ニートから就職に一歩踏み出せない3つの理由
早く就職した方がいいっていうのはわかるけど、いざ就活となると尻込みしてしまう…
ブランクがあると就活するのはキツイよね。
そんな時は、何に不安があるのかを書き出してみることが大切よ。
あかり姉さん:
ニートちゃんのメンター兼親戚で、現在35歳。自身の経験を生かし、ニートちゃんに就職のアドバイスをしてきた。高卒後、飲食店で2年間バイトをするも病気を患い退職。そのままニートに。病気も完治し、28歳で就活して事務員として採用。職場で出会った人と結婚し、今では2児の母。
不安なことと言えば、書類選考、面接、職場関係、人間関係、仕事の適性、ブラック企業に入ってしまったら…
考えれば考えるほど怖くなってきた(泣)
落ち着いて、大丈夫!
不安な理由って大きく分けると実は3つくらい。
一緒に整理していこう!
【不安な理由1】選考段階で落とされるのが怖い
就活に前向きになれない一番大きな理由は、「求人に応募しても落とされたらどうしよう」と思ってしまう事。これは、ニート経験があれば誰でも怖いはずです。求人に応募する際に悩むことと言えば以下の3つです。
☑ 求人の応募書類をどう書くか悩む
☑ 面接で空白期間をどう説明するか悩む
☑ 面接で自己アピールできる所がない
ニート期の空白期間ができてしまうと、どう説明していいのか悩んでしまいますし、自信を持つこともできません。
【不安な理由2】入社後上手くいくかが心配
求人に応募する前に、どうしても考えてしまうことと言えば、「頑張って就職できても会社がブラックだったら…」「仕事が自分に合ってるか…」などと心配になってしまいます。
入社後に心配なことと言えば、
☑ ブラックな会社に入社してしまうのが怖い
☑ 入社前に出された条件と違っていたら…
☑ 自分に仕事が務まるのか不安
などが当てはまると思います。
就職後、実際に働いてみて、求人票に書かれてあったことや面接で話した内容と違かったら、せっかく苦労して入社した会社も辞めてしまうこともあります。次の就職先を短期で辞めてしまうと、「もう次はない」と考えるのも当然です。
【不安な理由3】自分自身に対する不安
これまで働く自信が持てなかったのだとしたら、職歴も薄く、資格や免許、スキルを持っていないのに仕事ができるのかという自分自身に対する不安は強いと思います。
また、病気や怪我などのやむを得ない事情で働けなくてニートになってしまった場合、病気がぶり返してしまわないか不安になってしまいます。自分自身に対する不安を分解すると以下の3つに分けることができます。
☑ 人間関係が上手くいくか不安
☑ 病気が再発してしまわないか不安
☑ 仕事を続けられるか不安
自分自身に対する不安だけは、自分との闘いになるわね。
その通り!書類選考で落とされるのが不安であれば、落とされにくい就活をすればいいのよ。
あと、入社後が不安であればブラック企業を選ばず自分の適性にあった求人のマッチングができれば解決できるわ!
もしそれができれば、大分安心できるね!
じゃぁ、どんな就活をすればいいの?
ニート期間が少しでもある場合や正社員経験がない場合は、普通の就活では上手くいかないの。
これから紹介する就活方法を活用していけば就職率を確実に上げられるわよ!
就活方法を教える前に、絶対に知っておいた方がいい、ニートの就職事情を抑えておこう!
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ニートから正社員に就職できる?
