的機関という理由で特定の職種や企業を求職者におすすめすることはできない為、ある程度自力で求人を選ぶ必要がある。
ハローワークは全国で最も求人数が多い就職支援施設なので、幅広い視野で求人を探すことができ、自分のペースで時間をかけながら自己分析をすることができます。
また、ニート経験があったり、就職活動が初めてでも、ハローワークで全ての就職活動に必要なスキルを身につけられます。
一方で、ハローワークでは就職エージェントのように企業へ直接訪問をしていないので、内部の情報は全く分りません。
求人票の情報改ざんをしている場合もあるので、ブラック求人を見分けるのが難しかったり自分に合っている求人を探すのが難しいことがあります。
就職エージェントは、その人に合っていそうな求人をプロの目線で紹介してくれる「マッチングサービス」に長けているので、相談をしながら職種や就職の方向性を定めていくことができます。
また、マッチングから面接までの期間が早いので方向性が決まれば、就職までの道は早いと言えます。
ハローワークで自己分析した結果をもとに、エージェントと相談する。エージェントで職種や求人を絞ってハローワークの求人から地元で働く。
使い方は様々です。
ハローワークと就職エージェント。それぞれの良い所を上手く使ってみてください。
この2つの就職支援施設を上手く使えば、効率だけではなく自分自身が納得できる「満足のいく就職」ができます。
【職歴なしニート就活方法その3】ニートが今後狙う職種は「ITエンジニア系」
もし、希望する職種が決まっていなければ「ITエンジニア系」の職種も視野に入れてみてると良いです。
何故かというと、慢性的な過度の人材不足が続いており、ニートや未経験者でも就職しやすい職種だからです。
新型肺炎の影響で全体の求人数が減少している中でもITエンジニアの業界の減少幅は最も小さく、世の中の就職における状況が変化しても一定の採用を行っています。
ITエンジニアと聞くと一見難しそうな職種と思われがちですが、未経験であっても就職することが可能で入社後の研修が充実していたり、業種の中では待遇面もかなり良いです。
もし、ITエンジニア業界に興味を持った場合は、未経験でも良い会社に正社員として就職できる「就職支援付きのプログラミングスクール」に通うと良いです。
東京都内には、無料で受けられるプログラミングスクールが多くありますが、ニート経験がある場合は「スクール兼エージェント」のスクールに通うと1ヶ月程でスキルを習得でき、正社員としての就職先を紹介してくれるので確実に就職しやすくなります。
私の経験上、一番良かったスクールはプロエンジニア(プログラマカレッジ)でした。サービスや授業内容、就職斡旋先の質などを見ても一番良かったと感じました。
プロエンジニアはIT専門の就職・転職エージェントなので、プログラミングスクールというよりもITエンジニア系のスキルや知識を身につけて正社員に就職できるエージェントと捉えておくと良いと思います。
【ニートの履歴書問題その1】職歴に嘘はあり?!
27歳ニートの場合、恐らく数年の空白期間があるのではないでしょうか。
今の気持ちとしては、「その空白期間を無かったことにしたい」。と空白期間に対し負い目を持つ人も多いかと思います。
。
しかし、どんな理由にしても嘘は「なし」です。
履歴書に嘘を書いてもいずれバレます。その要素は様々にありますが、入社後の「年末調整」と「住民税の天引き」時には、確実に嘘が明らかになります。
職歴が無いよりはあった方が就職できる可能性は高くなるかもしれませんが、いつかバレる嘘にヒヤヒヤしながら生活していくのは精神的にも良くありません。
私が就活を始めた頃、嘘をつくのが苦手だったこともあり、正直に履歴書に記入をしたことがありました。
さすがに「ニート」とは書けないので、「平成〇〇年〇月~平成〇〇年〇月 一身上の都合により未就業」と記入した結果……。
書類選考に通ることはありませんでした。
履歴書は人事担当者にとって、第一印象を決めるための書類です。やはり、どんな理由があっても「一身上の都合」や「未就業」という言葉は、マイナスイメージにしかなりません。
私が経験してきた中で一番良い履歴書の書き方は、「何も書かない」でした。
どんな理由でも、空白期間は何も書かない。家事手伝いも書かない。第一印象を決める書類選考では、それらの理由を説明できる機会がないからです。
空白期間については、無事に書類選考を通過して面接をしてもらえる機会があった際にきちんと説明できれば問題ありません。
【ニートの履歴書問題その2】志望動機が書けない
企業に応募する時に、必ず「志望動機」が必要になってきます。
「このような仕事に前から興味があり…。是非御社で。」なんて情熱たっぷりに伝えられたら良いのかもしれませんが…
しかし、正直な理由を伝えてしまえば落とされてしまうことは目に見えているかと思います。転職志望者は前職の経験を活かして志望動機が書けるかもしれませんが、ニートの場合はそれは難しいことです。
ここで、大切なポイントは「情熱」です。経験で語れない分、とにかくやる気をアピールすることが大事になってきます。
・経験がない分、意欲や情熱のみを伝える。
・徹底的に業界研究を行って、他社との違いを比較する。