しばらくニート期間が続くと、働くことが不安で怖くなってきます。働きたい気持ちはあるけど、なかなか一歩が出ないせいで、どんどんブランクが長くなってしまいます。
確かに、自分に仕事が務まるのか、就職してもすぐに辞めちゃったらどうしようと永遠に悩んでしまう…
ブランクが長くなればなるほど仕事復帰しにくいよね。
実際ニート期間があっても就職はできるけど、就職したいのであれば時間との闘いになるわね
そう、ブランクが長くなればなるほど就職には不利になるってこと。根拠もあるわよ
厚生労働省の調査によると、ニート・フリーターの期間が長くなるほど、正社員への就職率がどんどん落ちていくという結果が出ています。

上の図が表しているように、ブランクが1年を超えると就職率は50%前後で、3年以上になると40%前後とかなり低くなっています。
最近の高校・大学生の新卒者の就職率が98%以上なので、ニート経験者の就職はかなり不利であることがわかります。
これだけじゃないわ、ブランク期間よりも年齢が就職率に大きくかかわってくるのよ
リクナビNEXTが企業に対して行った「未経験なら何歳まで採用しますか」という調査において、驚きの結果が。

上の図を見てもわかるように、大学を卒業したころの年齢、つまり23歳頃を境に、1年毎に、正社員未経験者を採用してくれる企業の割合がみるみる減っていっているのが見て取れます。
25歳を超えると、23歳の時と比べると、採用してくれる企業数が4分の1。このことからも、年齢が高くなればなるほど就職は不利になっていくので、正社員の就職を目指すのであれば、腰を据えている時間はないことがわかります。
ニートからだと働く自信が持てないからと、アルバイトから始めるのも良いのですが、後々は正社員になることを本気で考えているのであれば、少し不安があったとしても、最初から正社員の就職を選んだ方が良いと言えます。
時間との闘いっていうのは、ブランクが長くなれば不利になるから就職したい場合は、早く就活した方がいいってことだね
「未経験からIT系業界に就職したい」ということであれば、就職エージェントよりも就職率の高いプロエンジニア(ProEngineer)などの無料プログラミングスクールに通ってから就活した方が内定ももらいやすく、何も勉強しない時と比べると年収も高くなります。
また、コロナ禍で各企業が採用見送りや採用中止を行っている中で、唯一、IT業界の就職事情はあまり変わっていません。IT人材に関しては極度の人手不足なので、現時点でIT系に興味がないとしても、選択肢の一つには入れておいた方が、より就職成功率を上げることができます。
ポイント・ニート期間があっても正社員に就職できる
・ブランクが長くなるほど就職は不利になる
・就活は早めに取組んだ方が良い
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就職率80%以上の就活方法
あまり聞きたくない話だと思うけど、すぐにでも就職活動しないと、これから先ずっと正社員になるのは難しいわよ。だけど、これから紹介する就活方法を実践すれば大丈夫!
就活と言えば、何を思い浮かべるかな?
うーん、ジョブカフェとかハローワーク。
あっ、あとリクナビとかマイナビの就職サイトとかかな
ジョブカフェとハローワークの相談員の方は思ったよりも親切で、応募書類の書き方とか面接対策とか丁寧に教えてくれたよ。
でも、求人数が多くて、どの求人票も同じに見えて結局は選べなかったな。
あとは、就職サイト!就職サイトは嫌な思い出しかなくて、書類選考で通った試しがなかったや…
そうそう、求人検索機も並んでいることが多いから求人選びは一苦労だよね。就職サイトに関しては、ブランクがある時点で落とされちゃうから効率的には一番悪いのよ。
多くの人が、求人選びの段階で挫折したり、書類選考が通らないから自信を無くしてニート期間が長引いてしまうケースがほとんど。
だからニートやフリーターからの就職率は50%を切ってしまうのよね。
あの…あかり姉ちゃん…
そろそろニートに合った就活方法って教えてくれないでしょうか…
ごめんごめん、前置きが長くなったね。
ニートで正社員未経験であっても就職率が8割を超える就活方法は2つ。一応、就職率7割台の就活方法も合わせると3つ。今回はこの3つに絞って紹介するわよ
【就職率8割の就活方法その1】ハローワークのトライアル雇用
ハローワークには「トライアル雇用制度」というものがあります。トライアル雇用とは、仕事が未経験の人を対象とした制度で、書類選考なしで企業の面接を受けて、通ることができれば3か月の試用期間(賃金有り)をお試しで働いてみて、3か月後、あなたと企業側がお互いに合意すれば、正社員として採用されるという制度です。
トライアル雇用は、求職者にとっても一度働いてみて自分に合った仕事か確認できるので、働く不安があっても就職への一歩を踏み出しやすいというメリットがあります。また、企業側にとっても、仕事経験があまりない人を正社員として採用するのはリスクが高いので、お試し期間があることで、安心できます。
トライアル雇用を取り入れている企業に対しては、国から補助金も出るため、求職者と企業側両方にもメリットがあります。面接自体も比較的通りやすいですし、実際、試用期間から正社員へ移行する割合も8割ほどと就職率も高いのが特徴です。35歳未満であれば申し込むことができます。
トラアイル雇用の唯一のデメリットが、トライアル雇用を実施している企業が少ないため、求人の選択肢があまりないという点です。
【就職率8割の就活方法その2】若者正社員チャレンジ事業(東京都のみ対象)
東京都に在住であれば、「若者正社員チャレンジ事業」も視野にいれて就活をするといいですよ。若者正社員チャレンジ事業とは、東京都が公式にバックアップしているニート・フリーターで就職に困っている若者に向けた就職支援事業です。
29歳以下で直近2年以内に正社員の職歴が合計1年を超えなければ誰でも参加できます。どういった事業内容かというと、100社以上の東京都内の中小企業から気になる企業に申し込むと、20日間の職場体験ができます。
職場体験後、あなたと企業側がお互いに合意すれば、正社員として採用されるというものなので、トライアル雇用と少し似ています。
職場体験に参加するためには、2日間の事前セミナーや企業合同説明会に参加して、アドバイザーと相談しながら職場体験場所を決めていきます。就職が決まれば1日5000円の報奨金が出るので、20日間の実習に参加すれば10万円が支給される点は嬉しいです。
若者正社員チャレンジ事業に参加するのは基本無料で、就職率は73%と高い方です。事業に参加してから就職が決まるまでの期間は平均で3か月ほどなので、少し時間がかかることは想定しておきましょう。入社後の定着率は70%ほどなので、割とマッチングもしっかりしているので安心できます。
唯一のデメリットが、東京都でしか開催されていないということと、就職できるまでの期間が3か月かかってしまうという点です。
【就職率8割の就活方法その3】就職エージェント(転職エージェント)
最近では就職エージェントを使って就職する人も一昔前と比べると大分増えてきているわよ
そう!私の就職先が決まったのも就職エージェントだったのよね。
就職エージェント(転職エージェント)とは、ハローワークのように自分で求人を検索して応募する企業を選ぶという就活方法ではなく、エージェントがあなたの希望を聞いた上で最適な求人をいくつか選んでマッチングしてくれます。
就職エージェントの特徴として、就職までのスピードが早い所で1週間、遅い所でも1ヵ月と、選考のスピードがどの就職支援機関と比べても早いという所です。就職率は平均で8割ほど。高い所では96%というエージェントもあります。
⇒人気の就職エージェントランキング
就職エージェントを利用する際のデメリットは、自分で求人を検索できないという点です。また、就職までのスピードが早いので、自分自身のペースで時間をかけてゆっくり求人を探したい人には、就職エージェントはオススメできません。
就職率8割の就活3選(1) ハローワークのトライアル雇用
(2) 若者正社員チャレンジ事業
(3) 就職エージェント
だけど、いくら就職までのスピードが早くて、就職率が高いといっても、就職した会社がブラック企業だと意味がないよね
そうそう、就職した後の方がもっと大事だから、働く環境が良い会社を選べるかどうかが重要だよね。
でも、就職エージェントを通して就職した場合、普通に自分で就活するよりも離職する確率がかなり低いのよ!
なんでエージェントを通した方が離職率が低くなるんだろう?
それは、就職のプロが第三者の視点で分析してくれて、より自分の適性に近い求人を紹介してくれるから。
あとは、エージェントが企業と提携する際に、取材などを行う所も多く、ブラック体質のある企業を排除してくれているのも離職率が低い理由よ!
なるほど!
就職後の定着率が高い求人を代わりに選んでくれるなら嬉しいね。
⇒人気の就職エージェントランキング正社員未経験者に特化した就職エージェントとは?
そういえば、就職エージェントの中でもブランクがあると求人を紹介してもらえなかったり、正社員経験がないと登録さえできないエージェントもあったなぁ
それは、エージェント選びに失敗した可能性が高いわね。
就職エージェントの種類も様々。新卒や中途転職に特化したエージェントもあれば、帰国子女に特化したエージェントもあったりと、全国には2万社以上の人材紹介会社があるの。どんなエージェントを使ってそうなったの?
えーっと、リクナビ就職エージェントとかDODAとかが、紹介できませんって言われちゃったかな…
どちらも名の知れた良いエージェントなんだけど、リクナビ就職エージェントは新卒者用、DODAは転職者向けのエージェントなの。
他にもリクルートエージェントやリクナビNEXTもあるけど、こっちも転職者向けのエージェントね。
新卒者向けと転職者向けのエージェントもあるんだね!