・「未経験や経験が少ないこと」などのマイナス要素は書かない。
・役立つイメージの印象(気配り率先、頼まれた仕事は断らないなど)を付ける。
履歴書は書面で相手の記憶にも残りやすいことが特徴です。記憶に残りやすい書面上には、空白期間などのマイナス要素を書いくのはNG。
私が最初書類選考で落とされた時は、正直にマイナス要素を書いていたことが原因でした。なので、マイナス要素については履歴書に書かず、面接で上手く答えていくという流れにした方が良いです。
私の経験上、確実に採用されることを考えるのであれば、最低でも1週間ほどは時間をかけることをおすすめします。
【ニートの履歴書問題その2】自己PRが書けない
自己PRにつまづくニートは多いのではないでしょうか。私もその一人でした。
経験や資格がないとそれだけで、もう自己PR出来るところがないと思ってしまいませんか。新卒の頃は、学生時代の経験をPRに出来るかもしれませんが、27歳になって学生時代の話をしていたら「いつの話?」ってなってしまいます。
ここでのポイントは、今の自分をPRすることです。話せる経験がなければ、今の生活から自分の長所を引き出してみてください。
・既卒3年以上で仕事経験がない場合、日常生活の中から長所を見つけ出すこと。
・自己PRにストーリー性があって、その例も入っていること。
・役立つイメージの印象(気配り率先、頼まれた仕事は断らないなど)を付ける。
・志望動機と自己PRが繋がっているとベスト。
身近な人の例え話などのストーリー性がある自己PRだと印象に残り、面接時の話題になるので、良い印象を与えることができることが多いです。
私の場合、「周りへの気配りができる」ことについて自己PRを書きました。ポイントを押さえながら自己PRを書いてからの面接は上手くいきました。
ニートだった空白期間を面接で説明する方法
27歳ニートで職歴が無い場合、大学を卒業していると約4年~5年程の空白期間があるかと思います。
しかし、様々な事情があったとしても書類上で分かることは「5年の空白期間あり」ということだけです。
そのような時に、面接で空白期間をどう説明したら良いか?「空白期間」はマイナスの印象を与えるだけなので、嘘をついた方がいいのでしょうか。
結論からお伝えすると、嘘をつくことはNGです。嘘はいずれバレます。そして、隠し通せない嘘をいつバレるかとひやひやしながら生活していくことにも疲れます。
また面接の相手は、これまでに数多くの面接をしてきた面接官です。話していることが嘘がどうかなどすぐに見破ってしまいますし、見破られた後に恥をかくはめになります。
しかし、正直に話し過ぎてもマイナスの印象しか与えないので注意が必要です。
1.嘘はつかずありのままの自分で面接に臨む。
2.ニートの空白期間を上手く活用し自分の長所を伝えるようにする。
3.今後どうしていきたいかを面接官にアピールする。
面接の対策や練習はハローワークや就職エージェントでも行ってくれます。しっかりと練習をして臨めば怖いものなしです。
また、ありのままの自分で臨んだ面接で内定がもらえなかった場合は、あなたのせいではなく企業と自分が合わなかっただけなので落ち込む必要はありません。
27歳職歴なしニートが就職するのに一番大切なこと
30歳間近に控えた27歳という年齢だと、なかなか正社員として就職することは難しいと思っていませんか。ましてや職歴なしのニートだったら、そもそも就職することすらできないと思っていませんか。
27歳の職歴なしニートが正社員として就職できる方法はいくつかありますが、就活する上で一番大切なことについてお伝えしておこうと思います。
それは、就職しようと思った「今からすぐに行動すること」です。これは、資格習得や自己啓発よりもシンプルかつ重要なことです。
「行動に移す」ということは、簡単そうに見えて難しい時もあります。特に不安を抱えている時は、行動に移すその1歩がなかなか踏み出せないものではないでしょうか。
しかし、就職市場において年齢はスキルや経験よりも重要視されることが多いです。
職歴がなく未経験で就活する場合、25歳(だいたい新卒から3年経つ時期)から就職率はがくんと下がります。さらに、年齢が1年上がる毎にその就職率はさらに下がっていきます。
もし、本気で就職を考えるのであれば「今」行動することが一番大切です。
エージェントに連絡してみる、自分に合った支援施設を調べてみる、ハローワークに行ってみる…。どんな小さなことでも大丈夫です。
まずは、その1歩を踏み出すことが何よりの就職成功への近道です。
まとめ
就職市場において、27歳を過ぎたら就職することがかなり難しくなることは事実です。ニート経験があり職歴もない場合、そのハードルはさらに高くなるかもしれません。
しかし、27歳でも就職することができます。
そして、就職できる方法を知ったあなたには今、正社員として就職できるチャンスがあります。今までのように不安な毎日を過ごしたり、周りから取り残された気持ちになって落ち込む必要なんてないんです。
必要なのは、就職に向けて前に一歩動き出す勇気です。
それは、あなたにしかできないことです。
少しでも早く、一歩を踏み出せることを願って陰ながら応援しています。