それがわからなかったから最初上手くいかなかったんだ…
正社員経験がない場合や、ブランクが少しでもあるなら、正社員未経験者に特化したエージェントを利用するべきよ。
ニート経験があったり、正社員未経験の場合は、以下の条件を満たすことのできる就職エージェントを利用する方が就活は上手くいきます。
☑ 研修をしっかりしてくれる
☑ 書類選考なしで面接ができる
☑ 未経験者OKの求人が中心
☑ 離職率の低い求人を厳選
☑ ニートやフリーターに理解がある
長い間働いていないので、自分に仕事が務まるかが不安であれば研修制度がしっかりしたエージェントを選ぶ方がいいですし、書類選考がなかなか通らず困っているのであれば書類選考なしのエージェントを選ぶ方が上手くいきます。
また、職歴や資格、免許、技能などがなくて、働ける自信がない場合は、未経験OKで社内研修のしっかりした求人を中心に紹介してくれるエージェントを選ぶこともできます。
就職後のことがどうしても不安という場合は、離職率が低く、実際に就職後の定着率が高いエージェントもあります。
この条件を満たすエージェントだと、本当に不安が解消できる!
就職エージェントの使い分け方法
利用するのはどのエージェントでもタダなのが嬉しいね。
複数利用した方が内定の数も増えるし、どの会社にするか選べるから、2つ以上は比較するためにも使ってみるといいわよ。
書類選考にほぼ困らないエージェントは就職Shopとジェイックの2つだね
そうね、少しハイクラスの求人にも挑戦したい場合であれば、就職率は低いけど、いい就職プラザの方がいいわよ。私はいろんなエージェントを利用して、結構内定をもらうことができたけど、事務系の求人を紹介してもらえたのは、就職Shopと第二新卒エージェントneoの2つだけだったわ。
どのエージェントも特色があるよね。できるだけ多くの職種・業種から選んだり、IT系・事務系などの特定の職種が決まっていれば就職Shopが一番いいよね!
そうね、しかも就職Shopの場合は求人の質と、カウンセラーの質がどこよりも高いわね!
私の場合、色々エージェントを利用したけど、個人的にも就職Shopの方が一番質が高いと感じたな~
就職Shopは確かにバランス的にも質的にも申し分のないサービスがあるよね
⇒私が実際に就職Shopに行って利用してきた本音の体験談はこちら【既卒ニートの就職活動】就職エージェントvs就職サイトvsハロワ
学校を卒業していると「既卒」と呼ばれますが、既卒は学校から進路支援を受けることができないので、自力で就職活動を進めていくしかありません。ほとんどの既卒者が就活のやり方がわからず、正社員への就職を諦めてしまうケースが多いのが実態です。
確かに、既卒ニートで一人で就活するには限界があるし…
ハロワ、就職サイト、就職エージェント、どれがいいのかわからない…
ハロワ、就職サイト、就職エージェントそれぞれのメリットとデメリットを抑えておくと、就活に失敗しないわよ!
就職サイトのメリット・デメリット
◆就職サイトのメリット◆
就職サイトのメリットは、ネット上で手軽に大量の求人を検索できて、簡単に応募できるという点です。就職サイトを使った就活は、多くの求人を比較することができて、より多くの就職情報を集めるのに最も適していると言えます。
就職サイトで有名なのが「リクナビ」や「マイナビ」、「doda」などが挙げられ、新卒者や中途転職者にとっては就活の必須アイテムとも言えます。
また就職サイトには「スカウト機能」といって、事前に興味のある職種や業種、給与や条件等を登録しておくと、自分に適した求人が自動的にお知らせメールで来るので便利な就活方法と言えます。
◆就職サイトのデメリット◆
就職サイトのデメリットは、既卒でニート期間が少しでもあると、書類選考や面接で落とされやすいという点です。その理由は、就職サイトは新卒者用だったり、中途転職者向けだったりするので、空白期間があると経歴でライバルに負けてしまうので、勝ち目がないからです。
就職サイトの中には、企業側が無料で求人を掲載できる所もあるため、悪質なブラック企業も紛れていることも多々あります。そのため求人選びの際に失敗する可能性も高いと言えます。
就職サイトの最大のデメリットは、求人選びの際に人が仲介しないため、どうしてもリアルな情報が入りません。そのため、運よく就職できたとしても求人票に書いてあったことやイメージと実際の職場の現実が違いすぎて、結局短期で退職するというミスマッチが生まれやすいです。
就職サイトは書類選考と面接で上手くいった試しがなかったな…
お家の中で簡単に応募できるのは良かったけど…
新卒者とか転職者であれば就職サイトは便利だけど、既卒でニート経験があるとオススメはできないわね。
既卒ニートの就職にハロワはどうなの?ハロワのメリット・デメリット
◆ハロワのメリット◆
ハロワのメリットは、応募書類の添削や面接対策などを相談員の方が丁寧に何度でもアドバイスをくれるので、就職活動のやり方がわからなくても丁寧に就活方法を教えてもらえます。
地域によっては就職セミナーや合同説明会、面接会などが開催されていて、人事担当者と直接話せる機会が多いという点で、大きなメリットがあると言えます。ハロワに足を運んで起業説明や面接会に来るような人事担当者は、経歴よりも人物重視で採用する場合も多いです。
また、ハロワでは全国の求人を検索することができて、求人数が最も多い就職支援機関と言えます。就職活動に関しての情報はなんでも揃っている点はハロワの強みです。
◆ハロワのデメリット◆
ハロワのデメリットは、ブラック企業の求人が紛れており、求人票では簡単には見分けられないという点です。つまり求人探しで躓く可能性が高いと言えます。
また、ハロワの就職相談員は多くの求職相談に乗るため、広く浅い知識はありますが、専門性の必要な既卒ニートの就活において期待できない可能性があります。
興味のある求人票について相談しても、ハロワの相談員はその企業を訪問したり取材したりしているわけではないので、企業の内部事情は把握できていません。求人票からの判断でしかアドバイスできないので、企業によって求人票が改ざんされている場合は、ブラック企業を見抜くことが困難と言えます。
また、ハロワの求人検索機はとにかく混み合うため、求人選びにおいては効率的ではありません。ハロワのデメリットは、公的機関という立場上、特定の職種や企業を求職者にお勧めすることはできないので、ある程度自力で求人選びをする必要があります。
ハロワの就活は、求人数が多すぎて、逆にどの求人がいいのか選ぶか迷って、結局前に進まなかったなぁ
求人数が多いだけではダメなのよね。求人票も、実際の所どうなの?という視点で企業の様子を教えてくれると安心なんだけどね。
就職エージェントのメリット・デメリット
◆就職エージェントのメリット◆
就職エージェントのメリットは、提携している企業を訪問して取材しているため、求人を紹介する際にミスマッチが起こりにくいという点です。
つまり、就職エージェントが企業を訪問取材しているので、会社の内部事情や社風、上司の性格など、細部にわたって把握しているので、求職者の希望に近い求人を紹介してくれるのはメリットです。
企業と提携する際は、一定の基準を設けているため、就職エージェントが事前にブラック企業を排除してくれています。そのため、就職エージェントを通して求人選びをした方が、就職後も定着率が高く、頑張って入社した会社がブラック企業だった…という心配が少ないのが大きなメリットです。
就職エージェントの中には、書類選考なしや未経験OKの求人を集めているエージェントもあるため、既卒ニートにとっては嬉しい就活方法だと言えます。書類選考なしで優良企業と面接できるため、就職成功率が高く、就職までのスピードが早いのもメリットです。
◆就職エージェントのデメリット◆
就職エージェントのデメリットは、自分で求人検索できないという点です。就職エージェントでの就活は、基本的にエージェントが希望を聞いた上で適正な求人を複数選んでくれて、その中からあなたが自分に合った求人を選ぶというシステムです。
そのため、求人選びは全部自分で進めたいという性格であれば、就職エージェントは合いません。また、質の悪い就職エージェントを選んだ場合、適正ではない求人を選択させられる可能性が高いです。
質の悪い就職エージェントだと、持っている求人数が少ないため、求職者の希望は無視して、持っている求人しか選択肢がないように仕向けてきます。その点、就職エージェント選びに失敗すると、就活自体も失敗する可能性が高いので注意が必要です。
あと、就職エージェントは地方に少ないため、地方に住んでいる方は、就活の選択肢としてハロワやジョブカフェしかないという事になります。利便性の面ではデメリットと言えます。
私も、最初どの就職エージェントが良いのか全くわからなかったから苦労したなぁ…
実際に就職エージェントに行かないとわからないこともあるからね。
あとは、担当者との相性もあるから、エージェントは最低2つは利用して比較した方が、就活には失敗しにくいわよ。
ニート(私)は就職エージェントとハロワの両方を使って成功した
就活を上手くいかせるためには、
ニート(私)は就職エージェントとハロワの両方を利用するべき
だと考えています。
ネットでは、ハロワを悪く言う人もいますが、ハロワの就職支援員はとても親切で丁寧です。ニートの私でも、優しくサポートしてくれました。
ハロワは履歴書や職務経歴書、自己PR、エントリーシートなどの応募書類の添削をメインで手伝ってもらって、面接対策も本番さながら付き合ってくれました。
就職エージェントは、ネット非公開の優良求人を持っていることが多く、ニートの私でも優良企業に履歴書や書類選考なしで面接できたので、求人を選ぶ時に利用すると、就活の質が上がると感じました。
死ぬほど苦労しても、就活が上手くいくわけではありません。なぜなら正社員経験がないから。
こちらが一生懸命就職活動していても、実際は、
☑ 面接で人事担当者の採用意欲がない
☑ 書類選考で通らない
☑ ブラック企業を選ぶ確率が高い
と、どんなに頑張っても虚しくなり、結局は就活を諦めてニート期間が長くなっていくのです。
運よく面接まで行けても、面接の質問で聞かれることは、
☑ この空白期間は何してたの?
☑ この空白期間で学んだことは?
☑ これまでのあなたの経験をこの企業で生かせることは何?
☑ どうして大学中退したの?
☑ 大学中退したってことは、ウチの会社も途中で辞めない?
このような質問を浴びせられ、自信を失うだけの面接がほとんどです。ハロワでは、ニートの私にとって不利な就活をどうにかするノウハウはありませんでした。
ハロワの相談員からのアドバイスとしては、ただ、
「面接を続けていれば、必ず理解してくれる企業があるから、頑張りましょう。」
面接を何十社も続けていると、途中で心が折れます。自分には価値がないと思ってしまいます。心を強く持っている人であれば、採用されるまで歯を食いしばって頑張り続けると思いますが、私はそれほど強くはありませんでした。
だから私は就職エージェントを利用することにしました。
就職エージェントを利用すると、
☑ 書類選考なしの面接なので履歴書を何度も書く必要がない
☑ 面接が学歴や職歴などの経歴重視ではなく人物重視
☑ 人事担当者がブランクがあること前提で採用意欲がある
☑ 圧迫面接ではなく打ち合わせのような面接なので楽
☑ 求人探しに膨大な時間を使わなくて済む
☑ 就活の悩みや不安をなんでも相談できる
☑ ブラック企業に就職する心配がほとんどない
☑ 自分で求人探しするよりも優良企業に出会える
など、これまで悩んできたことを一瞬で解決してくれました。これまで就職活動にどれだけのお金と時間を費やしてきたかわかりませんが、就職エージェントを利用したことで、就活の無駄な出費と時間が省けて、しかも超ホワイト企業を紹介してもらって就職することができました。
ハロワでも応募書類は手伝ってもらいましたが、就職エージェントでの就活に応募書類の提出は不要でした。
企業毎で面接の攻略法が違うので、就職エージェントでは、それぞれの企業に合った面接対策をしてもらえます。ハロワでも面接対策をしてもらえましたが、就職エージェントでの面接対策の方が、その企業に特化した対策だったので、採用してもらえる確率も高くなったと実感しています。
ニート・フリーター期間があって就職活動を死ぬ気で頑張っていて、手助けしてほしい、そう感じているなら、一度就職エージェントを利用してみてください。
どの就職エージェントを利用すべきが迷っているのであれば、「就職Shop」をまず利用してみるといいですよ。私の就職先を紹介してくれたお墨付きのエージェントです。
ニート・フリーター・既卒・大学中退専門の就職エージェントは、全国でも8社のみ。

私は、これら全ての就職エージェントを実際に利用してきました。
実際に私でも利用できて、質の良い就職エージェントは3~4社のみ。この中でも、就職支援サービスが断トツで良かったのは「就職Shop」でした。

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女性ニートは就職できる?女性でどんな就職先が選べるの?
一昔前までは、女は家庭、男は仕事という時代でしたが、今では、働く女性の割合も増えてきて、最近では「女性活躍推進法」という法律もできました。女性活躍推進法のお陰で、男性との給与や待遇の差が縮められてきたので、女性でもより働きやすい環境になったと言えます。
更に最近では、働き手不足が深刻なので、女性のニートであっても就職しやすくなっています。とはいえ、男性よりも就職率が低いのも事実。女性ニートの場合、正社員への就職率はどれくらいなのか調べてみました。
厚生労働省が「ニート・フリーターからの正社員への就職率」を調べた結果、3年以上ニート・フリーター期間が続いている場合、男性の就職率は48.9%、女性の就職率は38.3%という結果になりました。
→図
これは、最近の新卒者の就職率が98%を超えているという現状を考えると、女性ニートの就職率が38.3%という結果は、就職がかなり不利になっていると言えます。
また、女性の場合、出産・育児もライフプランとしてあり得るため、年齢が高くなるほど、企業側も「すぐに辞められてしまうリスク」を考えてしまい、採用されにくくなるという可能性が高いです。
その根拠としては、女性が第一子を出産するタイミングで、6割が会社を退職するそうです。つまり、企業側にとっては20代後半の女性を採用するのは乗り気でない可能性があるということです。
もし今後、正社員への就職を考えているのであれば早い方がいいでしょう。
女性ニートだとどんな就職先が選べるの?
女性に人気がある職種は「事務職」です。しかし、女性ニートでブランクがあると、現実的にどういった就職先が多いのでしょうか。
これは私の体験談になります。私自身、ニート歴がある中で就活をしてきて、「就職先は思ったよりも多い」と感じたのが正直な所です。
例えば、営業系やIT系(インフラエンジニア、システムエンジニア)、製造工場、デザイナー、販売系、不動産事務などが多かったです。
事務職の倍率は非常に高いです。事務職は、経験者が優遇され、ニート歴があると話にならないと思っていましたが、就職Shopと第二新卒エージェントneoからは事務系の求人を紹介してもらえました。
一応、「IT系の事務職から始めてシステムエンジニアになる」という求人であれば、いい就職.comでも紹介されましたが、事務職の求人は期待しない方がいいです。
私は地方出身で、私の地元には、職種も販売系と限られていました。そのため地方から上京したり、親戚のおばさんがいる名古屋で就活したりと経験してきましたが、「地域によって女性ニートが就職しやすい職種が異なる」ということに気づきました。
例えば、東京や東北であればIT系の求人が多いですが、名古屋や大阪はメーカーが多いので、製造工場や中小企業の商社が必然的に多くなります。
「女性ニートの就職先は地域によるものが大きい」というのが答えになりますが、職種の選択肢をある程度持っておきたいということであれば、職種や求人数の多い就職エージェントを利用した方がいいです。
職種や求人数が多いと、タイミングが合えば事務職が紛れている可能性があります。また、職種や求人数が多いと、女性でも長く働ける環境の会社であったり、産休・育休がしっかりとれる会社が割合的に多い傾向にあります。
私は、女性ニートこそ職種・求人数の多い就職エージェントを利用した方が将来的には良いと考えています。
すべての就職エージェントを利用した中で、多くの職種や求人の数があると感じたエージェントは、就職Shopと第二新卒エージェントneoの2つだけです。
特に就職Shopは職種・求人数が豊富で、「この求人は紹介できません」と言われたことはありませんでした。
就職Shopでは、求人数が少ないと言われている事務職や、未経験では紹介が不可能と言われていたマーケティングの求人を両方紹介してもらえたので、その点は良かったです。
第二新卒エージェントneoは営業系の求人が多いとされていますが、女性であれば事務系の求人も稀に紹介してもらえます。まずは就職Shopで話を聞いてみて、なければ第二新卒エージェントneoを利用してみるという流れが理想的です。
女性ニートの就職は20代後半から急に厳しくなります。私が体験してそう感じました。正社員になれる年齢制限は30歳というのは有名な話ですが、女性の場合はそれよりも早いです。早めに行動して、良い会社と出逢えるといいですよね。
ちなみに、年齢が30歳を超えていたり、就活しても空白期間やブランクがあって、「どこからも良い返事がもらえない…」という方であれば、介護職を検討してみるといいですよ。介護職はどうしてもきついイメージがあると思いますが、デイケアや有料老人ホームなどちゃんと職場を選べば、1つの職場で長く定着する方も少なくありません。
もし、介護職を検討したいという方であれば、私が紹介しているエージェントではなく、『介護士ママ』さんという方のブログで紹介している、『マイナビ介護職』という就職エージェントの方がおすすめです。
参考記事:介護転職7回の私が本当に役立った!転職サイト・転職エージェント比較ランキング
少しでも、あなたの就職の後押しができれば幸いです。

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